JPH04125661A - 電子写真装置の現像剤撹拌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　　　要〕 電子写真装置の現像剤撹拌装置に関し、現像ケース内で
の現像剤の偏在を解消することを目的とし、 現像器ケース内に現像剤を撹拌する撹拌軸を備える電子
写真装置の現像剤撹拌装置において、前記撹拌軸の外径
を部分的に異ならせて現像器ケースとの現像剤流通路の
大きさを部分的に異ならせた構成とした。

〔産業上の利用分野〕

この発明は、電子写真装置に関し、特に、電子写真装置
の現像剤撹拌装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、電子写真装置の現像器は、例えば第５図に示す
ように、現像ケース１の内部に収納した現像剤２を付着
して感光体３の表面に沿って送られる用紙に運ぶマグロ
ール４と、用紙から余分な現像剤２を回収する回収マグ
ロール５と、現像剤２を撹拌する撹拌軸６と、用紙から
回収された現像剤２の流れを規制する流れ規制板７とを
備えている。そして、現像剤２を構成するトナーの濃度
が所定値以下になったことを１度センサ８が検出すると
、トナー補給部９のトナー補給軸９ａが回転して、所要
量のトナーが供給され、現像剤２のトナー濃度が一定に
保持されるようにしている。

なお、現像剤２は粒状の磁性体キャリアとトナー粉末と
の混合物であり、キャリアは消費されることなくマグロ
ール５によって回収される。

撹拌軸６は、撹拌効率を高めるため、例えば第３図に示
すように、スクリュー状に捩じ曲げた多数のバドル６ａ
を備えており、回転することによって現像剤２を撹拌し
ながら回転軸心の一端側に移動させる。従来の撹拌軸６
はできるだけ現像剤２の回転軸心方向の分布を平均化さ
せるため、外径を一様にしている。

流れ規制板７は回収マグロール５から落下する現像剤２
および穂切りブレード１０によりマグロール４よりはぎ
取られた現像剤２をフィン７ａによって撹拌軸６の回転
軸心の他端側に移動させながら落下させるように形成さ
れている。

〔発明が解決しようとする課題］ ところが、現像器内に例えば濃度センサ８を設けると、
これが現像剤２の流動の障害となり、例えば第３図（ａ
）に示すように、その近傍に現像剤２が集積される。す
なわち、現像ケース１内で現像剤２が撹拌軸６の回転に
より撹拌されながら図上、右方向に移動し、回収時に流
れ規制板７のフィン７ａにより左方向に流動される。現
像器ケース１内の中央部に濃度センサ（透磁率センサ）
８が配置され、この周囲に二重ハンチングで示すように
現像剤２が滞留して集積し易くなっている。

また、現像剤２の撹拌性、流動性、均質性や現像器ケー
スｌの形状等によっては現像剤２の流れが撹拌軸６の軸
心方向で不均一になり、例えば第３図（ｂ）に示すよう
に現像器ケース１内の一端部に現像剤２が集積すること
がある。すなわち、濃度センサ８が現像器ケース１内に
突出しないように設けられている他は第３図（ａ）に示
す従来例と同様に構成している。ただし、この従来例で
は、現像剤２の撹拌性、流動性、均質性や現像器ケース
１の形状等の何らかの理由によって現像器ケース１内の
右側部にハンチングで示すように現像剤２が集積して溜
まる。更に、例えば第３図（ｃ）に示すように、現像器
ケース１内の両端部に現像剤２が集積したりすることが
ある。すなわち、現像剤２の撹拌性、流動性、均質性や
現像器ケース１の形状等の何らかの理由によって現像器
ケース１内の両端部にハツチングで示すように現像剤２
が集積して溜まる。

このような現像剤２０局部的な集積が起こると、現像剤
２が現像器ケースｌから流出したり、トナーの濃度制御
が不安定になったりして、印字障害を招くことになる。

この発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであって
、現像器ケース内での現像剤の偏在を解消できるように
した、電子写真装置の現像剤撹拌装置を提供することを
目的とするものである。

〔課題を解決するための手段］ この発明は、例えば第１図（ａ）〜第１図（ｄ）に示す
ように、現像器ケース１内に現像剤２を撹拌する撹拌軸
６を備える電子写真装置の現像剤撹拌装置において、上
記の目的を達成するため、前記撹拌軸６の外径を部分的
に異ならせて現像器ケースｌとの現像剤流通路の大きさ
を部分的に異ならせたことを特徴とする、電子写真装置
の現像剤撹拌装置である。

〔作　　　用〕

撹拌軸６の撹拌力は径が大きくなるほど強くなる。従っ
て、多量の現像剤２が集積してくる部位で撹拌軸６の径
を大きくすれば多量の現像剤２をそこから排出でき、結
果的にその部位に現像剤２が集積しなくなる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図（ａ）に示すこの発明の一実施例では、撹拌軸６
の外径がその軸心方向の中央部で拡大してある。その他
の構成は、第３図（ａ）の従来例と同様に構成している
。

この実施例に係る電子写真装置の現像剤撹拌装置では、
撹拌軸６の中央部の径を拡大しているので、濃度センサ
８の周囲に集積する多量の現像剤２が撹拌軸６の中央部
によって強力に撹拌され、濃度センサ８の周囲から排除
される。その結果、濃度センサ８の周囲に現像剤２が集
積し、現像器ケース１の中央部から現像剤２が溢れて流
出することや、トナーの濃度制御が不安定になることを
防止することができる。

第１図（ｂ）に示すこの発明の他の実施例では、撹拌軸
６の外径が右半部分で拡大しである。その他の構成は、
第３図（ｂ）に示した従来例と同一に構成している。

このように右半部分で撹拌軸６の径を拡大すると、撹拌
軸６の撹拌力が右半部分で強くなり、左半部分から移動
して来る多量の現像剤２を右半部分から多量に排出する
ことができ、現像器ケース１内の右側部に現像剤２が集
積することが防止される。その結果、現像器ケースｌの
右側から現像剤２が溢れて流出することや、トナー濃度
の制御が不安定になることを防止できる。

第１図（ｃ）に示すこの発明のまた他の実施例では、撹
拌軸６の両端部の径が拡大されている。その他の構成は
第３図（ｃ）または第３図（ｂ）に示した従来例と同一
に構成している。

このように撹拌軸６の径を両端部で拡大すると、撹拌軸
６の撹拌力が両端部分で強くなり、中央部から移動して
来る多量の現像剤２を両端部分から多量に排出すること
ができ、現像器ケース１内の両端部に現像剤２が集積す
ることが防止される。

その結果、現像器ケースｌの両端部から現像剤２が溢れ
て流出することや、トナー濃度の制御が不安定になるこ
とを防止できる。

第１図（ｄ）に示すこの発明のもう一つの実施例では、
撹拌軸６の中央部と右半部分とが連続して大径に形成さ
れる。この実施例の他の構成は、第３図（ａ）あるいは
第３図（ｂ）に示す従来例と同様に構成している。

この実施例によれば、撹拌軸６の中央部及び右半部分を
大径に形成しているので、左側部から右側部に移動して
来る多量の現像剤２及び濃度センサ８の周囲に集積する
現像剤２が強力に排除され、現像器ケース１内の濃度セ
ンサ８の周囲及び右側部への現像剤２の集積が防止され
、現像器ケース１の中央部及び右側部から現像剤２が溢
れて流出したり、トナー濃度の制御が不安定になったり
することを防止できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、現像器ケース内の現
像剤が集積し易い部位で撹拌軸の外径を拡大してその部
位での撹拌軸の撹拌力を強力にしているので、その部位
に移動して来る多量の現像剤を強力にその部位から排除
して、その部位に現像剤が集積することを防止でき、現
像剤の集積によって現像剤が現像器ケースから溢れて流
出することや、トナー濃度の制御が不安定になることを
防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）乃至（ｄ）はそれぞれこの発明の異なる実
施例に係る電子写真装置の現像剤撹拌装置の模式図であ
り、第２図は一般的な現像器の縦断側面図であり、第３
図（ａ）乃至（ｃ）はそれぞれ現像剤集積状態が異なる
従来の電子写真装置の現像剤撹拌装置の模式図である。 図中、 １・・・現像器ケース、 ２・・・現像剤、 ３・・・感光体、 ６・・・撹拌軸、 ７・・・流れ規制板、 ８・・・濃度センサ。 （ａ） （ｂ） 実施例の模式図 第 図 （ｃ） （ｄ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕現像器ケース（１）内に現像剤（２）を撹拌する
   撹拌軸（６）を備える電子写真装置の現像剤撹拌装置に
   おいて、 前記撹拌軸（６）の外径を部分的に異ならせて現像器ケ
   ース（１）との現像剤流通路の大きさを部分的に異なら
   せたことを特徴とする、電子写真装置の現像剤撹拌装置
   。 〔２〕現像器ケース（１）内に配置された濃度センサ（
   ８）に対向する部位で撹拌軸（６）の外径を拡大した請
   求項１に記載の電子写真装置の現像剤撹拌装置。