JPH04125296U - ウインチのワイヤ固定構造 - Google Patents

ウインチのワイヤ固定構造

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JPH04125296U
JPH04125296U JP3891391U JP3891391U JPH04125296U JP H04125296 U JPH04125296 U JP H04125296U JP 3891391 U JP3891391 U JP 3891391U JP 3891391 U JP3891391 U JP 3891391U JP H04125296 U JPH04125296 U JP H04125296U
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JP
Japan
Prior art keywords
wire
hole
winch
drum
winch drum
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Pending
Application number
JP3891391U
Other languages
English (en)
Inventor
博史 内藤
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着性にすぐれ、かつウインチドラムのワイ
ヤ巻取方向を制約しないウインチのワイヤ固定構造を提
供する。 【構成】 ワイヤ7の端末に円筒部8aと平坦部8bと
を有する略鍵形の係止部8をカシメ結合により設ける。
ウインチドラム1の円筒部4に前記係止部8の断面形状
に対応する形状の貫通孔5を設ける。前記係止部8を貫
通孔5内に挿入して回動することにより係止部8の平坦
部8bをドラム内壁面に掛止させて貫通孔5から抜け出
ないように固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウインチドラムにワイヤを取り付けるためのワイヤ固定構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、オフロード車に搭載されるウインチの場合、ウインチドラムに対するワ イヤの取り付けとしては、ウインチドラムの円筒部(ワイヤ巻取部)に取り付け るタイプのものと、ウインチドラムのフランジに取り付けるタイプのものとが知 られており、そして前者の円筒部に取り付ける例としては、たとえば図6〜図8 に示すようなものが知られている。 これは、ウインチドラム21の円筒部22に円形の孔23を設け、この孔23 にワイヤ24の端末にカシメ結合された係止部25を通し、この係止部25を2 枚の固定板26により挟んでボルト27とナット28により固定することにより ワイヤ24が円筒部22孔23から抜け出ないように固定する構造である。
【0003】 ところが、上記固定構造では、ウインチドラム21の孔23にワイヤ24を通 してから固定板26の取り付けを行わねばならず、作業が面倒であること、取り 付けのための部品点数が多いこと、切断等に伴うワイヤ24の交換が面倒である こと等の点に不具合がある。 そのため、このような不具合を解決できる固定構造としては、たとえば実開平 2−81895号公報に示されるような技術を挙げることができる。この公報に 示されたワイヤの固定構造は、ウインチドラムの円筒部にワイヤ端末部にカシメ 結合された係止部の挿入を許容する円形孔と、この円形孔に連続して円周方向に ワイヤ径相当の幅寸法を持つ溝とを設け、ワイヤ端末の係止部を前記円形孔に挿 入後、溝に沿って移動させて係止部をドラム内壁面に掛止させるようにしたもの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のワイヤ固定構造の場合、円形孔へ挿入したワイヤ端 末の係止部を溝に沿って移動させて係止する方式であることから、ウインチドラ ムのワイヤ巻取方向に関して制約を受けることになる。つまり、ワイヤが溝から 抜け出る方向をワイヤ巻取方向として設定することができず、結果として従来の 固定構造では、ウインチドラムの巻取方向の設定が一方向に制限されるという不 具合があった。
【0005】 そこで本考案は、上述の問題に鑑み、装着性にすぐれ、しかもウインチドラム のワイヤ巻取方向の設定に制約を受けないウインチのワイヤ固定構造を提供する ことを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成している。すなわち、本 考案は、ワイヤ端末にワイヤ径よりも太い非円形の係止部を形成する一方、ウイ ンチドラムの円筒部に前記係止部の断面形状に対応する形状の貫通孔を設け、前 記係止部を前記貫通孔からウインチドラム内に挿入して軸線回りに所定角度回動 することによりドラム内壁面に掛止する構成としたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
上述のように構成された本考案に係るウインチのワイヤ固定構造にあっては、 ワイヤ端末に設けられた非円形の係止部を、ウインチドラムの円筒部に設けられ た貫通孔に挿入して回動するという簡単な操作を行うことでで取り付けることが できる。このように取り付けられるワイヤは、ウインチドラムのワイヤ巻取方向 をいずれの方向に設定してもウインチドラムから抜け出ることなく確実に掛止固 定される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図5に基づいて具体的に説明する。ウインチド ラム1は、図1に示すように、左右にフランジ2,3を備えた両端開放の円筒形 に形成され、ワイヤ巻取部である円筒部4には、図1〜図3に示すように、一方 のフランジ2のやや内寄りに鍵形の貫通孔5、具体的には円形部とこれに連なっ て円周方向に所定長さで対称的に延びる2個の直線部とを有する形状の貫通孔5 が形成されている。 また、円筒部4の内壁面側において貫通孔5から軸方向にややずれた位置には 回り止め用の2個の突起6が円周方向に所定の間隔を置いて中心方向に向けて突 設されている。
【0009】 一方、ワイヤ7の端末部にカシメ結合される係止部8は、図4に示すように、 その断面形状が前記貫通孔5の形状に対応する形に形成されている。すなわち、 円筒部8aとこれに連なる放射方向に対称的に所定長さで張り出す2枚の平坦部 8bとを備えた形状に形成されている。そして、前記2個の突起6の間隔が係止 部8の平坦部8bの厚みよりもやや大き目に設定されている。 なお、本実施例では、図3に示すように、ウインチドラム1のフランジ2より も外側円筒部がやや小径に形成されて段差部が存在しているため、これに対応さ せるために前記係止部8における一方の平坦部8bの上端が段差状に切り落とさ れている。
【0010】 本実施例は、上述のように構成したものであり、図1及び図3に示すように、 ワイヤ7の係止部8をその平坦部8bが貫通孔5の直線部に対応させた状態で該 貫通孔5に挿入してから、段差付きの平坦部8bが外側となるように90度回動 させて引き上げれば、図4に示すように、平坦部8bの上端がウインチドラム1 の円筒部内壁面に当接されて抜け止めされ、また段差のない方の平坦部8bが2 個の突起6間に入り込んで回り止めされる。かくして、ワイヤ7はウインチドラ ム1に対して掛止されることになり、このようにして取り付けられるワイヤ7は 、ウインチドラム1のワイヤ巻取方向がいずれに設定されても貫通孔5から抜け 出ることなく確実に固定される。
【0011】 なお、本実施例では、ドラム内壁面に回り止め用の突起6を設けているが、こ の突起6は、絶対的な必要部品ではない。なぜならば、係止部8の平坦部8bの 上端がドラム内壁面の軸方向に沿って当接された状態に保持されている限り該係 止部8は、ドラム内壁の円弧面によって回り止めされるからである。従って、突 起6は場合によっては省略しても差し支えない。 また、貫通孔5とこれに対応する係止部8の形状は、必ずしも図示の形状に限 られるものではなく、様々に変更が可能であり、要するに係止部8を貫通孔5に 挿入してから回動したとき係止部8の上端面の一部がドラム内壁面に掛止するよ うな形状、つまり非円形であれば足りる。
【0012】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案に係るウインチドラムのワイヤ固定構造によれば 、ウインチドラムの円筒部に設けた貫通孔にワイヤ端末の係止部を挿入してから 回動させるだけで取り付け得るので、その取付けがすこぶる簡便化される。そし て、ウインチドラムに取り付けられたワイヤは、ウインチドラムのいずれの回転 方向に対しても抜け出ることなく確実に固定されるため、ウインチドラムのワイ ヤ巻取方向の設定に対して何ら制約を与えることがない。さらには、取付が容易 なことに加え、取り外しもまた簡単であることから、ワイヤが切断した場合や新 しいワイヤと交換するときの交換作業を簡便に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るワイヤ固定構造を示す分
解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ワイヤ取付前の拡大斜視図である。
【図4】ワイヤ取付状態を示す一部切断斜視図である。
【図5】ワイヤ取付状態の上面透視図である。
【図6】従来のワイヤ固定構造を示す分解斜視図であ
る。
【図7】同じく取付状態の断面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1…ウインチドラム 4…円筒部 5…貫通孔 7…ワイヤ 8…係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ端末にワイヤ径よりも太い非円形
    の係止部を形成する一方、ウインチドラムの円筒部に前
    記係止部の断面形状に対応する形状の貫通孔を設け、前
    記係止部を前記貫通孔からウインチドラム内に挿入して
    軸線回りに所定角度回動することによりドラム内壁面に
    掛止する構成としたウインチのワイヤ固定構造。
JP3891391U 1991-04-25 1991-04-25 ウインチのワイヤ固定構造 Pending JPH04125296U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3891391U JPH04125296U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 ウインチのワイヤ固定構造

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JP3891391U JPH04125296U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 ウインチのワイヤ固定構造

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Publication Number Publication Date
JPH04125296U true JPH04125296U (ja) 1992-11-16

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ID=31920310

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3891391U Pending JPH04125296U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 ウインチのワイヤ固定構造

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JP (1) JPH04125296U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008053787A1 (fr) * 2006-10-30 2008-05-08 Max Co., Ltd. Dévidoir

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008053787A1 (fr) * 2006-10-30 2008-05-08 Max Co., Ltd. Dévidoir

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