JPH04125062U - 水電解装置付溶接機 - Google Patents

水電解装置付溶接機

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JPH04125062U
JPH04125062U JP3344791U JP3344791U JPH04125062U JP H04125062 U JPH04125062 U JP H04125062U JP 3344791 U JP3344791 U JP 3344791U JP 3344791 U JP3344791 U JP 3344791U JP H04125062 U JPH04125062 U JP H04125062U
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JP
Japan
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pressure
gas
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electrolytic cell
thyristor
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Application number
JP3344791U
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English (en)
Inventor
清 平田
Original Assignee
サン・ウエル機材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電解槽内の水を電気分解して発生した水素及
び酸素のガス圧力を一定に保って、そのガスの燃焼炎の
長さや太さを安定化することにより、ろう付け作業等の
製品歩留り率を向上する。 【構成】 電解槽1内の水を電気分解して発生したガス
の圧力を圧力センサ7で検出して、その圧力検出値Pr
が圧力設定用ボリューム12で設定した圧力目標値Pa
より低い場合には、制御装置11によりサイリスタ10
a・10bをオンして電解槽1へ電力を供給し、逆に、
圧力検出値Prが圧力目標値Paより高い場合には、サ
イリスタ10a・10bをオフして電解槽1への電力供
給を遮断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水の電気分解により発生させた水素と酸素との燃焼炎によって、ろ う付け等の溶接作業を行う、水電解装置付溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水電解装置付溶接機は、例えば図5に示すように、次の構成を有するも のがある。 すなわち、電源用入力端子8a・8bと電解用電力出力部9a・9bとの間に、 ガス供給路5のガス圧力を検出するリミット式の圧力スイッチ17を直接挿入す るか、又はマグネットスイッチ18を介して、電解用電力を供給する整流器16 a・16bを設けてある。 そして、電解槽1内の水を電気分解して発生した水素と酸素とを、トーチ2の 火口3へ供給可能に構成してある。 さらに、上記電解槽1のガス出口4から上記トーチ2の火口3に至るまでのガ ス供給路5に、流量調節弁6を設けてある。 そして、燃焼炎の大きさや太さを安定させるために、前記圧力スイッチ17に より直接、又は前記マグネットスイッチ18を介して、電源をオンオフし、発生 するガスの圧力を調節していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術では次の問題がある。 電源電圧や周囲温度などの変動により電解槽1内の水の電気分解の速度が変わ るため、発生するガスの圧力が変わり、火口3の燃焼炎の長さや太さが変動する。 又、機械式でヒステリシスの大きいリミット式圧力スイッチ17やマグネット スイッチ18のオンオフ制御では、微細な炎の調整がやりにくい。 本考案は、火口3の燃焼炎の長さや太さをほぼ一定、かつ、微細な調整を可能 にすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を達成するために、次のように構成したものである。 (請求項1の考案) 例えば図1に示すように、電解槽1のガス出口4からトーチ2の火口3に至る までのガス供給路5のガス圧力を検出する圧力センサ7を設ける。 又、電源用入力端子8a・8bと電解用電力出力部9a・9bとの間に、電力 供給をオンオフするサイリスタ10a・10bを設ける。 さらに、上記圧力センサ7の圧力検出値Prと圧力目標値Paとの比較に基づ いて上記サイリスタ10a・10bをオンオフ制御する制御装置11とを備える。 そして、上記制御装置11は、上記圧力センサ7の圧力検出値Prが圧力目標 値Paよりも低い場合には、上記サイリスタ10a・10bをオンするのに対し、 その圧力検出値Prが上記圧力目標値Pa以上の場合には、上記サイリスタ10 a・10bをオフ可能に構成する。 (請求項2の考案) 例えば図2に示すように、前記制御装置11は、前記サイリスタ10a・10 bをオンオフ制御することに代えて、前記サイリスタ10a・10bを位相制御 させて構成する。
【0005】
【作用】
本考案は次のように作用する。 通常の場合、電解槽1からのガス発生量がトーチ2のガス使用量より大きい事 を前提として説明する。 (請求項1の考案) 例えば図1に示すように、ガス供給路5のガス圧力が圧力センサ7で検出され、 その圧力検出値Prと圧力設定用ボリューム12で設定した圧力目標値Paとを 電圧比較器13により比較して、圧力検出値Prの方が圧力目標値Paより低け れば、制御装置11のサイリスタ駆動部14によりサイリスタ10a・10bが オン状態となる。 サイリスタ10a・10bがオンして電解用電力を供給している間は、電解槽 1で絶え間無く水素及び酸素ガスが発生するから、ガス供給路5のガス圧力は時 間とともに段々と高くなって行く。 そのガス圧力の圧力検出値Prが圧力目標値Paより高くなった時点で、制御 装置11のサイリスタ駆動部14がサイリスタ10a・10bをオフして電力供 給を断つから、電解槽1でのガス発生は中断される。 引き続いてトーチ2でガスが使用されて、ガス圧力の圧力検出値Prが圧力目 標値Paよりも低くなると、再び制御装置11のサイリスタ駆動部14によりサ イリスタ10a・10bがオンされ、電解槽1でのガスの発生が再開される。 このため、ガス供給路5のガス圧力の変動幅は、圧力センサ7や制御装置11 の誤差、及び、電解槽1でのガス発生中断の遅れ、などによる総合誤差分だけで 済み、圧力目標値Paの上下の小さい脈動幅内のほぼ一定の圧力に保たれる。
【0006】 (請求項2の考案) 例えば図2に示すように、前記制御装置11は、前記サイリスタ10a・10 bを電源周波数に対して位相制御する。 すなわち、前記電圧比較器13の出力を電源周波数に同期した鋸歯状波電圧発 生器15に与え、ガス供給路5のガス圧力の圧力検出値Prと圧力目標値Paと の差分の大小に比例した電源周波数の位相を得て、その位相でサイリスタ駆動部 14を介してサイリスタ10a・10bをオンさせる事により、電解槽1に流れ る電流を増減してガス発生量を増減させる。 又、ガス圧力の圧力検出値Prが圧力目標値Paより高くなった場合は、サイ リスタ駆動部14がサイリスタ10a・10bをオフして電力供給を断つから、 電解槽1でのガス発生は中断される。 引き続きトーチ2でガスが使用されて、ガス圧力の圧力検出値Prが圧力目標 値Paよりも低くなると、再びサイリスタ10a・10bがその差分に比例して 位相制御され、再開された電解槽1でのガスの発生量はその電流に比例する。 このように、サイリスタ10a・10bが位相制御されて、ガス発生量がガス 圧力の圧力検出値Prと圧力目標値Paとの差に比例するから、ガス供給路5の ガス圧力は、より精密に圧力目標値Paに近いほぼ一定の圧力に保たれる。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。 (請求項1の考案) 従来技術での機械式でヒステリシスの大きいリミット式圧力スイッチ17やマ グネットスイッチ18のオンオフ制御によらず、動的メカニズムの無い電気式圧 力センサ7でガス圧力を検出するようにしたから、ガス供給路5のガス圧力は、 総合誤差分だけ圧力目標値Paの上下に小さく脈動しながらもほぼ一定の圧力に 保たれ、炎の長さや太さをほぼ一定にすることが出来る。 又、制御装置の回路が簡単で占有スペースが小さくて済む。 (請求項2の考案) ガス供給路5のガス圧力は、サイリスタ10a・10bの位相制御により圧力 目標値Paに近いほぼ一定の圧力に保たれ、トーチ2の燃焼炎の微細な調整を可 能にし、非常に高精度である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面で説明する。 (第1実施例) 図1は、水電解装置付溶接機の系統図である。 図において、電解槽1内の水を電気分解して発生した水素と酸素とを、トーチ 2の火口3へ供給可能に構成し、さらに、上記電解槽1のガス出口4から上記ト ーチ2の火口3に至るまでのガス供給路5に、流量調節弁6を設けてある。 そして、ガス供給路5のうちの上記流量調節弁6よりも上流側のガス圧力を検 出する、例えばピエゾ抵抗型圧力センサ7を後述する制御装置11内に設ける。 又、電源用入力端子8a・8bと電解用電力出力部9a・9bとの間に電力供 給をオンオフするサイリスタ10a・10bを設ける。
【0009】 さらに、上記圧力センサ7の圧力検出値Prと、圧力設定用ボリューム12で 設定した圧力目標値Paとを、電圧比較器13で比較する事に基づいてサイリス タ駆動部14で上記サイリスタ10a・10bをオンオフ制御する、制御装置1 1を備えてある。 そして、ガス供給路5のガス圧力が圧力センサ7で検出され、その圧力検出値 Prと上記圧力目標値Paとを上記電圧比較器13により比較して、圧力検出値 Prの方が圧力目標値Paより低ければ、上記制御装置11のサイリスタ駆動部 14により上記サイリスタ10a・10bがオンするのに対し、その圧力検出値 Prが圧力目標値Pa以上の場合にはサイリスタ10a・10bをオフするよう に、スイッチング制御させて電解槽1への供給電力をオンオフし、発生するガス の圧力をほぼ一定に保つように構成してある。 尚、符号20は、ガス出口4の直後に設けられた多孔質セラミックのフィルタ、 符号21は、ガス供給路5に設けられたガス圧力計である。
【0010】 (第2実施例) 図2の第2実施例では、前記電圧比較器13の出力を電源周波数に同期した鋸 歯状波電圧発生器15に与え、ガス供給路5のガス圧力の圧力検出値Prと圧力 目標値Paとの差分の大小に比例した電源周波数の位相を得て、その位相でサイ リスタ駆動部14を介してサイリスタ10a・10bをオンさせる事により、電 解槽1に流れる電流を増減してガス発生量を増減させ、ガスの圧力をほぼ一定に 保つように構成する。
【0011】 さらに、第3実施例として図3に示すように、流量調節弁6の上流側でガス供 給路5に電磁開閉弁22を設け、この流量調節弁6はトーチ2のガス流量を一定 にしぼるだけで、作業の中断などの場合には、例えばフットスイッチ19等でこ の電磁開閉弁22を閉止して、連続同一作業を容易に出来るようにする。
【0012】 又、図4に示すように、電解槽1の内部をセパレータ1aで左右に分離して、 電気分解によって発生する水素ガスと酸素ガスとを、それぞれのガス出口4a・ 4bから別々に取り出し、別々のガス供給路5a・5b及び電磁開閉弁22a・ 22bを介してトーチ2の火口3に供給可能に構成する事もできる。
【0013】 上記実施例は、次のように変更できる。 (a)圧力センサ7は、火口3のすぐ上流側に設置しても良い。 (b)流量調節弁6は、オリフィス等に代えても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示し、水電解装置付溶接
機の系統図である。
【図2】本考案の第2実施例を示し、図1に相当する部
分図である。
【図3】本考案の第3実施例を示し、ガス供給路部分の
系統図である。
【図4】本考案の第4実施例を示し、図3に相当する図
である。
【図5】従来例を示し、図1に相当する図である。
【符号の説明】
1…電解槽、2…トーチ、3…火口、4…ガス出口、5
…ガス供給路、6…流量調節弁、7…圧力センサ、8a
・8b…電源用入力端子、9a・9b…電解用電力出力
部、10a・10b…サイリスタ、11…制御装置、P
a…圧力目標値、Pr…圧力検出値。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽(1)内の水を電気分解して発生し
    た水素と酸素とを、トーチ(2)の火口(3)へ供給可能に
    構成した、水電解装置付溶接機において、上記電解槽
    (1)のガス出口(4)から上記トーチ(2)の火口(3)に至
    るまでのガス供給路(5)のガス圧力を検出する圧力セン
    サ(7)と、電源用入力端子(8a)(8b)と電解用電力出
    力部(9a)(9b)との間に設けられて電力供給をオンオ
    フするサイリスタ(10a)(10b)と、上記圧力センサ
    (7)の圧力検出値(Pr)と圧力目標値(Pa)との比較に
    基づいて上記サイリスタ(10a)(10b)をオンオフ制
    御する制御装置(11)とを備え、上記制御装置(11)
    は、上記圧力センサ(7)の圧力検出値(Pr)が圧力目標
    値(Pa)よりも低い場合には上記サイリスタ(10a)
    (10b)をオンするのに対して、その圧力検出値(Pr)
    が上記圧力目標値(Pa)以上の場合には上記サイリスタ
    (10a)(10b)をオフ可能に構成した、ことを特徴と
    する水電解装置付溶接機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置(11)は、前記サイリスタ
    (10a)(10b)を、オンオフ制御することに代えて位
    相制御させて構成した、請求項1に記載の水電解装置付
    溶接機。
JP3344791U 1991-04-12 1991-04-12 水電解装置付溶接機 Pending JPH04125062U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114311A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Agency Of Ind Science & Technol 浸管燃焼バーナ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578877A (en) * 1980-06-20 1982-01-18 Hitachi Ltd Optical character reading device

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