JPH04124752U - 燃料電池の配管構造 - Google Patents
燃料電池の配管構造Info
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- JPH04124752U JPH04124752U JP1991030101U JP3010191U JPH04124752U JP H04124752 U JPH04124752 U JP H04124752U JP 1991030101 U JP1991030101 U JP 1991030101U JP 3010191 U JP3010191 U JP 3010191U JP H04124752 U JPH04124752 U JP H04124752U
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価にそして広いガス流量範囲で均一に各基
本モジュールスタックに分配できることを目的とする。 【構成】 基本モジュールスタック1、2を複数個有す
る燃料電池において、ガス供給系につながった一本のガ
ス供給本管15と、各基本モジュールスタック1、2に
連結された個別ガス供給管12、13との間に、分流管
14を設けたことを特徴とする。
本モジュールスタックに分配できることを目的とする。 【構成】 基本モジュールスタック1、2を複数個有す
る燃料電池において、ガス供給系につながった一本のガ
ス供給本管15と、各基本モジュールスタック1、2に
連結された個別ガス供給管12、13との間に、分流管
14を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、燃料電池に関し、詳しくは基本モジュールスタックを複数個有する
燃料電池の配管構造に関する。
【0002】
燃料電池は燃料ガスと酸化剤ガスを利用し、直接電気と熱を発生する、クリー
ンで高効率な発電システムとして各方向で研究開発が進められている。現在1ス
タックの出力は数10〜数100kWしかなく、商用電力発電に必要なMW級シ
ステムには、複数スタックを結合し高出力を図る必要がある。
【0003】
図5は、そのような基本モジュールスタック42、43が複数個積層された燃
料電池を示している。この図に示したように従来は、供給されたガスは一本のガ
ス供給管41から各基本モジュールスタック42、43に分岐して供給されてお
り、基本モジュールスタック43の入口側に圧力損失でガスの流量を制御するオ
リフィス44を設けた。
【0004】
ところが、上記オリフィスを設けた構成では、ある流量においては、有効であ
るが、供給されるガスの流量が変化した場合、オリフィスの差圧による流量分配
は狭い流量範囲にしか効果がなく、ガスの分配を均一に行うのは困難であった。
また、どんな流量に対しても各基本モジュールスタックに均一にガス供給する構
成としてはスタック毎に独立したガス供給系を設ければよいが、これでは設備コ
ストが高くつくという問題が生じる。
【0005】
本考案は、上記問題を解決するためになされたものであり、独立したガス供給
系を設けることなく、広い範囲において供給されたガスが均一に各モジュールス
タックに分配できる燃料電池の配管構造を提供することを目的としている。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案は基本モジュールスタックを複数個有する
燃料電池において、ガス供給系につながった一本のガス供給本管と各基本モジュ
ールスタックに連結された個別ガス供給管との間に分流管を設けたことを特徴と
する。
【0007】
複数の基本モジュールスタックを有する燃料電池において、ガス供給系につな
がった一本のガス供給本管に分流管を備えることにより、個別ガス供給管の長さ
の差が大きかったとしても、ガス分流管内のガス分流点から各基本モジュールス
タックまでの距離の比が1に近づき、ガス供給管の長さに起因した圧力損失の差
が小さくなって、各スタック間でガスが均一に供給されるようになる。
【0008】
(第一実施例)
本考案の第一実施例を図面に沿って説明する。先ず図1は、本考案の燃料電池
の全体図である。
基本モジュールスタック1、2は、一対のエンドプレート3の間に例えば、作
用面積が2400cm2 (40cm×60cm)のセルを20個(図面上では5
セルしか示していない)積層されたものからなっている。この基本モジュールス
タック1、2は、二枚の絶縁板4によって両面から挟まれたヒータ板5を間に介
在させて積層されている。基本モジュールスタック1、2のもう一方の面には、
それぞれ絶縁板6、ヒータ板7、断熱材8、が積層されており、これを締付け板
9によって上下から締めつけた構造をしている。更に、各基本モジュールスタッ
ク1、2のガス供給及びガス排出口にはマニホールド10、11が設けられてい
る。図1では、アノード側のみを図示したが紙面に垂直な方向からカソード側配
管がなされている。ガス供給側のマニホールド10には、個別ガス供給管12、
13が連結されており、その先にガス分流管14が設けられ、更にこのガス分流
管14が、ガス供給系(図示せず)につながったガス供給本管15に連結されて
いる。一方ガス排出側のマニホールド11はガス排出管16と連結されている。
【0009】
上記ガス分流管14は、円錐部14aと大径の円筒部14bとからなり、円筒
部14b内には分流板14cが設けられている。前記円錐部14aの小径側口部
がガス供給本管15に接続され、円筒部14bの端部が個別ガス供給管12、1
3に接続されている。前記分流板14cは、ガス供給本管15から供給されるガ
スを流速分布によりガス分配を行うものである。そして、この分流板14cの長
さLは、個別ガス供給管12、13の長さの差に起因する圧力損失の差を解消す
るため適度の長さが必要である。
【0010】
上記構成により、個別ガス供給管12、13の長さの差があったとしても、ガ
ス分流管14を設けることにより、個別ガス供給管12、13の長さの差に起因
した圧力損失の差が小さくなり、各基本モジュールスタック1、2に均一にガス
が供給される。
(第二実施例)
〔実施例〕
次ぎに、本考案の他の実施例を図2、3に基づいて説明する。
【0011】
図2は燃料電池本体でを示す図であり、この電池は基本的には上記実施例と同
様の構成をしているが、各基本モジュールスタックの排気配管の内壁に複数のバ
イメタル片21が固定端21aで止着した状態で設けられている。バイメタル片
は、図3に示されるように長方形か、図4のように三角形のものを用いることが
できる。長方形のバイメタル片を用いる場合は、密に配置するとそりが起こった
ときおたがいのバイメタル片がぶつかりあってしまうので、隙間を開けて配列さ
せている。一方、三角形のバイメタル片は、そのようなことが起こらないので密
に配列されている。バイメタル片21の材質は、アルテンサイト系SUSとフェ
ライト系SUSを用いることができる。熱膨張率の大きい方の金属は、配管材料
と同程度の熱膨張率を有しており、膨張密度の大きい方が排気配管の内壁に面す
るように固定する。
〔比較例1〕
図6に示すように、ガス分流管を設けず、バイメタル片を排気配管内に設けた
以外は、第一実施例と同様の燃料電池を作成した。以下、この燃料電池を燃料電
池A1 と称する。
〔比較例2〕
図7に示すようにバイメタル片を設けない以外は、比較例1と同様の燃料電池
を作成した。以下、この燃料電池を燃料電池B1 と称する。
〔実験〕
上記比較例燃料電池A1 、B1 を用いて、バイメタル片の効果を調べるため以
下の測定を行った。
【0012】
比較例燃料電池A1 、B1 のガス利用率40%及び75%における各基本モジ
ュールスタックの排気ガスの組成分析をガスクロマトグラフにより行ない、真の
ガス利用率測定を行ない上下スタックのガス分配を測定した。その結果が下記表
1に示されている。
【0013】
【表1】
【0014】
燃料電池A1 のガス分配比はほぼ1:1であり、燃料電池B1 と比較してみ
て良好な結果が得られた。
このバイメタル片21は、次のようにしてガス流量を均一化する。電池反応に
よって発生した熱が供給ガス量によって取りさられ下流に位置する排気配管の温
度が上昇する。このため、供給ガス量の多いスタックの排気配管の温度の方が供
給ガス量の少ないスタックより温度は、高くなる。そうすると、供給ガス量の多
い排気配管内壁に設けたバイメタル片の方が供給ガス量の少ない排気管内のバイ
メタル片よりそり角が大きくなり、排気抵抗が増大し供給ガス量を減少させる。
そして最終的には排気温が等しくなり、ガス分配が均一に成るものと考えられる
。
【0015】
本考案は、複数の基本モジュールスタックを有する燃料電池において、ガス供
給本管と個別ガス供給管の間に分流管を備えることにより、個別ガス供給管の長
さに差があったとしても、ガス分流管内のガス分流点から各基本モジュールスタ
ックまでの距離がほぼ等しくなり、距離に起因する圧力損失の差を押さえること
ができた。これにより、独立したガス供給系を設けることなく、広い範囲におい
て供給されたガスを均一に各モジュールスタックに分配できる安価な燃料電池の
配管構造を提供することができる。
【図1】本考案燃料電池の配管構造を示す図である。
【図2】本考案燃料電池の他の実施例を示す図である。
【図3】長方形のバイメタル片の設置構造を示す図であ
る。
る。
【図4】三角形のバイメタル片の設置構造を示す図であ
る。
る。
【図5】従来の燃料電池の配管構造を示す図である。
【図6】バイメタル片を設けた燃料電池の配管構造を示
す図である。
す図である。
【図7】バイメタル片を設けない燃料電池の配管構造を
示す図である。
示す図である。
1 基本モジュールスタック
2 基本モジュールスタック
12 個別ガス供給管
13 個別ガス供給管
14 ガス分流管
15 ガス供給本管
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 横 山 憲 二
守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機株
式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のセルが積層された構造の基本モジ
ュールスタックを複数個有する燃料電池において、ガス
供給系につながった一本のガス供給本管と各基本モジュ
ールスタックに連結された個別ガス供給管との間に分流
管を設けたことを特徴とする燃料電池の配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991030101U JPH04124752U (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 燃料電池の配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991030101U JPH04124752U (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 燃料電池の配管構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124752U true JPH04124752U (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=31913777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991030101U Pending JPH04124752U (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 燃料電池の配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04124752U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020038773A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | 株式会社東芝 | 電気化学セルスタック、燃料電池および水素製造装置 |
JP2023010793A (ja) * | 2018-09-03 | 2023-01-20 | 株式会社東芝 | 電気化学セルスタック、燃料電池および水素製造装置 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP1991030101U patent/JPH04124752U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020038773A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | 株式会社東芝 | 電気化学セルスタック、燃料電池および水素製造装置 |
JP2023010793A (ja) * | 2018-09-03 | 2023-01-20 | 株式会社東芝 | 電気化学セルスタック、燃料電池および水素製造装置 |
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