JPH04124460U - レーザドプラー流速計 - Google Patents

レーザドプラー流速計

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JPH04124460U
JPH04124460U JP2976991U JP2976991U JPH04124460U JP H04124460 U JPH04124460 U JP H04124460U JP 2976991 U JP2976991 U JP 2976991U JP 2976991 U JP2976991 U JP 2976991U JP H04124460 U JPH04124460 U JP H04124460U
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JP
Japan
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laser
light
optical system
measurement point
doppler
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2976991U
Other languages
English (en)
Inventor
徹二 星野
行成 佐藤
Original Assignee
三菱重工業株式会社
日本科学工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザドプラー流速計において、流速計測に要
するスペースを節約し、且つ、良質な光信号の受光を可
能とする。 【構成】レーザ投光部11、プリズム12、平行光レン
ズ13、収束レンズ14により投光光学系10Aを構成
し、プリズム12により分光された2本のレーザ光1,
2を収束レンズ14により収束して交差させ、測定点1
5に光の干渉縞を発生させる。そして、測定点15より
後方に向かうように、集光レンズ16、ピンホール1
7、受光部18からなる受光光学系10Bをある角度で
配置する。流体中の粒子が測定点15に流れる時に干渉
縞によって発するドプラー信号は、収束レンズ14を通
ることなく受光光学系10Bで計測される。従って、後
方散乱型を使用する場合においても、受光光学系10B
で計測するドプラー信号を高品質の状態に保つことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、受光信号の質の向上を図ったレーザドプラー流速計に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ流速計は、図3に示すように流体中における流速の計測位置に2本のレ ーザ光1,2を交差させて光の干渉縞3を作り、流体中の粒子がその交差部を流 れる時に光の干渉縞3によって発する散乱光の強度変化(ドプラー信号という) の周波数より流速を求める装置である。 従来のレーザドプラー流速計の例を図4及び図5に示す。
【0003】 図4に示すようにレーザ投光部11から投射されたレーザ光は、プリズム12 で2本のレーザ光1,2に分光された後、平行光レンズ13により平行光となり 、更に収束レンズ14で収束されて交差し、光の干渉縞を生じる。この干渉縞を 生じる位置が測定点15となり、上記干渉縞によって発するドプラー信号がレー ザ投光部11の光軸上に配置された集光レンズ16により集光され、ピンホール 17を介して受光部18に入射する。上記ピンホール17は、集光レンズ16の 焦点部位に配置される。
【0004】 上記図4に示すレーザドプラー流速計は、受光部18をレーザ投光部11の光 軸上に配置、つまり、投光光学系の反対側に配置したもので前方散乱型と呼ばれ 、実験室内のように受光部の配置に自由度の大きい場合に可能であり、受光信号 の質は最も良い。
【0005】 図5に示すレーザドプラー流速計は、図4における受光部18を収束レンズ1 4の投光部側に配置したもので後方散乱型と呼ばれ、実機計測のように受光部の 配置に制限のある場合に便利である。この場合、ドプラー信号は投光用収束レン ズ14を通して受光部18に達する。粒子からの散乱光強度が前方散乱型に対し て後方散乱型では102 程度低く、また、収束レンズ14表面における反射の影 響により、受光するドプラー信号の質は前方散乱型に比して著しく劣る。このた め場合によっては、散乱光が微弱な場合に前述の反射光などの影響で計測ができ なくなることがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように図4に示す前方散乱型のレーザドプラー流速計は、受光信号の質 は優れているが、広いスペースがないと実施できないという問題がある。
【0007】 また、図5に示す後方散乱型レーザドプラー流速計は、狭いスペースでも実施 することができるが、前方散乱型に比較して受光信号の質が著しく劣るという問 題がある。
【0008】 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、狭いスペースでも実施でき、しか も、高品質の受信信号が得られるレーザドプラー流速計を提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るレーザドプラー流速計は、レーザ投光部から投光されるレーザ光 をプリズムにより2本のレーザ光に分光し、収束レンズにより収束して交差させ 、測定点に光の干渉縞を発生させる投光光学系と、上記測定点よりレーザ投光部 側においてレーザ投光部の投光軸から外れた位置となるように配置され、上記測 定点における干渉縞により発生するドプラー信号を計測する受光部とを具備した ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
レーザ投光部から投射されたレーザ光は、プリズムで2本のレーザ光に分光さ れた後、平行光レンズにより平行光となり、更に収束レンズで収束されて交差し 、測定点に光の干渉縞を生じる。そして、流体中の粒子が測定点に流れる時に干 渉縞によってドプラー信号が発生する。このドプラー信号は、レーザ投光部の投 光軸から外れた位置となるように配置された受光部で計測される。従って、ドプ ラー信号は、後方散乱型を使用する場合においても収束レンズを通ることなく受 光部に達することができ、収束レンズ表面における反射の影響を受けず、高品質 の状態に保持される。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 (第1実施例)
【0012】 図1は本考案の第1実施例を示す構成図である。本考案に係るレーザドプラー 流速計は、図1に示すように投光光学系10Aと受光光学系10Bにより構成さ れる。上記投光光学系10Aは、レーザ光を投射するレーザ投光部11、上記レ ーザ光を2本のレーザ光1,2に分光するプリズム12、上記レーザ光1,2を 平行光とする平行光レンズ13、上記平行光を収束する収束レンズ14からなり 、上記2本のレーザ光1,2が収束レンズ14により収束されて交差し、光の干 渉縞を生じる。この干渉縞を生じる位置が測定点15となる。
【0013】 そして、流体中の粒子が測定点15に流れる時に干渉縞によって発するドプラ ー信号(交差部における反射光の強度変化)を受光光学系10Bで計測し、その 周波数より流体の流速を求める。この受光光学系10Bは、測定点15における ドプラー信号を集光する集光レンズ16、この集光レンズ16の焦点部位に配置 されるピンホール17、このピンホール17を介して取り出されるドプラー信号 を受光する受光部18からなり、レーザ投光部11の投光軸から外れた位置に、 つまり、測定点15よりレーザ投光部11側にある角度を持って配置される。
【0014】 上記のように受光光学系10Bを測定点15より後方で、レーザ投光部11の 投光軸から外れるように配置することにより、測定点15からのドプラー信号は 、収束レンズ14を通ることなく受光部18に達する。従って、ドプラー信号は 、収束レンズ14表面における反射の影響を受けず、前方散乱型と同様に高品質 の状態に保持される。 (第2実施例) 次に本考案の第2実施例について説明する。
【0015】 この第2実施例は、図2に示すように投光光学系10Aにおける収束レンズ1 4の前に第1の反射ミラー21を配置し、測定点15からのドプラー信号の光路 を90°変更すると共に、上記反射ミラー21に対応させて第2の反射ミラー2 2を配置し、第1の反射ミラー21からのドプラー信号をレーザ投光部11側に 90°屈折する。そして、上記第2の反射ミラー22により反射したドプラー信 号をピンホール17を介して受光部18により受光する。
【0016】 上記のように測定点15から収束レンズ14方向に向かうドプラー信号を反射 ミラー21,22により反射してレーザ投光部11の投光軸から外すことにより 、測定点15からのドプラー信号を収束レンズ14を通さずに受光部18に導く ことができ、収束レンズ14表面における反射の影響を受けず、上記第1実施例 と同様にドプラー信号を高品質の状態に保持することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案によれば、ドプラー信号を計測する受光部を測定点 より後方(レーザ投光部側)においてレーザ投光部の光軸から外れるようにした ので、ドプラー信号を収束レンズを通さずに受光部に導くことができ、後方散乱 型でも良質の受光信号が得られると共に、受光光学系部を投光光学系の近傍に設 置することができ、流速計測に要するスペースを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るレーザドプラー流速
計の構成図。
【図2】本考案の第2実施例に係るレーザドプラー流速
計の構成図。
【図3】2本の交差するレーザ光により発生する干渉縞
の説明図。
【図4】従来の前方散乱型レーザドプラー流速計の構成
図。
【図5】従来の後方散乱型レーザドプラー流速計の構成
図。
【符号の説明】
1,2…レーザ光、3…干渉縞、10…投光光学系、1
0B…受光光学系、11…レーザ投光部、12…プリズ
ム、13…平行光レンズ、14…収束レンズ、15…測
定点、16…集光レンズ、17…ピンホール、18…受
光部、21,22…反射ミラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ投光部から投光されるレーザ光を
    プリズムにより2本のレーザ光に分光し、収束レンズに
    より収束して交差させ、測定点に光の干渉縞を発生させ
    る投光光学系と、上記測定点よりレーザ投光部側におい
    てレーザ投光部の投光軸から外れた位置となるように配
    置され、上記測定点における干渉縞により発生するドプ
    ラー信号を計測する受光部とを具備したことを特徴とす
    るレーザドプラー流速計。
JP2976991U 1991-04-26 1991-04-26 レーザドプラー流速計 Withdrawn JPH04124460U (ja)

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JP2976991U JPH04124460U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 レーザドプラー流速計

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JPH04124460U true JPH04124460U (ja) 1992-11-12

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ID=31913576

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514230A (ja) * 1999-11-10 2003-04-15 キネティック リミテッド バイスタティック・ドップラーセンサ装置の位置合わせ方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514230A (ja) * 1999-11-10 2003-04-15 キネティック リミテッド バイスタティック・ドップラーセンサ装置の位置合わせ方法
JP4693324B2 (ja) * 1999-11-10 2011-06-01 キネティック リミテッド バイスタティック・ドップラーセンサ装置の位置合わせ方法

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