JPH04124398U - ロツカカバー化粧板 - Google Patents

ロツカカバー化粧板

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JPH04124398U
JPH04124398U JP3011491U JP3011491U JPH04124398U JP H04124398 U JPH04124398 U JP H04124398U JP 3011491 U JP3011491 U JP 3011491U JP 3011491 U JP3011491 U JP 3011491U JP H04124398 U JPH04124398 U JP H04124398U
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hole
rocker cover
holes
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cover decorative
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JP3011491U
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正志 知野
昇 川上
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三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカカバー化粧板の熱変形を軽減させる。 【構成】 樹脂部材により形成され、両側10a、10
a’に長手方向に沿って複数の孔10b〜10d、10
b’〜10d’が設けられ、各孔にブッシュが圧入さ
れ、これらのブッシュを挿通するボルトによりエンジン
のロッカカバーに螺着されるロッカカバー化粧板10
の、両側の複数の孔のうち中央よりも外側に存する孔
に、長手方向に沿い且つ中央に臨む側にこれらの孔より
も幅狭の逃げ部を連設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロッカカバー化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジンのロッカカバーの上面略中央にはエンジンの長手方向に沿って 図7に示すようなロッカカバー化粧板1が配設されており、このロッカカバー化 粧板1は、各シリンダのプラグに配線されるプラグケーブルを覆い、エンジンの 見栄えを良くしている。このロッカカバー化粧板1は、長手方向に沿う両側1a 、1a’にボルト孔1bが夫々複数例えば、中央と両端の3箇所に設けられてお り、これらの各ボルト孔1aには図8に示すように金属のブッシュ2が圧入嵌合 され、これらの各ブッシュ2を貫通せる固定ボルト3(図9)により両側1a、 1a’の中央と両端との各3箇所で前記ロッカカバーに螺着固定されるようにな っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ロッカカバー化粧板1は、樹脂部材により形成されているために熱 膨張が大きく、エンジンの熱により長手方向に熱膨張する。しかしながら、上記 従来のロッカカバー化粧板1の各ボルト孔1bは、単なる丸孔であり、更にブッ シュ2が抜け落ちないように圧入されているために熱変形の逃げ場がなく、この 結果、固定ボルト3により強固に固定された中央と両端との間の部分が図9に2 点鎖線で示すような変形を引き起こし見栄えが悪くなるという問題がある。
【0004】 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、ブッシュが圧入されるボルト挿通 用の孔に熱変形の逃げ場を設けて熱変形を軽減するようにしたロッカカバー化粧 板を提供することを目的とする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記目的を達成するために本考案によれば、樹脂部材により形成され両側に長 手方向に沿って夫々複数の孔が設けられ且つ各孔にブッシュが圧入され、これら のブッシュを挿通するボルトによりエンジンのロッカカバーに螺着固定されるロ ッカカバー化粧板において、前記両側の複数の孔のうち中央よりも外側に存する 孔に、長手方向に沿い且つ中央に臨む側に当該孔よりも幅狭の逃げ部を連設した 構造としたものである。
【0006】
【作用】
ロッカカバー化粧板は、エンジンにより加熱されると、中央を中心として長手 方向に両方向に膨張する。ロッカカバー化粧板の中央から長手方向外方にある孔 には、夫々長手方向に沿い且つ当該中央に臨む側に逃げ部が設けられているため に、当該ロッカカバー化粧板の熱膨張に伴いこれらの逃げ部にブッュが押し入る ことになる。これによりロッカカバー化粧板は、膨張した分が逃げ部により吸収 されて熱変形が大幅に軽減される。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1においてロッカカバー化粧板10は、長手方向の両側10a、10a’に 夫々複数箇所例えば、中央及び両端の3箇所にボルト挿通用の孔10b〜10d 、10b’〜10d’が穿設されている。一側10aの孔10b〜10dは、図 2及び図3に示すような形状をなしている。即ち、中央の孔10bは、丸孔とさ れ、両端の各孔10c、10dは、長手方向に沿い且つ中央の孔10b側に、逃 げ部10e、10fが設けられている。そして、これらの各孔10b〜10dに はブッシュ11が圧入されている。
【0008】 図4は孔10c及び逃げ部10eを示し、孔10cと逃げ部10eは、例えば 、共に半径rの円とされ、逃げ部10eの中心は孔10cの中心から距離Δ(例 えば、2mm)だけ中央の孔10b側寄り(図3)に設定されている。そして、 孔10cは、内面(円弧)10c’が半円よりも僅かに大きく、逃げ部10eは 、内面(円弧)10e’が半円よりも僅かに小さく設定され、内面10c’の両 端a、aと、内面10e’の両端b、bとは互いに平行な面c、cからなる連設 部10gで連設されている。
【0009】 そして、孔10cの直径上の各両端と、連設部10gの対応する面c、cとの 間隔は、夫々微小な間隔δ(例えば、0.5mm)に設定されている。即ち、連 設部10gの対抗する内面の間隔dは、孔10cの直径D(=2r)よりも2δ だけ小さく(d=2(r−δ))設定されている。そして、孔10cにブッシュ 11(図5)が圧入される。このブッシュ11の孔10cへの圧入荷重は、ロッ カカバー化粧板10をロッカカバーに組付けの際にブッシュ11が孔10cから 抜け落ちない程度とされている。また、中央の孔10bの内径は、孔10cと同 径とされている。
【0010】 孔10dと逃げ部10fは、中央の孔10bに対して孔10cと逃げ部10e に対称に形成(図3)されている。ロッカカバー化粧板10の他側10a’の孔 10c’、10d’にも前記孔10c、10dと同様に夫々逃げ部(図示せず) 設けられており、各孔10b’〜10d’には夫々ブッシュ(図示せず)が圧入 されている。かかるロッカカバー化粧板10は、樹脂部材により一体に形成され ている。このロッカカバー化粧板10は、両側の孔10b〜10d、10b’〜 10d’の各ブッシュ11を貫通するボルト(図示せず)によりエンジンのロッ カカバー(共に図示せず)の上面に螺着固定される。
【0011】 以下に作用を説明する。 ロッカカバー化粧板10は、エンジンの熱により加熱され、これに伴い膨張す る。このロッカカバー化粧板10の各孔のブッシュ11は、これらを貫通するボ ルトにより前記ロッカカバーに固定されており、且つ中央の孔10b、10b’ には逃げ部が設けられていない。従って、当該ロッカカバー化粧板10は、中央 の孔10b、10b’を中心に図1に矢印A、Bで示すように長手方向に両方向 に膨張する。
【0012】 一側10aについて説明すると、図2及び図3に示すように両端の孔10c、 10dの各逃げ部10e、10fが連設部10g、10hを介してブッシュ11 、11に近づく。換言すれば、ブッシュ11、11が連設部10g、10hを押 し拡げながら孔10c、10dから逃げ部10e、10fに押し入ることとなる 。他側10a’についても同様である。これによりロッカカバー化粧板10は、 熱膨張が吸収され、熱変形が大幅に軽減される。
【0013】 尚、孔10cの逃げ部10eは、孔10cと同径としたが、これに限るもので はなく、孔10cよりも大径として当該孔10cと同心的にしてもよく、或いは 孔10cよりも僅かに小径としてもよい。他の各孔10b、10d等についても 同様である。 図6は、逃げ部の他の実施例を示し、孔10cに連設される逃げ部10kは、 角孔の一部とされ、対抗する内面10k’、10k’の間隔dは、前記図4と同 様に孔10cの直径D(=2r)よりも2δだけ小さい(d=2(r−δ))間 隔とされている。この場合、逃げ部10kは、孔10cとの連設部を兼ねた形状 となっている。
【0014】 尚、上記実施例においては両側10a、10a’に夫々3個づつボルト挿通用 の孔を設けた場合について説明したが、これに限るものではなく、4個或いは5 個づつ設ける場合にも適用し得る。尚、ボルト挿通用の孔を奇数例えば、5個設 け、中央に1個、その両側に2個づつ設ける場合には、両側の各2個の孔に逃げ 部を設ければよい。また、偶数例えば、4個設ける場合には夫々に逃げ部を設け ることが好ましい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、樹脂部材により形成され両側に長手方向 に沿って夫々複数の孔が設けられ且つ各孔にブッシュが圧入され、これらのブッ シュを挿通するボルトによりエンジンのロッカカバーに螺着固定されるロッカカ バー化粧板において、前記両側の複数の孔のうち中央よりも外側に存する孔に、 長手方向に沿い且つ中央に臨む側に当該孔よりも幅狭の逃げ部を連設したことに より、前記ロッカカバー化粧板の熱変形を大幅に軽減することが可能となり、し かも、ゴムボルト等の高価な部品を使用することなく、機能上においても見栄え 上の面からも充分なレベルを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロッカカバー化粧板の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の孔10cと逃げ部10eとの関係を示す
図である。
【図5】図4の孔10cにブッシュを圧入した状態を示
す図である。
【図6】図4の逃げ部の他の実施例を示す図である。
【図7】従来のロッカカバー化粧板の平面図である。
【図8】図7の矢線VIII−VIIIに沿う断面図で
ある。
【図9】図7の側面図である。
【符号の説明】
10 ロッカカバー化粧板 10b〜10d、10b’〜10d’ ボルト挿通用孔 10e、10d、10k 逃げ部 10g、10h 連設部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂部材により形成され両側に長手方向
    に沿って夫々複数の孔が設けられ且つ各孔にブッシュが
    圧入され、これらのブッシュを挿通するボルトによりエ
    ンジンのロッカカバーに螺着固定されるロッカカバー化
    粧板において、前記両側の複数の孔のうち中央よりも外
    側に存する孔に、長手方向に沿い且つ中央に臨む側に当
    該孔よりも幅狭の逃げ部を連設したことを特徴とするロ
    ッカカバー化粧板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121145A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 アイシン精機株式会社 内燃機関および内燃機関のカバー取付構造
US10060530B2 (en) 2013-11-13 2018-08-28 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Internal combustion engine and cover member attachment structure for internal combustion engine

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JPS5413184A (en) * 1977-06-25 1979-01-31 Rivers Machinery Ltd Storage device
JPH01279105A (ja) * 1988-05-02 1989-11-09 Komatsu Ltd 部品の締結装置

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