JP2526094Y2 - ロッカカバー化粧板 - Google Patents

ロッカカバー化粧板

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JP2526094Y2
JP2526094Y2 JP1991030114U JP3011491U JP2526094Y2 JP 2526094 Y2 JP2526094 Y2 JP 2526094Y2 JP 1991030114 U JP1991030114 U JP 1991030114U JP 3011491 U JP3011491 U JP 3011491U JP 2526094 Y2 JP2526094 Y2 JP 2526094Y2
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロッカカバー化粧板に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンのロッカカバーの上面略
中央にはエンジンの長手方向に沿って図7に示すような
ロッカカバー化粧板1が配設されており、このロッカカ
バー化粧板1は、各シリンダのプラグに配線されるプラ
グケーブルを覆い、エンジンの見栄えを良くしている。
このロッカカバー化粧板1は、長手方向に沿う両側1
a、1a’にボルト孔1bが夫々複数例えば、中央と両
端の3箇所に設けられており、これらの各ボルト孔1a
には図8に示すように金属のブッシュ2が圧入嵌合さ
れ、これらの各ブッシュ2を貫通せる固定ボルト3(図
9)により両側1a、1a’の中央と両端との各3箇所
で前記ロッカカバーに螺着固定されるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ロッカカバ
ー化粧板1は、樹脂部材により形成されているために熱
膨張が大きく、エンジンの熱により長手方向に熱膨張す
る。しかしながら、上記従来のロッカカバー化粧板1の
各ボルト孔1bは、単なる丸孔であり、更にブッシュ2
が抜け落ちないように圧入されているために熱変形の逃
げ場がなく、この結果、固定ボルト3により強固に固定
された中央と両端との間の部分が図9に2点鎖線で示す
ような変形を引き起こし見栄えが悪くなるという問題が
ある。
【0004】本考案は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ブッシュが圧入されるボルト挿通用の孔に熱変形の
逃げ場を設けて熱変形を軽減するようにしたロッカカバ
ー化粧板を提供することを目的とする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記目的を達成するた
めに本考案によれば、樹脂部材により形成され両側に長
手方向に沿って夫々複数の孔が設けられ且つ各孔にブッ
シュが圧入され、これらのブッシュを挿通するボルトに
よりエンジンのロッカカバーに螺着固定されるロッカカ
バー化粧板において、前記両側の複数の孔のうち中央よ
りも外側に存する孔に、長手方向に沿い且つ中央に臨む
側に当該孔よりも幅狭の逃げ部を連設し、該逃げ部が連
設された孔の内周面とブッシュとの周方向の接触長さが
半円よりも大きく設定された構造としたものである。
【0006】
【作用】ロッカカバー化粧板は、エンジンにより加熱さ
れると、中央を中心として長手方向に両方向に膨張す
る。ロッカカバー化粧板の中央から長手方向外方にある
孔には、夫々長手方向に沿い且つ当該中央に臨む側に逃
げ部が設けられているために、当該ロッカカバー化粧板
の熱膨張に伴いこれらの逃げ部にブッュが押し入ること
になる。これによりロッカカバー化粧板は、膨張した分
が逃げ部により吸収されて熱変形が大幅に軽減される。
【0007】
【実施例】以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1においてロッカカバー化粧板10は、長
手方向の両側10a、10a’に夫々複数箇所例えば、
中央及び両端の3箇所にボルト挿通用の孔10b〜10
d、10b’〜10d’が穿設されている。一側10a
の孔10b〜10dは、図2及び図3に示すような形状
をなしている。即ち、中央の孔10bは、丸孔とされ、
両端の各孔10c、10dは、長手方向に沿い且つ中央
の孔10b側に、逃げ部10e、10fが設けられてい
る。そして、これらの各孔10b〜10dにはブッシュ
11が圧入されている。
【0008】図4は孔10c及び逃げ部10eを示し、
孔10cと逃げ部10eは、例えば、共に半径rの円と
され、逃げ部10eの中心は孔10cの中心から距離Δ
(例えば、2mm)だけ中央の孔10b側寄り(図3)
に設定されている。そして、孔10cは、内面(円弧)
10c’が半円よりも僅かに大きく、逃げ部10eは、
内面(円弧)10e’が半円よりも僅かに小さく設定さ
れ、内面10c’の両端a、aと、内面10e’の両端
b、bとは互いに平行な面c、cからなる連設部10g
で連設されている。
【0009】そして、孔10cの直径上の各両端と、連
設部10gの対応する面c、cとの間隔は、夫々微小な
間隔δ(例えば、0.5mm)に設定されている。即
ち、連設部10gの対抗する内面の間隔dは、孔10c
の直径D(=2r)よりも2δだけ小さく(d=2(r
−δ))設定されている。そして、孔10cにブッシュ
11(図5)が圧入される。このブッシュ11の孔10
cへの圧入荷重は、ロッカカバー化粧板10をロッカカ
バーに組付けの際にブッシュ11が孔10cから抜け落
ちない程度とされている。また、中央の孔10bの内径
は、孔10cと同径とされている。
【0010】孔10dと逃げ部10fは、中央の孔10
bに対して孔10cと逃げ部10eに対称に形成(図
3)されている。ロッカカバー化粧板10の他側10
a’の孔10c’、10d’にも前記孔10c、10d
と同様に夫々逃げ部(図示せず)設けられており、各孔
10b’〜10d’には夫々ブッシュ(図示せず)が圧
入されている。かかるロッカカバー化粧板10は、樹脂
部材により一体に形成されている。このロッカカバー化
粧板10は、両側の孔10b〜10d、10b’〜10
d’の各ブッシュ11を貫通するボルト(図示せず)に
よりエンジンのロッカカバー(共に図示せず)の上面に
螺着固定される。
【0011】以下に作用を説明する。ロッカカバー化粧
板10は、エンジンの熱により加熱され、これに伴い膨
張する。このロッカカバー化粧板10の各孔のブッシュ
11は、これらを貫通するボルトにより前記ロッカカバ
ーに固定されており、且つ中央の孔10b、10b’に
は逃げ部が設けられていない。従って、当該ロッカカバ
ー化粧板10は、中央の孔10b、10b’を中心に図
1に矢印A、Bで示すように長手方向に両方向に膨張す
る。
【0012】一側10aについて説明すると、図2及び
図3に示すように両端の孔10c、10dの各逃げ部1
0e、10fが連設部10g、10hを介してブッシュ
11、11に近づく。換言すれば、ブッシュ11、11
が連設部10g、10hを押し拡げながら孔10c、1
0dから逃げ部10e、10fに押し入ることとなる。
他側10a’についても同様である。これによりロッカ
カバー化粧板10は、熱膨張が吸収され、熱変形が大幅
に軽減される。
【0013】尚、孔10cの逃げ部10eは、孔10c
と同径としたが、これに限るものではなく、孔10cよ
りも大径として当該孔10cと同心的にしてもよく、或
いは孔10cよりも僅かに小径としてもよい。他の各孔
10b、10d等についても同様である。図6は、逃げ
部の他の実施例を示し、孔10cに連設される逃げ部1
0kは、角孔の一部とされ、対抗する内面10k’、1
0k’の間隔dは、前記図4と同様に孔10cの直径D
(=2r)よりも2δだけ小さい(d=2(r−δ))
間隔とされている。この場合、逃げ部10kは、孔10
cとの連設部を兼ねた形状となっている。
【0014】尚、上記実施例においては両側10a、1
0a’に夫々3個づつボルト挿通用の孔を設けた場合に
ついて説明したが、これに限るものではなく、4個或い
は5個づつ設ける場合にも適用し得る。尚、ボルト挿通
用の孔を奇数例えば、5個設け、中央に1個、その両側
に2個づつ設ける場合には、両側の各2個の孔に逃げ部
を設ければよい。また、偶数例えば、4個設ける場合に
は夫々に逃げ部を設けることが好ましい。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、樹
脂部材により形成され両側に長手方向に沿って夫々複数
の孔が設けられ且つ各孔にブッシュが圧入され、これら
のブッシュを挿通するボルトによりエンジンのロッカカ
バーに螺着固定されるロッカカバー化粧板において、前
記両側の複数の孔のうち中央よりも外側に存する孔に、
長手方向に沿い且つ中央に臨む側に当該孔よりも幅狭の
逃げ部を連設し、該逃げ部が連設された孔の内周面とブ
ッシュとの周方向の接触長さが半円よりも大きく設定さ
たことにより、前記ロッカバー化粧板の熱変形を大幅
に軽減することが可能となり、しかも、ゴムボルト等の
高価な部品を使用することなく、機能上においても見栄
え上の面からも充分なレベルを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロッカカバー化粧板の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の孔10cと逃げ部10eとの関係を示す
図である。
【図5】図4の孔10cにブッシュを圧入した状態を示
す図である。
【図6】図4の逃げ部の他の実施例を示す図である。
【図7】従来のロッカカバー化粧板の平面図である。
【図8】図7の矢線VIII−VIIIに沿う断面図で
ある。
【図9】図7の側面図である。
【符号の説明】
10 ロッカカバー化粧板 10b〜10d、10b’〜10d’ ボルト挿通用孔 10e、10d、10k 逃げ部 10g、10h 連設部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂部材により形成され両側に長手方向
    に沿って夫々複数の孔が設けられ且つ各孔にブッシュが
    圧入され、これらのブッシュを挿通するボルトによりエ
    ンジンのロッカカバーに螺着固定されるロッカカバー化
    粧板において、前記両側の複数の孔のうち中央よりも外
    側に存する孔に、長手方向に沿い且つ中央に臨む側に当
    該孔よりも幅狭の逃げ部を連設し、該逃げ部が連設され
    た孔の内周面とブッシュとの周方向の接触長さが半円よ
    りも大きく設定されたことを特徴とするロッカカバー化
    粧板。
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JPH01279105A (ja) * 1988-05-02 1989-11-09 Komatsu Ltd 部品の締結装置

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