JPH04124262A - 化合物薄膜製造装置 - Google Patents

化合物薄膜製造装置

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JPH04124262A
JPH04124262A JP2243788A JP24378890A JPH04124262A JP H04124262 A JPH04124262 A JP H04124262A JP 2243788 A JP2243788 A JP 2243788A JP 24378890 A JP24378890 A JP 24378890A JP H04124262 A JPH04124262 A JP H04124262A
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JP
Japan
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evaporation
thin film
evaporating
opening
chamber
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JP2243788A
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English (en)
Inventor
Takehiko Kawasaki
岳彦 川崎
Motoko Motoi
元井 素子
Norio Kaneko
典夫 金子
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の金属元素を含む化合物薄膜の製造装置
に関するものである。
[従来の技術] 近年、YI Ba2 Cus 07−6 (0<δ< 
0.5)等の高温超伝導体、Bf4TisO+z等の強
8電体、ITO等の透明導電体、PZT等の圧電体等、
複数の金属元素を含む、機能性化合物が注目を集めてお
り、その素子化のための薄膜形成法が検討されている。
薄膜形成法としては、スパッタ法、CVD法、レーザー
アブレーション等と共に、特に良質な薄膜を形成する方
法として、真空蒸着法及びそのバリエーションとしての
クラスター・イオンビーム蒸着法、イオンブレーティン
グ、MBE法、反応性蒸着法等が用いられている。これ
らの真空蒸着法及びそのバリエーションに属する方法で
、複数の金属元素を含む機能性化合物を成膜するために
は、以下のような装置が用いられていた。
■ 1つのるつぼに複数の金属元素を混合した合金、又
は化合物を混合したものを充てんして、1つの蒸発源よ
り複数の金属元素を同時に混合して蒸発させる1元蒸着
装置、 ■ 複数の金属元素を、各々独立の蒸発源から蒸発させ
る多元蒸着装置、 ■ 上記の、■を適宜組み合わせた装置[発明が解決し
ようとする課題] しかしながら、上記従来例の1元蒸着装置及び多元蒸着
装置には、以下の様な問題点があった。
■ 1元蒸着装置では、1つのるつぼに混合して充てん
した各々蒸気圧の異なる複数の金属又は化合物を同時に
蒸発させるために、成膜した薄膜の深さ方向に大きな組
成分布を示す。−例として第4図に、Y−Ba−Cu−
0を成膜する際に、BaCuO,とCuOを混合して1
つの蒸発源から蒸着した場合の、BaとCuの深さ方向
の組成分布を示す。
■ 多元蒸着装置では、複数の金属又は化合物である蒸
発物質を別々の蒸発源から蒸発させ、別々に基板面に到
達させる。この際、各々の蒸発源はある程度離して設置
しなくてはならないので、各々の蒸発源からの蒸発物質
の蒸気が混合する領域では、各々の蒸発物質の蒸気の密
度はたいへん低くなり、各々の蒸発物質の原子、分子又
はクラスター同士が気相中で衝突、反応することはほと
んどなく、化合反応はほとんどが基板面上に到達した原
子、分子又はクラスター同士で起こる。このため、成膜
時に基板温度を極めて高くする又は成膜後に高温で熱処
理を行う等の方法で熱の形で大量のエネルギーを付与し
てやる必要があった。従って、成膜プロセスに高温の過
程が必要となり、薄膜と基板や、積層した電極や絶縁膜
との間に相互拡散が起こり、素子化プロセスに大きな制
約を与えていた。これを解決するために、蒸発物質にイ
オン化、加速を行いエネルギーを付与するクラスター・
イオンビーム蒸着法とすると、複数の蒸発源で別々にイ
オン化加速を行うため、蒸発物質の付着による汚れなど
による実効的なイオン化条件の変動率が各蒸発源毎に大
きく異なり、イオン化条件の制御が困難であった。さら
に、多元蒸着装置を用いると、各蒸発源からの蒸発物質
の蒸気の分布が基板上で異るため、薄膜の面内方向に組
成分布が起こった。
[n題を解決するための手段及び作用]本発明によれば
、るつぼ内に各々独立した開口部を有する複数個の蒸発
室と、前記蒸発室と該蒸発室の開口部を経て連通し、か
つ開口部を有する反応室を持つことを特徴とする化合物
薄膜製造装置によって、従来の技術の問題点を解決でき
るようにしたものである。
本発明の装置を第1図を用いて説明する。′s1図(a
)は本発明の装置のるつぼ及びヒータ一部の断面図、(
b)はその上面図である6本発明においては、るつぼを
、開口部4を持つ第1蒸発室1と開口部5を持つ第2蒸
発室2さらに開口部6を持つ反応室3に分け、るつぼ全
体をヒーター7で加熱することで、各蒸発室に充てんし
た蒸発物質を、開口部4,5より同時に反応室3に噴出
させ、各蒸発物質の蒸気を極めて密度の高い状態で混合
し、その一部を反応させた後に、開口部6より噴出し、
基板に蒸着するようにしたものである。さらに本発明に
おいては、開口部4,5.6にノズルを設け、そのd/
Aを適当に選んでやることで、組成の制御を行うととも
に、蒸発物質をクラスター化することもできる。また、
本発明においては、反応室の開口部6の上に、イオン化
加速を行う手段を設けることで、混合された複数の蒸発
物質で同時にイオン化、加速を行うことができる。
本発明においては、るつぼの材質は、蒸発源との組み合
わせで、相性の良いものを適当に選ぶことができ、第1
蒸発室1と′s2蒸発室2に充てんする蒸発物質の組み
合わせによって、第1蒸発室1と第2蒸発室2、反応室
を同一の材質で構成することが困難な場合は、各々別の
材料を用いて構成することができる。また、各蒸発室に
充てんする蒸発物質の蒸気圧が異る場合、るつぼ内での
各蒸発室の位置を適当に選んで構成することで、各蒸発
物質間に適当な温度分布を持たせて、各蒸発物質の蒸発
速度を制御することもできる。
本発明においては、各蒸発室、反応室およびその開口部
の大きさ、数、方向、形状は任意に選ぶことができる。
[実施例] [実施例1] 本発明の第1の実施例の装置の概略を第1図に示す。第
1図(a)は、本実施例の装置のるつぼ及びヒータ一部
の断面図、(b)は上面図である。図中、1は第1蒸発
室、2は第2蒸発室、3は反応室、4は第1蒸発室1の
開口部、5は第2蒸発室2の開口部、6は反応室の開口
部、7は抵抗加熱ヒーター、8は支持棒である。
るつぼは、全体をWで作製し、ヒーター7、支持棒8は
Cで作製した。尚、図では省略しているが、開口部6か
ら25cmの距離に基板を置き、さらに装置全体を排気
し、基板付近に02ガスを吹きつけることができるよう
にした。
本実施例の装置を用いて、Pb−Ti−0薄膜を作成し
た例について述べる。第1蒸発室1にpboを、第2蒸
発室にTiO2を各々充てんし、基板温度を500℃と
し、基板付近に3×10−’T o r rの02ガス
を吹きつけながら蒸着を行ったところ、強誘電性を示す
ペロブスカイト型化合物の良質なエピタキシャル薄膜が
得られた。この薄膜は、深さ方向、面内方向共に非常に
平坦な組成分布を持つものであった。また、多元蒸着法
、あるいはスパッタ法等従来の方法でこのP b T 
i Os薄膜をエピタキシャル成長させるには、600
℃程度以上の基板温度が必要であり、約100℃の低温
化が達成できた。
[実施例2] 本発明の第2の実施例の装置の概略を第2図(a)〜(
b)に示す。1は第1蒸発室、2は第2蒸発室、3は反
応室、4は第1蒸発室1の開口部、5は第2蒸発室2の
開口部、6は反応室の開口部、7は抵抗加熱用ヒーター
 8はるつぼの支持棒である。本実施例では、開口部4
及び5をノズル状とし、蒸気圧の太き(異なる蒸発物質
を用いた場合でも、組成の制御を正確に行えるようにし
た。また、本実施例ではるつぼは全体をWで作製し、ヒ
ーター7、支持棒8はCで作製した。
尚、図では省略しているが、開口部6から25cmの距
離に基板を置き、さらに装置全体を排気し、基板付近に
はo2ガスを吹きつけることができるようにした。
この装置を用いてB i−T i −0il膜を作成し
た例について述べる。この装置の第1蒸発室1にTiO
2を、第2蒸発室2にBiを各々充てんし、基板温度を
400℃とし、基板付近に3×10”’Torrの02
ガスを吹きつけながら蒸着を行った。
このような成膜条件で開口部4のノズルをノズル径d=
2.0mm、ノズル長さjl=1. 5mm、開口部5
のノズルをノズル径d=3.0mm、ノズル長さf=1
.5mmとして蒸着を行うと、Bi+zTiOz。薄膜
がエピタキシャル成長した。さらに、開口部4及び5の
ノズルをいずれもノズル径dx2.Omm、ノズル長さ
1=1.5mmとして蒸着を行うと、Bi、Ti30.
2薄膜がエピタキシャル成長した。いずれの場合もノズ
ルの個数は、開口部4が4個、開口部5が1個であった
この薄膜は蒸気圧の大きく異なる蒸発物質を用いたにも
かかわらず、深さ方向、面内方向共に非常に平坦な組成
分布を持つものであった。また、多元蒸着法等従来の方
法でこれらの薄膜をエピタキシャル成長させるには約5
00℃以上の基板温度が必要であり、約100℃の低温
化が達成できた。
[実施例3] 本発明の第3の実施例の装置の概略図を′s3図(a)
〜(C)に示す。本実施例においては、第1蒸発室1及
び反応室3をC,第2蒸発室2をWと、異った材料で構
成し、さらに開口部4及び6をノズル状としている。ま
た第3図(C)に示すように、開口部6の上部に電子線
放出フィラメント9、電子引き出し用グリッド10、加
速電極11を設け、イオン化、加速を行えるようにした
。尚、イオン化電流は最大300 mA、加速電圧は最
大SKV迄印加できるようにした。
尚、実施例2と同様に図では省略しているが開口部4及
び5か625cmの距離に基板を置き、さらに装置全体
を排気し、基板付近には02ガスを吹きつけることがで
きるようにした。また、更に図では省略しているが第3
図で示した蒸発源とは別に、電子ビームによる蒸発源を
1個設けた。
この装置を用いてEr−Ba−Cu−o1膜を作成した
例について述べる。開口部4のノズルは、ノズル径d=
1mm、ノズル長さβ=1.5mmとして、4個設けた
。この装置の、¥S1蒸発室1にはCuを、第2蒸発室
2にはBaOを、さらに図示していない電子ビームによ
る蒸発源にはErを各々充てんし、基板温度を300℃
とし、基板付近に、3X10−’Torrの02ガスを
吹きつけながら蒸着を行った。尚、イオン化電流Ii=
200mA、加速電圧Va=3KVとして、イオン化、
加速を行った。
このようにして作成したEr、Ba2 Cu3o7−6
(0くδ<0.5)薄膜は、深さ方向、面内方向共に非
常に平坦な組成分布を持つものであった。また、Tc=
87に% Jc=lxlQ’A / c m ’  (
77K )と良好な超伝導特性を示すものであった。さ
らに、従来の多元蒸着法等の方法では、Er、Ba2 
Cu30y−5(0<δく0.5)の結晶化をおこさせ
るには、500℃以上の基板温度が必要であったが、約
200℃の低温化が実現できたとともに結晶性のよい薄
膜を作成できた。
[発明の効果] 本発明の装置によれば、複数の金属元素を含む化合物の
、深さ方向及び面内方向共に、非常に平坦な組成分布を
持つ薄膜を成膜することができる。また、本発明の装置
によれば、複数の蒸発物質の蒸気を極めて密度の高い状
態で混合し、その一部を反応させるため、基板上での反
応に必要な熱エネルギーを低減でき、成膜プロセスの低
温化が実現できると共に、薄膜の結晶性が向上する。
また、複数の金属元素を、1個の蒸発源より蒸発させる
ことができるため、制御性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例を示す概略図で、第1
図(a)は断面図、(b)は上面図である。 第2図は、本発明の第2の実施例を示す概略図で、第2
図(a)はるつぼヒータ一部の断面図、(b)はるつぼ
ヒータ一部の上面図である。 第3図は、本発明の第3の実施例を示す概略図で、第3
図(a)はるつぼヒータ一部の断面図、(b)はるつぼ
ヒータ一部の上面図、(C)はイオン化加速部まで含め
た全体図である。 第4図は、従来例の一元蒸着法における薄膜の深さ方向
の組成分布を示す一例である。 1、:11蒸発室   2.第2蒸発室3、反応室 4、第1蒸発室の開口部 5、 ′s2蒸発室の開口部 6、反応室の開口部 7、抵抗加熱ヒーター 8、るつぼの支持棒 9、電子線放出フィラメント 10 。 電子引き出しグリ ド 加速電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、るつぼ内に各々独立した開口部を有する複数個の蒸
    発室と、前記複数個の蒸発室と該蒸発室の開口部を経て
    連通し、かつ開口部を有する反応室を持つことを特徴と
    する化合物薄膜製造装置。 2、各蒸発室の開口部の一部又は全部をノズル状とした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の化合物薄
    膜製造装置。 3、反応室の開口部の一部又は全部をノズル状としたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の化合物薄膜
    製造装置。 4、反応室開口部の上部に蒸発物質のイオン化、加速を
    行う手段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の化合物薄膜製造装置。
JP2243788A 1990-09-17 1990-09-17 化合物薄膜製造装置 Pending JPH04124262A (ja)

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