JPH04124133U - 耳 栓 - Google Patents

耳 栓

Info

Publication number
JPH04124133U
JPH04124133U JP3821191U JP3821191U JPH04124133U JP H04124133 U JPH04124133 U JP H04124133U JP 3821191 U JP3821191 U JP 3821191U JP 3821191 U JP3821191 U JP 3821191U JP H04124133 U JPH04124133 U JP H04124133U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ear canal
ear
water
earplugs
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3821191U
Other languages
English (en)
Inventor
幸聖 小迫
幹男 大森
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP3821191U priority Critical patent/JPH04124133U/ja
Publication of JPH04124133U publication Critical patent/JPH04124133U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳孔内を常に適正な圧力に保持して鼓膜を保
護するようにした耳栓を得る。 【構成】 耳孔に嵌入されるゴム,樹脂等からなる耳栓
1に耳孔と外部とを連通可能な通孔3を設け、この通孔
3を通気非通水材4で塞ぐことで、この通気非通水材4
によって耳孔内に水が侵入するのを防止する一方で、耳
孔内の空気を外部に逃がし、耳孔内の圧力を調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は耳栓に関し、特に水中で使用する耳栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に水泳や水中での作業を行う場合に耳栓を装着することがある。即ち、ダ イビング等のように比較的に深く潜る際にも、通常の場合には耳栓は不要である が、中耳炎等の耳の病気のある人は耳栓が必要とされる。従来、この種の耳栓は シリコンゴム等の柔軟なゴム、或いは樹脂で形成され、耳孔内に挿入することで 耳孔内部(外耳や内耳)を気密に保持するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の耳栓を用いてダイビングを行うと、図4(a)のように水圧の増加によ って耳栓1Aが耳孔10内に押し込まれ、これにより耳孔10内、特に外耳側の 圧力が増大され、鼓膜11が内耳側に変形され、耳に痛みを感じる状態となる。 このため、通常では図4(b)のように水中で所謂耳抜きを行って内耳側の圧力 を高め、外耳側と内耳側の圧力を略等しくさせて鼓膜11を元の状態に復帰させ る。
【0004】 しかしながら、この状態で水面に浮上すると、内耳側は大気圧となるため、図 4(c)のように外耳側の圧力が相対的に大きくなり、鼓膜11を内耳側に変形 させ、耳が痛くなる状態となる。特に、急激に浮上したときには、耳栓1Aが押 し込まれた状態にあってこれを速やかに抜くことが難しいとともに、前記したよ うな耳抜きができないために、鼓膜が変形された状態が比較的に長い時間続くこ とになり、痛みが継続するとともに、極端な場合には鼓膜11が破れる等の損傷 を受けるという問題が生じる。 本考案の目的は、耳孔内を常に適正な圧力に保持して鼓膜を保護するようにし た耳栓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の耳栓は、耳孔に嵌入されるゴム,樹脂等からなる耳栓に耳孔と外部と を連通可能な通孔を設け、この通孔を通気非通水材で塞いでいる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施例の一 部破断斜視図である。同図において、耳栓1はシリコンゴムや樹脂等を用いて円 柱状に形成しており、その一端の外周面には耳孔内に挿入したときに耳孔の内面 に密接して耳孔内を気密に保持するために環状をした複数本の突条2を一体に形 成ししている。又、耳栓1の内部には耳栓をしたときに耳孔内と外部とを連通さ せることができる通孔3を長さ方向に貫通形成している。そして、この通孔3内 には、水等の液体を透過しないが気体を透過させることができる通気非通水材4 を配設し、この通気非通水材4で通孔3を塞いでいる。
【0007】 この通気非通水材4は連続多孔質構造体で構成される。この連続多孔質構造体 は、例えばポリテトラフロロエチレンからなる非常に微細な小繊維と、これらを 結び付けている結節からなる構造体とされ、この構造体で構成される微細な空孔 が相互に連続した状態で存在することで、連続多孔質構造体が構成される。この 多孔質構造体により、空気等の気体は通過させるが、水等の液体は通過させない 素材として構成される。
【0008】 したがって、この構成の耳栓によれば、耳孔に装着したときには、突条が耳孔 の内面に密接することで耳孔を塞ぎ、耳孔内に水が侵入することを防止する。そ して、水中に潜ったときに、水圧が上昇すると、図2(a)のように耳栓1は耳 孔10内に押し込まれて外耳側の圧力が増大され、鼓膜11が内耳側に変形され 、耳に痛みを感じる状態となる。この場合には従来と同様に耳抜きを行うことで 、図2(b)のように外耳の圧力を容易に内耳側と平均化することができ、鼓膜 11を元の状態に復帰させて痛みを回避する。
【0009】 一方、この状態から水面に浮上したときには、外部の圧力が低下され、これに 伴い内耳側の圧力が低下されて外耳側の圧力が内耳側に比べて相対的に大きくな り、この圧力によって鼓膜11が内耳側に変形される状態となるが、このときに は外耳側の空気が通気非通水材4を通して外部に逃げるため、図2(c)のよう に外耳側の圧力が内耳側に対して異常に高くなることが防止でき、鼓膜11の変 形を防止して痛みや、鼓膜の損傷が防止される。 尚、図3のように、耳栓1に設けた通孔3の一部にのみ、シート状に形成した 通気非通水材4Aを配設して通孔3を塞ぐように構成してもよい。又、耳栓1の 外周面に設けた突条2は設けなくともよい。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ゴム,樹脂等からなる耳栓に耳孔と外部とを連 通可能な通孔を設け、この通孔を通気非通水材で塞いでいるので、通気非通水材 の非通水機能によって耳孔内に水が侵入されるのを防止することはもとより、通 気非通水材の通気機能によって外耳での異常な圧力上昇を防止し、鼓膜の損傷を 防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耳栓の一実施例の一部破断斜視図であ
る。
【図2】(a)乃至(c)は図1の耳栓の作用を説明す
るための人間の耳の部分を模式的に示す図である。
【図3】本考案の他の実施例の断面図である。
【図4】(a)乃至(c)は従来の耳栓の問題点を説明
するための人間の耳の部分を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1,1A 耳栓 2 突条 3 通孔 4 通気非通水材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耳孔に嵌入されるゴム,樹脂等からなる
    耳栓に耳孔と外部とを連通可能な通孔を設け、この通孔
    を通気非通水材で塞いだことを特徴とする耳栓。
JP3821191U 1991-04-26 1991-04-26 耳 栓 Pending JPH04124133U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3821191U JPH04124133U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 耳 栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3821191U JPH04124133U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 耳 栓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04124133U true JPH04124133U (ja) 1992-11-11

Family

ID=31919792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3821191U Pending JPH04124133U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 耳 栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04124133U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529484A (ja) * 2012-07-12 2015-10-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 発泡性物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529484A (ja) * 2012-07-12 2015-10-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 発泡性物品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4878560A (en) Earmold
US4702238A (en) Earplug
JP4125127B2 (ja) 拡張可能な耳道内装置
JPH045180Y2 (ja)
EP3639529B1 (en) Ear piece and hearing aid comprising an ear piece
US4537187A (en) Earplug
US6830124B2 (en) Ear plug
US3110356A (en) Earplug
US10827290B2 (en) Tri-comfort tips with low frequency leakage and vented for back pressure and suction relief
US11706558B2 (en) Earphone case and earphone assembly
US5483975A (en) Device for equalizing pressure across the eardrum of divers
US10219064B1 (en) Tri-micro low frequency filter tri-ear bud tips and horn boost with ratchet ear bud lock
JPH04124133U (ja) 耳 栓
JPWO2019173809A5 (ja) イヤーチップ及びイヤホンシステム
US11277698B2 (en) Canal hearing devices with improved seals
JPS6228154Y2 (ja)
JP2008005995A (ja) 人工乳首
WO2021131466A1 (ja) イヤーピース
JP3095344U (ja) 耳 栓
TW202206040A (zh) 透氣耳塞
WO2020252761A1 (zh) 耳机及耳机套
WO2020185472A1 (en) Tri-comfort tips with low frequency leakage and vented for back pressure and suction relief
JPH084796Y2 (ja) 補聴器
KR20190024061A (ko) 외부소리가 잘 들리는 귀마개
JPH0733093U (ja) ヘッドホン