JPH084796Y2 - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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JPH084796Y2
JPH084796Y2 JP1990129940U JP12994090U JPH084796Y2 JP H084796 Y2 JPH084796 Y2 JP H084796Y2 JP 1990129940 U JP1990129940 U JP 1990129940U JP 12994090 U JP12994090 U JP 12994090U JP H084796 Y2 JPH084796 Y2 JP H084796Y2
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JP
Japan
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hearing aid
sound
umbrella
ear canal
aid sound
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JP1990129940U
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JPH0486399U (ja
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安男 西野
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Rion Co Ltd
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Rion Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は補聴器に関し、特に音声送出部が外耳道内に
挿入される補聴器、例えば挿耳式補聴器に適用して好適
なものである。
〔考案の概略〕
本考案は、外耳道に補聴音送出部が挿入される補聴器
において、補聴音送出部の補聴音放出口に可撓性材料で
形成された傘形状部を有する可変形蓋を設け、補聴音送
出部の外耳道への挿入時に補聴音放出窓を覆うように傘
形状部を変形させるようにしたことにより、耳垢により
補聴音放出口の穴づまりを確実に軽減することができ
る。
〔従来の技術〕
挿耳式補聴器1は第3図に示すようにケース2の根元
側に設けられたパネル3にマクロホン4を有し、マイク
ロホン4によつて集音された外部音をケース2の内部に
設けられた補聴処理回路において所定の補聴特性を有す
る補聴音に変換して、ケース2の先端側に形成された補
聴音放出口5から放出するようになされている。
補聴音放出口5が設けられているケース2の先端部に
は、装用者の外耳道に丁度適合するように挿入できる程
度の外形形状を有することにより外耳道を外部空間から
音響的に遮蔽しながら補聴器を外耳道内に保持する補聴
音送出部6が形成され、その先端に設けられた補聴音放
出口5から装用者の外耳道の奥部に向けて補聴音を放出
させることができるようになされている。
第3図において、7は音量調節用ボリユーム、8は電
池収納部、9は通気孔を示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが第3図の挿耳式補聴器1を装用者の外耳道に
挿入すると、ケース2の先端側に形成されている補聴音
送出部6が外耳道内壁に摺接しながら内方に押し込まれ
て行くことにより耳垢をかき取つて行くような現象が起
こり、補聴音送出部6を外耳道内に挿入又は離脱するご
とに耳垢をかき取る結果となり、当該かき取られた耳垢
が補聴音放出口5及びその周辺に付着し、その一部が補
聴音放出口5に詰まる問題がある。
この問題点を解決する1つの方法として従来第4図に
示すように、イヤホン11において発生された補聴音をチ
ユーブ12でなる音道を通じて補聴音放出口5に導出する
と共に、補聴音放出口5に耳垢侵入防止用ネツト13を補
聴音送出部6の先端方向から抑え用リング14と共に嵌め
込むような工夫がなされている。
耳垢侵入防止用ネツト13は、その円板状先端部に複数
の音孔13Xを穿設することにより各音孔13Xの外耳道内に
向けて開放される開口面積をできるだけ小さくし、かく
して開口面積よりも大きな耳垢の補聴音放出口5への侵
入を防ぎ、たとえ小さな耳垢が侵入したとしてもチユー
ブ12に溜めることにより、直接イヤホン11には到達でき
ないようになされている。
しかしながら第3図及び第4図の従来の構成による
と、挿耳式補聴器1を外耳道に挿入又は離脱するごとに
耳垢が音孔13Xから侵入することを防ぐことができず、
実際上補聴音を快適に聴き取るためには、頻繁に音孔13
Xやチユーブ12に詰まつた耳垢を掃除したり、交換した
りする等の煩雑な保守作業をする必要があり、民生用の
電子機器として未だ使い難い不充分さがある。
本考案は以上の点を考慮してなされたもので、耳垢の
侵入を実用上十分に防止できるようにした補聴器を提案
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
かかる課題を解決するため本考案においては、外耳道
に適合するような形状をもつことにより外耳道内と外部
空間との音響的遮蔽を保ちかつ外耳道内に保持される補
聴音送出部6を有し、この補聴音送出部6の挿入方向の
先端部に補聴音を放出する音孔5を形成した補聴器にお
いて、一端部が閉塞されかつ他端部が開放された筒状部
15Aと、筒状部15Aの側面に穿設された補聴音放出窓17
と、一端部及び補聴音放出窓17間の外周部に筒状部15A
と一体に形成されかつ当該筒状部15Aから外方につば状
に突出する傘形状部15Bとを有する可撓性可変形蓋15
が、補聴音送出部6との先端部に、筒状部15Aの他端部
を音孔5と連通させるように、取り付けられ、補聴音送
出部6を外耳道に挿入したとき、可変形蓋15が外耳道内
壁に当接することにより傘形状部15Bが補聴音放出窓17
を覆うように変形し、かつ補聴音放出窓17から放音され
た補聴音を当該変形した傘形状部15Bの周囲を迂回して
外耳道奥部に到達させるようにした。
〔作用〕
外耳道への補聴音送出部6の挿入時には補聴音放出窓
17を傘形状部15Bによつて覆うように変形させるように
したことにより、補聴音放出出口5が穴づまりするおそ
れを軽減することができる。
〔実施例〕
以下図面について、本考案の一実施例を詳述する。
第4図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、補聴器10のケース2の先端部において、補聴音
送出部6に穿設された補聴音放出口5に可変形蓋15が嵌
め込まれ、抑え用リング16によつて固着されている。
かくしてイヤホン11において発生されてチユーブ12で
なる音道を通じて補聴音放出口5に導出された補聴音
は、可変形蓋15の側面に穿設された複数例えば4つの補
聴音放出窓17を通つて外耳道内に放出される。
可変形蓋15は第2図に示すように、円筒状根元部15A
の先端に球状の一部を切り取つたような傘形状部15Bを
有し、この傘形状部15Bの付け根部分の円筒状根元部15A
にその厚みを貫通するように補聴音放出窓17が設けられ
ている。
ここで可変形蓋15は可撓性合成樹脂材料で構成され、傘
形状部15Bの周縁部は円筒状根元部15Aとの結合部分から
外部に突出するように延長すると共に、外方に行くに従
つて厚みが薄くなつて行くことにより一段と柔軟に折れ
曲がり易くなるようになされている。その結果、傘形状
部15Bの円筒状根元部15Aから外方に突出している突出部
分は、円筒状根元部15A側から力を受けると、いわゆる
「傘をおちよこにした」ような形状にめくれ上がるよう
に変形し、逆に円筒状根元部15Aに向かうような力を受
けると、いわゆる「傘をつぼめた」ような形状に変形す
る。
特に「傘をつぼめた」ような形状に変形したとき、傘
形状部15Bは円筒状根元部15Aとの結合部分に形成されて
いる補聴音放出窓17を外側から覆うような状態になる。
以上の構成において、補聴器10を外耳道に挿入すると
き、可変形蓋15の傘形状部15Bは、その周縁部が外耳道
の内壁に接触することにより耳垢をかき取りながら外耳
道の奥部に押し込まれて行く。
このとき傘形状部15Bは「傘をつぼめる」ような力を
円筒状根元部15Aに向かう方向に受けて、補聴音放出窓1
7を覆うように変形する。
その結果、傘形状部15Bは耳垢を補聴音放出窓17内に
侵入させないように動作する。
また補聴器10を外耳道から離脱するとき、可変形蓋15
はその周縁部が「傘をおちよこにした」ような形状にめ
くれ上がるような力を受ける。
従つて傘形状部15Bの周縁部はたとえ耳垢をかき取つ
たとしても蓄積させないような形状になつているので、
結局補聴音放出窓17に耳垢を侵入させないようにでき
る。
以上の構成によれば、補聴音放出口に可撓性材料で形
成された傘形状部15Bを有する可変形蓋15を設け、当該
可変形蓋15の傘形状部15Bの付け根の側面に補聴音放出
窓17を穿設するようにしたことにより、簡易に構成によ
つて補聴音送出口5への耳垢の侵入を防ぐことができ、
従つてチユーブ12、イヤホン11の掃除や交換等の煩雑な
保守作業の必要をなくしうると共に、実用上補聴音をい
つまでも快適に聴き取り得るようにできる。
なお上述の実施例においては、補聴音放出窓17の断面
形状を四角形にしたが、これに限らず種々の形状を適用
し得、要は補聴音を確実に放出できかつ傘形状部15Bに
よつて覆い易いような形状にすれば良い。
また上述の実施例においては、補聴音放出窓17の穿設
方向が2つずつ平行になるようになされているが、本考
案はこれに限らず外方に垂直でありさえすれば他の軸に
対してはどのような方向に穿設しても同様の効果を得る
ことができる。
また上述の実施例においては、補聴器10全体が外耳道
内に挿入される挿耳式補聴器に本考案を適用した実施例
について述べたが、本考案はこれに限らず、その他の補
聴器例えば、箱形補聴器、耳掛形補聴器などにおいて、
外耳道内に挿入される補聴音送出部に適用しても同様の
効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、外耳道に補聴音送出部
を挿入するとき補聴音放出窓を覆うように変形する傘形
状部を設けるようにしたことにより、挿入時に耳垢が補
聴音放出口に詰まるようなおそれを有効に回避し得る補
聴器を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による補聴器の一実施例を要部を断面に
して示す断面図、第2図はその可変形蓋の詳細構成を示
す斜視図、第3図及び第4図は従来の補聴器を示す斜視
図及び断面図である。 1、10……補聴器、5……補聴音放出口、6……補聴音
送出部、15……可変形蓋、15A……円筒状根元部、15B…
…傘形状部、17……補聴音放出窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外耳道に適合するような形状をもつことに
    より外耳道内と外部空間との音響的遮蔽を保ちかつ外耳
    道内に保持される補聴音送出部を有し、この補聴音送出
    部の挿入方向の先端部に補聴音を放出する音孔を形成し
    た補聴器において、 一端部が閉塞されかつ他端部が開放された筒状部と、上
    記筒状部の側面に穿設された補聴音放出窓と、上記一端
    部及び上記補聴音放出窓間の外周部に上記筒状部と一体
    に形成されかつ当該筒状部から外方につば状に突出する
    傘形状部とを有する可撓性可変形蓋が、上記補聴音送出
    部の先端部に、上記筒状部の上記他端部を上記音孔と連
    通させるように、取り付けられ、 補聴音送出部を外耳道に挿入したとき、上記可変形蓋が
    外耳道内壁に当接することにより上記傘形状部が上記補
    聴音放出窓を覆うように変形し、かつ補聴音放出窓から
    放音された補聴音を当該変形した傘形状部の周囲を迂回
    して外耳道奥部に到達させるようにした ことを特徴とする補聴器。
JP1990129940U 1990-11-30 1990-11-30 補聴器 Expired - Lifetime JPH084796Y2 (ja)

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JP1990129940U JPH084796Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 補聴器

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Publication Number Publication Date
JPH0486399U JPH0486399U (ja) 1992-07-27
JPH084796Y2 true JPH084796Y2 (ja) 1996-02-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171397U (ja) * 1981-04-20 1982-10-28
NL8802355A (nl) * 1988-09-26 1990-04-17 Philips Nv In-het-oor hoorapparaat.

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JPH0486399U (ja) 1992-07-27

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