JPH04124132A - 胃粘膜保護剤 - Google Patents

胃粘膜保護剤

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JPH04124132A
JPH04124132A JP24543890A JP24543890A JPH04124132A JP H04124132 A JPH04124132 A JP H04124132A JP 24543890 A JP24543890 A JP 24543890A JP 24543890 A JP24543890 A JP 24543890A JP H04124132 A JPH04124132 A JP H04124132A
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gastric mucosa
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Hisako Takeda
竹田 妃佐子
Hirotoshi Arai
荒井 博敏
Isamu Takakura
高倉 勇
Osamu Ohashi
修 大橋
Akira Takamichi
高道 章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、消化管運動機能賦活作用を有することで知ら
れている一般式[1] 「式中、Rc5よびR2は、同一または異なつて、炭素
数1から5の低級アルキル基を、Xは、スルホン酸残塁
を、口は、スルホン酸残基のスルホニルオキシ基と同数
であり、1から4の整数を示ず。」 て′表わされるアシルオキシアルカノイルコリンスルホ
ネート誘導体の新しい利用分野に関するものでおる。
[従米の技術] 一般式[!1で表わされる化合物は、消化管運動機能賦
活作用を有するとされているが(特公昭52−2149
0号、同53−37334号および同55−1251号
)、胃粘膜保護作用については全く知られていない。
[発明が解決しようとする課題] 飲酒による各臓器の弊害は多く知られており、とりわけ
、飲酒後に胃の不調を訴える人が多い。
この飲酒による胃の不調の原因は、アルコールによる直
接作用である。
高濃度のアルコールや大量のアルコール力(急激に入っ
てくると胃の粘膜が直接刺激をうけ、胃壁に充血やびら
ん、ざらにひどくなると胃壁からの出血が起こる。ずな
わら、これは急性胃粘膜病変と呼ばれる症状で、ざらに
、悪化して胃潰瘍になる場合もめる。
上記したアルコールの胃粘膜に対する各症状を抑えるた
め、アルコールから胃粘膜を保護する効果のある医薬品
の開発が望まれている。
1課題を解決するための手段] 本発明省らは、アルコールから胃粘膜を保護する作用を
有する化合物について、鋭意研究を行った結果、−数式
[I]で表わされる化合物が飲酒に伴う胃粘膜損傷に対
して予防および予防治療効果があることを見出し、本発
明を完成した。
つぎに、本発明の詳細な説明する。
−数式[I]で表わされる化合物中、R1およびR2の
炭素数1〜5の低級アルキル基としては、たとえば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチルおよびペンチルなどが
挙げられる。
Xのスルホン酸残基としては、モノスルホン酸、ジスル
ホン酸、トリスルホン酸およびテトラスルホン酸の各酸
からプロトンが脱離して形成される陰イオンが挙げられ
、モノスルホン酸としては、たとえば、メタンスルホン
Mおよびエタンスルホン酸すどのアルカンスルボン ン酸、トルエン−2−スルホン酸、トルエン−4スルホ
ン酸、ナフタレン−1−スルホンMおよびナフタレン−
2−スルホン酸などのアレーンスルホン酸;フェニルメ
タンスルホン酸などのアルアルカンスルホン酸ニジクロ
へキシルスルファミン醒;樟脳ー3ースルホン酸;樟脳
−8−スルホン酸;並びに樟脳−10−スルホン酸など
のモノスルホン酸が、また、ジスルホン酸としては、た
とえば、ベンゼン−1,3−ジスルホン酸、トルエン−
3,5−ジスルホン酸、ナフタレン−1.5−ジスルホ
ン酸、ナフタレン−2,6−ジスルホン酸およびナフタ
レン−2,7−ジスルホン酸などのアレーンジスルホン
酸が、ざらにトリスルホン酸としては、たとえば、ベン
ゼン−1.3.5−トリスルホン酸およびナフタレン−
1,3.5−トリスルホン酸などのアレーントリスルホ
ン酸が、テトラスルホン酸としては、たとえば、ナフタ
レン−1.3.5.7−テトラスルホン酸などノ のアレーンテトラスルホン酸が挙げられる。また、これ
らのスルホン酸のアルキル基およびアリール基は種々の
置換基で置換されていてもよい。
−数式[1]で表わされる化合物中、好ましいものの一
例としては、たとえば、R およびR2がメチル基で、
Xが1,5−ナフタレンジスルホネート基で、ざらに口
が2である、つぎの構造式で表わされる化合物(以下、
ナパジシル酸アクラドニウムと称する.)が挙げられる
−数式[1]で表わされる化合物は、具体的には、特公
昭52−21490号、同53−37334号、同55
−1251号および特開昭58−180463号に記載
されている製造ルートにしたがって製造することができ
る。
本発明の一数式If]で表わされる化合物は、必要に応
じて過言、L−アスコルビン酸、塩酸チアミン、フルス
ルチアミン、ビスベンチアミン、’Ar11ピリドキシ
ン、パントテン酸カルシウム、ニコチン酸アミド、リボ
フラビンおよび酢酸トコフェロールなどのビタミン類;
L−システィンおよびし一アラニンなどのアミノ酸;シ
ョウキョウ、ウィキョウ、ソウジュラ、オウバク、ホッ
プ、ハツカ、チンピ、チョウジ、ニンジン、センブリ、
カンゾウ、ケイヒ、ニガキおよびゲンチアナなどの健胃
生薬;ケイ酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、酸
化マグネシウムおよび炭酸水系ナトリウムなどの制酸剤
:ウルソデスオキシコール酸、コール酸、胆汁末および
ユウタンなどの利胆剤;並びにでんぷん消化酵素、たん
自消化酵素、脂肪消化酵素、繊維消化酵素またはそれら
の複合酵素(たとえば、ビオジアスターゼなど)などの
消化酵素剤などを配合することができる。
本発明の一般式[I]で表わされる化合物は、通常知ら
れた剤形、たとえば、錠剤、散剤、顆粒またはカプセル
などにすることができる。また、錠剤、散剤および顆粒
などは、ざらに常法にしたかって、造粒またはフィルム
コーティングなどの方法で製剤化することが出光る。製
剤化の際には、製剤の分野で通常知られた添加物、たと
えば、1〜ウモロコシデンプン、乳糖、白糖、結晶セル
ロース、マンニトール、フルクトースもしくはソルビト
ールなどの賦形剤;タルクもしくはステアリン醇マグネ
シウムなどの滑沢剤;でん粉、ポリビニルピロリドン、
メチルセルロースもしくはヒドロキシプロピルセルロー
スなどの結合剤;またはヒドロキシプロピルメチルセル
ロースもしくは硬化ヒマシ油などの皮膜剤を用いて、製
剤化することができる。
また、−数式[I]で表わされる化合物の投与方法、投
与量および投与回数は、患者の症状によって、適宜選択
されるが、通常、経口投与で75〜500 my1日を
1〜数回に分けて投与すればよい。
つぎに、−数式[I]で衣ねされる化合物の効果をエタ
ノール潰瘍に対する予防および予防治療効果により説明
する。
試験法 ■予防効果 ウィスター系の雄性ラット(1群6匹、体重、160〜
236び)を用い、48時間絶食および24時間絶水し
、蒸留水に溶解させたナパジシル酸アクラドニウム30
0m!l/Klを経口投与した。投与1時間後にエタノ
ール(99,5%) 1.5 mlを経口投与し、その
3時間後に、ラットを致死せしめ、胃を摘出、ホルマリ
ン処理し、胃粘膜を観察した。胃粘膜損傷の程度を潰瘍
係数(Uicerndex)で表わし、ざらに抑制率を
求めた。対照は、蒸留水のみを投与した。
その結果を表−1に示した。
表−1 ■予防治療効果 ウィスター系の雄性ラット(1群6〜7匹、体重:17
2〜208び)を用い、48時間絶食および24時間絶
水し、蒸留水に溶解させたナバジシル酸アクラドニウム
300m3/Kffを経口投与した。
投与1時間後にエタノール(99,5%>1.5mf!
を経口投与し、ざらに投与5時間後にナバジシル酸アク
ラドニウム300m3/に’Jを経口投与した。
最終投与18時間後にラットを致死せしめ、胃を摘出、
ホルマリン処理し、胃粘膜を観察した。
胃粘膜損傷の程度を潰瘍係数(Ulcer 1ndex
)で表わし、ざらに抑制率を求めた。対照は、蒸留水の
みを投与した。
その結果を表−2に示した。
表−2 以上の結果より明らかなように、ナパジシル酸アクラド
ニウムには、エタノール潰瘍に対する予防および予防治
療効果がおる。
[発明の効果1 よって、−数式[IJで表わされる化合物は、飲酒によ
る胃粘膜損傷に対して予防または予防治療する効果が必
り、胃粘膜保護剤として有用である。
[実施例] つぎに、実施例により本発明を説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
実施例1 ナバジシル酸アクラドニウムとして50m!j/カプセ
ルを含有する下記組成のカプセル剤は、公知の手段によ
って製造することができる。
ナバジシル醒アクラドニウム     50m9トウモ
ロコシデンプン       2401rFJヒドロキ
シプロピルセルロース    8mcJステアリン醇マ
グネシウム      2q1カプセル当り     
  300η冥施例2 ナパジシル醒アクラドニウムとして1oomvgを含有
する下記組成の顆粒剤は、公知の手段によって製造する
ことができる。
ナパジシル酸アクラドニウム    100/iJマン
ニトール           880myヒドロキシ
プロピルセルロース    20m3100(M2g 実施例3 ナバジシル酸アクラドニウムとして50mg/錠を含有
する下記組成の錠剤は、公知の手段によって製造するこ
とができる。
ナパジシル酸アクラドニウム トウモロコシデンプン 乳糖 結晶セルロース ヒドロキシプロピルセルロース ステアリン酸マグネシウム 1錠当り 0m3 100m’j 113/Flff 100η om3 2η 75m9 実施例4 ナパジシル義アクラドニウムとして50mg/8を含有
する下記組成の細粒剤は、公知の手段によって製造する
ことができる。
ナパジシル酸アクラドニウム     50m3ケイヒ
末               110m3ニガキ末
              30mgショウキョウ末
           30mgウィキョウ末    
        30mgトウモロコシデンプン   
    250m9乳糖              
 250η結晶セルロース           20
0mgポリビニルピロリドンに30      50q
)1000R1j 実施例5 (1)ナパジシル酸アクラドニウム 乳糖 精製白糖 ヒドロキシプロピルセルロース 01n9 190り 250m(j 0m3 00iy を遠心流動造粒法によって細粒とする。
(2)し−アスコルビンM         500m
yマンニトール          485Ingビト
ロキシプロビルセルロース   15Ir1g1000
Ing を湿式練合し、押し出し造粒法によって細粒とする。
(3)上記(1)のナパジシル酸アクラドニウム細粒5
00!rI7および(2)のし−アスコルビン酸の細粒
330 mgを混合し、2細粒からなる細粒剤を製造す
る。
実施例6 (1)ナバジシル酸アクラドニウム    5Qmy乳
糖               190η精製白糖 
           2501n9ヒドロキシプロピ
ルセルロース   10#Iy500ffig を遠心流動造粒法によって細粒とする。
(2) L−7スコルヒンm        500a
yマンニトール          48511!jヒ
ドロキシプロピルセルロース   15m31000m
y を湿式練合し、破砕造粒法によって細粒とする。
(3)ホップエキス          285m9カ
ンゾウエキス         106m、9マンニト
ール          1430mgポリビニルピロ
リドンに25      29m’j1830711g を湿式練合し、破砕造粒法によって細粒とする。
(4)上記(1)のナバジシル酸アクラドニウム細粒5
00ff17、(2)のし−アスコルビン酸細粒330
 mgおよび(3)のホップ配合細粒610Ingを混
合し、3細粒からなる細粒剤を製造する。
寅施例7 (1)ナパジシル酸アクラドニウム   150712
g乳糖              519mg精製白
糖             694.5712yヒド
ロキシプロピルセルロース   25.5/IIg硬化
ヒマシ油          100fflffヒドロ
キシプロピルメチルセルロース 111ntj500m
y を遠心流動造粒法によって細粒とする。
(2)ビオジアスターゼ(大野製薬>    150m
3ケイヒ末               60クニガ
キ末            30m5シヨウキヨウ末
          30m3ウイキヨウ末     
      30m91オウバク末         
   28.51It!カンゾウ          
   301Jm9ハツカ油            
  1.51!1g乳糖              
785m1ポリビニルピロリドンに30      B
51111500m(J を湿式練合し、押し出し造粒法によって細粒とする。
(3)上記(1)のナバジシル酸アクラドニウム細粒5
00 mgおよび(2)の酵素−生薬細粒500〜を混
合し、2細粒からなる細粒剤を製造する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 「式中、R^1およびR^2は、同一または異なつて、
    炭素数1から5の低級アルキル基を、Xは、スルホン酸
    残基を、nは、スルホン酸残基のスルホニルオキシ基と
    同数であり、1から4の整数を示す。」 で表わされるアシルオキシアルカノイルコリンスルホネ
    ート誘導体を有効成分として含有することを特徴とする
    胃粘膜保護剤。
  2. (2)R^1およびR^2が、メチル基である請求項1
    記載の胃粘膜保護剤。
  3. (3)Xが、モノスルホン酸残基またはジスルホン酸残
    基である請求項1または2記載の胃粘膜保護剤。
  4. (4)アシルオキシアルカノイルコリンスルホネート誘
    導体が、ビス(2−トリメチルアンモニオエチル=α−
    アセトキシプロピオネート)−ナフタレン−1,5−ジ
    スルホネートである請求項1記載の胃粘膜保護剤。
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