JPH04122884U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH04122884U
JPH04122884U JP3809391U JP3809391U JPH04122884U JP H04122884 U JPH04122884 U JP H04122884U JP 3809391 U JP3809391 U JP 3809391U JP 3809391 U JP3809391 U JP 3809391U JP H04122884 U JPH04122884 U JP H04122884U
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pipe
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俊孝 笹井
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モリ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧性と耐スラスト性がある管継手を提供す
る。 【構成】 被接続パイプ3のフレア部2の背面25と、袋
ナット6の内面コーナー部17との間に、弾性シール材5
を介装する。フレア部2の圧接面24と、継手本体1のテ
ーパ部8との面接触部26の外周端縁を、シール材5の一
部が包囲するように配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属管の接続に用いる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の管継手には、図6に示すような、実開昭56─7182号記載のもの があった。
【0003】 この管継手は、継手本体aのテーパ部bと被接続パイプiのフレア部cの圧接 面dとの間に、金属やアスベスト等のシール材eを介装し、袋ナットfの内面テ ーパ部gをフレア部cの背面hに当接させ、袋ナットfと継手本体aを螺着する ことによりフレア部cとシール材eを圧着させて密封する構造のものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の構造では、管継手を流れる高圧流体に対しての耐圧性と耐スラ スト性がなく、特にパイプや管継手に作用する外力によって、密封性が低下する 問題があった。
【0005】 そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決して、耐圧性と耐スラスト性 のある管継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、被接続パイプのフレア部の背面と、袋 ナットの内面コーナー部との間に、弾性シール材を介装し、かつ、上記フレア部 の圧接面と、継手本体のテーパ部との面接触部の外周端縁を、上記シール材の一 部が包囲するように配置されたものである。
【0007】
【作用】 上述の如く構成された管継手は、袋ナットと継手本体を螺着することによって 、袋ナットの内面コーナー部と、被接続パイプのフレア部の背面との間に、弾性 シール材が閉塞され、該フレア部の圧接面と該継手本体のテーパ部との面接触部 の外周端縁を、弾性シール材の一部が包囲するようにして密封できる。
【0008】
【実施例】
以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0009】 図1は組付状態の管継手を示しており、フレア部2を有するステンレス製等の 被接続パイプ3の接続に用いられ、この管継手は、ステンレス製等の継手本体1 と、硬質樹脂製等の摺動リング4と、ゴム製等の弾性シール材5と、該継手本体 1と螺合するステンレス製等の袋ナット6からなっている。
【0010】 そして、具体的には図2の分解図に示すように、上記継手本体1の少なくとも 一端を、所定角度───例えば60°〜 120°───で先端縮径状の円錐台形状に 形成されたテーパ部8を有すると共に、このテーパ部8の先端に形成された小径 部9を有している。
【0011】 また、上記継手本体1の外周面10とテーパ部8とが交わる近傍に所定長さの雄 ネジ11を形成すると共に、この雄ネジ11の先端に、該雄ネジ11のネジ底径寸法と 略同一の外径寸法を有する、所定長さの直線状の嵌合部12を形成する。
【0012】 次に、上記被接続パイプ3は、円筒パイプ状の本体部13の接続側の端部を、上 記テーパ部8と略同一角度で先端拡大状の円錐台形状に、フレア加工されたフレ ア部2を有している。
【0013】 また、軸方向に短寸の上記袋ナット6は、六角形状に形成された外周面14を有 すると共に、内周面の一端に、上記被接続パイプ3の本体部13に挿通される適宜 長さの孔部15が設けられている。
【0014】 この袋ナット6の内周面の他端には、上記継手本体1の雄ネジ11に螺着される 所定長さの雌ネジ16を形成し、該雌ネジ16と上記孔部15との間に、内面コーナー 部17を設ける。
【0015】 この内面コーナー部17は、該雌ネジ16のネジ底径寸法と略同一の内径寸法を有 する所定長さLの内周面27と、上記孔部15に連なる、該内周面27と直交面の内底 面22とを、有している。
【0016】 次に、上記弾性シール材5は、上記袋ナット6の内周面27の内径寸法と略同一 の外径寸法で、直線状に形成された外周面18を有すると共に、該弾性シール材5 は、該内周面27の上記長さLより僅かに短い厚みを有している。
【0017】 また、この弾性シール材5の内周面の一端に、上記袋ナット6の孔部15の内径 寸法より僅かに大きい内径寸法の挿通孔19を設けると共に、他端に上記継手本体 1の嵌合部12の外径寸法より僅かに小さい内径寸法のストレート部20を設ける。
【0018】 さらに、該挿通孔19と該ストレート部20とを結ぶ、上記継手本体1のテーパ部 8と略同一角度の傾斜面21を設ける。
【0019】 次に、平板円盤状で所定の厚みを有する上記摺動リング4は、上記被接続パイ プ3の本体部13よりも僅かに大きい内径寸法に形成される。
【0020】 そして、上記袋ナット6の内周面27の所定長さLは、上記摺動リング4の厚み と上記弾性シール材5の厚みを合わせたものと略同一に設定されている。
【0021】 しかして、まず、袋ナット6の内面コーナー部17の内底面22に摺動リング4を 当接し、さらに、弾性シール材5の端面23を該摺動リング4に当接し、該内面コ ーナー部17に該弾性シール材5を嵌装する。
【0022】 次に、被接続パイプ3の本体部13を、上記袋ナット6の孔部15に挿入し、フレ ア加工治具にて、該本体部13の接続側の端部を、所望の径寸法Dにフレア加工し てフレア部2を形成する。
【0023】 さらに、該被接続パイプ3のフレア部2の圧接面24を、継手本体1のテーパ部 8に当接させ、該継手本体1の雄ネジ11に、上記袋ナット6の雌ネジ16を螺着し 締結する。
【0024】 このときの状態を、上記袋ナット6の締込み途中(上記摺動リング4の内径部 分のコーナーが上記被接続パイプ3のフレア部2の付根付近に僅かに当接した状 態)を示す図3と、上記袋ナット6の締込み完了(上記摺動リング4の内径部分 のコーナーが上記被接続パイプ3のフレア部2の付根付近に圧接された状態)を 示す図4で説明する。
【0025】 まず、図3に示すように、上記袋ナット6の締込み途中に於ては、上記被接続 パイプ3のフレア部2の背面25に上記弾性シール材5が圧接し、同図中に斜線で 示した部分だけ、この弾性シール材5が局部的に(自由状態から)圧縮される。
【0026】 そして、斜線Aの部分の弾性シール材5によって、上記フレア部2の圧接面24 が、該継手本体1のテーパ部8に圧接される。
【0027】 さらに、上記継手本体1の嵌合部12と、上記内面コーナー部17の内周面27との 間に、上記弾性シール材5のストレート部20の斜線Bの部分が圧接状態で嵌入さ れることにより、一部の隙間を残して密封状態となる。
【0028】 そして、図4に示すように、上記袋ナット6の締込み完了状態では、上記フレ ア部2の背面25と、上記袋ナット6の内面コーナー部17との間に介装された上記 弾性シール材5が、完全な閉塞状態となる。
【0029】 即ち、図4に斜線A,B,Cで示した部分が(自由状態から)圧縮変形するこ ととなる。
【0030】 このようにして、上記フレア部2の圧接面24と、上記継手本体1のテーパ部8 との面接触部26の外周端縁を、上記弾性シール材5の一部が包囲し密閉する。
【0031】 しかして、上述の如く構成された管継手は、大きな外力を受けて、圧縮荷重が 作用しても、フレア部2の圧接面24とテーパ部8との面接触部26で荷重をうける ので、該弾性シール材5は圧縮荷重をうけずにすむ。
【0032】 従って、従来の管継手のシール材のように、圧縮荷重をうけて変形し、隙間が 生じて流体が漏れることがなくなり、弾性シール材5が長寿命となると共に、圧 縮荷重に対する耐久性が向上する。
【0033】 また、逆に引張荷重(外力)が作用しても、摺動リング4でフレア部2とテー パ部8を圧接しているので、引張荷重が摺動リング4の降伏強さを越えない限り 、フレア部2とテーパ部8に隙間を生ずることがない。
【0034】 さらに、瞬間的に摺動リング4の降伏強さを越える引張荷重が作用し、フレア 部2とテーパ部8に隙間ができても、弾性シール材5の一部がその隙間に入り込 んで漏れを防ぎ密封性が低下しない。
【0035】 従って、通常の使用圧力は10kg/cm2 以下であるが、実際上は、管外径が48.6 mm,肉厚 1.2mmのパイプ3の場合、約 150kg/cm2 まで密封性が低下しないこと が、実験にて確認できた。
【0036】 さらに、図3のように、袋ナット6がゆるんだ状態となっても、既述の如く密 封されているので、流体は漏れることがない。
【0037】 また、継手本体1の雄ネジ11に、袋ナット6の雌ネジ16を螺着し締結する際、 弾性シール材5の端面23と袋ナット6の内底面22との間に、摺動リング4を介装 してあるので、袋ナット6を回動しても摺動リング4が摺動して、弾性シール材 5が捩じれることなくスムーズに螺着できる。
【0038】 しかも、袋ナット6と被接続パイプ3と継手本体1との接触が、面接触のみと なり応力集中が緩和される。
【0039】 即ち、袋ナット6の孔部15と内底面22の角部30が、被接続パイプ3に直接当た って、応力集中を生じるようなことがなくなる。
【0040】 また、弾性シール材5を閉塞状態にして密閉しているので、被接続パイプ3の フレア部2のフレア加工の際の径寸法D(図2参照)のバラツキがあっても、密 封性には影響を与えない。
【0041】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由である。
【0042】 例えば、図5に示すように、摺動リング4を介装せずに、直接、弾性シール材 5の端面23を袋ナット6の内底面22に当接させて管継手を組付けするも自由であ る。
【0043】 また、摺動リング4は黄銅や銅製とするも好ましく、弾性シール材5はプラス チック製とするも望ましい。
【0044】 さらに、継手本体1のテーパ部8と、被接続パイプ3のフレア部2と、弾性シ ール材5の傾斜面21の傾斜角度の増減は自由である。
【0045】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏 する。
【0046】 袋ナット6の内面コーナー部17と被接続パイプ3のフレア部2の背面25との間 に弾性シール材5が閉塞され、フレア部2の圧接面24と継手本体1のテーパ部8 との面接触部26の外周端縁を、弾性シール材5の一部が包囲するようにして密封 できる。
【0047】 従って、従来の管継手の弾性シール材のように、外部から圧縮荷重をうけて変 形し、隙間が生じて漏れることがなくなり、弾性シール材5が長寿命となると共 に、圧縮荷重に対する耐久性が向上する。
【0048】 また、逆に外部から引張荷重が作用しても、摺動リング4でフレア部2とテー パ部8を圧接しているので、強固に密封でき、さらに、瞬間的に摺動リング4の 降伏強さを越える引張荷重が作用し、フレア部2とテーパ部8に隙間ができても 、弾性シール材5の一部がその隙間に入り込んで漏れを防ぎ密封性が低下しない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す半截断面図である。
【図2】本考案の分解状態の断面図である。
【図3】本考案の説明図である。
【図4】本考案の説明図である。
【図5】他の実施例を示す半截断面図である。
【図6】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 フレア部 3 被接続パイプ 5 弾性シール材 6 袋ナット 8 テーパ部 17 内面コーナー部 24 圧接面 25 背面 26 面接触部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求請1】 被接続パイプ3のフレア部2の背面25
    と、袋ナット6の内面コーナー部17との間に、弾性シー
    ル材5を介装し、かつ、上記フレア部2の圧接面24と、
    継手本体1のテーパ部8との面接触部26の外周端縁を、
    上記シール材5の一部が包囲するように配置されたこと
    を特徴とする管継手。
JP1991038093U 1991-04-24 1991-04-24 管継手 Expired - Fee Related JP2553461Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063886A (ja) * 1983-09-16 1985-04-12 日本航空電子工業株式会社 回転形電気接続装置
JPH0610370U (ja) * 1992-07-07 1994-02-08 株式会社原織機製作所 ラップ形成機におけるラップフリース重合装置

Patent Citations (2)

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