JPH04122586A - 脚式移動ロボット及びその歩行制御装置 - Google Patents

脚式移動ロボット及びその歩行制御装置

Info

Publication number
JPH04122586A
JPH04122586A JP2241504A JP24150490A JPH04122586A JP H04122586 A JPH04122586 A JP H04122586A JP 2241504 A JP2241504 A JP 2241504A JP 24150490 A JP24150490 A JP 24150490A JP H04122586 A JPH04122586 A JP H04122586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
joint
mobile robot
sole
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2241504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2911985B2 (ja
Inventor
Hideo Takahashi
英男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2241504A priority Critical patent/JP2911985B2/ja
Publication of JPH04122586A publication Critical patent/JPH04122586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911985B2 publication Critical patent/JP2911985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は脚式移動ロボット及びその歩行制御装置に関し
、より具体的には2足歩行等の多足歩行ロボットにおい
て高速に方向転換することができる様にした制御装置及
びその高速な方向転換に適した足裏部を備えた脚式移動
ロボットに関する(従来の技術及び発明が解決しようと
する課題脚式移動ロボットの歩行制御装置としては特開
昭62−97006号記載のものが知られている。斯る
歩行ロボットが任意の空間を高速に移動するためには、
方向転換を迅速に行う必要がある。しかしながら、従来
技術においては一歩ごとに少しずつ方向を変えるしかな
く、高速な方向転換をすることができなかった。
従って、本発明の目的は従来技術の上記した欠点を解消
し、肩代の歩行ロボットにおいて高速な方向転換を可能
とする脚式移動ロボットの歩行制御装置を提案すること
にある。
更に、前記した従来技術において歩行ロボットの足裏部
は略平坦な部材で構成されており、歩行に際してその足
裏部の接地面積を最適に調節し得るものではなく、例え
ば方向転換のとき等にも必ずしも満足のいくものではな
かった。
従って、本発明の第2の目的は上記した従来技術の欠点
を解消し、接地面積を最適に調節することができる脚式
移動ロボットを提案することにある。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために本発明は例えば請求項1
項において、基体リンクと、それに結合され先端に足裏
部を備えた複数本の脚部リンクとからなるリンク機構を
備えてなり、該基体リンクと足裏部との間に足裏部を基
体リンクに対して基体リンクの軸線回りに回動する関節
を有してなる脚式移動ロボットの歩行制御装置において
、前記ロボットが方向転換を行うとき、該リンク機構の
重心位置を前記足裏部の着地位置の変更を妨げる位置に
設定して該リンク機構の姿勢角を決定する姿勢角決定手
段、該姿勢角決定手段の出力を入力して前記関節を駆動
する制御値を決定する制御値決定手段、及び該制御値決
定手段の出力を入力して該関節を駆動し、前記リンク機
構を方向転換させるアクチュエータを備える如く構成し
た。
(作用) ロボットのリンク機構の重心位置を足裏部の着地位置の
変更を妨げる位置におく様に姿勢角を決定し、その状態
で関節を駆動して脚部リンクと上体リンクとを回動させ
るので、結果的に着地位置から直ちに方向転換を行うこ
とができる。即ち一歩ずつ姿勢を変更するのではなく、
着地姿勢のままリンク機構を転換方向に回動させて方向
転換することができるので、方向転換に必要な時間を減
少させ、高速な方向転換が可能となる。
(実施例) 以下、脚式移動ロボットとして2足歩行ロボットを例に
とって本発明の詳細な説明する。第1図はそのロボット
1を全体的に示す説明スケルトン図であり、左右それぞ
れの脚部に6個の関節(軸)を備える。該6個の関節(
軸)は上から順に、腰の脚部回旋用の関節(軸)IOR
,l0L(右側をR1左側をLとする。以下同じ)、腰
のピッチ方向の関節(軸)12R,12L、同ロール方
向の関節(軸)14R,14L、膝部のピッチ方向の関
!i(軸)16R,16L、足首部ノピッチ方向の関節
(軸)18R,18L、同ロール方向の関節(軸)2O
R,2OLとなっており、その下部には足部22R,2
2Lが取着されると共に、最上位には胴体部(上体)2
4が設けられる。上記において股関節は、関節(軸)I
OR(L)、12R(L)、14R(L)から、足関節
は関節(軸)18R(L)、20R(L)から構成され
る。また股関節と膝関節との間は大腿リンク27R,2
7Lで、膝関節と足首関節との間は下腿リンク28R,
28Lで連結される。
第2図及び第3図は第1図に概略的に示した腰の股関節
部を具体的に示す断面図である。胴体部24は第2図に
示す様に、人の骨盤に相当する腰板30にマウントされ
、腰板30を介して左右の脚部は結合されてロボットの
移動手段を構成する。第1図に示した如く、股関節を含
む脚部は左右対称であるので、以下その内の右足側につ
いて説明する。
第2図において、腰板30の内部には第1のハーモニッ
ク減速機(商品名)32があって、その入力軸にはプー
リ34が取着され、ベルト35を介して第1の電動モー
タ36から駆動力が伝達される。減速機32の入力軸が
回されると周知の如く、そのフレックスリング38と固
定リング40及び出力リング42との間に相対運動が生
じて第1電動モータ36の回転が減速される。而して、
固定リング40は腰板30に、出力リング42は出力部
材44にボルト止めされているので、第1電動モータ3
6の回転に応じて腰板30と出力部材44とは、前記し
た関節軸線10Rを中心として相対回転する。
出力部材44にはその下部で第1のヨーク部材50がボ
ルト止めされる。第1ヨーク部材の上部は空洞51にな
っていて第2の電動モータ52を横向きに収納する。第
2電動モータ52の出力は、ベルト54を介してその下
方に位置する第2のハーモニック減速機56に入力され
、第2ハーモニック減速機56は入力回転を減速して倍
力し、出力リング58を駆動する。第2ハーモニック減
速機56の固定リング60は第1ヨーク部材50の下部
左側にボルト止めされており、出力リング58は第1ヨ
ーク部材50の下位に位置する大腿リンク27Rの上端
部に出力部材62を介して固定されているので、第2電
動モータ52の作動によって第1ヨーク部材50と大腿
リンク27Rとは相対回転し、図で大腿リンク27Rを
前記したロール方向の関節軸線14Rを中心として相対
回転させる。また第1ヨーク部材50の下部は、その右
側で軸受部を構成してしており、大腿リンク27Rを出
力部材62と共働して支持する。
また第3図に明示する如く、大腿リンク27Rの上部は
第2のヨーク部材71を構成しており、そこにおいて左
右のヨークに架橋される形で第3のハーモニック減速機
72とそれにトルクを入力する第3の電動モータ74と
が横方向に直列して配置され、その出力は直ちに第3ハ
ーモニツク減速$172に入力される。その固定リング
76は前記した第2出力部材62に結合されており、そ
の出力リング78は第2ヨーク部材71に結合されてい
ることから、第3電動モータ74が駆動されると、出力
部材62と第2ヨーク部材71との間に相対回転が生じ
、図で大腿リンク27Rをピッチ軸線12Rを中心とし
て回転運動させる。ここで図示の如く、軸線10R,1
2R,14Rは、点A(第3図)において相互に直交し
つつ交差し、その角度位置を直交座標系の変換で算出で
きる様に構成される。
更に、路側に向けて説明を続けると、第2図において大
腿リンク27Rの上端側には凹部79が形成され、そこ
に第4の電動モータ80が収納され、その出力は下方の
膝関節に送られる。第4図及び第5図には膝関節以下の
部位が示されており、第4電動モータ80の出力はベル
ト82を介して膝関節(軸)16Rに装着された第4の
ハーモニック減速機84の入力軸に入力される。尚、膝
関節16Rの内部には空洞85が形成され、軽量化が図
られる。
また該膝関節(軸)16Rと足首関節とは下腿リンク2
8Rで連結されており、その上端側にも凹部87が形成
され、そこに第5の電動モータ88が収納され、その出
力はベルト90を介して足首部に配置された第5のハー
モニック減速機92の入力され、足部22を前記した軸
線18Rを中心としてピッチ方向に駆動する。また軸線
18Rと直交する前記した軸線20Rを中心として足部
22はロール方向に揺動自在に構成されており、そのた
めに第6のハーモニック減速機94と、それに動力を供
給する第6の電動モータ96とが直結されて設けられて
いる。
ここで、電動モータ36,52,74,8088.96
にはロークリエンコーダ37.53.75,81.89
 (第6電動モータ用は図示省略)が設けられてモータ
軸の回転角度を検出する。また、足首部には6軸カセン
サ98が設けられて印加荷重等を測定して支持脚か遊脚
か否かを判別可能とすると共に、足底部の四隅には公知
の接地スイッチ99が設けられて、接地の有無を検出す
る(第4図乃至第8図で図示省略)。また第1図に示す
如く、胴体部24の適宜位置には、一対の傾斜角センサ
100,102が設置され、X2平面内の2軸に対する
傾きとその角速度、同様にy−z平面内の2軸に対する
傾きとその角速度を検出する。ここで、x−z平面の運
動を前後(前記したピッチ)方向の運動と、y−z平面
の運動を左右(前記したロール)方向の運動と定義する
。これらの出力は前記した胴体部24内の制御ユニット
26に送られる。
尚、第6図及び第7図に示す如く、足部22は平面大略
C字状の部材220と平面大略矩形状の部材222とか
らなり、C字状部材220と矩形状部材222とはロッ
ド224を介して連結される。即ち、ロッド224はC
字状部材220と矩形状部材222に穿設された孔内に
挿入され、C字状部材220とはピン226によって固
定される。他方、矩形状部材222内に穿設された孔の
内径はロッド224の外径より比較的大きく形成され、
矩形状部材222はロッド224を中心に回動自在に構
成される。矩形状部材222の中央位置付近には大径の
環状孔228が形成され、そこに6軸カセンサ98が設
置され、その上部に足首関節が連結される。而して、ロ
ッド224と矩形状部材222との間にはバネ229が
装着され、矩形状部材222を上方(2軸)方向に付勢
する。従って、第8図に示す如く、足首部が軸線18R
,Lを介して回動すると、矩形状部材はそれに追随して
路面から上昇する。この状態において足51部は、C字
状部材220のみが路面に接触することとなる。即ち、
踵に相当する部位を上げて爪先立ちすることが可能とな
り、よって自重を支持しつつ路面との摩擦力を減少する
ことができる。
第9図は該制御ユニット26の詳細を示すブロック図で
あり、傾斜センサ100,101の出力はA/D変換回
路104でデジタル値に変換され、その出力はバス10
6を介してRAMIO3に送られる。またエンコーダ3
7等の出力はカウンタ110を介してRAM108内に
入力されると共に、接地スイッチ99等の出力は波形整
形回路112を経て同様にRAM 10 B内に格納さ
れる。制御ユニット内にはCPUからなる2個の演算装
置114.116が設けられており、演算装置114は
後述の如<ROM122に格納されている歩行データを
読み込むと共に、歩容変更指令があったときはそれを修
正し、関節角及びリンク角の指令値を算出してRAM 
10 Bに出力する。また演算装置116は後述の如<
RAM108から関節角及びリンク角の指令値と検出さ
れた実測値とを読み込み、各関節に必要な制御値を算出
してD/A変換回路124を介してサーボアンプ126
に送る。制御値はそこで電流値に変換されて各関節の電
動モータに供給される。尚、符号128は進路、歩幅等
の歩容変更指令用のジョイスティックを、符号130は
傾斜センサ補正用の原点スイッチを、符号132はフェ
ール用のリミットスイッチを示す。
以下、本制御装置の動作を説明する。尚、この例におい
ては歩行データとして位置等の関節角より上位概念のパ
ラメータを設定しておき、関節角は実際の歩行において
リアルタイムに算出し、それに基づいて関節駆動制?I
I値を決定し、歩行の中途での歩容を変更できる様にし
ている。
第10図は本装置の動作を示すフロー・チャートである
。同図を参照して説明すると、先ずS10で時刻t(n
)の歩行データを読み込む。歩行データとしては今述べ
た様に、重心位置、多足の位置、多足の向き、多足の傾
きが時系列データ又は時間の関数で記述されている。重
心値?&Gは第11図に示す如く絶対座標空間における
x、  y、Z軸上の値がGx、Gy、Gzと予めオフ
ラインで算出され、前記ROM内に設定されている。尚
、z軸上の値は問わないものとする。各足部22R1L
の位置Rx、Ry、Rz、Lx、Ly、Lzも第12図
及び第13図に示す如く、X−y、 X−Z、 7−2
空間における位置が予め設定されている(第13図(a
)は歩行データが爪先位置のとき、第13図(b)は歩
行データが踵位置のときを示す。
尚、歩行データとしての各足部の位置は絶対座標空間に
設定されており、第12図及び第13図に示すのは、後
述する各関節角の算出のため座標変換が施された図であ
る)、各足部の向きθRZ、  θLZも第14図及び
第15図に示す如<x−y空間上で設定されており、各
足部の傾きθRX、  θRY。
θLX、  θLYも第16図(x−z空間を示す)に
示す如く設定されている。
次いで、S12において進行方向、進路等の歩容の変更
があったときはその変更指令を入力し、S14で設定さ
れている歩行データを変更指令に応じて修正し、S16
で腰の位置を動かさない場合、即ち、現在の関節角を計
算する。
ここで本制御を再度概括すると、本制御において歩行デ
ータとしては関節角及びリンク角ではなく、それより上
位概念の位置情報を設定する。
従って、関節角及びリンク角は歩行中に時々刻々算出す
ることになるが、ある時刻のそれらを算出して指令値を
決定するためには、ロボットの姿勢を先ず決定する必要
がある。実施例に係る2足歩行ロボットは両足合計で1
2の自由度を持つため、その姿勢は、腰の位置、上体(
胴体部)の向き、上体の傾き、各足部の位置、各足部の
向き、各足部の傾きが決まれば、腰を基準として12個
のパラメータが決定されるため、関節角及びリンク角を
求めるには必要十分である。本制御においては斯る如く
して関節角とリンク角とをリアルタイムに算出し、次い
で各関節の指令値を算出して制御するものである。
ここで腰の位置Czは第17図に示す如く、股関節(軸
)IOR,Lと胴体部24との間の適宜位置に設定され
る。尚、同図で符号Lnは大腿リンク27L、R等の各
リンクの長さを示し、Rnx、 ny、 nzは右足側
の関節角を、L nx、 ny、 nzは左足側の関節
角を示す、また上体(胴体部)の向きθCZは第14図
に示す如く、各足部の向きθRZ、  θLZの平均値
とする。上体の傾きθCX、  θCYは前記した傾斜
角センサの出力値から第18図に示す様に検出すること
ができる。尚、姿勢角を決定するに際しては上体の傾き
は左右、前後方向とも零とする。その結果、上体の絶対
角度と脚部リンク側のエンコーダの相対検出角度とから
、脚部側についても絶対座標での位置決めが可能となる
。また各足部の位置、向き、傾きは歩行データより決定
されている。
従って、S16においては斯るパラメータを決定して関
節角を算出することになる。第12図、第13図及び第
19図乃至第21図にx−z。
y−z空間でのその算出例を示す。図示の如く、座標変
換を行いつつ幾何学的手法で角度を算出する。尚、そこ
に示される様に、膝が伸びた場合(第19図、第21図
)と膝が曲がった場合(第20図)で腰の位置が相違す
る。従って、この実施例において腰の上下方向の位置は
、左右何れかまたは双方の膝が伸びる様にして決定する
。第16図を参照して具体的に説明すると、 L=L3+L4 LRx=aRx LRy=aLy LLx=aLx” LLy=aLy” L Rz”= L” −L Rx” −L Ry”L 
Lz”= L” −L Lx” −L Ly”LRz=
LLzのとき 両膝が伸びる。
Cz =aRz +LRz 十L2 =aLz +LLz +L2 LRz<LLzのとき 右膝が伸びる。
Cz =a Rz 十LRz +L2 LLz<LRzのとき 左膝が伸びる。
Cz =a Lz +LLz +L2 即ち、歩行中においては常に少なくともいずれかの膝が
伸びていると考えることができるので、上記の条件式の
いずれかを択一的に使用して腰の位置を決定することが
できる。
次いで、31Bに至り腰の位置を動かさない場合の重心
位置を計算する。即ち、第22図に示す状態から第23
図に示す如く、S12での歩容変更指令に応じて姿勢を
変更する必要が生じたとき、まず姿勢を決定する上で中
核となる腰の位置を現状のままとした状態での重心位置
を計算する。これはS12で変更指令がなされなかった
場合も同様であり、歩行データ中の重心位置との偏差を
求める意味で本ステップで実際の重心位置を算出する。
尚、本例においては腰の位置と同様に、重心位置もZ軸
上の値は問わないものとする。
而して、変更指令がなされていると仮定すると、それに
応じて新たな目標姿勢から目標重心位置を算出すること
ができるので、S20においてその目標重心位置と現在
の重心位置との偏差を算出し、続いてS22で偏差に所
定の係数を乗じて腰の位置の移動補正量を算出する。こ
の係数kx。
kyは適宜設定するが、例えば歩行速度に応じてkx 
=1.1.  ky =0.9等と可変に設定しても良
い。次いで、S24で第24図に示す如く現在位置に補
正量を合算して新たな腰の位置を算出し、S26で斯く
決定された新たな姿勢に基づいて再度関節角を算出し、
328で316で算出された関節角との偏差を求めて該
偏差を減少すべく関節駆動制御値を決定して出力する。
次いで、方向転換制御について説明する。いまS30に
おいて方向転換指令がなされたとすると、S32に前記
と同様に歩行データを修正する。この点について第25
図(a)乃至第27図(a)を参照して説明すると、こ
れらの図は90度の方向転換を行う過程を示している。
この例では重心位置が両足の爪先相当部位を結ぶ直線の
中点にあり、回転中は両足の爪先相当部位及び重心位置
を変えないで脚部リンク(及び上体リンク)を回転させ
て、高速に方向転換する様にしている。
即ち、第25図(a)乃至第27図(a)に示す様に、
右足の(爪先の位置) Rx、Ry 、その間きθRz
l 、路面とのなす角度θRV2 、左足の(爪先の位
置) Lx、Ly 、その間きθLzl %路面とのな
す角度θLz2、上体の向きθcz、重心位置Gx、G
yを設定する。ここで、足の向き等の特性は第28図(
a)乃至(e)に示す様に時間軸で設定する。尚、上体
の傾きは、前記の如く前後、左右とも零とし、路面は水
平とする。ここでT秒間で方向転換するとし、方向転換
開始後を秒経過したときの状態は、 Rx  =XO Ry  =YO とお(と、 Lx =XO−d Ly =YO+d Gx = (Rx +Lx ) /2 Gy = (Ry +Ly ) /2 θRzl =θLZI =θcz=90 X (t/T
)度 θRz2−45 X (t/T)度 θLZ2 =45− (45X (t/T) )度と求
めることができる。従って、第28図に示す特性に基づ
いて姿勢角を決定して関節角を求め、制御値を決定すれ
ば良い。即ち、S34で先に述べた手順で重心位置に併
せて腰の位置を両足の中間に位置させる様に姿勢角を決
定し、S36で関節角を決定し、338で制御値を決定
し、S40でT秒経過して方向転換が終了した判断され
るまで繰り返すことになる。ここにおいて重心を両足間
に位置させるのは着地位置をずらすことなく方向転換を
行うためである。即ち、従来技術に見られた様に一歩ず
つ姿勢を変えて方向転換するのではなく、第25図(a
)の姿勢をとらせた後、そのままで脚部リンクを回動さ
せて第26図(a)の状態を経て第27図(a)の状態
に移行して方向転換を終了する。而して、このとき制a
値は関節軸!OR,Lを含めた関節軸について所要の動
作をするように決定される。
ここで第25図乃至第27図の(b)は(a)を方向0
.P、Qから見たものであるが、図示の如く、いずれか
又は双方の足の踵相当部位を上げており、即ち前記した
矩形状部材222を上げており、斯くすることによって
接地面積を減少させて路面との支持力を増加させている
本実施例は上記の如く構成したので、高速に方向転換を
行うことができて移動速度を上げることができる。また
歩行データとして関節角ではなく位置情報を設定してお
き、関節角は歩行の中途でリアルタイムに算出する様に
したので、歩行の中途で任意に歩容を変えることができ
る。
尚、第28図に線型な特性を示したが、これに限られる
ものではなく、非線型なものであっても良い。また重心
を両足部を着地してその中間におく例を示したが、1本
足立ちした状態で重心をその足裏部におき、脚部リンク
(及び上体リンク°)を回動させて方向転換しても良い
また本発明を関節角を歩行データとして予め設定しない
例について説明したが、それに限られるものではなく、
オフラインで関節角を算出しておき、それに基づいて歩
行する場合であっても妥当することは言うまでもない。
また重心と腰の位置についてz軸方向の値を拘束しない
例を示したが、それに限られるものではなく、z軸方向
も含めた3次元空間で値を設定しても良い。
更には本発明を2足歩行の脚式移動ロボットについて説
明したが、それに限られるものではなく、3足以上の脚
式移動ロボットにも妥当するものである。
(発明の効果) 請求項1項記載の脚式移動ロボットの歩行制御装置は、
ロボットのリンク機構の重心位置を足裏部の着地位置の
変更を妨げる位置に設定して該リンク機構の姿勢角を決
定して関節を駆動する様にしたので、着地位置から直ち
に方向転換を行うことができて高速な方向転換を実現す
ることができるる。
請求項2項記載の脚式移動ロボットの歩行制御装置は、
ロボットのリンク機構の重心位置を複数本の脚部の足裏
部荷重が均等となる位置に設定して関節を駆動する様に
したので、2本以上の脚部が着地するとき、その状態か
ら迅速に方向転換を行うことができて高速な方向転換を
実現することができる。
請求項3項記載の脚式移動ロボットの歩行制御装置は、
方向転換のとき足裏部の接地面積を減少する様に構成し
たので、接地力を増すことができ、より高速な方向転換
を実現することができる請求項4項記載の脚式移動ロボ
ットは、ロボットの足裏部を互いに枢動自在に連結した
2個の部材から構成し、その一方の部材に前記脚部リン
クを固定する如くしたので、接地面積を最適に調節する
ことができ、例えば着地した状態で回動するとき、支持
力を増加させてより容易に回動動作を行うことができる
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る脚式移動ロボットの歩行制御装置
を全体的に示す概略図、第2図はその股関節の構造を詳
細に示す断面図、第3図は第2図■−■線断面図、第4
図は第1図の膝関節以下の部位を示す説明側面図、第5
図はその■−■線部分断面図、第6図は足裏部の説明横
断面図、第7図はその■−■線断面図、第8図は踵相当
部位を上げる状態を示す説明側面図、第9図は制御ユニ
ットの説明ブロック図、第10図は本制御装置の動作を
示すフロー・チャート、第11図は絶対座標空間上の重
心位置を示す説明図、第12図はx−y空間上で足部の
位置を示す説明図、第13図(a)(b)は同様にx−
z空間上で足部の位置を示す説明図、第14図はx−y
空間上で上体と足部の向きを示す説明図、第15図は同
様にX−y空間上で足部の向きを示す説明図、第16図
は同様にx−z空間で足部の傾きを示す説明図、第17
図は腰の位置等を示す説明図、第18図は上体の傾き等
を示す説明図、第19図はx−z空間で膝が伸びた状態
で関節角を算出する手法を示す説明図、第20図は同様
にx−z空間で膝が曲がった状態で関節角を算出する手
法を示す説明図、第21図はy−z空間で膝が曲がった
状態で関節角を算出する手法を示す説明図、第22図乃
至第24図はX−7空間での腰と重心の移動経過を示す
説明図、第25図Ca)(b)は方向転換前の着地位置
と重心位置を示すx −y平面説明図、第26図(a)
(b)は方向転換中のそれを示す説明図、第27図(a
)(b)は方向転換後のそれを示す説明図及び第28図
(a)乃至(e)は方向転換時の足部の向き等の特性を
示す説明図である。 l・・・脚式移動ロボット(2足歩行ロボット)10R
,IOL・・・脚部回旋用の関節(軸)12R,12L
・・・股部のピンチ方向の関節(軸)、14R,14L
・・・股部のロール方向の関節(軸)、16R,16L
・・・膝部のピッチ方向の関節(軸)、18R,18L
・・・足首部のピッチ方向の関節(軸)、2OR,2O
L・・・足首部のロール方向の関節(軸)、22R。 22L・・・足部、24・・・胴体部、26・・・制御
ユニット、27R,27L・・・大腿リンク、28R,
28L・・・下腿リンク、30・・・腰板、32,56
,72.84.92.94・・・ハーモニック減速機、
34・・・プーリ、35.54,82.90・・・ベル
ト、36,5274.80.88.96・・・電動モー
タ、37.53,75.81.89・・・ロークリエン
コーダ、38・・・フレックスリング、40.60.7
6・・・固定リング、42,58.78・・・出力リン
グ、44.62・・・出力部材、50.71・・・ヨー
ク部材、51.85・・・空洞、79.87・・・凹部
、98・・・6軸カセンサ、99・・・接地スイッチ、
100,102・・・傾斜角センサ、104・・・A/
D変換回路、106・・・バス、108・・・RAM、
110・・・カウンタ、112・・・波形整形回路11
4.116・・・演算装置(サブ・システム)、122
・・・ROM、124・・・D/A変換回路、126・
・・サーボアンプ、12日・・・ジョイスティック、1
30・・・原点スイッチ、132・・・リミットスイッ
チ、220・・・C字状部材、222・・・矩形状部材
、224・・・ロッド、226・・・ピン、228・・
・環状孔、229・・・バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体リンクと、それに結合され先端に足裏部を備
    えた複数本の脚部リンクとからなるリンク機構を備えて
    なり、該基体リンクと足裏部との間に足裏部を基体リン
    クに対して脚部リンクの軸線回りに回動する関節を有し
    てなる脚式移動ロボットの歩行制御装置において、 a、前記ロボットが方向転換を行うとき、該リンク機構
    の重心位置を前記足裏部の着地位置の変更を妨げる位置
    に設定して該リンク機構のの姿勢角を決定する姿勢角決
    定手段、 b、該姿勢角決定手段の出力を入力して前記関節を駆動
    する制御値を決定する制御値決定手段及び c、該制御値決定手段の出力を入力して該関節を駆動し
    、前記リンク機構を方向転換させるアクチュエータ を備えたことを特徴とする脚式移動ロボットの歩行制御
    装置。
  2. (2)基体リンクと、それに結合され先端に足裏部を備
    えた複数本の脚部リンクとからなるリンク機構を備えて
    なり、該基体リンクと足裏部との間に足裏部を基体リン
    クに対して脚部リンクの軸線回りに回動する関節を有し
    てなる脚式移動ロボットの歩行制御装置において、 a、前記ロボットが方向転換を行うとき、前記脚部リン
    クについて少なくともその2本以上の脚部リンクの足裏
    部の接地を検出し、該足裏部に加わる荷重が略均等とな
    る様に前記リンク機構の重心位置を設定して該リンク機
    構の姿勢角を決定する姿勢角決定手段、 b、該姿勢角決定手段の出力を入力して前記関節を駆動
    する制御値を決定する制御値決定手段及び c、該制御値決定手段の出力を入力して該関節を駆動し
    、前記リンク機構を方向転換させるアクチュエータ、 を備えたことを特徴とする脚式移動ロボットの歩行制御
    装置。
  3. (3)前記足裏部がその接地面積を調節自在なものであ
    って、前記方向転換のとき接地面積を減少する様に構成
    したことを特徴とする請求項2項記載の脚式移動ロボッ
    トの歩行制御装置。
  4. (4)基体リンクと、それに結合され先端に足裏部を備
    えた複数本の脚部リンクとからなる脚式移動ロボットに
    おいて、該足裏部を互いに枢動自在に連結した2個の部
    材から構成すると共に、その一方の部材に前記脚部リン
    クを固定したことを特徴とする脚式移動ロボット。
JP2241504A 1990-09-12 1990-09-12 脚式移動ロボット及びその歩行制御装置 Expired - Lifetime JP2911985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2241504A JP2911985B2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 脚式移動ロボット及びその歩行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2241504A JP2911985B2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 脚式移動ロボット及びその歩行制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04122586A true JPH04122586A (ja) 1992-04-23
JP2911985B2 JP2911985B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=17075313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2241504A Expired - Lifetime JP2911985B2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 脚式移動ロボット及びその歩行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911985B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337235A (en) * 1992-03-12 1994-08-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Locomotion control system for legged mobiled robot
US5349277A (en) * 1992-03-12 1994-09-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control system for legged mobile robot
JP2003048178A (ja) * 2001-08-08 2003-02-18 Fujitsu Ltd 歩行ロボットの柔軟足機構
JP2012196743A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Toyota Motor Corp 脚式ロボット、その制御方法、及び制御プログラム
JP2013230524A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Vstone Kk 二足歩行ロボット
CN105620581A (zh) * 2016-02-19 2016-06-01 常州大学 混联高频仿人三自由度机械足
CN105667625A (zh) * 2016-02-19 2016-06-15 常州大学 四自由度仿人并联减振机械足
CN105730549A (zh) * 2016-02-19 2016-07-06 常州大学 混联减振仿人三自由度机械足
CN105730548A (zh) * 2016-02-19 2016-07-06 常州大学 减振串联四自由度仿人机械足
CN105730550A (zh) * 2016-02-19 2016-07-06 常州大学 仿人机器人四自由度混联减振机械足
CN105752193A (zh) * 2016-02-19 2016-07-13 常州大学 仿人机器人三自由度串联减振机械足

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW499349B (en) 2000-11-17 2002-08-21 Sony Corp Legged mobile robot, leg structure of legged mobile robot, and mobile leg unit for legged mobile robot
JP4585252B2 (ja) * 2004-08-13 2010-11-24 ソニー株式会社 ロボット装置及びロボット装置の歩行制御方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337235A (en) * 1992-03-12 1994-08-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Locomotion control system for legged mobiled robot
US5349277A (en) * 1992-03-12 1994-09-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control system for legged mobile robot
JP2003048178A (ja) * 2001-08-08 2003-02-18 Fujitsu Ltd 歩行ロボットの柔軟足機構
JP4733875B2 (ja) * 2001-08-08 2011-07-27 富士通株式会社 歩行ロボットの足機構及び歩行制御方法
JP2012196743A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Toyota Motor Corp 脚式ロボット、その制御方法、及び制御プログラム
JP2013230524A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Vstone Kk 二足歩行ロボット
CN105620581A (zh) * 2016-02-19 2016-06-01 常州大学 混联高频仿人三自由度机械足
CN105667625A (zh) * 2016-02-19 2016-06-15 常州大学 四自由度仿人并联减振机械足
CN105730549A (zh) * 2016-02-19 2016-07-06 常州大学 混联减振仿人三自由度机械足
CN105730548A (zh) * 2016-02-19 2016-07-06 常州大学 减振串联四自由度仿人机械足
CN105730550A (zh) * 2016-02-19 2016-07-06 常州大学 仿人机器人四自由度混联减振机械足
CN105752193A (zh) * 2016-02-19 2016-07-13 常州大学 仿人机器人三自由度串联减振机械足

Also Published As

Publication number Publication date
JP2911985B2 (ja) 1999-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255663B2 (ja) 脚式移動ロボット
JP3574952B2 (ja) 二脚歩行式移動装置及びその歩行制御装置
JP3078009B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP3167404B2 (ja) ロボットの関節駆動制御装置
JP3662996B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP4213310B2 (ja) 2足歩行脚式移動ロボット
JPH05200682A (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
KR101766755B1 (ko) 보행 로봇 및 그 제어방법
JPH04122586A (ja) 脚式移動ロボット及びその歩行制御装置
JP3574951B2 (ja) 二脚歩行式移動装置及びその歩行制御装置及び歩行制御方法
JPH04201185A (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
EP1844907B1 (en) Legged mobile robot and control program for the robot
JP3598507B2 (ja) 歩行式移動装置及びその歩行制御装置及び歩行制御方法
JP4675356B2 (ja) 脚式移動ロボット
JPH11300661A (ja) 脚式移動ロボットの制御装置
JP3405868B2 (ja) 脚式歩行ロボットの歩容生成方法
JP3167406B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP2911984B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP3569768B2 (ja) 二脚歩行式移動装置
JP3024023B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP3071028B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP3167407B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP3183557B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP2997038B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行御制装置
JP2997037B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 12