JPH04121653U - 蓄電池の取手の取付構造 - Google Patents

蓄電池の取手の取付構造

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JPH04121653U
JPH04121653U JP2631291U JP2631291U JPH04121653U JP H04121653 U JPH04121653 U JP H04121653U JP 2631291 U JP2631291 U JP 2631291U JP 2631291 U JP2631291 U JP 2631291U JP H04121653 U JPH04121653 U JP H04121653U
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JP
Japan
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handle
lid
bearing
shaft
recess
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Pending
Application number
JP2631291U
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English (en)
Inventor
辰也 平野
善弘 池田
清 阿野
Original Assignee
宮川化成工業株式会社
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Publication date
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄電池の蓋に取手を回動可能に取付けるとと
もに、取手の不使用時には、蓋の上面から実質的に突出
しないようにする。 【構成】 逆U字状の取手5を倒した状態で受入れる凹
部10を蓋1の上面に形成する。凹部10の内側壁に、
取手5にある軸受穴8と整列する軸受凹部11を設け
る。整列した軸受穴8および軸受凹部11に共通に軸1
5が挿入されるように、軸付与部材14が、取手5の両
脚部7の各外方から配置される。軸15には、抜止突起
16が設けられていて、軸受穴8の周縁部に係合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、蓄電池の電槽本体を閉じる蓋に取手を回動可能に取付けるための 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
蓄電池には、これを持上げたり、持運んだりするときの便宜を図るため、取手 を備えたものがある。
【0003】 このような取手は、蓄電池を手で下げるときにのみ必要であり、それ以外の状 況では、このような取手の存在がかえって邪魔になることがある。たとえば、蓄 電池が自動車に取付けられる場合、実開平1−142157号公報に記載される ように、蓄電池の上面を横切る取付具が用いられ、この取付具を蓄電池の上面に 向かって押圧するように固定することによって、蓄電池が固定される。したがっ て、取手は、不使用時においては、蓄電池の上面からあまり突出せず、上述した 取付具の配置を阻害しないようにされることが望ましい。
【0004】 そのため、取手を蓄電池の蓋に取付ける場合、これを回動可能にしておけば、 必要なときにのみ取手を立て、不使用時にはこれを倒すことができるので、上述 の要望を満たすことができる。このように、回動可能とされた取手を備える蓄電 池が、たとえば実開昭53−78534号公報に記載されている。
【0005】 この従来技術では、蓋の両側面に支持ピンを設け、取手の両端部に設けられた 取付穴に前記支持ピンを通すことにより取手を支持ピンのまわりに回動可能に設 けるとともに、取手を使用しないときには、これを倒すことにより、蓋に沿った 状態にすることができる。特に、この公開公報に記載された従来技術では、蓋の 周縁部には、不使用時の取手を受入れる凹部が形成されているとともに、蓋に備 える支持ピンには、抜止片が形成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術には、次のような解決されるべき問題がある 。
【0007】 まず、支持ピンを備える蓋の成形は、蓋に与えられる他の形状との関連から、 困難を伴う。支持ピンに形成された抜止片の存在は、このような成形をさらに困 難なものとする。このような観点から、支持ピンに相当する要素は、蓋と一体に 成形されずに、別部品として与えられることが考えられるが、この場合には、こ のような支持ピンに相当する要素は、組立て作業を能率化するために、蓋に対し て簡単な操作により組込むことができるようにされることが望ましい。
【0008】 他方、逆U字状の取手における水平握り部は、手で握るのに十分な寸法を与え 得る限り、不所望な撓みを防止するため、できるだけ短い方が好ましい。この観 点からすれば、上述した従来技術のように、取手の取付位置を蓋の両側面に選ぶ のではなく、蓋の上面であって、各側面から所定の距離だけ内方にある位置を、 取手の取付位置とすることが望ましい。
【0009】 それゆえに、この考案の目的は、上述した要望を満たし得る、蓄電池の取手の 取付構造を提供しようとすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案は、蓄電池の電槽本体を閉じる蓋に取手を回動可能に取付けるための 構造に向けられるものであって、上述の技術的課題は、次のように解決される。
【0011】 まず、前記取手は、その両脚部にそれぞれ貫通する軸受穴が設けられた、逆U 字状の形状とされる。
【0012】 前記蓋の上面には、倒した状態にある前記取手を受入れる、U字状に延びる凹 部が設けられる。
【0013】 また、前記U字状に延びる凹部の内側壁には、各前記軸受穴と整列する軸受凹 部がそれぞれ設けられる。
【0014】 各前記軸受穴および対応の各前記軸受凹部に共通に挿入される軸を与える軸付 与部材が、前記取手の両脚部の各外方からそれぞれ配置される。各前記軸付与部 材の前記軸には、各前記軸受穴の周縁部に係合する抜止突起が設けられる。
【0015】
【作用】
この考案において、取手に設けられた軸受穴と蓋に設けられた対応の軸受凹部 とを互いに整列させながら、軸付与部材の軸を、これら軸受穴および軸受凹部に 共通に挿入することによって、取手が蓋に対して回動可能に取付けられる。
【0016】
【考案の効果】
この考案によれば、取手が蓋に対して回動可能に取付けられ、取手の不使用時 においては、これを倒すことにより、凹部内に収納することができ、蓋の上面か ら実質的に突出しない状態とすることができる。したがって、蓄電池を固定する ための前述した取付具の配置を阻害することがない。
【0017】 また、取手の水平握り部の長さを可能な限り短くすることができるので、この 水平握り部において生じ得る撓みを小さくすることができる。
【0018】 また、取手を蓋に対して回動可能に取付けるための軸は、蓋とは別体の軸付与 部材によって与えられるので、このような軸が蓋と一体に形成される場合に遭遇 する蓋の成形が困難であるという問題を回避することができる。
【0019】 また、軸付与部材によって与えられた軸には、軸受穴の周縁部に係合する抜止 突起が設けられているので、このような軸ないしは軸付与部材を固定するために 特別な固定手段を適用する必要がない。したがって、軸付与部材を組込む作業の ため、蓄電池の生産性が低下することがない。
【0020】 また、蓋に設けられる軸受凹部が、U字状に延びる凹部の内側壁に位置され、 かつ、軸付与部材が取手の両脚部の各外方から配置されるので、軸付与部材を配 置するための空間を蓋に形成すれば、この空間を介して、軸受凹部の形成を容易 に行なうことができる。たとえば、蓋を成形する金型の一部を動作可能とし、こ のような成形の段階で、軸受凹部を形成することも可能である。蓋の成形時にお いて軸受凹部を形成すると、軸受凹部に対して高い寸法精度を与えることができ る。
【0021】
【実施例】
図1ないし図3は、この考案の第1の実施例を示している。なお、これらの図 面には、蓄電池の電槽本体の図示が省略されており、電槽本体を閉じる蓋1およ びこの蓋1に関連する要素のみが示されている。
【0022】 図示した蓋1は、たとえば、6個の隔室を備える鉛蓄電池のためのものであり 、そのため、各隔室に対応して、液口2が6個設けられている。液口2は、図示 しない液口栓によって開閉可能に閉じられる。
【0023】 また、蓋1の下面には、図示しない電槽本体の仕切壁と溶着されるべき仕切壁 3が、図3に示されるように設けられている。さらに、蓋1を貫通して、1対の 極棒4が設けられている。ここまで述べた構成は、従来の通常の蓄電池と同様で ある。
【0024】 蓋1に回動可能に取付けられる取手5は、水平握り部6および2つの脚部7を 備える、全体として逆U字状の形状を有している。取手5の両脚部7には、貫通 する軸受穴8がそれぞれ設けられる。これら軸受穴8の各内方に向く端部には、 図3によく示されているように、大径部9が形成される。
【0025】 蓋1の上面には、倒した状態にある取手5を受入れる、U字状に延びる凹部1 0が設けられる。このU字状に延びる凹部10の内側壁には、各軸受穴8と整列 する軸受凹部11がそれぞれ設けられる。
【0026】 軸受凹部11が設けられた位置の各外方には、凹部10に連通するとともに軸 受凹部11にそれぞれ整列しかつ蓋1の外側面にまでそれぞれ延びる空間12が 形成される。各空間12の対向する側壁には、対をなすガイド溝13が設けられ る。
【0027】 上述した各空間12内には、軸付与部材14がそれぞれ装着される。軸付与部 材14は、軸15を与え、軸15には、抜止突起16が設けられる。また、軸付 与部材14には、外方へ張出す1対のガイドリブ17が設けられる。これらガイ ドリブ17は、前述したガイド溝13に適合するものである。
【0028】 取手5を蓋1に取付けるにあたっては、図1の矢印18で示すように、取手5 を凹部10内に挿入して、各軸受穴8を、対応の軸受凹部11に整列する状態と する。次いで、軸付与部材14が、取手5の両脚部7の各外方から、矢印19で 示すように、空間12内に装着される。このとき、ガイドリブ17がガイド溝1 3に沿ってスライドするとともに、軸15が、整列している軸受穴8および軸受 凹部11に共通に挿入される。この挿入の最終段階では、軸15に設けられた抜 止突起16が、図3によく示されているように、大径部9内に位置し、軸15が 軸受穴8から抜けることが防止される。なお、軸付与部材14のより確実な固定 のために、上述した抜止突起16による係合だけでなく、超音波を加え、軸付与 部材14と蓋1とを互いに溶着するようにしてもよい。
【0029】 このようにして、取手5の取付が完了する。取手5は、図2に示すように、立 てた状態とされ、使用に供され、他方、不使用時には、倒されて、凹部10内に 収納される。
【0030】 図4ないし図6は、この考案の第2の実施例を示している。なお、これらの図 面において、前述した図1ないし図3に示した要素に相当する要素には、同様の 参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0031】 蓋1において、軸受凹部11が設けられた位置の外方には、軸受凹部11と整 列する貫通孔20が設けられる。貫通孔20の外方端には、断面矩形の開口部2 1が形成される。
【0032】 軸付与部材14aは、その端部において、軸15を与え、軸15には、抜止突 起16が設けられる。軸付与部材14aは、さらに、貫通孔20内に位置される 棒状の中間部22および開口部21内に位置される平板状の頭部23を備える。 頭部23の、軸15および中間部22が位置する側には、突出片24が、斜め方 向に張出すように形成される。たとえば、軸付与部材14aが、樹脂から構成さ れるとき、突出片24は、弾性的に撓むことができる。
【0033】 取手5を蓋1に取付けるにあたっては、まず、前述した第1の実施例と同様、 図4の矢印18で示すように、取手5が凹部10内に挿入され、軸受穴8と軸受 凹部11とが整列する状態とされる。次いで、軸付与部材14aが、矢印19で 示すように、蓋1の開口部21から挿入される。この挿入の最終段階においては 、図6に示すように、軸15が、整列している軸受穴8および軸受凹部11に共 通に挿入されるとともに、抜止突起16が、軸受穴8の大径部9の周縁部に係合 する。また、突出片24は、弾性的に撓みながら、開口部21の底面に当接する 。これによって、取手5の取付後において、取手5および軸付与部材14aが、 蓋1に対してがたつくことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例を構成する蓋1、取手
5および軸付与部材14を分解して示す斜視図である。
【図2】図1に示した取手5および軸付与部材14を蓋
1に装着した状態を示す斜視図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】この考案の第2の実施例を構成する蓋1、取手
5および軸付与部材14aを分解して示す一部破断斜視
図である。
【図5】図4に示した取手5および軸付与部材14aを
蓋1に装着した状態を示す斜視図である。
【図6】図5の線VI−VIに沿う断面図である。
【符号の説明】
1 蓋 5 取手 7 脚部 8 軸受穴 10 凹部 11 軸受凹部 14.14a 軸付与部材 15 軸 16 抜止突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池の電槽本体を閉じる蓋に取手を回
    動可能に取付けるための構造であって、前記取手は、そ
    の両脚部にそれぞれ貫通する軸受穴が設けられた、逆U
    字状の形状を有し、前記蓋の上面には、倒した状態にあ
    る前記取手を受入れる、U字状に延びる凹部が設けら
    れ、前記U字状に延びる凹部の内側壁には、各前記軸受
    穴と整列する軸受凹部がそれぞれ設けられ、各前記軸受
    穴および対応の各前記軸受凹部に共通に挿入される軸を
    与える軸付与部材が前記取手の両脚部の各外方からそれ
    ぞれ配置され、各前記軸付与部材の前記軸には、各前記
    軸受穴の周縁部に係合する抜止突起が設けられた、蓄電
    池の取手の取付構造。
JP2631291U 1991-04-18 1991-04-18 蓄電池の取手の取付構造 Pending JPH04121653U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020255352A1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-24 昭和電工マテリアルズ株式会社 鉛蓄電池の蓋及び鉛蓄電池

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111146A (ja) * 1984-11-02 1986-05-29 Kuriin Chem Kk ピペツト洗浄器

Patent Citations (1)

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JPS62105671U (ja)

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970708