JPH04120790U - ゲーム機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 插し込み体を穴に插し込んで発射体を発射さ
せるゲーム機において、発射体を発射に導く穴が沢山あ
る穴の中のどれであるのか判別できないようにしてゲー
ムへの興趣を盛り上げる事。 【構成】 本体４面に多数の穴１３を備え、この穴１３
のいずれかに插し込み体１４を插し込んだ時本体４に載
置した発射体１２が発射されるゲーム機１において、前
記発射体１２を発射に導く穴１３を変更するリセット機
構３６を設け、このリセット機構３６のつまみ３３に連
動して回転する前記発射体１２のストッパー２２を設
け、このストッパー２２は上方に前記穴１３を臨む位置
で保持されることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、插し込み体を穴に插し込んで発射体を発射させるゲーム機に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

容器の外面に多数のキー穴を備え、このキー穴のいずれか１つにキーを插し込 んだ時容器に収めた人形が発射されて、負けと成るゲーム機が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来例にあっては、しばらくゲームをやっていると、人形が 発射されるキー穴が分かってしまうため、ゲームへの興味が殺がれてしまう。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案は、本体外面に多数の穴を備え、この穴のい ずれかに插し込み体を插し込んだ時本体に載置した発射体が発射されるゲーム機 において、前記発射体を発射に導く穴を変更するリセット機構を設け、このリセ ット機構のつまみに連動して回転する前記発射体のストッパーを設け、このスト ッパーは上方に前記穴を臨む位置で保持される様にした。

【０００５】

【作用】

上記手段によれば、リセット機構のつまみを１回〜数回操作すると、発射体を 発射に導く穴がどれであるか分からなくなる。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例を添付した図面により説明する。 図１は本考案のゲーム機の斜視図、図２は同じく断面図、図３は同じく上ケー スを外した状態の平面図である。 ゲーム機１は、平面形が円形で上部が開放した容器状の下ケース２に同じく平 面形が円形で蓋状の上ケース３を取付けて本体４を形成する。下ケース２は真ん 中が下方に下がった段部５を形成し、段部５の底面６に半球状の脚７を等間隔で 数個設ける。上ケース３は真ん中を上方に突出させて凹部８を形成し、凹部８の 底面９に開口部１０を設ける。又、凹部８の底面９には、発射板１１を介してＵ ＦＯの形状をした小型の発射体１２を載置する。こうして本体４は図１に示す様 に、下ケース２と上ケース３を取付けた全体の形状が所謂ＵＦＯの母船を表わし 、この母船に小型のＵＦＯ（発射体１２）を載置、収納した形に成る。

【０００７】 上ケース３の外周を臨む上面には、図１に示す様に外周に沿って等間隔で多数 のキー穴１３を設ける。キー穴１３は上ケース３の大きさに応じて２０個以上配 設出来、多く配設する事でゲームをより面白く出来る。このキー穴１３に插し込 む插し込み体としてキー１４を設ける。

【０００８】 下ケース２内の中心部には図２に示す様に、円周状に壁を突設して保持用の凹 部１５を形成し、この凹部１５内に中空の柱１６の下端部を保持させて柱１６を 立設する。柱１６の上端部は、上ケース３の凹部８の底面９から垂設した円周状 の壁１７で保持する。又、柱１６内にはスプリング１８を介して摺動ロッド１９ を介装し、摺動ロッド１９の上端部は、上ケース３の凹部８の底面９に設けた開 口部１０に臨んで前述の発射板１１を固定している。

【０００９】 柱１６の上下方向中間部には大型の歯車２０を水平に固定し、歯車２０の上面 には歯車２０よりもやや小径の同心円状に歯の大きな第２の歯車２１を設けてい る。この第２の歯車２１の歯の数は前述のキー穴１３の数に合せる。又、歯車２ ０の柱１６を臨む上面には、前記発射体１２のストッパー２２の基部を枢支台２ ３を介して枢支２４している。基部２３の上部は上方に延出して爪２５を形成し 、爪２５は柱１６に形成した開口部２６から柱１６内に臨み、歯車２０上面とス トッパー２２下面との間に小スプリング２７を設ける事で、摺動ロッド１９の上 下方向中間部外周に設けた溝２８に係合している。これによりスプリング１８に 付勢された摺動ロッド１９の先端部が上ケース３の凹部８の開口部１０から飛び 出さないようになっている。

【００１０】 ストッパー２２の先端部には幅広の当接部２９を設け、ストッパー２２が保持 される位置の当接部２９上方に上ケース３のキー穴１３が来るように前述の第２ の歯車２１の歯数やピッチを調整する。これによりストッパー２２上方のキー穴 １３にキー１４を插し込んだ時、キー１４の先端部がストッパー２２の当接部２ ９を押し下げ、爪２５が摺動ロッド１９の溝２８から外れるので、図５に示す様 にスプリング１８の付勢力によって摺動ロッド１９の先端部に取付けた発射板１ １が発射体１２を上方に発射させる。

【００１１】 歯車２０には図３、図４に示す様に、下ケース２側に枢支した小歯車３０を介 して同じく下ケース２に枢支した大型の部分歯車３１が噛合している。部分歯車 ３１の上面には爪３２を設け、この爪３２が前述の第２の歯車２１に噛合してい る。又、部分歯車３１の外周部寄りにつまみ３３を固定し、下ケース２と上ケー ス３の係合する本体４側面に水平に設けた長溝３４から外部に延出している。部 分歯車３１はスプリング３５によってつまみ３３が常に長溝３４の一方に寄る様 に引張っている。以上説明した歯車２０、第２の歯車２１に噛合する部分歯車３ １の爪３２及びつまみ３３によってリセット機構３６が構成される。即ち図４に 示す様に、つまみ３３を長溝３４に沿って回動させる事で、爪３２と第２の歯車 ２１の噛合が外れ、同時に歯車２０と柱１６が回動して、歯車２０上面に固定し たストッパー２２の位置が変り、キー１４をキー穴１３に插し込んだ時発射体１ ２を発射に導くキー穴１３の位置も変る。このつまみを回動させる操作を数回繰 返す事によって、どのキー穴１３が発射体１２を発射するキー穴１３であるか分 からなくなる。

【００１２】 歯車２０には、下ケース２側に基部を固定され先端部が鉤の手状に湾曲したバ ネ３７が係合している。これは廻したつまみ３３がスプリング３５に引張られて 元に戻る時、一緒に戻ろうとする歯車２０の回転を阻止し、レバー２２が元に戻 らない様にしている。

【００１３】 尚、３８は笛で、発射体１２の発射によってそれまで発射板１１によって押圧 されていたピン３９が解除されて、笛３８が鳴る様になっている。

【００１４】

【考案の効果】

以上詳述した様に本考案によれば、発射体を発射に導く穴が沢山ある穴の中の どれであるのか判別できず、常にゲームへの興趣を盛り上げる事が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゲーム機の斜視図である。

【図２】同じく断面図である。

【図３】同じく上ケースを外した状態の平面図である。

【図４】おなく上ケースを外しリセット機構のつまみを
回動した状態の平面図である。

【図５】同じく発射体を発射した状態の断面図である。

【符号の説明】

１ ゲーム機 ４ 本体 １２ 発射体 １３ キー穴 ２２ ストッパー ３３ つまみ ３６ リセット機構

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体外面に多数の穴を備え、この穴のい
   ずれかに插し込み体を插し込んだ時本体に載置した発射
   体が発射されるゲーム機において、前記発射体を発射に
   導く穴を変更するリセット機構を設け、このリセット機
   構のつまみに連動して回転する前記発射体のストッパー
   を設け、このストッパーは上方に前記穴を臨む位置で保
   持されることを特徴とするゲーム機。