JPH04120311U - 干渉計 - Google Patents

干渉計

Info

Publication number
JPH04120311U
JPH04120311U JP2505491U JP2505491U JPH04120311U JP H04120311 U JPH04120311 U JP H04120311U JP 2505491 U JP2505491 U JP 2505491U JP 2505491 U JP2505491 U JP 2505491U JP H04120311 U JPH04120311 U JP H04120311U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interferometer
optical path
temperature
displacement
correction plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2505491U
Other languages
English (en)
Inventor
英男 蛭川
文煥 金
Original Assignee
横河電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 横河電機株式会社 filed Critical 横河電機株式会社
Priority to JP2505491U priority Critical patent/JPH04120311U/ja
Publication of JPH04120311U publication Critical patent/JPH04120311U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 干渉計内の両光路長の温度によって生じる変
化を排除することにより、温度変化によって生じる変位
測定の誤差を軽減する。 【構成】 入射光を2つ以上の光線に分け、異なる光路
を進んでから再結合させて干渉を起こさせる干渉計にお
いて、前記干渉計は温度特性に対して正の傾きをもった
変位誤差がある場合には、前記干渉計の参照光路内に、
また、負の傾きをもった変位誤差がある場合には、前記
干渉計の被験光路内に、それぞれ前記干渉計の変位誤差
と同一温度に対する光路長変化を有する厚さの補正板を
備えた構成としたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レ−ザ測長に用いられる干渉計に関し、特に干渉計の温度に対する 位相シフトを光学的に補正させるものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の干渉計の一例を示す構成図である。図2において、11は入射光 をp偏光とs偏光に分離する偏光シアリング板、12はp偏光とs偏光との変換 を行う1/2波長板、13は入出射光のアイソレ−ションを行うための偏光ビ− ムスプリッタ、14はコ−ナ−キュ−ブ、15は直線偏光と円偏光との変換を行 う1/4波長板、16は変位測定において参照光を反射するための参照ミラ−、 17は変位測定対象に付ける被験(平面)ミラ−である。
【0003】 このような構成において、周波数の僅かに異なるp,s偏光が偏光シアリング 板11に入射されると、p,s偏光は空間的に分離される。s偏光は1/2波長 板12を通過することにより、p偏光となる。両p偏光は、偏光ビ−ムスプリッ タ13を通過後、1/4波長板15に入射され、右円偏光となって、それぞれ参 照ミラ−16、被験ミラ−17に入射される。両入射光は参照ミラ−16、被験 ミラ−17でそれぞれ反射され、左円偏光となって、1/4波長板15を通過す ることにより、s偏光となって偏光ビ−ムスプリッタ13に入射される。両入射 光は、偏光ビ−ムスプリッタ13で反射され、コ−ナ−キュ−ブ14で折り返さ れて、偏光ビ−ムスプリッタ13で再び参照ミラ−16(被験ミラ−17)側に 反射される。両反射光は、逆の偏光状態で、1/4波長板15→参照ミラ−16 (被験ミラ−17)→1/4波長板15の光路を経て、p偏光として偏光ビ−ム スプリッタを通過する。両通過光(一方の光は1/2波長板12を透過して、s 偏光となる)は、偏光シアリング板11に入射して合成される。この場合、両ミ ラ−間の変位は、干渉計から出射された光のp,s偏光間の周波数の変化として 検出することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に示す干渉計において、干渉計を構成する光学部 品を通過する時に、通過する空間が異なると、ガラスの温度の不均一による屈折 率の不均一が生じて、参照光路と被験光路との間に光路長差が生じてしまう。そ の結果、本来測定する変位の他に、干渉計の温度不均一からも変位に相当する信 号が発生することになり、測定誤差となっていた。特に差動干渉計では、両光路 をガラスの同一部分を通過させることで、このような測定誤差を軽減させようと しているが、完全には排除できなかった。例えば、変形のない単一平面を温度だ け変えて実測した場合では、13nm/℃の誤差が、また、5℃のステップ変化を 与えた場合では、22nm/℃の誤差が生じた。
【0005】 本考案は上記従来技術の課題を踏まえて成されたものであり、干渉計が温度変 化によって生じる光路長変化と同一の光路長変化を生じる補正板を参照光路また は被験光路に挿入し、干渉計内の両光路長の温度によって生じる変化を排除する ことにより、温度変化によって生じる変位測定の誤差を軽減することができる干 渉計を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の第1の構成は、入射光を2つ以上の光線に 分け、異なる光路を進んでから再結合させて干渉を起こさせる干渉計において、 前記干渉計は温度特性に対して正の傾きをもった変位誤差がある場合には、前記 干渉計の参照光路内に、また、負の傾きをもった変位誤差がある場合には、前記 干渉計の被験光路内に、それぞれ前記干渉計の変位誤差と同一温度に対する光路 長変化を有する厚さの補正板を備えた構成としたことを特徴とするものである。 また、第2の構成は、前記干渉計において、前記補正板が薄い場合には、その 厚さに相当する差をもつ2枚の補正板を前記両光路に備えた構成としたことを特 徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、干渉計の温度特性と逆の光路長変化をする補正板を参照光路 または被験光路に備えた構成としている。したがって、温度変化による干渉計全 体での光路長変化を打ち消すことができるため、干渉計の温度が変化しても、高 精度な変位測定をできる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の干渉計の一実施例を示す構成図である。なお、図1において図 2と同一要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。図1において図2 との相違点は、参照光路または被験光路のどちらか一方に補正板18を備えた構 成としている点である。この補正板18は、干渉計が温度変化に対して正の傾き を持った変位誤差がある場合には、参照光路に挿入され、負の傾きを持った変位 誤差がある場合には、被験光路に挿入されるものであり、その厚みは干渉計の変 位誤差と同一温度に対する光路長変化を有する厚さとされている。また、補正板 18の両面には、面間での干渉発生を防止するため、反射防止膜が形成されてい る。なお、図1装置では、干渉計が温度変化に対して正の傾きを持った変位誤差 がある場合として、参照光路は補正板18を通過し、被験光路は補正板18に開 けられた孔を通過させて補正板18の影響を受けないようにしている。
【0009】 このような構成において、その動作は図2装置と同様であるため、説明は省略 するが、補正板18は温度変化によって光路長が変化する。この光路長変化Δ( nL)は次式で表わされる。 Δ(nL)=(n+Δn)(L+ΔL)−nL =n・ΔL+Δn・L =n・αL+αN ・N・L … ただし、α:補正板18の厚さ方向の線膨脹係数 L:補正板18の厚さ N:屈折率 αN :屈折率の温度係数 である。この補正板18として、例えば、合成石英を使用すると、 α=0.5×10-6 N=1.457(λ=633nmにて) αN =10×10-6 であるから、上記式より、光路長変化Δ(nL)は、 Δ(nL)=15.3×10-6・L … となる。
【0010】 ここで、前記
【考案が解決しようとする課題】欄にて取り上げた13nm/℃を 補正する場合、参照光路にて補正板18を2回通過するので、1回当り6.5nm /℃の光路長変化を与えれば良い。したがって、補正板18の厚さLは、上記 式から、 6.5nm=15.3×10-6・L より、 L=0.42mmとなり、この厚さの補正板18を参照光路上に挿入するこ とにより、13nm/℃の温度特性を排除でき、干渉計の変位測定誤差を軽減でき る。
【0011】 なお、干渉計単体での温度特性は、図1装置において、参照ミラ−16を取り 除き、参照光と被験光の両方を同一の被験ミラ−17に当てて、温度を変えて変 位量を測定することによって求めることができる。
【0012】 また、干渉計が負の温度特性を持っている場合には、上記式から補正板18 の厚さを決定した後、被験光路が補正板18を通過する構成とすることで、温度 特性を排除できる。この場合、参照光路は補正板18に開けられた孔を通過させ る。更に、補正板の厚さが加工不可能な薄い厚さとなる場合には、その厚さに相 当する差を持つ2枚の補正板を両光路に挿入することで、同等の特性が得られる 。また、補正板の厚さが厚すぎる場合には、BK7などの線膨脹係数の大きい材 料を用いることで、同等の特性が得られ、配置スペ−スを小さくできる。
【0013】
【考案の効果】
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本考案によれば、干渉計の温度 特性と逆の光路長変化をする補正板を参照光路または被験光路に備えた構成とし ている。したがって、温度変化による干渉計全体での光路長変化を打ち消すこと ができるため、干渉計の温度が変化しても、高精度な変位測定をできる干渉計を 実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の干渉計の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】従来の干渉計の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
11 偏光シアリング板 12 1/2波長板 13 偏光ビ−ムスプリッタ 14 コ−ナ−キュ−ブ 15 1/4波長板 16 参照ミラ− 17 平面ミラ− 18 補正板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を2つ以上の光線に分け、異なる
    光路を進んでから再結合させて干渉を起こさせる干渉計
    において、前記干渉計は温度特性に対して正の傾きをも
    った変位誤差がある場合には、前記干渉計の参照光路内
    に、また、負の傾きをもった変位誤差がある場合には、
    前記干渉計の被験光路内に、それぞれ前記干渉計の変位
    誤差と同一温度に対する光路長変化を有する厚さの補正
    板を備えた構成としたことを特徴とする干渉計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の干渉計において、前記補
    正板が薄い場合には、その厚さに相当する差をもつ2枚
    の補正板を前記両光路に備えた構成としたことを特徴と
    する干渉計。
JP2505491U 1991-04-15 1991-04-15 干渉計 Withdrawn JPH04120311U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2505491U JPH04120311U (ja) 1991-04-15 1991-04-15 干渉計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2505491U JPH04120311U (ja) 1991-04-15 1991-04-15 干渉計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04120311U true JPH04120311U (ja) 1992-10-28

Family

ID=31909862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2505491U Withdrawn JPH04120311U (ja) 1991-04-15 1991-04-15 干渉計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04120311U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000249513A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Dr Johannes Heidenhain Gmbh ビームスプリッタ構造群及びビームスプリッタ構造群を備えた干渉計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000249513A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Dr Johannes Heidenhain Gmbh ビームスプリッタ構造群及びビームスプリッタ構造群を備えた干渉計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6236507B1 (en) Apparatus to transform two nonparallel propagating optical beam components into two orthogonally polarized beam components
US4733967A (en) Apparatus for the measurement of the refractive index of a gas
US7057737B2 (en) Common optical-path testing of high-numerical-aperture wavefronts
US10024647B2 (en) Method of air refractive index correction for absolute long distance measurement
US7426039B2 (en) Optically balanced instrument for high accuracy measurement of dimensional change
US4930894A (en) Minimum deadpath interferometer and dilatometer
JPH09178415A (ja) 光波干渉測定装置
US6563593B2 (en) Dynamic angle measuring interferometer
US7705994B2 (en) Monolithic displacement measuring interferometer with spatially separated but substantially equivalent optical pathways and optional dual beam outputs
JPH0640071B2 (ja) 水蒸気光吸収線の2次微分曲線を利用した高精度湿度測定方法
JPH04120311U (ja) 干渉計
JP2555726Y2 (ja) 空気屈折率測定装置
JP2979701B2 (ja) 干渉計
KR100898327B1 (ko) 파장판의 각도 정렬을 통한 간섭계의 비선형 오차 보상방법
JP3439119B2 (ja) 位相シフトマスク基板用位相シフト量測定方法及び装置
JP2990309B2 (ja) 差動型干渉測長計の補正係数測定用光学部材
EP4143541B1 (en) Interferometric gas sensor
JPH0587519A (ja) 差動型干渉プリズム
JPH05126520A (ja) 干渉計
US20060279740A1 (en) Optically balanced instrument for high accuracy measurement of dimensional change
JPH11211417A (ja) 光波干渉測定方法および装置
JP2003083846A (ja) 干渉計及び該干渉計で製造された高精度投影レンズ
JPH0325123Y2 (ja)
CN111948749A (zh) 一种350-2700nm波段的消色差补偿器
JPH0894317A (ja) 変位計

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713