JPH04120231A - InとSbとPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 - Google Patents
InとSbとPが添加された耐腐食性に優れる黄銅Info
- Publication number
- JPH04120231A JPH04120231A JP24075490A JP24075490A JPH04120231A JP H04120231 A JPH04120231 A JP H04120231A JP 24075490 A JP24075490 A JP 24075490A JP 24075490 A JP24075490 A JP 24075490A JP H04120231 A JPH04120231 A JP H04120231A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brass
- weight
- corrosion
- corrosive
- grain size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 title claims abstract description 49
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 21
- 239000010951 brass Substances 0.000 title claims abstract description 21
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 7
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 39
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 6
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 6
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 abstract description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 abstract description 2
- 238000004299 exfoliation Methods 0.000 abstract 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 16
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 14
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 8
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 3
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 3
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 description 2
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 2
- 229910017518 Cu Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017752 Cu-Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017943 Cu—Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- TVZPLCNGKSPOJA-UHFFFAOYSA-N copper zinc Chemical compound [Cu].[Zn] TVZPLCNGKSPOJA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000004580 weight loss Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、復水器、加水加熱器、蒸留器、冷却器、遣水
装置等の熱交換器用の材料として、特に、自動車等に用
いられるラジェーターのチューブ材として好適な、耐腐
食性に優れた黄銅に関するものである。
装置等の熱交換器用の材料として、特に、自動車等に用
いられるラジェーターのチューブ材として好適な、耐腐
食性に優れた黄銅に関するものである。
[従来の技術]
従来、ラジェーターのチューブ材としては、黄銅、ある
いはこれに微量のPが添加された銅合金が一般的に利用
されて来ており、特に、機械的性質や成型性の面で優れ
た特性を発揮すると共に、他の銅合金に比較して安価に
て入手出来る事から、黄銅が広く用いられて来た。
いはこれに微量のPが添加された銅合金が一般的に利用
されて来ており、特に、機械的性質や成型性の面で優れ
た特性を発揮すると共に、他の銅合金に比較して安価に
て入手出来る事から、黄銅が広く用いられて来た。
しかし乍、近年に於ける様に、上記の機器を利用する領
域の拡大と、これを利用する環境の悪化が進展して行く
のに伴って、機器に使用されている材料は塩分濃度の高
い海浜の大気や排気ガス濃度の高い都市近郊の大気中で
使用される機会が多くなり、熱交換器の主要部で、材料
の腐食による機能の劣化が頻繁に認められる様になって
来た。
域の拡大と、これを利用する環境の悪化が進展して行く
のに伴って、機器に使用されている材料は塩分濃度の高
い海浜の大気や排気ガス濃度の高い都市近郊の大気中で
使用される機会が多くなり、熱交換器の主要部で、材料
の腐食による機能の劣化が頻繁に認められる様になって
来た。
この為、従来に増した耐腐食強度を有する材料の出現が
待たれる様になって来た。
待たれる様になって来た。
[発明が解決しようとする課題]
通常の黄銅は、価格的には手頃であるものの、腐食雰囲
気で応力のかけられた場合に発生して来る応力腐食割れ
現象には極めて敏感であり、特に、軽量を要求される熱
交換器用の材料としては、覆物化が要求される為、ます
ます腐食環境に耐えやすい素材の供給が望まれる様にな
って来て居る。
気で応力のかけられた場合に発生して来る応力腐食割れ
現象には極めて敏感であり、特に、軽量を要求される熱
交換器用の材料としては、覆物化が要求される為、ます
ます腐食環境に耐えやすい素材の供給が望まれる様にな
って来て居る。
本発明は、熱交換器用の素材に要求される性能を満足さ
せるものとして、熱伝導性や電気伝導性を低下させるこ
となく、素材価格もさほど高騰させずに、耐腐食性に優
れるという銅合金を提供する事を目的とするものである
。
せるものとして、熱伝導性や電気伝導性を低下させるこ
となく、素材価格もさほど高騰させずに、耐腐食性に優
れるという銅合金を提供する事を目的とするものである
。
[課題を解決するための手段]
本発明者等は、黄銅の脱亜鉛腐食性の改良を検討してい
る段階で、Cu−Zn合金にInと、SbとPとを含有
させる事によって黄銅の脱亜鉛腐食性の著しい改良が認
められる事を見出だすと共に、更に、この合金の結晶粒
度を調整する事によって、黄銅の耐腐食性を大幅に改善
する事が可能である事を見出だし、本発明に至ったもの
である。
る段階で、Cu−Zn合金にInと、SbとPとを含有
させる事によって黄銅の脱亜鉛腐食性の著しい改良が認
められる事を見出だすと共に、更に、この合金の結晶粒
度を調整する事によって、黄銅の耐腐食性を大幅に改善
する事が可能である事を見出だし、本発明に至ったもの
である。
即ち、本発明は、課題を解決する為に、重量%でZnを
25〜38%と、Inを0.05〜0゜5%と、Sbを
0,01〜0.3%と、Pを0゜005〜0.05%含
み、残部がCuおよび不可避不純物からなる黄銅を開示
すると共に、その平均結晶粒径が2〜10μmに調整さ
れた上記の黄銅素材を利用する事によって、上記の課題
を解決出来る事を開示せんとしたものである。
25〜38%と、Inを0.05〜0゜5%と、Sbを
0,01〜0.3%と、Pを0゜005〜0.05%含
み、残部がCuおよび不可避不純物からなる黄銅を開示
すると共に、その平均結晶粒径が2〜10μmに調整さ
れた上記の黄銅素材を利用する事によって、上記の課題
を解決出来る事を開示せんとしたものである。
[作用コ
本発明に於いて、ZnはCuに固溶して材料強度を向上
させる機能を持たせる為のものであり、ここに、Znの
含有量を25〜38重量%と限定した理由は、Znの含
有量が25重量%未満では材料強度が十分でなくなると
共に、銅分が高くなる事から、価格の上昇を招く為であ
り、また、Znの含有量が38重量%を超えた場合には
β相の析出量が多量になり、材料の加工性が劣化して来
るためである。
させる機能を持たせる為のものであり、ここに、Znの
含有量を25〜38重量%と限定した理由は、Znの含
有量が25重量%未満では材料強度が十分でなくなると
共に、銅分が高くなる事から、価格の上昇を招く為であ
り、また、Znの含有量が38重量%を超えた場合には
β相の析出量が多量になり、材料の加工性が劣化して来
るためである。
次いで、Inは合金素地に固溶して黄銅の腐食形態を部
分的な脱亜#9TK食から、全面的な腐食形態に移行さ
せると共に、その腐食減量を軽減させる作用を為すもの
であるが、ここに、Inの含有量を0.05〜0.5重
量%と限定した理由Cま、Inの含有量が0.05重量
%未満では材料の脱亜鉛腐食を抑制する効果の向上が認
められず、更に、Inの含有量が0.5重量%を超えて
含有される様になると、材料の全面腐食量が増加して来
る為、逆に腐食深さを軽減するという特性の向上効果が
悪化して来る為である。
分的な脱亜#9TK食から、全面的な腐食形態に移行さ
せると共に、その腐食減量を軽減させる作用を為すもの
であるが、ここに、Inの含有量を0.05〜0.5重
量%と限定した理由Cま、Inの含有量が0.05重量
%未満では材料の脱亜鉛腐食を抑制する効果の向上が認
められず、更に、Inの含有量が0.5重量%を超えて
含有される様になると、材料の全面腐食量が増加して来
る為、逆に腐食深さを軽減するという特性の向上効果が
悪化して来る為である。
次いで、Sbは、脱亜鉛腐食の形態を栓状から層状に変
化させる事によって、黄銅の腐食形態を部分的な脱亜鉛
腐食から、全面的な腐食形態に移行させると共に、その
腐食減量を軽減させる作用を為すものであるが、ここに
、Sbの含有量を0゜01〜0.3重量%と限定した理
由は、Sbの含有量が0.01重量%未満では材料の脱
亜鉛腐食の形態を変化させる効果が認められず、更に、
Sbの含有量が0.3重量%を超えて含有される様にな
ると、結晶粒界にSbが偏析して来るようになり、結果
的に、粒界部分が優先的に腐食されてしまう為である。
化させる事によって、黄銅の腐食形態を部分的な脱亜鉛
腐食から、全面的な腐食形態に移行させると共に、その
腐食減量を軽減させる作用を為すものであるが、ここに
、Sbの含有量を0゜01〜0.3重量%と限定した理
由は、Sbの含有量が0.01重量%未満では材料の脱
亜鉛腐食の形態を変化させる効果が認められず、更に、
Sbの含有量が0.3重量%を超えて含有される様にな
ると、結晶粒界にSbが偏析して来るようになり、結果
的に、粒界部分が優先的に腐食されてしまう為である。
また、Pは、Sbと同様に、脱亜鉛腐食の腐食形態を栓
状から層状に変化させる事によって、黄銅の腐食形態を
部分的な脱亜鉛腐食から、全面的な腐食形態に移行させ
ると共に、その腐食減量を軽減させる作用を為すもので
あるが、ここに、Pの含有量を0.005〜0.05重
量%に限定したのは、Pの含有量が0.005重量%未
満であると、上記の腐食形態を栓状から層状に変化させ
る効果が不十分であり、更に、Pの含有量が0゜05重
量%を超えると、結晶粒界にPが偏析して来る為、粒界
部分の優先的腐食が進行される様になる為である。
状から層状に変化させる事によって、黄銅の腐食形態を
部分的な脱亜鉛腐食から、全面的な腐食形態に移行させ
ると共に、その腐食減量を軽減させる作用を為すもので
あるが、ここに、Pの含有量を0.005〜0.05重
量%に限定したのは、Pの含有量が0.005重量%未
満であると、上記の腐食形態を栓状から層状に変化させ
る効果が不十分であり、更に、Pの含有量が0゜05重
量%を超えると、結晶粒界にPが偏析して来る為、粒界
部分の優先的腐食が進行される様になる為である。
最後に、材料の結晶粒度を調整する事は、材料の深さ方
向へ向かって進展していく腐食力を抑制する為に必要な
ものであるが、この場合、材料の平均結晶粒径を2〜1
0μmに調整するのは、平均結晶粒径が2μm未満では
加工組織が残存し易くなり、かえって、材料の耐腐食性
が悪化して来る為であり、平均結晶粒径が10μmを超
える場合には、材料の全面腐食現象が抑制された場合に
示される最大腐食深さの減少が認られなくなる為である
。
向へ向かって進展していく腐食力を抑制する為に必要な
ものであるが、この場合、材料の平均結晶粒径を2〜1
0μmに調整するのは、平均結晶粒径が2μm未満では
加工組織が残存し易くなり、かえって、材料の耐腐食性
が悪化して来る為であり、平均結晶粒径が10μmを超
える場合には、材料の全面腐食現象が抑制された場合に
示される最大腐食深さの減少が認られなくなる為である
。
尚、材料の平均結晶粒径は、通常、材料を最終焼鈍しな
状態で測定するものであるが、本発明の対象とするラジ
ェーターのチューブ材は、仕上げ圧延率が低い為、最終
冷間圧延の前後に於いて、材料の平均結晶粒径に変化が
認められておらず、本明細書に記載された平均結晶粒径
の値は、全て、最終の冷間圧延加工を終えた材料につい
て測定されたものである。
状態で測定するものであるが、本発明の対象とするラジ
ェーターのチューブ材は、仕上げ圧延率が低い為、最終
冷間圧延の前後に於いて、材料の平均結晶粒径に変化が
認められておらず、本明細書に記載された平均結晶粒径
の値は、全て、最終の冷間圧延加工を終えた材料につい
て測定されたものである。
[実施例]
実施例1
電気銅3456gと、電気亜鉛1525gと、I n8
gと、Sb3gとCu−15%P母合金8゜24gとを
原料とし、分析値としてZn30.5重量%と、In0
.16重量%と、SbO,06重量%と、Po、021
重量%と、残部Cuとからなる銅合金を大気溶解炉で溶
製し、厚さ30mm、幅100mm、長さ150mmの
インゴットを得た。
gと、Sb3gとCu−15%P母合金8゜24gとを
原料とし、分析値としてZn30.5重量%と、In0
.16重量%と、SbO,06重量%と、Po、021
重量%と、残部Cuとからなる銅合金を大気溶解炉で溶
製し、厚さ30mm、幅100mm、長さ150mmの
インゴットを得た。
得られたインゴットは表面を片側2mmづつ面削りした
後、温度8500Cにて熱間圧延して厚さ10mmの中
間材とし、さらに、この中間材の表面を片側1mmづつ
面削した後、3mmの厚さまで冷間圧延を施し、あらた
めて温度600°Cにて1時間の中間焼鈍を窒素雰囲気
中で行った。
後、温度8500Cにて熱間圧延して厚さ10mmの中
間材とし、さらに、この中間材の表面を片側1mmづつ
面削した後、3mmの厚さまで冷間圧延を施し、あらた
めて温度600°Cにて1時間の中間焼鈍を窒素雰囲気
中で行った。
中間焼鈍を施した材料について、引き続いて冷間圧延を
施して厚さ0.4mmの条材とした後、温度450°C
にて1時間にわたる最終焼鈍を窒素雰囲気中で行い、条
材の平均結晶粒径を6μmに調整した後、さらに、冷間
加工を施して厚さ0゜3mmの条材とし、この条材から
幅25mm、長さ100mmの試験片を切り出し、結晶
粒度並びに耐腐食性の試験に供した。
施して厚さ0.4mmの条材とした後、温度450°C
にて1時間にわたる最終焼鈍を窒素雰囲気中で行い、条
材の平均結晶粒径を6μmに調整した後、さらに、冷間
加工を施して厚さ0゜3mmの条材とし、この条材から
幅25mm、長さ100mmの試験片を切り出し、結晶
粒度並びに耐腐食性の試験に供した。
材料の結晶粒度を測定する場合には、JISH0501
に規定された伸銅品結晶粒度試験方法の比較法に従って
測定すると共に、材料の耐腐食性を調べる試験方法とし
ては、JIS Z2371に規定された塩水噴霧試験
方法を採用した。
に規定された伸銅品結晶粒度試験方法の比較法に従って
測定すると共に、材料の耐腐食性を調べる試験方法とし
ては、JIS Z2371に規定された塩水噴霧試験
方法を採用した。
この場合、試験片に対する塩水噴霧の処理時間は連続1
50時間とし、塩水噴霧処理の終了した試験片は幅方向
に6等分して切断された後、試験片の各切断面について
光学MfIIMiによる腐食深さの測定を実施し、試験
に供した幅25mmの試料の全長に亘っての計測を5箇
所、都合125mmについて行い、この間にあって、最
も深く腐食されている部分の深さをもって、その試料の
最大腐食深さとした。
50時間とし、塩水噴霧処理の終了した試験片は幅方向
に6等分して切断された後、試験片の各切断面について
光学MfIIMiによる腐食深さの測定を実施し、試験
に供した幅25mmの試料の全長に亘っての計測を5箇
所、都合125mmについて行い、この間にあって、最
も深く腐食されている部分の深さをもって、その試料の
最大腐食深さとした。
以上の様にして計測された試料の最大腐食深さは5μm
であった。
であった。
実施例2
電気銅3205gと、電気亜鉛1775gと、I n8
gと、Sb3.5gと、Cu−15%P8゜24gとを
原料とし、分析値としてZn35.5重量%と、In0
.16重量%と、Sb0.07重量%と、Po、021
重量%と、残部Cuとからなる銅合金を得、平均結晶粒
径を7μmとした以外は、実施例1と同様な方法にて処
理された結果、計測された試料の最大腐食深さは4μm
であった。
gと、Sb3.5gと、Cu−15%P8゜24gとを
原料とし、分析値としてZn35.5重量%と、In0
.16重量%と、Sb0.07重量%と、Po、021
重量%と、残部Cuとからなる銅合金を得、平均結晶粒
径を7μmとした以外は、実施例1と同様な方法にて処
理された結果、計測された試料の最大腐食深さは4μm
であった。
実施例3
電気銅3186gと、電気亜鉛1785gと、In17
.Ogと、Sb6.Ogと、Cu−15%P5.88g
とを原料とし、分析値としてZn35.7重量%と、I
n0.34重量%と、Sbo、12重量%ト、Po、0
15重量%と、残部Cuとからなる銅合金を得、その平
均結晶粒径を4μmとした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は6μmであった。
.Ogと、Sb6.Ogと、Cu−15%P5.88g
とを原料とし、分析値としてZn35.7重量%と、I
n0.34重量%と、Sbo、12重量%ト、Po、0
15重量%と、残部Cuとからなる銅合金を得、その平
均結晶粒径を4μmとした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は6μmであった。
比較例1
平均結晶粒径が5μmに調整された亜鉛含有量30.5
重量%の黄銅を試料とした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は75μmであった。
重量%の黄銅を試料とした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は75μmであった。
比較例2
分析値としてZn36.4重量%と、I no。
02重量%と、Po、020重量%と、残部Cuとから
なる銅合金を得、その平均結晶粒径を7μmとした以外
は、実施例1と同様な方法にて処理された結果、計測さ
れた試料の最大腐食深さは33μmであった。
なる銅合金を得、その平均結晶粒径を7μmとした以外
は、実施例1と同様な方法にて処理された結果、計測さ
れた試料の最大腐食深さは33μmであった。
比較例3
分析値としてZn29.6重量%と、I no。
22重量%と、Sb0.33重量%と、po、。
15重量%と、残部Cuとからなる銅合金を得、その平
均結晶粒径を5μmとした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は23μmであった。
均結晶粒径を5μmとした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は23μmであった。
比較例4
分析値としてZn35.6重量%と、I no。
63重量%と、Sbo、03重量%と、po、。
22重量%と、残部Cuとからなる銅合金を得、その平
均結晶粒径を7μmとした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は26μmであった。
均結晶粒径を7μmとした以外は、実施例1と同様な方
法にて処理された結果、計測された試料の最大腐食深さ
は26μmであった。
比較例5
分析値としてZn30.4重量%と、In0゜34重量
%と、Sb0.02重量%と、Po、072重量%と、
残部Cuとからなる銅合金を得、その平均結晶粒径を6
μmとした以外は、実施例1と同様な方法にて処理され
た結果、計測された試料の最大腐食深さは52μmであ
った。
%と、Sb0.02重量%と、Po、072重量%と、
残部Cuとからなる銅合金を得、その平均結晶粒径を6
μmとした以外は、実施例1と同様な方法にて処理され
た結果、計測された試料の最大腐食深さは52μmであ
った。
以上の如く、本発明の実施による場合には、腐食環境に
あっても、高度な耐食性が示される素材を容易に入手す
る事が可能になった。
あっても、高度な耐食性が示される素材を容易に入手す
る事が可能になった。
以上の計測結果を第1表として示す。
又、平均結晶粒径を変化させた同一組成の合金について
、材料の最大腐食深さを測定した結果を纏めて第2表に
示す。
、材料の最大腐食深さを測定した結果を纏めて第2表に
示す。
(この頁以下余白)
[発明の効果]
本発明の実施により、復水器、加水加熱器、蒸留器、冷
却器、遣水装置等の熱交換器用の材料として、特に、自
動車等に用いられるラジェーターのチューブ材として好
適な、耐腐食性に優れた黄銅を容易に入手する事を可能
にした為、斯業界に寄与するところ大なるものがある。
却器、遣水装置等の熱交換器用の材料として、特に、自
動車等に用いられるラジェーターのチューブ材として好
適な、耐腐食性に優れた黄銅を容易に入手する事を可能
にした為、斯業界に寄与するところ大なるものがある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)重量%でZnを25〜38%と、Inを0.05〜
0.5%と、Sbを0.01〜0.3%と、Pを0.0
05〜0.05%含み、残部がCuおよび不可避不純物
からなる事を特徴とするInとSbとPが添加された耐
腐食性に優れる黄銅。 2)平均結晶粒径が2〜10μmである事を特徴とする
請求項1記載のInとSbが添加された耐腐食性に優れ
る黄銅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24075490A JPH04120231A (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | InとSbとPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24075490A JPH04120231A (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | InとSbとPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120231A true JPH04120231A (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=17064217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24075490A Pending JPH04120231A (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | InとSbとPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04120231A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017009176A1 (de) * | 2015-07-10 | 2017-01-19 | Aurubis Stolberg Gmbh & Co. Kg | Messinglegierung |
CN113981269A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-01-28 | 宁波金田铜业(集团)股份有限公司 | 一种黄铜合金及其制备方法 |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP24075490A patent/JPH04120231A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017009176A1 (de) * | 2015-07-10 | 2017-01-19 | Aurubis Stolberg Gmbh & Co. Kg | Messinglegierung |
CN113981269A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-01-28 | 宁波金田铜业(集团)股份有限公司 | 一种黄铜合金及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2508632B1 (en) | Copper alloy sheet material | |
JP5476149B2 (ja) | 強度異方性が小さく曲げ加工性に優れた銅合金 | |
JP4441467B2 (ja) | 曲げ加工性及び耐応力緩和特性を備えた銅合金 | |
JP4566020B2 (ja) | 異方性の小さい電気電子部品用銅合金板 | |
JP4809602B2 (ja) | 銅合金 | |
WO2013018228A1 (ja) | 銅合金 | |
MXPA05000148A (es) | Aleacio de cobre que contiene cobalto, niquel y silico. | |
WO2009123137A1 (ja) | 電子材料用Cu-Ni-Si-Co-Cr系合金 | |
JP2011508081A (ja) | 銅−ニッケル−ケイ素系合金 | |
KR20110039372A (ko) | 전기·전자부품용 동합금재 | |
JP2001262255A (ja) | 端子用銅基合金条およびその製造方法 | |
JP3511648B2 (ja) | 高強度Cu合金薄板条の製造方法 | |
JP7195054B2 (ja) | 銅合金板材およびその製造方法 | |
JP4166196B2 (ja) | 曲げ加工性が優れたCu−Ni−Si系銅合金条 | |
CN114855026B (zh) | 一种高性能析出强化型铜合金及其制备方法 | |
JPH04120231A (ja) | InとSbとPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 | |
JP3728697B2 (ja) | かしめ加工用アルミニウム合金板及びその製造方法 | |
JP2001262297A (ja) | 端子用銅基合金条およびその製造方法 | |
JPH04236734A (ja) | Sn、Mg及びPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 | |
JP4807484B2 (ja) | 成形加工用アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
JP3274177B2 (ja) | 熱交換器用銅基合金およびその製造法 | |
JPH04120230A (ja) | InとSbが添加された耐腐食性に優れる黄銅 | |
JPH04236735A (ja) | In、Mg及びPが添加された耐腐食性に優れる黄銅 | |
JP3274175B2 (ja) | 熱交換器用銅基合金およびその製造法 | |
JPH04120229A (ja) | Inが添加された耐腐食性に優れる黄銅 |