JPH04120184U - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 自動販売機の側面部をおおうパネル体を形成
し、自動販売機の広告機能を格段に高める。 【構成】 自動販売機の側面部２の側面部２とほぼ同形
・同大の平板状のパネル体３と、各パネル体を側面部２
に嵌装する上・下枠部材５，６とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各側面部をおおうパネル体を有する自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

立方形状の自動販売機は、その前面部には、商品見本陳列棚，コイン挿入孔， 商品取出口，商品選択ボタン等販売機の主要部が設置されているが、側面部は通 常その平面を利用して各種広告等に係る文字・図形が描かれている。しかし、人 目を引く程に、濃く描かれる場合には、人件費，材料費を含め塗装代等が高く、 従って広告に関し塗装を頻繁に取換えることは殆んど行われていない。さらに、 販売機が屋外設置される場合には、日照雨露による側面部表面の荒れが甚しく、 かつ、凹凸を生じるため広告の変退色，毀損等が顕著であり、この結果側面部を 有効に利用して如何に効果的な広告を施すかについて多く腐心されるところであ った。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

本考案はかかる実状に鑑みてなされたもので、側面部に頻繁に取換も可能なパ ネル体を取付け、該パネル体の両面を広告等に係る意匠の施工面とし、該両面に は異った図柄等が施され、四季その他事情の変更に伴って、速かに変換対処する 広告を施工しうるものとし、更に、そのパネル体を容易に取付けるとともに取換 が簡単で、かつその側面部にネジ孔等の損傷を与えることなく、どのようなタイ プの販売機に対しても迅速確実に取付けが可能な枠部材を備えてなる自動販売機 を提供することをその目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、概ね立方体状の自動販売機の左・右側面部とほぼ同大で各側面部を おおう平板状のパネル体と、該各パネル体の上部縁端部及び下部縁端部を収納す る溝部を有し前記側面部の上・下縁部に対向配置される上・下枠部材と、を設け て構成される自動販売機をその要旨として成立するものである。さらに、必要に 応じ前記パネル体の後部側縁端部を収納する溝部を有し自動販売機の側面部の後 部側縁部に取付けられる後部枠部材を設けてなる自動販売機を、さらに、前記パ ネル体の表裏面に任意の意匠が施されてなる自動販売機をも併せて提供しようと するものである。

【０００５】

【実施例】

図１は本考案が適用される自動販売機を示す斜視的説明図、図２は本考案に係 るパネル体が販売機側面部に嵌装される途中の状態を示す説明図、図３はパネル 体が販売機側面部の全体に適用された状態を示す説明図、図４は本考案に係る枠 部材の説明図である。

【０００６】 本考案は、自動販売機１の側面部２に適用される。側面部２に適用されるパネ ル体３は、側面部２と形状的，面積的に同形・同大であって通常その左右両側面 部２，２を覆うために２個で１組となっている。しかし、設置状態により片側だ けをおおうこともあるので１個であってもよい。各パネル体の表面又は裏面或い は表裏面には、通常文字，図形又は色彩を含む意匠４が施される。しかも、表面 と裏面の意匠は、夏，冬等の季節により趣を替えられ、また、ステッカー対応も 可能となる。

【０００７】 次に、パネル体３を側面部２の所定位置にセットするために設ける上枠部材５ 及び下枠部材６について説明する。図４は、対向する溝部７，８を有し該各溝部 にパネル体の上下縁部を嵌入し、また、適宜交換等のため取出させるだけの間隔 を有して側面部の上・下縁部に対向配置される。側面部に対する取付けは接着が 最も好ましく、熔着，鋲着等側面部は多少とも販売機本体をきづつけることにな るのでなるべく避けた方がよい。

【０００８】 必要に応じ、上・下枠部材５，６の各後端部に垂直でパネル体４の後部側縁端 部１０を収納する溝部を有し、自動販売機の側面部２後部縁部に取付けられる後 部枠部材９を設けることができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上の構成に基づくものであるから、パネル体は上・下枠部材に確実 に嵌入されて、自動販売機と一体的なものとなり、また、必要に応じて取付ける 後部枠部材により更に取付け安定性が大となる。また、各パネル体は、販売機の ロケーション地において自由に新品と交換し、また、表裏面を交換して、夫々の 上面に描かれる文字，図形，色彩等に応じて屡々新規の広告を実現しうるもので あり、従来の側面部だけの利用による広告に比較して遙かに広告活性を賦与する 機能を有するものとなり、自動販売機の附加価値を一層高めえて、極めて有用な 考案である。

【提出日】平成３年１２月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】

【実施例】

図１は本考案が適用される自動販売機を示す斜視的説明図、図２は本考案に係 るパネル体が販売機側面部に嵌装される途中の状態を示す説明図、図３はパネル 体が販売機側面部の全体に適用された状態を示す説明図、図４は本考案に係る枠 部材の説明図、図５及び図６は夫々別の枠部材の取り付け状態を示す説明図、図 ７は背面部にもパネル体を設置できる自動販売機の枠部材の取り付け状態を示す 説明図である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】 本考案は、自動販売機１の側面部２に、及び、必要に応じ図７にも示す如く背 面部１０にも適用される。側面部２に適用されるパネル体３は、側面部２と通常 形状的，面積的に同形・同大であって通常その左右両側面部２，２を覆うために ２個で１組となっている。しかし、設置状態により片側だけをおおうこともある ので１個であってもよい。各パネル体の表面又は裏面或いは表裏面には、通常文 字，図形又は色彩を含む意匠４が施される。しかも、表面と裏面の意匠は、夏， 冬等の季節により趣を替えられ、また、ステッカー対応も可能となる。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】 必要に応じ、上・下枠部材５，６の各後端部に垂直でパネル体４の後部側縁端 部１０を収納する溝部を有し、自動販売機の側面部２後部縁部に取付けられる後 部枠部材９を設けることができる。図５及び図６には、夫々別の枠部材の取り付 け状態が示されている。また、図７に示す如く、背面部にも枠部材を設け、パネ ル体を取り付けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案が適用される自動販売機の一例の斜視的
説明図である。

【図２】本考案に係るパネル体が販売機側面部に嵌装さ
れる途中の状態を示す説明図である。

【図３】パネル体が販売機側面部の全体に適用された状
態を示す説明図である。

【図４】本考案に係る枠部材の説明図である。

【符号の説明】

１ 自動販売機 ２ 側面部 ３ パネル体 ４ パネル体の意匠 ５ 上枠部材 ６ 下枠部材 ７ 上枠部材の溝部 ８ 下枠部材の溝部 ９ 後部枠部材

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成３年１２月１３日

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】追加

【補正内容】

【図５】 本考案に係る別の枠部材の取り付け状態を示す説明図で
ある。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６】 本考案に係るさらに別の枠部材の取り付け状態を示す説
明図である。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】追加

【補正内容】

【図７】 背面部にもパネル体を設置する自動販売機の枠部材の取
り付け状態を示す説明 図である。

【手続補正８】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図５

【補正方法】追加

【補正内容】

【図５】

【手続補正９】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６】

【手続補正１０】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７

【補正方法】追加

【補正内容】

【図７】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 概ね立方体状の自動販売機の左・右側面
   部とほぼ同形・同大で各側面部をおおう平板状のパネル
   体と、該各パネル体の上部縁端部及び下部縁端部を収納
   する溝部を有し前記側面部の上・下縁部に対向配置され
   る上・下枠部材と、を設けて構成される自動販売機。
2. 【請求項２】 上・下枠部材の各後端部に垂直でパネル
   体の後部側縁端部を収納する溝部を有し自動販売機の側
   面部の後部縁部に取付けられる後部枠部材を設けてなる
   請求項１に記載の自動販売機。
3. 【請求項３】 各パネル体の表面又は裏面或いは表裏面
   に任意の意匠が施されてなる請求項１に記載の自動販売
   機。