JPH04120123U - トランジスタ定電圧回路 - Google Patents

トランジスタ定電圧回路

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JPH04120123U
JPH04120123U JP3161691U JP3161691U JPH04120123U JP H04120123 U JPH04120123 U JP H04120123U JP 3161691 U JP3161691 U JP 3161691U JP 3161691 U JP3161691 U JP 3161691U JP H04120123 U JPH04120123 U JP H04120123U
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voltage
transistor
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resistor
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JP3161691U
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Inventor
達夫 山本
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アルパイン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用部品を最小限の数及び大きさのものと
し、かつ、実装時の占有面積を削減したトランジスタ定
電圧回路の提供。 【構成】 電圧安定化用トランジスタ1のコレクタとベ
−ス間に抵抗素子、ベ−スと基準電位点間に定電圧素子
3をそれぞれ接続してなるトランジスタ定電圧回路にお
いて、前記抵抗素子として定電流特性を持つように接続
された電界効果トランジスタ7を用いた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランジスタ定電圧回路に係わり、特に、電圧安定化用トランジス タのコレクタ−ベ−ス間に接続される抵抗が許容電力容量の増大とともに大型化 されるのを防ぎ、それによって当該トランジスタ定電圧回路の実装基板のスペ− スファクタを改良するようにしたトランジスタ定電圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トランジスタ定電圧回路は、図2に示すような回路構成が採用されてい た。
【0003】 図において、1は電圧安定化用トランジスタ、2は抵抗、3はツエナダイオ− ド、4はキャパシタ、5は非安定電圧の入力端子、6は安定化電圧の出力端子で ある。
【0004】 そして、電圧安定化用トランジスタ1のコレクタ−ベ−ス間には抵抗2が接続 され、同トランジスタ1のベ−スと基準電位点(接地電位点)間にはツエナダイ オ−ド3及びキャパシタ4が並列接続されている。また、同トランジスタ1のコ レクタは非安定電圧の入力端子5に接続され、同トランジスタ1のエミッタは安 定化電圧の出力端子6に接続されている。
【0005】 このトランジスタ定電圧回路は、以下に述べるように動作する。
【0006】 電圧安定化されていない変動電圧+Vccが非安定電圧の入力端子5に供給さ れると、当該変動電圧+Vccは抵抗2及びツエナダイオ−ド3からなる直列回 路で分圧され、その分圧電圧が電圧安定化用トランジスタ1のベ−スに印加され るが、同トランジスタ1のベ−ス電圧はツエナダイオ−ド3のツエナ電圧によっ て安定化されているので、当該変動電圧+Vccの電圧値に関係なく同トランジ スタ1のエミッタ電圧も同様に安定化され、安定化電圧の出力端子6からほぼ一 定の値を持つ出力電圧+Bが取り出される。
【0007】 ところで、前記トランジスタ定電圧回路においては、供給される変動電圧+V ccにおける変動分を全て抵抗2が吸収するように構成されているため、前記変 動電圧+Vccの電圧値に応じて抵抗2で消費される電力は異なってくる。
【0008】 この点を具体的に説明すると、例えば、前記変動電圧Vccが10V乃至16 Vの範囲で変動するときに、安定化電圧の出力端子6に、9Vの電圧+Bと、1 00mAの電流とを有する出力を得ようとした場合、抵抗2の必要とする抵抗値 Rを求めて見ると、次のようになる。
【0009】 但し、トランジスタ1は、その電流増幅率hfeが100、そのエミッタ電流値 Ieが100mA、そのベ−ス−エミッタ間電圧Vbeが0.6V、その最大許 容電力Pcが2W(25℃)であるものとし、ツエナダイオ−ド2は、そのツエ ナ電圧Vzが9.6V、その電流Izが0.5mA、その最大許容電力Pzが4 00mWであるものとする。。
【0010】 以上の設定条件によれば、トランジスタ1のベ−ス電流Ibは、Ib=Ie/ hfeの関係から、100mA/100で最小1mAになり、このときに抵抗2を 流れる電流値Irは、1mA+0.5mAで1.5mAになる。
【0011】 抵抗2の抵抗値Rを求めるには、変動電圧+Vccの電圧値が最小になる場合 、ここでは+Vcc=10Vのときの抵抗値を求めればよく、このときにはトラ ンジスタ1のベ−ス−エミッタ間電圧Vbeは、10.0V−9.6Vで0.4 Vになるから、抵抗2の抵抗値Rは、0.4V/1.5mAで266.7Ωにな り、結局、抵抗値Rとして240Ωのものを使用するのが好適である。
【0012】 そして、抵抗2の抵抗値Rとして240Ωのものを使用したときには、抵抗2 を流れる実効電流値Irは1.67mAになり、このときに抵抗2で消費される 電力Prは、Pr=(Ir)2 ・Rの関係から、(1.67mA)2 ・240Ω で0.67Wになる。また、このときのツエナダイオ−ド3で消費される電力P zを求めると、Pz=Vz・Izの関係から、9.6V・0.67mAで6.4 mWになる。
【0013】 一方、変動電圧+Vccが最大値の16Vのときの抵抗2を流れる実効電流値 Irは27mAで、このときに抵抗2で消費される電力Prは0.175W、ツ エナダイオ−ド3で消費される電力Pzは0.25Wになる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
前述のトランジスタ定電圧回路において、環境条件として普通60℃の動作に 耐え得るように構成する必要があり、そのためには各部品、特に、抵抗2とツエ ナダイオ−ド3に考慮を払い、抵抗2として33%、ツエナダイオ−ド3として 55%のデレ−テイング設定を行わなければならない。
【0015】 このデレ−テイングを考慮した場合、25℃における抵抗2で消費される電力 をPr’、ツエナダイオ−ド3で消費される電力をPz’とすれば、変動電圧+ Vccが最大値の16Vのときの抵抗2で消費される電力Pr’及びツエナダイ オ−ド3で消費される電力Pz’をそれぞれ求めると、Pr’は0.525W、 Pz’は0.455Wになる。
【0016】 従って、実際には、抵抗2として240Ω、1Wのものを用いればいいものの 、ツエナダイオ−ド3は前記0.455Wの消費電力Pz’がその最大許容電力 Pzである400mW(0.4W)を越えてしまうため、前述のようなツエナダ イオ−ド3を用いたときにはそれが破壊されてしまうという危険性がある。
【0017】 ところで、この危険性を解消する手段としては、当該ツエナダイオ−ド3とし て4.8Vのツエナ電圧を有するツエナダイオ−ドを2個直列に接続し、前記0 .455Wの消費電力Pz’を双方のツエナダイオ−ドに分担消費させる方法が あるが、このような方法を採用すると、前記1Wの抵抗2の使用を含めて、当該 トランジスタ定電圧回路の実装時の占有面積が相当大きなものになってしまうと いう問題点を有するものである。
【0018】 本考案は、このような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、使用部品を最小限の数及び大きさのものとし、かつ、実装時の占 有面積を削減したトランジスタ定電圧回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的に達成のために、本考案は、電圧安定化用トランジスタのコレクタと ベ−ス間に抵抗素子、ベ−スと基準電位点間に定電圧素子をそれぞれ接続してな るトランジスタ定電圧回路において、前記抵抗素子として定電流特性を持つよう に接続された電界効果トランジスタを用いてなる手段を具備している。
【0020】
【作用】
本考案によれば、電圧安定化用トランジスタのコレクタとベ−ス間の抵抗素子 として、定電流特性を持つように接続された電界効果トランジスタを用いるよう にしており、このときには電圧安定化用トランジスタのコレクタとベ−ス間を流 れる電流、即ち、定電流特性を持つように接続された電界効果トランジスタを流 れる電流が制限されるので、電圧安定化用トランジスタのベ−スと基準電位点間 に接続された定電圧素子、即ち、ツエナダイオ−ドに流れる電流も所定値以下に 制限され、当該ツエナダイオ−ドを1個用いたとしてもそれが破壊されることは ない。
【0021】 また、本考案のトランジスタ定電圧回路は、前記ツエナダイオ−ドを1個だけ 使用していること、及び、1W程度の抵抗に比べて相当小さい前記電界効果トラ ンジスタを使用していることの2つの理由によって、その実装時の占有面積を従 来のこの種のものに比べてかなり削減することが可能になる。
【0022】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。
【0023】 図1は、本考案に係わるトランジスタ定電圧回路の1実施例を示す回路構成図 である。
【0024】 図において、1は電圧安定化用トランジスタ、3はツエナダイオ−ド、4はキ ャパシタ、5は非安定電圧の入力端子、6は安定化電圧の出力端子、7は電界効 果トランジスタであり、図2に示された従来の回路(以下、これを従来回路とい う)の構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付している。
【0025】 そして、電界効果トランジスタ7は、そのゲ−トがソ−スまたはドレインに接 続されて、ソ−スとドレイン間において定電流特性が得られるように構成されて おり、この電界効果トランジスタ7が電圧安定化用トランジスタ1のコレクタと ベ−ス間に接続配置されている。この他に、同トランジスタ1のベ−スと基準電 位点(接地電位点)間にはツエナダイオ−ド3及びキャパシタ4が並列接続され ており、また、同トランジスタ1のコレクタは非安定電圧の入力端子5に接続さ れ、同トランジスタ1のエミッタは安定化電圧の出力端子6に接続されている点 は従来回路と同じ回路構成になっている。
【0026】 本実施例に示されているトランジスタ定電圧回路は、基本的に、従来回路と同 じ動作を行う。
【0027】 即ち、電圧安定化されていない変動電圧+Vccが非安定電圧の入力端子5に 供給されると、当該変動電圧+Vccは電界効果トランジスタ7及びツエナダイ オ−ド3からなる直列回路で分圧されるが、このとき当該直列回路を流れる電流 が当該電界効果トランジスタ7の定電流特性によって制限された状態で、電圧安 定化用トランジスタ1のベ−スに前記分圧電圧が印加される。このときにも従来 回路と同様に、同トランジスタ1のベ−ス電圧がツエナダイオ−ド3のツエナ電 圧によって安定化されているので、当該変動電圧+Vccの電圧値に関係なく同 トランジスタ1のエミッタ電圧も同様に安定化され、安定化電圧の出力端子6か らほぼ一定の値を持つ出力電圧+Bが取り出される。
【0028】 この場合、本実施例の回路にも従来回路において設定した条件と同じ条件を設 定し、この設定条件下においてツエナダイオ−ド3で消費される電力Pzを求め て見る。
【0029】 本実施例の回路では、変動電圧+Vccが10乃至16Vの範囲内で変化した としても、電界効果トランジスタ7の定電流特性によって電界効果トランジスタ 7の出力側に供給される、即ち、ツエナダイオ−ド3に供給される電流値は一定 であるから、ツエナダイオ−ド3で消費される電力Pzは従来回路で求めたよう に、変動電圧+Vccが16Vのときは6.1mW、変動電圧+Vccが10V のときは6.4mWになるに過ぎず、これらの値はツエナダイオ−ド3の最大許 容電力Pzである400mWには程遠いものであるから、前記変動電圧+Vcc の値如何によってツエナダイオ−ド3が破壊される危険性は皆無になる。
【0030】 また、本実施例の回路は、従来回路に比べて、ツエナダイオ−ド3の数は1個 で済み、しかも、従来回路に用いていた大電力用の抵抗の代わりに小型軽量の電 界効果トランジスタ7を用いているので、当該トランジスタ定電圧回路を実装し た場合の占有面積が十分小さくなり、実装時のスペ−スファクタを有効に改善す ることができる。
【0031】 さらに、本実施例の回路は、従来回路に比べて、前記抵抗の代わりに電界効果 トランジスタ7を用いているに過ぎないものであるから、何等複雑な回路構成を 採用する必要がなく、安価に構成できるものである。
【0032】 なお、本実施例に用いられている定電流特性を有する電界効果トランジスタ7 の代わりに、他の定電流特性を有する素子、例えば、トランジスタ定電流回路、 低電流ダイオ−ド等を用いることも考えられるが、定電流特性を有する電界効果 トランジスタ7を用いた場合には、最大のコスト/スペ−ス特性を得ることがで きるものである。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、電圧安定化用トランジスタ1のコレク タとベ−ス間に定電流特性を有する電界効果トランジスタ7を配置接続するよう に構成したので、変動電圧+Vccがかなり大幅に変わったとしても、同トラン ジスタ1のベ−スと基準電位点(接地電位点)間に接続されたツエナダイオ−ド 3を破壊することがないという効果を奏する。
【0034】 また、本考案によれば、ツエナダイオ−ド3を複数個使用する必要がなく、し かも、抵抗に代えて小型軽量の電界効果トランジスタ7を用いているので、当該 トランジスタ定電圧回路を実装した場合の占有面積が十分小さくなり、実装時の スペ−スファクタを有効に改善することができるという効果を奏する。
【0035】 さらに、本考案によれば、何等複雑な回路構成を採用する必要がなく、安価に 構成できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるトランジスタ定電圧回路の1実
施例を示す回路構成図である。
【図2】従来のトランジスタ定電圧回路の例を示す回路
構成図である。
【符号の説明】
1 電圧安定化用トランジスタ 2 抵抗 3 ツエナダイオ−ド 4 キャパシタ 5 非安定電圧の入力端子 6 安定化電圧の出力端子 7 電界効果トランジスタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧安定化用トランジスタのコレクタと
    ベ−ス間に抵抗素子、ベ−スと基準電位点間に定電圧素
    子をそれぞれ接続してなるトランジスタ定電圧回路にお
    いて、前記抵抗素子として定電流特性を持つように接続
    された電界効果トランジスタを用いたことを特徴とする
    トランジスタ定電圧回路。
JP3161691U 1991-04-09 1991-04-09 トランジスタ定電圧回路 Pending JPH04120123U (ja)

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JP3161691U JPH04120123U (ja) 1991-04-09 1991-04-09 トランジスタ定電圧回路

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55162488A (en) * 1979-04-23 1980-12-17 Gen Electric Alumina product and its manufacture
JPS588060A (ja) * 1981-06-29 1983-01-18 イ−・ア−ル・スクイブ・アンド・サンズ・インコ−ポレイテツド アリ−ルチオアゼチジノンスルホン酸塩類

Patent Citations (2)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961015