JPH04120042A - モノクロロアセトアルデヒド水溶液の製造方法 - Google Patents

モノクロロアセトアルデヒド水溶液の製造方法

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JPH04120042A
JPH04120042A JP23938690A JP23938690A JPH04120042A JP H04120042 A JPH04120042 A JP H04120042A JP 23938690 A JP23938690 A JP 23938690A JP 23938690 A JP23938690 A JP 23938690A JP H04120042 A JPH04120042 A JP H04120042A
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JP
Japan
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mca
aqueous solution
monochloroacetaldehyde
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water
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JP23938690A
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Takashi Wakasugi
隆志 若杉
Tadashi Miyagawa
正 宮川
Ataru Touchi
戸内 中
Takashi Yamauchi
隆司 山内
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/51Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition
    • C07C45/55Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition of oligo- or polymeric oxo-compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り東上夏剋■公団 本発明は、医薬品や農薬などの合成原料とし1有用なモ
ノクロロアセトアルデヒド(以下、M(Aと略記する)
水溶液の製造方法に関し、詳細G、は高純度のMCA水
溶液の製造方法に関する。
従米生技玉 各種合成原料として有用なMCAは、アセト−ルデヒド
、バラアセトアルデヒドまたは酢酸ビールの塩素化によ
り製造され、反応原料などに使用するまでは水溶液とし
て保存される。しかし、このようにして製造されたMC
A水溶液中には、ジクロロアセトアルデヒド、クロトン
アルデヒド、塩化水素などの不純物の混入が避けられず
(特開昭60−178839号公報)、シかも、このよ
うな不純物を含むMCA水溶液は保存中に着色が起こる
さらに、従来のMCA水溶液は、40〜45%程度の濃
度を通常とし、60%以上の高濃度MCA水溶液は、常
温で白濁固化することが知られている(特開昭62−9
9336号公報)。このMCAの高濃度水溶液が白濁固
化する原因は明らかでないが、除去困難な不純物の影響
が考えられる。
゛ しよ゛と る 従来のMCA水溶液は濃度40〜45%のものしか提供
されておらず、しかも若干の不純物を含むものである。
一方、本発明者等の研究によれば、MCA水溶液を用い
る反応は、MCAが高濃度はど反応率が高(、勿論、高
純度はど高純度の反応生放物が得られる。従って、本発
明は、長期間安定に保存し得る高純度(水分を除いた成
分中のMCA純度)、かつ、高濃度のMCA7に溶液を
提供することにある。
i   ′ るための 本発明者等は、従来のMCA水溶液が高濃度で提供でき
ないのは、MCA製造過程で副生ずる分離し難い不純物
のためであるとの推測、および−旦三量体としたMCA
を解重合するとき高純度のMCAが得られるとの知見に
基づき、本発明に至ったものである。
具体的には、本発明の構成上の特徴は、MCA三量体を
酸触媒の存在下、120〜140″Cにて常圧蒸留操作
に付することにより、解重合して留出するMCAを水に
溶解するMCA水溶液の製造方法にある。
本発明において原料として使用するMCA三量体は安定
な化合物であり、パラアセトアルデヒド、アセトアルデ
ヒドなどを塩素化して得られるMCAを主成分とする留
分をヘキサンなどの有機溶媒に溶解し、硫酸の存在下に
環化させることにより容易に得られる (特願平1−2
88185号)。即ち、パラアセトアルデヒド、アセト
アルデヒドなどを塩素化して得られるMCAを主成分と
する留分であって、その組成がMCA70重量%以上、
ジクロロアセトアルデヒド8重量%以下、アセトアルデ
ヒド12重量%以下、高沸点成分5重量%以下および塩
化水素5重量%以下からなる塩素化液をヘキサン、シク
ロヘキサンなどの有機溶媒に溶解し、0℃以下で硫酸と
反応させ、析出する結晶をヘキサン、四塩化炭素などか
ら再結晶すると、純度99.9%以上のMCA三景体が
得られる。
このMCA三量体を酸触媒、例えば、芳香族スルホン酸
や硫酸のような不揮発性の酸触媒、好ましくはパラトル
エンスルホン酸または希硫酸の存在下に120〜140
℃にて加熱常圧蒸留操作に付すと、MCA三置体が解重
合して高純度のMCAが留出してくる。この留分は塩化
水素の検出されない純度99.9%以上のMCAである
。この留分を水に溶解させて任意の濃度のMCA水溶液
とする。
MCA水溶液の調整にあたっては、MCA三景体を蒸留
操作に付しMCAを留出させた後、得られたMCAを水
に溶解させてもよいが、好ましくは予め水を入れた容器
に留出してくるMCAを直接溶解させてMCA水溶液と
するのが望ましい。
このようにして製造される水溶液のMCA9度は任意に
調整することができ、多くの場合20〜80重量%の範
囲で調整され、好ましくは40〜80重量%に調整され
る。
本発明方法によって調製されたMCA水溶液は高純度で
あって、40%水溶液は勿論、60%以上の高濃度水溶
液も長期間の保存においても殆ど着色せず、組成の変化
も認められない。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 温度針を備え付けた500jdの三ツロフラスコにMC
A三量体300gおよびパラトルエンスルホン酸1.5
gを仕込み、窒素気流下で130℃にて常圧蒸留操作を
行なった。水200 gを入れたフラスコ中に撹拌しな
がら留出するMCAを溶解させた。
MCAが280g留出した後、水80gを添加すること
により、49.95重量%のMCA水溶液を調整した。
このもののガスクロマトグラムは水とMCAのピーク以
外は認められなかった。なお、留出液の組成分析を内部
標準ガスクロマトグラフィー(内部標準物質ニジブチル
エーテル)によって行なったところ、純度99.9%以
上のMCAであることが確認された。
このMCA水溶液を40℃の恒温槽に保存し、3力月後
にガスクロマトグラフィーにより組成の変化を調べたが
、得られたクロマトグラムはMCA水溶液調整直後のも
のと略同じであった。
また、MCAの着色については、色差計(日本重色■製
:Z1001DP、透過法、投光パイプ直径30−、セ
ル光路長10■)を用いてLab値を測定した。
その測定値を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同様に常圧蒸留し、水50gを入れたフラス
コ中に撹拌しながら留出するMCAを溶解させた。MC
Aが280g留出した後、水20gを添加することによ
り、79.92重量%のMCA水溶液を調整した。
このMCA水溶液を40℃の恒温槽に保存し、3力月後
にガスクロマトグラフィーにより組成の変化を調べたが
、得られたクロマトグラムはMCA水溶液調整直後のも
のと路間しであった。
実施例1と同じく、色差計によるLab値の変化を第1
表に示す。
比較例1 撹拌装置、還流冷却器、温度計を備え付けた500dの
三ツロフラスコにパラアセトアルデヒド100g、水1
dを仕込み、10℃に保った。この溶液に塩素ガスを1
5if/minで導入し、塩素化反応を開始した。その
後、反応温度を2±1℃に徐々に低下させながら、塩素
ガスを15〜80m1!/winで合計1.70mof
fi導入した。
得られた塩素化反応液についてガスクロマトグラフィー
により組成分析を行なった結果、アセトアルデヒド16
.51重量%、MCA 48.72重量%、ジクロロア
セトアルデヒド6.28重量%および塩化水素と高沸点
成分からなることを確認した。
次いで、この反応液を減圧下で精留してMCAの濃縮を
行なった。留出物についてガスクロマトグラフィーによ
り組成分析を行なった結果、アセトアルデヒド1.12
重量%、MCA 90.52重量%、ジクロロアセトア
ルデヒド4.56重量%、クロトンアルデヒド2.78
重量%および微量の塩化水素と高沸点成分からなること
を確認した。
得られた留出液56gを水50gを入れたフラスコ中に
撹拌しながら溶解させ、47.82重量%のMCA水溶
液を調整した。このMCA水溶液を40℃の恒温槽に保
存したところ、1週間後には黄色液体となり、ガスクロ
マトグラフィーによる組成分析の結果、MAC濃度が3
4.11重量%の水溶液になっており、水板外の組成は
アセトアルデヒド0.88重量%、MCA 64.56
重量%、ジクロロアセトアルデヒド3.36重量%、ク
ロトンアルデヒド3.08IN量%および多量の高沸点
成分からなるものに変わっていた。
1週間保存後のMCA水溶液の色差計によるLab値の
変化を第1表に示す。
比較例2 比較例1と同様に、塩素化および精留して得られたMC
A 91.02重量%含む留出液より、約60重量%の
MCA水溶液を調整した。この水溶液を室温に静置して
おいたところ、2日後には白濁固化してきた。
次に参考例として、実施例で得たMCA水溶液および市
販のMCA水溶液を用いた合成反応の例を示す。
参考例1 実施例2で得られた約80重量%のMCA水溶液に水を
加えて、18重量%MCA水溶液を調整した。
この水溶液26.17 g (M CA 0.06a+
o 12. )を撹拌装置を備え付けた100II11
の三ツロフラスコに仕込んだ後、カルバジン酸エチルエ
ステル6.25 g  (0,06so l )を添加
して、20℃で1時間反応させた。反応終了後、生成し
た結晶を濾取し、四塩化炭素で洗浄した後、乾燥するこ
とにより純度99.7%のMCAエトキシカルボニルヒ
ドラゾン8.99gを得た。
合成収率は90.8%であった。
参考例2 市販の約40重量%MCA水溶液を水で希釈して18重
量%のMCA水溶液を調整した。このMCA水溶液26
.17g (MCA 0.06+moj2)を撹拌装置
を備え付けた100dの三ツロフラスコに仕込んだ後、
カルバジン酸エチルエステル6.25 g (0,06
so !! )を添加して、20℃で1時間反応させる
ことにより、粘りけの多い固まり状の沈澱を得た。この
沈澱を濾取し、水、ヘキサンで繰り返し洗浄し精製を行
なった後、乾燥することにより純度95.6%のMCA
エトキシカルボニルヒドラゾン5.36gを得た。
合成収率は51.9%であった。
参考例3 本発明方法により製造した濃度80重量%のMCA水溶
液および濃度40重量%のMCA水溶液を用いて、下記
の反応により2−クロロメチル−1,3−ジオキソラン
を合成した。
温度計、還流冷却器を備え付けた100戚の三ツロフラ
スコに、濃度80重量%のMCA水溶液30g(M C
A 0.31+so l )を仕込み、酸性イオン交換
樹脂であるパーフロロスルホン酸樹脂(商品名:ナフィ
オンN R−50)を触媒として、エチレングリコール
19.Og (0,31mo l ) と80℃にて反
応させた。
反応は選択的に進行し、ガスクロマトグラフィーにより
反応率を追跡したところ、6.5時間で反応率は80%
であることを確認した。
同様に、本発明方法で製造した濃度40重量%のMCA
水溶液を用いた場合の6.5時間後の反応率は45%で
あった。
上記の各反応における反応時間と反応率の関係を図面に
示す。即ち、図面中の◎印および○印は、本発明方法に
より製造した濃度が各々80重量%および40重量%の
MCA水溶液とエチレングリコールとから2−クロロメ
チル−1,3−ジオキソランを合成した際の反応時間と
反応率の関係を表わしている。
mυ直果 本発明方法によって製造されるMCA水溶液は高純度で
あって、高濃度水溶液としても保存することができ、長
期間の保存においても殆ど着色せず、組成の変化も認め
られない。また、高濃度水溶液として保存し、反応に供
するときは、反応率も高く有利に使用することができる
【図面の簡単な説明】
図面は参考例3における濃度の異なるMCA水溶液を用
いて2−クロロメチル−1,3−ジオキソランを合成し
た際の反応時間と反応率の関係を示すグラフである。 出願人  呉羽化学工業株式会社 代理人  藤  野  清  也

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モノクロロアセトアルデヒド三量体を酸触媒の存
    在下、120〜140℃にて常圧蒸留操作に付すること
    により、解重合して留出するモノクロロアセトアルデヒ
    ドを水に溶解することを特徴とする高純度モノクロロア
    セトアルデヒド水溶液の製造方法。
JP23938690A 1990-09-10 1990-09-10 モノクロロアセトアルデヒド水溶液の製造方法 Pending JPH04120042A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100691852B1 (ko) * 2004-11-19 2007-03-12 선경워텍(주) 클로로아세트알데히드를 포함하는 비산화성 살균제 및 그제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100691852B1 (ko) * 2004-11-19 2007-03-12 선경워텍(주) 클로로아세트알데히드를 포함하는 비산화성 살균제 및 그제조방법

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