JPH04120021A - ラクタム環を有する脳循環代謝改善剤 - Google Patents

ラクタム環を有する脳循環代謝改善剤

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JPH04120021A
JPH04120021A JP2238745A JP23874590A JPH04120021A JP H04120021 A JPH04120021 A JP H04120021A JP 2238745 A JP2238745 A JP 2238745A JP 23874590 A JP23874590 A JP 23874590A JP H04120021 A JPH04120021 A JP H04120021A
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JP
Japan
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ethyl acetate
group
compound
formula
residue
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Pending
Application number
JP2238745A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yanagisawa
宏明 柳沢
Koichi Fujimoto
光一 藤本
Yasuo Shimoji
下地 康雄
Takuo Kanezaki
金崎 拓郎
Nobuyoshi Iwata
岩田 宜芳
Yoshiko Kubo
久保 与志子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2238745A priority Critical patent/JPH04120021A/ja
Publication of JPH04120021A publication Critical patent/JPH04120021A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 童!上例机且分■ 本願発明は、後記の一般式(1)を有する2−モルホリ
ニルメチル基を有するラクタム化合物及びその薬理上許
容される塩を有効成分とする脳循環代謝改善剤に関する
。 ′ 災来二技血 −Cに用いられている老年期痴呆に対する薬剤は、脳循
環改善剤と脳代謝賦活剤に分類することができる。ペン
トキシフィリン、ニカルジピン等の脳循環改善剤は、脳
血管平滑筋の弛緩による脳血流の増加、微小循環の改善
等による脳′障害を改善するものであり、チアプリト、
インデロキサジン等の脳代謝賦活剤は、ノルエピネフリ
ン、セロトニン、ドパミン等の神経伝達物質であるモノ
アミンを活性化することにより、精神症状の改善を図る
ものである。両者の作用を併せもつ薬剤は、老年期痴呆
の治療薬として有用であり、両者の顕著な改善作用を有
する薬剤の開発が要望されている。
一方、本願発明に含まれる化合物のうちのいくつかは、
すでに抗レセルピン作用とともに抗うつ作用を有するこ
とが知られている(特開昭50−93981号)が、脳
循環改善作用についての報告は未だ知られていない。
占 ”′ るための 本発明者等は、長年に亘り、一連の2−モルホリニルメ
チル基を有するラクタム化合物を合成し、これらの薬理
作用を検討した。その結果、本発明者等の合成した化合
物のなかで、後記の一般式(1)で表わされる化合物が
、神経伝達物質のモノアミン活性の現われである抗レセ
ルピン作用とともに、微小循環の改善作用に関係する血
液粘度改善作用を強(示すことがわかり、優れた脳循環
・代謝改善剤として有用であることを見出し、本発明を
完成するに至った。
〔発明の構成〕
本発明の脳循環代謝改善剤は、−船蔵 を有する2−モルホリニルメチル基を有するラクタム化
合物及びその薬理上許容される塩を有効成分とする。
上記式中、R1及びR2は、同−又は異なって、水素原
子、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原子を示す
か、R1とR2が一緒になって、アルキレン基又はアル
キレンジオキシ基を示し、R3は水素原子又はアルキル
基を示し、χはメチレン基、酸素原子又は硫黄原子を示
す。
前記−船蔵(I)において、R1,R2およびR3が示
すアルキル基は、例えば、炭素数1乃至4個のアルキル
基であり、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル基をあげることができ、好適にはメチル基である
R1およびR2が示すアルコキシ基は、例えば、炭素数
1乃至4個のアルコキシ基であり、メトキシ、エトキシ
、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ基をあげるこ
とができ、好適にはメトキシ基である。
R1およびR2が示すハロゲン原子は、例えば、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子をあげることができ、好適に
はフッ素原子および塩素原子である。
R1とR2が一緒になって示すアルキレン基は、例えば
炭素数3乃至5個のアルキレン基であり、トリメチレン
、テトラメチレン、ペンタメチレン基をあげることがで
き、好適にはテトラメチレン基である。
R1とR2が一緒になって示すアルキレンジオキシ基は
、例えば炭素数1乃至3個のアルキレンジオキシ基であ
り、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、トリメチレ
ンジオキシ基をあげることができ、好適にはメチレンジ
オキシ基およびエチレンジオキシ基である。
前記−船蔵(I)を有するラクタム化合物の薬理上許容
される塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、硝酸塩、リン酸塩のような無機酸塩、または例えば
シュウ酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、コハク酸
塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩の
ような有機酸塩等の酸付加塩をあげることができる。
前記−船蔵(1)を有する化合物のうち、好適には、 1 ) R’及びR2が水素原子、メチル基、メトキシ
基、フッ素原子、塩素原子、又はR1とR2が一緒にな
って示すテトラメチレン基又はメチレンジオキシ基であ
る化合物、 2)R3が水素原子、メチル基である化合物、3)Xが
メチレン基である化合物、 4)Xが酸素原子である化合物、 5)Xが硫黄原子である化合物、 をあげることができ、さらに好適には 1)R1およびR2が水素原子、メチル基、メトキシ基
、フッ素原子、塩素原子であり、R3が水素原子であり
、Xがメチレン基である化合物、2)R’およびR2が
水素原子、メチル基、メトキシ基、フ・7素原子、塩素
原子であり、R3がメチル基であり、Xがメチレン基で
ある化合物、をあげることができる。
前記−形式(1)で表わされる化合物は、2−モルホリ
ニルメトキシ基に含まれる不斉炭素に基づく2種の光学
異性体(R)体と(S)体が存在し得る。本発明はこれ
らの各異性体およびそれらの等重塁合物であるラセミ体
を包含する。
さらに、−形式(1)を有する好適な化合物として、以
下の化合物を具体的に例示することがで−F CI(Z CHz CHz CH2 面 Q5) 0印 (2Φ 6−F    H 6−C1,〃 〃          〃 1−C#tN 7−F   〃 8−Me    N 6−(f!   1−Cl 3−OMe   N 6−OMe   7−OMe 5−Me    8−Me 〃          〃 5−F    B −’fIe 5−C1B−Me 5−Cf   8−(、e 6− (CHz) 3−7 CH2 CH。
CH2 6−0−CH2−0−7 H 5−Me    8−Me 6−Me    tp 7−Me    1 6−Me    7−Me Me8Me 7−Me    tt 6Me7−Me 7−CI!   8−Cf 本発明有効成分である式(1)を有する化合物の内、R
3が水素原子である化合物(Ia)は、下記の反応径路
により容易に製造することができる。
(II) R4 ([[a) [IV) (Ia) 上記式中、F R2およびχは前述と同意義を示し、R
4はアミノ基の保S!基を示し;Yは塩素、臭素、沃素
のようなハロゲン原子、メチルスルホニルオキシ、フェ
ニルスルホニルオキシ、4−メチルフェニルスルホニル
オキシ、4−ニトロフェニルスルホニルオキシのような
スルホニルオキシ基を示す。
R4におけるアミノ基の保護基としては、ヘンシル、p
−メトキシヘンシル、トリフェニルメチル等のようなア
ラルキル基;トリメチルシリル、L−ブチルジメチルシ
リル等のようなトリアルキルシリル基;ホルミル、アセ
チル、トリフルオロアセチル等のようなアシル基;ヘン
シルオキシカルボニル、P−ニトロヘンシルオキシカル
ボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t
ブトキシカルボニル等のようなアルコキシカルボニル基
があげられるが、好適にはアシル基又はアルコキシカル
ボニル基である。
工程Aは、式(If)で表わされるラクタム化合物と化
合物(I[a)とを不活性溶媒中、塩基の存在下に反応
させることによって行なわれる。
使用される溶剤としては、反応に関与しなければ特に限
定されないが、例えば、ヘンゼン、トルエン等の炭化水
素類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル頻;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類
;メタノール、エタノール、t−ブタノールのようなア
ルコール類;N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピリドンのよ
うなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキ
シド類等があげられるが好適には、ケトン類又はアミド
類である。
使用される塩基としては、水素化リチウム、水素化ナト
リウムのような水素化アルカリ金属;ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウムL−ブトキシド
のようなアルカリ金属アルコキシド;炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;重曹、重炭
酸カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩があげられる
が好適には水素化アルカリ金属又はアルカリ金属炭酸塩
である。
反応温度および反応時間は、使用される塩基、溶媒の種
類により異なるが、通常0乃至120°C(好適には2
0乃至80°C)、10分間乃至24時間である。
目的物(■)は、酢酸エチルのような有機溶媒で抽出し
、水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留
去することにより得ることができ、必要ならば常法、例
えば再結晶、カラムクロマトグラフィー等でさらに精製
できる。
なお、本工程の原料化合物(II)は、公知化合物であ
るか、公知の方法〔例えばXがメチレン基である3、4
−ジヒドロ−2(LH)−キノロン誘導体はヘミシェ・
ベリヒナ60巻、858頁(1927年)  (Che
m 、 Ber 、60.858(1927))の方法
、2H−L4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン誘
導体はオーガニック・プレパレーションズ・アンド・プ
ロセデュアズ・インターナショナル14巻、195頁(
1982年)(Org 、 Prep 、 Proce
d 、 Jnt 、±4.195(1982));2H
−L4−ヘンジチアジン3(4H)−オン誘導体はジャ
ーナル・オプ・メディシナル・ケミストリー16巻、7
76頁(1973年)  (J、Med、Chem、 
 16.776(1973)))に従って容易に得られ
る。
工程Bは、化合物(■)におけるアミノ基の保護基R4
を除去する工程であり、を機合成化学でよく知られてい
る方法により行なわれる。
例えば、パラジウム触媒を用いる接触還元によるー、ン
ジル、ベンジルオキシカルボニルのようなアラルキル基
又はアラルキルオキシカルボニル基の除去;水性酢酸、
塩化水素−ジオキサン、塩化水素−酢酸エチルのような
酸を用いるトリフェニルメチル基、トリメチルシリルの
ようなトリアルキルシリル基、L−ブトキシカルボニル
基の除去:ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、力性ソーダ、力性カリウム等のアルカリを用いるホ
ルミル、アセチル、トリフルオロアセチルのようなアシ
ル基又はベンジルオキシカルボニルのようなアルコキシ
カルボニル基の除去;フッ素イオンによるし一ブチルジ
メチルシリル基の除去等である。
これらの脱保護に使用される溶媒としては、水、アルコ
ール類(メタノール、エタノール等)、酢酸、エーテル
類(テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類
(酢酸エチル等)、ハロゲン化炭化水素(ジクロロメタ
ン等)が用いられ、反応温度は0°C乃至100°C(
好適には室温乃至80”c )で、反応時間は30分乃
至24時間(好適には1時間乃至16時間)である。
反応終了後、反応生成物は酢酸エチル、エチルエーテル
等の有機溶媒中、塩化水素等の酸を加えることにより、
化合物(Ia)の塩として単離することができる。また
反応液をアルカリ性にして、酢酸エチル等の有機溶媒で
化合物(Ia)を抽出することにより、単離することも
でき、必要ならば再結晶、クロマトグラフィー等で精製
される。
化合物(,1)において、R3がアルキル基である化合
物(I b)は、ラクタム化合物(II)とモルホリン
誘導体(I[Ib)との反応(工程C)により製造でき
る。
(II) (Ib) (Ib) 上記式中、R’、 R2,XおよびYは前述と同意義を
有し、p3aはR3におけるアルキル基を示す。
本工程Cは、前記工程Aと同様の方法により行なわれる
また化合物(I b)は、下式に示す化合物(Ia)の
カルボニル化合物(V)との還元的アルキル化 (工程D) 又は化合物 (VI) の塩基存在下で のアルキル化 (工程E) により製造することもで 上記式中、R’、 !?”、 R”およびχは前述と同
意るような水素原子又はアルキル基を示す。
工程りは、化合物(I a)とカルボニル化合物(V)
の混合物をシアン水素化硼素ナトリウムのような還元剤
で還元するか、またはラネー・ニッケル、白金のような
接触還元触媒を用いて接触水素還元することにより、化
合物(I b)を得る工程である。本反応は、メタノー
ル、エタノールのようなアルコール溶媒中、還元剤の存
在下又は水素(常圧〜5気圧)と接触還元触媒の存在下
、0°C乃至50°C(好適には0°C乃至室温)、反
応時間30分乃至24時間で、化合物(1a)を化合物
(V)と反応させることにより行なわれる。反応終了後
、目的物(I b)は、接触還元の場合には触媒を濾別
して得た濾液を濃縮することにより、また還元剤を用い
る場合には反応液を減圧濃縮して得られる残留物をジク
ロロメタン、酢酸エチルのような有機溶媒で抽出するこ
とにより単離することができる。
工程Eは化合物(Ia)を化合物(VI)と不活性溶媒
中、塩基の存在下に反応させて、化合物(I a)を得
る工程で、前記工程Aと同様に行なわれる。
前述したように本発明の有効成分である化合物(1)は
、2−モルホリニルメチルオキシ基の不斉炭素に基づく
光学異性体が存在し得るが、光学異性体(1)は光学活
性な化合物(I[Ia)または(Illb)とラクタム
化合物(I[)との反応(工程AまたはC)によるか、
または化合物(I)の光学活性なスルホン酸、カルボン
酸9例えばL−又はD−カンファースルホン酸、L−又
はD−酒石酸、L−又はD−乳酸、アシル化されたし−
又はD−アミノ酸等との塩を形成することによる光学分
割法により得ることができる。
本発明の有効成分である化合Th(I)は、常法に従っ
て酸と処理することにより、薬理上許容し得る塩に変換
することができる。例えば、化合物(I)をアルコール
、酢酸エチルまたはジクロルメタン等の有機溶剤に溶解
し、これに等モルのマレイン酸また(まフマル酸のアJ
レコール7容ン&、または等モル乃至過剰の塩化水素−
ジオキサン等の酸を加え、溶媒を留去し、ジエチルエー
テルまたはジイソプロピルエーテルのような有機液剤中
で結晶化または固化することにより得られる。
〔発明の効果] 本発明の有効成分である前記−船蔵(I)を有する化合
物は、以下に示すように、すくれた抗レセルピン効果と
併せて、脳虚血下での血液粘度上昇i印判効果を存し、
しかも毒性が低いことから、モノアミンの活性化と微小
循環改善による脳代謝・循環改善剤、抗うつ剤として有
用である。
本発明の有効成分である化合物(1)およびその薬理上
許容される塩類を脳循環・代謝改善側、抗うつ剤として
用いる場合、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容さ
れる担体、賦形剤、希釈剤等の混合し、散剤、覇粒剤、
錠剤、カプセル剤、注射剤、坐剤、貼付剤等の医薬組成
物として経口的または非経口的(特に好適には経口的)
に投与することができる。投与量は対象疾患の状態、投
与方法により異なるが、経口投与では通常1回量1=1
000mg、とりわけ約1〜l OOmg程度が、静脈
内投与では1回置約0.1〜loomg、とりわけ約0
.5〜30mg程度が好ましく、これらの薬用量を症状
に応じて1日1回乃至3回投与するのが望ましい。
以下に試験例、製造例及び製剤例を示して本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれに限定される
ものではない。
〔試験例] l 症旦立火旦l詐里 4週齢の雄性dayマウス(体重22−27g)を1群
3匹に分け、一方には試験薬物を生理食塩水、0.5%
CMC溶液又は1%ジメチルスルホキシド溶液に溶解又
は懸濁させ、30mg/kgを経口投与し、他方の対照
群は試験薬物を含まない溶媒のみを投与した。投与後、
直ちに両群にレセルピン2mg/kgを皮下投与し、そ
の90分後に眼瞼下垂の程度を観察した。眼瞼下垂がな
く正常な状態のマウス0点、眼瞼下垂が1/3〜1/2
のマウス1点、眼瞼下垂が2/3〜薄目のマウス2点、
完全に眼瞼下垂し、口蓋が全く開かないマウス3点とし
て、点数をつけ、試験薬物のレセルピンの抑制率を次の
式で計算した。
結果を表に示す。
2     での 雄性成熟ウィスター系ラットを6匹ずつ2群に分け、一
方には試験薬物を生理食塩水又は0.5%CMC溶液に
溶解又は懸濁させ、30■/kgを経口投与し、他方の
対照群は試験薬物を含まない溶媒だけを投与した。投与
後、両群に直ちにベンドパルビタール40■/kgを腹
腔的投与して麻酔し、背位に固定後、−側の総頚静脈か
ら0.6mI!、採血し、血液液体特性検査装置(バイ
オレオライザー東京計器製)を用いて、ずり速度37.
5.75゜150および375/秒における血液粘度を
測定した。次いで、両側の総頚静脈を1時間結紮して脳
虚結状態にした後、対側の総頚静脈から0.5ml採血
して、前述と同様に血液粘度を測定した。
試験薬物の各ずり速度における血液粘度上昇抑制率は次
式により求めた。
血液粘度上昇抑制率(%)− 結果を表に示す。
対照化合物として、現在脳循環代謝改善剤として使用さ
れているモルホリニルメチル誘導体、塩酸インデロキサ
ジンを表に示す。本発明の化合物は対照化合物より、す
ぐれた血液粘度上昇抑制率製造例1 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロン1g(6,7
9m mof )をN、N−ジメチルホルムアミド(D
MF)20 mlに溶解し、室温にて水素化ナトリウム
〔55%鉱油懸濁〕385■(8,82mmoj2)を
加え50〜60°Cで30分間攪拌した後、4−(t−
ブトキシカルボニル) −2−(4−メチルフェニルス
ルホニルオキシ)メチルモルホリン3.28 g (8
,83m mojlりを加えioooCで4時間攪拌し
た。反応混合物を減圧濃縮し、残留物に水を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後
、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%酢酸エ
チル/ヘキサン)に付し、1−((4−t−ブトキシカ
ルボニル−2−モルホリニル)メチル) −3,4ジヒ
ドロ−2(LH)−キノロン2.30 gを無定形粉末
として得た。これを4規定塩化水素−ジオキサン20m
!と混ぜ、室温で1時間攪拌後、溶媒を留去した。残留
物を水に溶かし、得られた水溶液を酢酸エチルで洗浄後
、重曹水で中和し、目的化合物の遊離アミノ体を酢酸エ
チルで抽出した。
酢酸エチル抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去して、無定形粉末状の目的化合物の遊離アミノ
体1.64 gを得た。これをマレイン酸770■のメ
タノール10mf溶液に溶かし、溶液を減圧濃縮後、残
留物を酢酸エチル−エチルエーテル中で結晶化させ、濾
取した。収量1.80g。これをエタノールより再結晶
して目的化合物を無色針状結晶として1.391gを得
た。
融 点 180−182°C(分解)。
H−NMRスペクトル(DMSO−dh)δ:2.54
−2.60(2H,n+)、2.84−2.90(31
(、a+)、3.00(it(、tdJ=12.3.5
Hz)、3.16(18,d、J=121(z)、3.
28(LH,d、J=12Hz)、3.59(IH,t
d、J=12.3.5Hz)、3.89−4.11(4
H。
m)、6.02(2H,s)、6.99−7.05(L
H,m)、7.22−7.25(3Hm) 、 8.8
0 (2H,br)。
製造例2 に/」」1塩 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに3
,4−ジヒドロ−7−メチル−2(LH)−キノロン1
.00 g (6,20m mor)を用いて、製造例
1と同様の製造法により目的化合物0. ’/ Ogを
無色粉末結晶として得た。
融 点 164−166°C(分解)〔エタノール再結
晶〕。
’H−NMRスペクトル(DMSO−dh)δ:2.2
5 (3H,s) 、 2.49−2.56 (2H,
m) 、 2.79−3.05 (4H,m) 。
3.15(1)1.d、J=12.5Hz) 、3.2
6(IH,d、J=12.5Hz) 。
3.5B(1)1.td、J=12.2.5)1z)、
3.89−4.08(4)1.m)。
6.02(2H,s)、7.03−7.14(3M、m
)、8.76(2H,br)。
製造例3 ジヒ゛ロー6−ジ  ル モルホ 1 ニル メチル IH キノロン ユニ」二鱈d変監 3.4−ジヒドロ−6,7−シメチルー2(LH)キノ
ロン1.4 g (8+++ moI!、)のジメチル
ホルムアミド40m1!、溶液に水素化ナトリウム(5
5%鉱油懸濁) 0.44 g (9,6m mof)
を加え、60°Cで30分攪拌後、これに4−t−ブト
キシカルボニル−2−((4−メチルフェニルスルホニ
ルオキシ)メチル1モルホリン3.58g(9,6mm
oりを加え、100°Cで2.5時間攪拌した。
反応液に酢酸エチルと水を加え、有機層を分離し、水洗
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。
残留物を酢酸エチル−ヘキサン(1:1)を溶媒系とす
るシリカゲル・カラムクロマトグラフィーに付して、1
−((4−t−ブトキシカルボニル−2−モルホリニル
)メチル) −3,4ジヒドロ−6,7−シメチルー2
(IH)−キノロン2.37gをガム状物として得た。
上記ガム状物2.37 gを4規定塩化水素−酢酸エチ
ル31++1と混ぜ、室温で6時間攪拌後、溶媒を留去
した。結晶性残留物を酢酸エチルと混ぜ、重曹水を中和
するまで加え、有機層を分離した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して、油状
物1.35 gを得た。これをマレイン酸572■のメ
タノール20mj!溶液に溶かしたのち、溶媒を留去し
、残留物を酢酸エチル中で結晶化させ目的物1.92 
gを得た。
融 点 154−156°C(分解)〔エタノール−酢
酸エチル再結晶〕。
’H−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2、1
5 (38,s) 、 2.21 (3H,s) 、 
2.48−2.54 (2H,m)、 2.74−3.
05(4H,m) 、3.15(IH,d、J=12.
5Hz) 、3.24(IH,d。
J=12.5Hz)、3.59(IH,td、J=12
.2.5Hz)、3.87−4.06(48,m)、6
.02(2H,s)、6.97(LH,s)、7.03
(IH,s)。
8.75(2H,br)  。
製造例4 ヱ」ヨヨa変監 3.4−ジヒドロ−2(LH)−キノロンの代わりに3
,4−ジヒドロ−6−メドキシー2(IH)−キノロン
1.00 g (5,64m mof)を用いて、製造
例1と同様の方法により目的化合物1.47 gを無色
粉末結晶として得た。
融 点 173−175°C(分解) ’H−NMR,2,ベクトル(DMSO−di)δ:2
.53(2H,t、J=7.5Hz) 、2.81−2
.90(3H,+++) 、3.00(IH,td、J
=12.5.3.5Hz)、3.16(IH,d、J=
12.5Hz)。
3.26(IH,d、J=12.5Hz)、3.59(
IH,td、J=12.5.2.5Hz)、3.73(
38,s)、3.88−4.06(4H,m)、6.0
3(2H,s)。
6.81 (l)I、 dd、 J=9.3Hz) 、
 6.84 (IH,d、 J=3Hz) 。
7.17(IH,d、J=9)1z)、8.78(2H
,br)。
製造例5 2ニニ?Ltイ受]【l 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに3
.4−ジヒドロ−6,7−シメトキシー2 (IH)−
キノロン1.00 g (4,83m molりを用い
て、製造例1と同様の方法により目的化合物0.83 
gを無色プリズム結晶として得た。
融 点 193−195°C(分解) ’H−NMRスペクト)Lt (DMSO−da)δ:
2.49−2.50(2H,a+)、2.75−3.0
5(4B、m)、3.14−3.30(2H,m)、3
.60(IH,td、J=12.2.5Hz)、3.7
3(3H,s)。
3.76(3H,s) 、3.89−4.02(48,
m) 、6.02(2H,s) 、6.87(IH,s
) 、 6.90 (IH,s) 、 8.71 (2
)1. br)。
製造例6 1十〕じm 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに3
.4−ジヒドロ−6−フルオロ−2(1)1)−キノロ
ン1.00 g (6,05m a+ojりを用いて、
製造例1と同様の方法により目的化合物1.37 gを
無色柱状結晶として得た。
融 点 192−194“C(分解) ’ HN M Rスヘクトル(DMSO−db)δ:2
.54−2.60 (2H,m) 、 2.84−3.
04 (4H,m) 、 3.16 (IH,d。
J=12.5)1z) 、3.28(IH,d、J=1
2.5Hz) 、3.59(LH,dt。
J=12.2.5Hz) 、 3.88−4.10 (
4H,m) 、 6.02 (2B、 s) 、 7.
04−7.15(2H,m) 、7.24−7.29(
LH,m) 、8.77(2H,br)。
製造例7 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに7
−クロロ−3,4−ジヒドロ−2(LH)−キノロン1
.00 g (5,51m mof)を用いて、製造例
1と同様の方法により目的化合物1.29 gを(イソ
プロパツールで再結晶)粉末結晶として得た。
融 点 163−165°C(分解) ’H−NMRスペクトル(DMSO−da)δ:2.5
6−2.60 (2H,m) 、 2.84−2.93
 (3H,m) 、 3.01 (IHtd、 J=1
2.5.3.5Hz) 、 3.16 (It(、d、
 J=12.5Hz) 、 3.30(1)1. d、
 J=12.5Hz) 、 3.59 (LH,td、
 J=12.5.2.5)1z) 。
3.90−4.05(48,m)、6.02(2H,s
)、7.16(1B、dd、J=8゜2Hz)、7.2
5(IH,d、J=8Hz)、7.34(LH,d、J
=2Hz)。
8.80(2H,br)。
製造例8 ユニ二に乙しfi 3.4 ジヒドロ (IH)−キノロンの代ね りに6.7−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−2(IHキ
ノロン1.0 Og (4,63m moj2)を用い
て、製造例1と同様の方法により目的化合物0.91g
を粉末結晶として得た。
融 点 178−180°C(分解) ’H−NMRスペクトル(DMSO−db)δ:2.5
6−2.61(2H,m)、2.85−3.05(4H
,m)、3.16(IHd、J=12.5Hz)、3.
30(IH,d、J=12.51(z)、3.59(I
Htd、J=12.5,2.5Hz)、3.88−4.
02(4H,m)、6.02(2Hs) 、?、52(
1)1.s) 、7.53(LH,s) 、8.80(
2H,br)。
製造例9 二jす乙不臣」1益 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに6
.8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−2(LH)キノロ
ン1.OOg (4,63m moffi)を用イテ、
製造例1と同様の製造法により目的化合物0.60gを
無色針状結晶として得た。
融 点 110°C(分解)。
H−NMRスヘク)ル(DMSO−d6)6i :2.
50−2.55(2H,m) 、2.75−2.84(
3H,m) 、2.90(IH。
td、J=12.5,3.51(z)、3.09(IH
,d、J=12.5Hz)、3.19(IH,d、J=
12.5Hz)、3.33−3.47(IH,m)、3
.71(11(td、J=8.3Hz)、3.82(L
H,dd、J=3.12.5Hz)、4.124.27
(IH,m)、6.02(28,s)。
製造例10 H 3,4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに3
.4−ジヒドロ−6,7−メチレンジオキシ−2(IH
)−キノロン1.00 g (5,23m 5on)を
用いて、製造例1と同様の方法により目的化合物0.9
7g(エタノール−酢酸エチルで再結晶)を無色粉末と
して得た。
融点150−152℃ IH−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.4
7−2.52(2H,w+) 、2.72−3.05(
4H,+*) 、3.16(IH。
d、J=12.5Hz)、3.27(IH,d、J=1
2.5Hz)、3.58(IH。
td、J=12.5.2Hz)、3.86−3.99(
4H4)、5.98(2B、s)。
6.02(2H,s) 、6.84(IH,s) 、6
.99(IH,s)。
製造例11 78−ヘキサヒドロ 2−モル キノi ンー 一オン・ マル 3.4−ジヒドロ−2(1)I)−キノロンの代わりに
1.3,4,6,7.8−ヘキサヒドロ−2H−シクロ
ペンタ(g)キノリン−2−オン1. OOg(5,3
4+wmo7りを用いて、製造例1と同様の方法により
目的化合物0.77 gを無色粉末結晶として得た。
融 点 186−188°C(分解)。
’H−NMR,2,ペクトBt (DMSO−di)δ
:1.94−2.10(2H,+a)、2.42−2.
55(2H,w)、2.67−3.12(108,11
1)、3.51−3.59(IH,01)、3.81−
4.04(4H,II)。
6.52(2B、s)、7.05(IH,s)、7.1
1(IH,s)。
製造例12 二m 5.8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−2(IH)−キ
ノロン0.93g (4,30mmof)、4−t−ブ
トキシカルボニル−2−(4−ニトロフェニルスルホニ
ルオキシ)メチルモルホリン2.42 g(6,03+
* taol )と無水炭酸カリウム3.76 gをメ
チルエチルケトン60mj!に加え、16時間還流下、
撹拌した0反応混合物を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチ
ルと水に溶かした。酢酸エチル層を分離し、飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥してから減圧濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ジクロロメタン=1:20→1:5)に
付して、1−((4−t−ブトキシカルボニル−2−モ
ルホリニル)メチル) −5,8−ジクロル−3,4−
ジヒド0−2 (IH)−キ)T:Iン0.59gを油
状物として得た。
この油状物に4規定塩化水素−酢酸エチル10m1を加
え室温で1.5時間反応した後、減圧濃縮して、表記化
合物を結晶として得た。エタノール−エーテルより再結
晶して目的化合物0.31gを得た。
融 点 236−239°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−dh)δ:2.5
4−2.59(2H,m)、2.68−2.94(4H
,m)、3.05(IH,d。
J=12.5Hz)、3.17(1■、d、J−12,
5Hz)、3.48(IH,td。
J=12.2.5Hz)、3.76−3.84(2H,
m)、4.17(2H,d、J−6,5)1z)、7.
30(IH,d、J=9Hz)、7.42(IH,d、
J=9Hz)。
9.35(2H,br)。
製造例1 土7o詠輩」種変塩 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに5
−クロロ−3,4−ジヒドロ−7−メチル−2(IH)
−キノロン1.20 g (6,13m mof)を用
いて、製造例1と同様の方法により目的化合物1.34
gを無色粉末結晶として得た。
融 点 240−242°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.2
5(3H,s)、2.54(2H,t、J=7.5Hz
)、2.66−3.00(4H,a) 、3.11(I
H,d、J=12.5Hz) 、3.25(LH,d、
J=12.5H2) 、 3.67 (LH,td、 
J=12.2.5Hz) 、 3.91−4.05(4
H,m) 、 6.99 (IH,d、 J=2Hz)
 、 7.21 (LH,d J=2Hz) 。
9.58(2H,br)  。
製造例14 二m饗 2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)オン0.
60 g (4,04m mof)をN、N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)20 mlに溶解し、室温にて
水素化ナトリウム〔55%鉱油懸濁〕177■(4,0
6a+ mol )を加え50〜60°Cで30分間t
K拌した後、4−(t−ブトキシカルボニル)2−(4
−メチルフェニルスルホニルオキシ)メチルモルホリン
1.50 g (4,04m mof)を加え、100
°Cで4時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留
物を水と酢酸エチルに溶かし、酢酸エチル層を分離した
。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物を、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(10%イソプロパツール/ヘ
キサン)に付し、4−((4−t−ブトキシカルボニル
2−モルホリニル)メチル)−2H−1,4−ベンゾオ
キサジン−3(4H)−オン1.18 gを無色油状物
として得た。
この油状物に4規定塩化水素−ジオキサン20I2を加
え、室温で1時間攪拌後、減圧濃縮した。
残留物を水に溶かし、酢酸エチルで洗浄後、水層を重曹
で中和し、標記化合物の遊離アミノ体を酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物0.7
6 gをフマル酸0.36 gのメタノール10mf溶
液に溶解後、溶媒を留去し、結晶性の残留物をメタノー
ルより再結晶して目的物0.83 gを無色鱗片状結晶
として得た。
融 点 191−194°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−d6)δ:2.6
2−2.88(3H,m)、3.07(IH,d、J=
11Hz)、3.45−3.54 (IH,m) 、 
3.76−3.87 (2B、 m) 、 3.90−
4.05 (2H,m) 。
4.64(2H,s)、6.51(2H,s)、6.9
9−7.08(3H,m)、7.287.31 (LH
,m)。
製造例15 6−クロロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4
H)−オン1.00 g (5,45a+ mojりを
N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)20 mlに
溶解し、室温にて水素化ナトリウム〔55%鉱油懸濁〕
285■(6,53m mol )を加え50〜60°
Cで30分間攪拌後、4−(t−ブトキシカルボニル)
−2−(4−メチルフェニルスルホニルオキシ)メチル
モルホリン2.43g(6,54mmof)を加え、1
00 ”Cで4時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し
、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥、減圧濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(20%酢酸エチル/ヘキサン)に付し
4−((4−t−ブトキシカルボニル−2−モルホリニ
ル)メチル〕−6−クロロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−3(4H)−オン1.93 gを無色油状物と
して得た。
これを4規定塩化水素−ジオキサン20mfと混ぜ、室
温で1時間攪拌後、減圧濃縮して残留物をエタノール−
イソプロピルエーテルより再結晶して、目的化合物1.
10 gを無色鱗片状結晶として得た。
融 点 230°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.8
4−3.01 (2H,m) 、 3.12(IH,d
、 J=12.5Hz) 、 3.72−3.87 (
18,m)、3.61−3.71 (IH,m)、3.
91−4.16 (48,−)。
4.69(2H,s)、7.01−7.09(2H,+
w)、7.41(IH,d、J=1.5Hz) 、 9
.45 (2H,s) 。
製造例16 2H−1,4−ベンゾチアジン−3(4)()−オン0
.66g (4mmo1)、4   (t−ブトキシカ
ルボニル)−2−(4−ニトロフェニルスルホニル)メ
チルモルホリン2.00 g (5m mof)と無水
炭酸カリウム3.50 gをメチルエチルケトン50n
uに加え14時間還流下、攪拌した。反応混合物を酢酸
エチルと水に溶かし、酢酸エチル層を分離し、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥してから減圧
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル−ジクロロメタン=1:5)に付し、4
−((4−ブトキシカルボニル−2−モルホリニル)メ
チル〕2)1−1.4−ベンゾチアジン−3(4H)−
オン0.90 gを無色油状物として得た。
これを4規定塩化水素−酢酸エチル51I11!、と混
ゼ室温で1.5時間攪拌後、溶媒を留去した。残留物を
水に溶かし、得られた水溶液を酢酸エチルで洗浄後、重
曹水で中和し目的化合物の遊離アミノ体を酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル抽出液を、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して、
無定型粉末状の遊離アミノ体355■を得た。これをフ
マル酸140■のメタノール3 tag溶液に溶かし、
溶液を減圧濃縮後、残留物を酢酸エチル−エチルエーテ
ル中で結晶化させ、濾取し、酢酸エチル−エチルエーテ
ルより再結晶して目的化合物を無色粉末として0、44
 gを得た。
融 点 193−195°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.5
8 (IH,m) 、 2.70−2.94 (3B、
 m) 、 3.39−3.59 (3H,m) 。
3.63−3.92(3H,m) 、4.10(IH,
dd、J=14.5Hz) 、6.53(2H,s) 
、 7.50 (1)1. td、 J=7.5.1.
0Hz) 、 7.29 (LH,td。
J=7.5,1.5Hz)、7.41(11(、dd、
J=7.5.1.5Hz)、7.49(18,d、J=
7.5Hz)。
製造例17 3.4−ジヒドロ−2(IH)−キノロンの代わりに7
−フルオロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−3(4H
)−オン1.00 g (5,46m mof)を用い
て、製造例1と同様の方法により目的化合物0.81g
をプリズム状結晶として得た。
融 点 178−180°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.8
2−3.03(2H,m) 、3.20(2H,t、J
=14.0Hz) 、3.48−3.65 (3H,m
) 、 3.87−4.00 (3H,m) 、 4.
06−4.19 (IH,m) 。
6、12 (2H,s) 、 7.12−7.20 (
IH,m) 、 7.35−7.39 (IH,m) 
7.48−7.54(IH,m)。
製造例18 2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)オンの代
わりに7−クロロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−3
(4H)−オン0.81 g (4,04mmof)を
用いて、製造例14と同様の方法により目的化合物0.
72 gを粉末として得た。
融 点 107−109°C(分解)。
’H−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.4
8−2.56(1B、n+)、2.67−2.90(3
B、m)、3.37−3.89(6H,m)、4.04
−4.11(18,m)、6.49(2H,s)、7.
33(IFIdd、 J=9.2.5Hz) 、 7.
49−7.52(2H,m)。
製造例19 2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オンの
代わりに7−メチル−2H−1,4−ベンゾチアジン−
3(4H)−オン1.OOg(5,58m mo、l 
)を用いて、製造例14と同様の方法により目的化合物
1.02 gを板状結晶として得た。
融 点 171−173°C(分解)〔エタノール−酢
酸エチル再結晶〕。
IH−NMRスペクトル(DMSO−di)δ:2.2
6(3H,s)、2.81−3.04(28,m)、3
.17(2H,t、J=1182)、3.43−3.6
3(3H,II)、3.85−4.02(3H,11)
、4.0?4.18(IH,m)、6.12(2H,s
)、7.10(IH,dd、J=8.5,1.5Hz)
、7.24(IH,d、J=1.5Hz)、7.36(
IH,d、J=8.5Hz)。
8.77(2H,br)。
製造例20 2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)オンの代
わりに7−メドキシー2H−1,4−ベンゾチアジン−
3(4H)−オン0.80g(4,04mmo!!、)
を用いて、製造例14と同様の方法により目的化合物0
.49 gを粉末状結晶として得た。
融 点 157−160°C(分解)〔イソブパノール
再結晶〕。
’H−NMRスペクトル(DMSO−d6) 6 :2
.52−2.62(1)1. +a) 、 2.61−
2.94 (3H,m) 、 3.41−3.59(3
H,m)、3.67−3.87(3H,a+)、3.7
4(3H,s)、4.02−4.10(IHlm)+6
−52(2H,s)、6−86(1)1.dd、J=9
.5,2.5Hz)、6.98(LH,d、J=2.5
Hz)、7.41(1)1.d、J=9.5Hz)。
製造例21 4−ジヒ ロー67−ジ チル−R 2−モルホi ニル メチル IH −キ 3.4−ジヒドロ−6,7−シメチルー2(LH)−キ
ノロン0.7 g (4m moI!、)のジメチルホ
ルムアミド20mj2i液に水素化ナトリウム〔55%
鉱油懸濁) 0.22 g (4,8m mol)を加
え、60°Cで30分攪拌後、これに(R)−4−t−
ブトキシカルボニル−2−((4−メチルフェニルスル
ホニルオキシ)メチル3モルホリン1.78g(4,8
mmof)を加え、100″Cで4時間攪拌した。反応
液に酢酸エチルと水を加え、有機層を分離し、水洗後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残留
物を酢酸エチル−ヘキサン(1: 1)を溶媒系とする
シリカゲル・カラムクロマトグラフィーに付して、1−
 ((R)−(4t−ブトキシカルボニル−2−モルホ
リニル)メチル) −3,4−ジヒドロ−6,7−シメ
チルー2(IH)−キノロン1.17 gをガム状物と
して得た。
旋光度Ca〕”+ +23.8° (c=1.メタノー
ル)。
これを4規定塩化水素−酢酸エチル16mfと混ぜ、室
温で6時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物を酢酸エチ
ルと混ぜ、重曹水を中和するまで加えた。有機溶媒層を
分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
て、油状の残留物0、66 gを得た。これをマレイン
酸0.28 gのメタノール10mj!溶液に溶かした
のち、溶媒を留去した。残留物をエーテル中で粉末化し
0.78 gの目的化合物を得た。
融点100−103°C0 旋光度[α] ”、+ 28.3° (c=1.ジメチ
ルホルムアミド)。
NMRスペクトルは製造例3で示すスペクトルと一致し
た。
製造例22 3.4−ジヒドロ−6,7−シメチルー2(IH)−キ
ノロン0.7 g (4m mof)と(S)−4−t
−ブトキシカルボニル−2−((4−ニトロフェニルス
ルホニルオキシ)メチル3モルホリン1.93g (4
,8m mol)を用いて、製造例21と同様の方法で
、目的化合物0.42 gを得た。
融点9B−100°C0 旋光度(α)”n  29.0° (c=l、ジメチル
ホルムアミド)。
N M Rスペクトルは製造例3で示すスペクトルと一
致した。
製造例23 e 製造例3で得られる3、4−ジヒドロ−6,7−シメチ
ルー1−((2−モルホリニル)メチル〕−2(IH)
−キノロン・マレイン酸塩500■のメタノール10m
f溶液に室温、攪拌下、37%ホルマリン0.5+/!
、ついでシアノ水素化硼素ナトリウム81■を加え、混
合物を1時間室温で攪拌した0反応液を濃縮し、残留物
を酢酸エチルと重曹水に溶解させ、酢酸エチル層を分離
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残留物をメタノール−ジクロロメタン(1:20)を溶
媒系とするシリカゲル・カラムクロマトグラフィーに付
して、ガム状の遊離アミン体367■を得た。
これをメタノール3mlに溶かし、4規定塩化水素−ジ
オキサン溶液0.5mj2加え、溶液を減圧濃縮し、吸
湿性の不定形固体430■を得た。
NMRスペクトル(DMSO−d6)δ:2.16(3
H,s)、2.22(3H,s)、2.5−3.6(7
[(、m)、2.77(38,s) 、 3.8−4.
3 (6H,m) 、 6.97(IH,s) 、 7
.02(LH,s) 。
参考例1 フェニルスルホニルオキシ メチルモルホIンヒドロキ
シメチルモルホリン (Chem、 Pharm。
Bull、 33(9) 、 3766 (1985)
に記載〕52gのメタノール100mj2とジクロルメ
タン200a/!溶液に氷冷下、攪拌しながら、トリエ
チルアミン68m!、ついでジ−t−ブチルジカーボネ
ート102gのジクロルメタン100mj2溶液を滴加
した。反応液を室温で1時間攪拌後、溶媒を留去し、残
留物を酢酸エチルと水に溶かした。酢酸エチル層を分離
し、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去して、油状の4−L−ブトキシカルボニル−2−
ヒドロキシメチルモルホリン82.9 gを得た。これ
をジクロルメタン150n+1とトリエチルアミン70
 m2に溶解し、水冷下、p  hルエンスルホニルク
ロライド73gのジクロルメタン150mfi液を滴加
した。
反応液を室温で16時間攪拌後、濃縮し、残留物を酢酸
エチルに溶かし、水洗した。酢酸エチル溶液を減圧濃縮
し、シロップ状の残留物にヘキサンを加えて、標記化合
物を結晶させ、濾取した。収量56.8g。
融点85−87°cO NMRスペクトル(CDCL)δ: 1.43(9H,s)、2.42(3Hs)、2.6−
4.2(7H,m)、4.00(2B、d、J=5Hz
)、7.36(2H,d、J=8Hz)、7.82(2
H,d。
J=8Hz)。
参考例2 フェニルスルホニルオキシ メ ルモルホiン4−t−
ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルモルホリン
40.7 gを参考例1と同様の方法によりp−二トロ
ベンゼンスルホニルクロライド47gでスルホニル化し
て、結晶性の標記化合物61gを得た。
融点112−113°C0 NMRスペクトル(CDCj!、)δ:1.44(9)
1.s)、2.5−4.1(7H,m)、4.17(2
H,d、J=5Hz)。
8.16(2H d、J=8Hz)、8.45(2H d、J=8flz)。
参考例3 k」二重をjすLZ oc 四! 力性ソーダ13.6 gの水1 ml溶液に硫酸水 素2−アミノエチル4 8gを加え、 これに50°C で (S) 一ベンジル 2.3−エポキシプロピルエ ーチル (J、Chem、Soc、 (C) または Heterocycles上6381 (1981)に
記載)13.9gのイソプロパツールIon/!溶液を
滴加し、混合物を50°C,1時間攪拌した。反応液に
力性ソーダ27gの水60mjl!溶液を加え、55°
Cl2O時間攪拌した。反応混合物にトルエンと水少量
を加え、トルエン層を分離し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残留物をジクロルメタン−メ
タノール9:1のシリカゲル・カラムクロマトグラフィ
ーに付して、シロップ状の標記化合物10.9 gを得
た。
旋光度〔α〕25゜+4.5° (neat)。
NMRスペクトル(CD(、e、)δ:2、11 (I
H,s) 、 2.55−3.1 (4H,m) 、 
3.55−4.05 (5H,m) 。
4.51(2H,s)、7.30(5H,s)。
4−t −フ  キシカルボニルモルホリンoc 参考例3(a)で得られる(R)−2−(ベンジルオキ
シメチル)モルホリン10.9 gのジクロルメタン1
00+ajl!溶液にトリエチルアミン7.3mj!を
加え、さらに氷冷下、ジ−t−ブチルカーボネート12
.1 gのジクロルメタン20mj2溶液を滴加した。
混合物を室温で2時間攪拌後、反応液を減圧濃縮した。
残留物を酢酸エチル−ヘキサンl:4を溶媒系とするシ
リカゲル・カラムクロマトグラフィーに付して、シロッ
プ状の標記化合物14、2 gを得た。
旋光度(α)”n  17.2° (c=1、クロロホ
ルム)。
NMRスペクトル(CDCI2.)δ:1.48(9H
,s)、2.5−4.05(98,m)、4.52(2
H,s)、7.32(5H,s)。
oc 参考例3(b)で得られる(R)−2−(ベンジルオキ
シメチル)−4−t−ブトキシカルボニルモルホリン1
4.2 gのエタノール140n+1溶液に5%Pd−
C4,1g加え、水素常圧、70°Cで9時間攪拌した
。触媒を濾過により除去したのち、溶媒を減圧留去して
、結晶性の標記化合物10.0 gを得た。
融点61−62°C0 旋光度(α)”+=  s、to (c=1、ジメチル
ホルムアミド)。
NMRスペクトル(CDCI2.)δ:1.43(9H
,s)、2.6(IH,brs)、2.5−4.1(9
8,m)。
±西]」ソヒ12 oc 参考例3(C)で得られる(R)−4−t−ブトキシカ
ルボニル−2−(ヒドロキシメチル)モルホリン5.6
 g トP−二トロベンゼンスルホニルクロライド6.
0gを用いて、参考例1と同様の方法により結晶性の標
記化合物10.1 gを得た。
融点106−107°C0 旋光度(α)”n19.7° (c=1、ジメチルホル
ムアミド)。
NMRスペクトルは参考例2と同一であった。
参考例4 Boc 参考例3(C)で得られる(R)−4−t−ブトキシカ
ルボニル−2−(ヒドロキシメチル)モルホリン9.2
gとp−1−ルエンスルホニルクロライド8.5gを用
いて、参考例1と同様の方法により結晶性の標記化合物
15.1 gを得た。
融 点 105.5−107°C(エタノール再結晶)
旋光度〔α)25o   19.3° (c=1、ジメ
チルホルムアミド)。
NMRスペクトルは参考例1と同一であった。
参考例5 四J」」(ハ)L児Z Boc 1.2,5.6−ジー○−イソプロピリデン−D−マン
ニトール39.5 gを過ヨウ素酸ナトリウム35gの
水240mf溶液に氷冷下加え、1時間5〜10°Cで
攪拌した。反応液にエタノール240m1を加え、さら
に5〜10°Cで1時間攪拌後、エタノール240mI
!、を加え、沈澱物を濾去した。
濾液にベンジルアミン35gとラネー・ニッケル約15
m1を加え、水素常圧下、5〜10°Cで1.5時間、
ついで室温で4.5時間撹拌した。触媒を濾去し、濾液
にトリエチルアミン180mfを加え、水冷下、10〜
15°Cでクロルアセチルクロライド10m1を添加し
た。反応液を室温で1時間攪拌後、濃縮し、残留物を酢
酸エチルと水に溶かし、酢酸エチル層を分離し、水洗し
たのち、再び濃縮した。残留物を酢酸300mj2、水
100IIllに溶かし、100°C12時間攪拌した
。反応液を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶かし、重曹
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。残留物をジクロルメタン−メタノール9:1を
溶媒系とするシリカゲル・カラムクロマトグラフィーに
付して、シロップ状の標記化合物33.1 gを得た。
旋光度〔α]25゜−4,9° (c=1、ジメチルホ
ルムアミド)。
NMRスペクトル(CD Cf 3)δ:3、1−3.
6 (4H,m) 、 4.06 (2H,s) 、 
3.6−5.1 (5H,m)7.05−7.40(5
H,m)。
5(b)S=N−ベンジル−3−クロルアセアミノ−1
−1フェニルメトキシ−2−プロパツール 参考例5(a)で得られる(S)−N−ヘンシル3−ク
ロルアセトアミノプロパン−1,2−ジオール33.1
 gとトリエチルアミン25m1のジクロルメタン20
0T!+!溶液に室温でトリフニニルメチルクロライド
39.4 gを加え、室温で2時間攪拌した。反応液を
濃縮し、残留物を酢酸エチルと水に熔かし、有機溶媒層
を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残留物を酢酸−T−f−/l/−ヘキサン1:1
を溶媒系とするシリカゲル・カラムクロマトグラフィー
に付して、ガム状の標記化合物50.0 gを得た。
旋光度〔α) ”o  4.4° (c=1、ジメチル
ホルムアミド)。
NMRスペクト/I/ (CD Cj2 s)δ:3.
11(2H,brd、J=5Hz)、3.1−5.1(
8H,m)、7.1−7.5(20H,m)  。
参考例5(b)で得られる(S)−N−ベンジル−3−
クロルアセトアミノ−1−トリフェニルメトキシ−2−
プロパツール50.0 gのジメチルホルムアミド20
0mfとトルエン66mf!の溶液に55%油性水素化
ナトリウム4.77gを加え、窒素気流中、100°C
で2.5時間攪拌した。反応液に酢酸エチルと水を加え
、有機溶媒層を分離し、水洗後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を留去した。残留物を酢酸エチル−ヘキ
サン1:2を溶媒系とするシリカゲル・カラムクロマト
グラフィーに付して、ガム状の標記化合物38.6 g
を得た。
旋光度Ctx〕25o  27.1’  (c=1、ジ
メチルホルムアミド)。
NMRスペクトル(CDCf、)δ: 2.9−3.45(4H,m) 、3.6−3.95(
LH,m) 、4.22(2H,ABq。
Δδ=0.27ppm、 J=16Hz) 、 4.5
3(2B、 ABq、Δδ=0.29ppm、J=15
Hz)、7.1−7.5(20’H,m)。
参考例5(C)で得られる(S)−4−ベンジル−3−
オキソ−6−(トリフェニルメトキシメチル)モルホリ
ン38.6 gのテトラヒビ0フラン350mfg液に
水素化リチウムアルミニウム3.15 gを加え、3.
5時間、75°Cの湯浴上で攪拌した。
反応液に硫酸ソーダ・10水和物の結晶を加え、過剰の
水素化リチウムアルミニウムを分解したのち、沈澱物を
濾去した。濾液を濃縮し、残留物を酢酸エチル−ヘキサ
ン1:2を溶媒系とするシリカゲル・カラムクロマトグ
ラフィーに付して、シロップ状の標記化合物33.6 
gを得た。
旋光度〔α)”D+6.3° (C−1、ジメチルホル
ムアミド)。
NMRスペクトル(CD(F!、)δ:1.8−3.9
(98,m)、3.48(2H,s)、7.1−7.5
(20H,m)。
参考例5(d)で得られる(S) −4−ベンジル−2
−(トリフェニルメトキシメチル)モルホリン33、6
 gの酢酸140mj!、水10m1溶液を、100°
C12時間攪拌した。反応液を冷却し、析出するトリフ
ェニルメタノールを濾去後、溶媒を留去し、残存する酢
酸をトルエンとの共沸により留去した。残留物をメタノ
ール−ジクロルメタンl:9を溶媒系とするシリカゲル
・カラムクロマトグラフィーに付して、油状の標記化合
物14.8gを得た。
旋光度〔α) ”o + 9.9° (c=1、ジメチ
ルホルムアミド)。
NMRスペクトル(CDCI2.)δ:1.8−2.8
(5H,m) 、 3.48 (28,s) 、 3.
45−4.0 (5H,m) 。
7.31 (5H,s)。
ヒドロキシメチル モルホ1ン 参考例5(e)で得られる(S)−4−ベンジル−2−
ヒドロキシメチルモルホリン14.8 gのメタノール
120++/!溶液に10%パラジウム・炭素2.3g
を加え、水素常圧、60″Cで7時間攪拌した。触媒を
濾去し、濾液にトリエチルアミン12mρ、ついで水冷
下、ジ−t−ブチルジカーボネート15.6 gのジク
ロルメタン20mj2溶液を滴加した。1時間室温で攪
拌後、反応液を濃縮し、残留物を酢酸エチル−ヘキサン
1:1のシリカゲル・カラムクロマトグラフィーに付し
て、シロップ状の標記化合物12.2 gを得た。
旋光度(α) ”o + 8.3° (c−1、ジメチ
ルホルムアミド)。
oc 参考例5(f)で得られる(S)−4−t−ブトキシカ
ルボニル−2−(ヒドロキシメチル)モルホリン12.
2 gとp−二トロベンゼンスルホニルクロライド13
.0 gを用いて、参考例1と同様の方法により結晶性
の標記化合物19.7 gを得た。
融点107°C0 旋光度(ct) ”o + 23.1° (c−1、ジ
メチルホルムアミド)。
NMRスペクトルは参考例2と同一であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1及びR^2は、同一又は異なって、水素
    原子、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原子を示
    すか、R^1とR^2が一緒になって、アルキレン基又
    はアルキレンジオキシ基を示し、R^3は水素原子又は
    アルキル基を示し、Xはメチレン基、酸素原子又は硫黄
    原子を示す。)を有する2−モルホリニルメチル基を有
    するラクタム化合物及びその薬理上許容される塩を有効
    成分とする脳循環代謝改善剤。
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