JPH04119752U - バンパバツクアツプビーム - Google Patents
バンパバツクアツプビームInfo
- Publication number
- JPH04119752U JPH04119752U JP2510991U JP2510991U JPH04119752U JP H04119752 U JPH04119752 U JP H04119752U JP 2510991 U JP2510991 U JP 2510991U JP 2510991 U JP2510991 U JP 2510991U JP H04119752 U JPH04119752 U JP H04119752U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- sub
- zero
- backup beam
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 229910000760 Hardened steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 abstract description 9
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 abstract description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 11
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 241000282994 Cervidae Species 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バンパ強度を確保してなお且つ、その加工性
に優れ、しかも、軽量化をも可能とするバンパバックア
ップビームを提供することにある。 【構成】 バンパバックアップビーム1は、サブゼロ硬
化型ステンレス鋼板をサブゼロ処理前に所定の形状に曲
げ加工した後、サブゼロ処理を施して得られる。
に優れ、しかも、軽量化をも可能とするバンパバックア
ップビームを提供することにある。 【構成】 バンパバックアップビーム1は、サブゼロ硬
化型ステンレス鋼板をサブゼロ処理前に所定の形状に曲
げ加工した後、サブゼロ処理を施して得られる。
Description
【0001】
この考案は、車両のバンパ表皮を裏側から補強してバンパ強度を確保するため
のバンパバックアップビームに関する。
【0002】
この種のバンパバックアップビームには、必要なバンパ強度を確保することは
勿論のこと、可能な限り軽量化を図ることが望ましい。即ち、車体前後の端にあ
るバンパの重量が増加すると、車両の操縦安定性が損なわれることになる。
それ故、従来、バンパバックアップビームは、バンパ強度とその軽量化を図る
ため、その引張強度が100kgf/mm2程度の高張力鋼板が使用されている。しか
しながら、この高張力鋼板は、加工性が悪いことから、バンパ表皮の形状に応じ
た曲げ加工を実施するのが困難である。
【0003】
このため、バンパバックアップビームは、車幅方向でみて、その中央部のみを
100kgf/mm2程度の高張力鋼板から形成する一方、その両端部を50kgf/mm2程
度の高張力鋼板から形成し、これらを溶接して一体化したものとなっている。
【0004】
従って、従来のバンパバックアップビームは、3つの部分からなり、また、そ
の耐食性を確保するためには、塗装をも必要になるので、その製造に手間のかか
るものであった。
この考案は、上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところ
は、バンパ強度を向上してなお軽量化を図ることができ、しかも、一体品として
容易に加工して得ることができるバンパバックアップビームを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のバンパバックアップビームは、サブゼロ硬化型鋼の一体品からなっ
ている。
【0006】
上述したバンパバックアップビームによれば、サブゼロ硬化型鋼からなるプレ
ートをバンバ表皮の形状に応じて曲げ加工した後、サブゼロ処理して硬化されて
いる。
【0007】
図1を参照すると、自動車のリア側のバンパバックアップビーム1が示されお
り、このバンバパックアップビーム1に、リアバンパのバンパ表皮2が取り付け
られるものとなっている。バンパバックアップビーム1は、図示しないけれども
、一対のバンパステーを介して車体に支持されることになる。
【0008】
バンパバックアップビーム1は、図1から明なようにバンパ表皮2の形状に沿
った形状、即ち、その両端部の曲率が大きな領域までも一体にして曲げ加工され
ており、その材料は、サブゼロ硬化型ステンレス鋼板からなっている。
ここで使用されているサブゼロ硬化型ステンレス鋼板の化学成分は、表1に示
されいる。
【0009】
【表1】
【0010】
上記の化学成分からなるサブゼロ硬化型ステンレス鋼は、サブゼロ処理の前後
に於いて、表2に示すような機械的性質を有しており、この表2には、100kg
f/mm2程度の高張力鋼板の機械的性質をも併せて示されている。
【0011】
【表2】
【0012】
表2から明かなように、サブゼロ処理前のサブゼロ硬化型ステンレス鋼板は、
100kgf/mm2級の高張力鋼板に比べて、その降伏強度が小さく、しかも、伸び
が大きいことから、プレス加工により、バンパ表皮2に沿った形状のバンパバッ
クアップビーム1は、サブゼロ硬化型ステンレス鋼板から一体品として容易に曲
げ加工して得ることができる。
【0013】
この後、バンパバックアップビーム1は、−80℃で1時間サブゼロ処理され
ることで、その材料中の残留オーステナイトがマルテンサイト変態して硬化され
、更に、400℃で1時間、時効処理される。
上述したサブゼロ処理が実施されると、表2に示してあるように、バンパバッ
クアップビーム1は、その降伏強度が33kgf/mm2から120kgf/mm2に増加し、
100kgf/mm2級の高張力鋼板の降伏強度(80kgf/mm2)に比べても大きなもの
となる。バンパバックアップビーム1の曲げ強度は、降伏強度と板厚とを乗算し
て得られることから、上述したようにその降伏強度が大きくなると、同一の曲げ
強度を確保する上では、バンパバックアップビーム1の板厚は、上記高張力鋼板
からなるもの比べて薄くでき、しかも、その重量をも表2から明かなように30
%も軽くすることができる。しかも、サブゼロ硬化型ステンレス鋼板は、高張力
鋼板とは異なり、耐食性に優れているから、その塗装をも省略することができる
。
【0014】
更に、サブゼロ硬化型ステンレス鋼板からなるバンパバックアンプビーム1は
、サブゼロ処理後に時効処理が施されても熱歪が少ないという利点も有している
。
この考案のバンパバックアップビームに使用されるサブゼロ硬化型ステンレス
鋼板は上述した化学成分のものに制約されるものではないし、バンパバックアッ
プビームの形状もまた図示のもの限られるものでない。更に、図示のバンパバッ
クアップビームは、リアバンパのものであるが、フロントバンパのバンパバック
アップビームにも、この考案を適用できることは勿論である。
【0015】
以上説明したように、この考案のバンパバックアップビームによれば、その材
料にサブゼロ硬化型鋼を使用したから、その全体をバンパ表皮の形状に沿ってプ
レス加工することにより、一体品からなるバンパバックアップビームを容易に得
ることができる。この後、バンパバックアップビームにサブゼロ処理を施すこと
で、その曲げ強度、即ち、バンパ強度も十分に確保でき、この結果、その肉厚を
薄くして、軽量化が図れるばかりでなく、塗装の後処理をも省略できるなどの利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパバックアップビームを示した斜視図であ
る。
る。
1 バンパバックアップビーム
2 バンパ表皮
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のバンパ表皮の裏側に設けられるバ
ンパバックアップビームに於いて、サブゼロ硬化型鋼の
一体品からなることを特徴とするバンパバックアップビ
ーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2510991U JPH04119752U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | バンパバツクアツプビーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2510991U JPH04119752U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | バンパバツクアツプビーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119752U true JPH04119752U (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=31909907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2510991U Withdrawn JPH04119752U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | バンパバツクアツプビーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119752U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010054132A (ko) * | 1999-12-03 | 2001-07-02 | 이계안 | 범퍼 백 빔 |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP2510991U patent/JPH04119752U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010054132A (ko) * | 1999-12-03 | 2001-07-02 | 이계안 | 범퍼 백 빔 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020514547A (ja) | 平鋼半仕上げ製品、構成要素を製造する方法及びそれらの使用 | |
JPH04119752U (ja) | バンパバツクアツプビーム | |
Hulka et al. | Relationships between heat treatment conditions, microstructure and properties of niobium microalloyed TRIP steel | |
JP4520549B2 (ja) | 成形性の優れた異材質テーラードブランク材のプレス成形法 | |
JP2007245206A (ja) | アルミニウム合金パネルのヘム加工方法 | |
JP2863611B2 (ja) | 車体補強用鋼管 | |
JP2007245205A (ja) | アルミニウム合金パネルのヘム加工方法 | |
JP2933996B2 (ja) | 車体補強用鋼管 | |
JP4546590B2 (ja) | 成形性に優れたプレス成形用テーラードブランク材及びその製造方法 | |
JP2001293522A (ja) | 曲げ部を有するアルミニウム又はアルミニウム合金板及びその製造方法 | |
Yamazaki et al. | Manufacturing condition and automotive use of bake hardenable steel sheets | |
JPS6339149Y2 (ja) | ||
JPS58105881A (ja) | 車輛のシヤ−シメンバの補強処理方法 | |
JP4228691B2 (ja) | 鋼板を用いた成形体の製造方法 | |
JP2002180186A (ja) | 成形性および焼入れ性に優れた熱延鋼板および冷延鋼板 | |
JP2019073784A (ja) | 自動車用構造部材 | |
Kojima et al. | A Study on the Strength of Dent-Resistant Steel Sheets for Auto-Body Panels | |
Schaub | Investigations of Sheet Failure in Sharp 180 deg Bending.(WAA Translation) | |
CN1213819C (zh) | 压力成形用坯料及其制造方法 | |
JP2000309842A (ja) | 残留オーステナイト型高張力鋼板 | |
SU1624045A1 (ru) | Сталь | |
Levy | Applications and Properties of a Specially Processed Nitrogenized AISI 1010 Steel with Consideration of Strength in a Completed Vehicle | |
KR20200126522A (ko) | 차량용 시트 크로스 멤버 조립체 | |
Kaneko et al. | High-strength hot-rolled sheet steel with excellent crashworthiness induced by strain age hardening | |
JPH0559501A (ja) | アルミニウム合金展伸板材を用いた自動車用車輪の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950713 |