JPH04119132U - 非接触通信媒体の受信回路 - Google Patents
非接触通信媒体の受信回路Info
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- JPH04119132U JPH04119132U JP2204691U JP2204691U JPH04119132U JP H04119132 U JPH04119132 U JP H04119132U JP 2204691 U JP2204691 U JP 2204691U JP 2204691 U JP2204691 U JP 2204691U JP H04119132 U JPH04119132 U JP H04119132U
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- JP
- Japan
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Links
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 12
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Abstract
(57)【要約】
【目的】共振周波数を自動的に調整して周囲環境による
通信距離の低下や信頼性低下を防止する。 【構成】LC共振回路の共振コンデンサCにバリキャッ
プ2を接続し、通信開始時にバリキャップ2の印加電圧
e2 をLC共振回路1の共振電圧が最大となる大きさに
設定するバリキャップ制御回路4を設ける。
通信距離の低下や信頼性低下を防止する。 【構成】LC共振回路の共振コンデンサCにバリキャッ
プ2を接続し、通信開始時にバリキャップ2の印加電圧
e2 をLC共振回路1の共振電圧が最大となる大きさに
設定するバリキャップ制御回路4を設ける。
Description
【0001】
本考案は、IDカード等の媒体との間で非接触で通信を行う非接触通信システ
ムにおいて、その媒体に使用する受信回路に関する。
【0002】
この種の非接触通信媒体には、受信コイルと共振コンデンサからなるLC共振
回路で受信回路を構成したものがある。LC共振回路の共振周波数は受信周波数
に一致するように受信コイルおよび共振コンデンサの大きさが設定されている。
【0003】
受信周波数を共振周波数に合わせることで最大の受信電圧を得られるようにし、
通信距離を長くできるようにしている。
【0004】
しかしながら、共振回路を媒体に持つと周囲の温度や通信時での金属部からの
距離などによって共振周波数がずれることがある。このような周囲環境が変動す
ると、通信距離が短くなったり、通信の信頼性が低下するという問題点がある。
【0005】
本考案の目的は、周囲環境によって共振周波数がずれてもその共振周波数を自動
的に調整して上記の問題を解決することにある。
【0006】
本考案は、受信コイルと共振コンデンサからなるLC共振回路の共振コンデン
サにバリキャップを接続し、通信開始時に、前記バリキャップへの印加電圧を前
記LC共振回路の共振電圧が最大となる大きさに設定するバリキャップ制御部を
設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
通信が開始されると、バリキャップ制御部が作動してパリキャップへの印加電
圧をスイープさせる。そして、そのときLC共振回路の共振電圧を監視し、最大
となったときに印加電圧を保持する。このようにすることで、受信コイルと共振
コンデンサとバリキャップとからなる共振回路の共振周波数を受信周波数に一致
させることができる。
【0008】
図1は本考案の実施例の受信回路を示している。受信コイルLに共振コンデン
サCを並列に接続してLC共振回路1を構成し、さらにこのLC共振回路の共振
コンデンサCにバリキャップ(可変容量ダイオード)2を接続している。LC共
振回路の共振電圧は受信部3に入力し、ここでデータの復調が行われる。また、
電力をも受信する場合にはこの受信部3内で受信電圧e1 から電力を形成し各回
路へ供給する。受信電圧e1 はバリキャップ制御回路4に入力し、この制御部で
は受信電圧e1 に基づいてバリキャップ2への印加電圧e2 を制御する。
【0009】
次に、図2を参照して上記バリキャップ制御回路4の動作を説明する。
【0010】
バリキャップ制御回路4は常時はバリキャップ2に対して一定の印加電圧を与
えている。このとき、周囲の影響が全くなければ受信コイルL,共振コンデンサ
CおよびバリキャップC´からなる共振回路の共振周波数は受信周波数となって
いる。今、この回路が周囲の影響を受けて、上記共振周波数が受信周波数よりも
高い方にずれているとする。通信が開始すると、先ずバリキャップ制御回路4は
受信電圧e1 をチェックしながら印加電圧e2 をスイープさせる。この例では、
最初に印加電圧e2 を低い方にスイープさせている。そして、そのときの受信電
圧のe1 が小さくなれば、今度は逆方向にスイープする。図では、受信電圧e1
が小さくなっているために印加電圧e2 を高い方向にスイープさせている。受信
電圧e1 が上昇し、やがて低下し始めたときに上記スイープを辞める。そして、
受信電圧e1 が最大となる印加電圧e2 をホールドする。この後実際の通信がス
タートする。通信終了後は印加電圧e2 を初期の値(デフォルト値)に戻す。
【0011】
図のf0 ´は、受信周波数である。周囲の影響がない場合には共振周波数はこ
の周波数f0 ´に一致している。
【0012】
図3はバリキャップ専用回路4の具体例を示す。この例では、マイクロコンピ
ュータ40と、受信電圧e1 をA/D変換するA/D変換器41と、マイクロコ
ンピュータ40からの出力データをD/A変換するD/A変換器42とその出力
側に接続されるローパスフィルタ43とで構成される。
【0013】
図4はマイクロコンピュータ40における通信開始時の印加電圧制御動作を示
すフローチャートである。
【0014】
ステップn1で受信電圧e1 を読み出し、その電圧が一定の電圧以上になるの
を待つ(n2)。受信電圧が立ち上がって一定の電圧になれば、n3で、先ず印
加電圧e2 を下げていく。そしてそのときに受信電圧e1 が前回よりも大きいか
どうかの判定を行う(n5)。もし、前回よりも小さければn6で今度は印加電
圧e2 を上げていく。この操作で受信電圧e1 が前回よりも小さくなるのを待ち
、小さくなったときにn9で印加電圧e2 をホールドする。つまり、このホール
ドされた印加電圧e2 で共振周波数が受信周波数と一致する。以上の操作を終了
してn10で通信を開始させる。
【0015】
なお、図示はしていないが,通信が終了すると、印加電圧e2 を予め決められ
たディフォルト値に戻す。
【0016】
本考案では、バリキャップ制御部によって、通信時における共振周波数と受信
周波数とを常に一致させることができるために周囲環境の影響によって共振周波
数がずれるという問題がなくなり、通信距離の低下や通信の信頼性の低下を無く
すことができる。
【図1】本考案の実施例のブロック図を示す。
【図2】通信開始時のバリキャップ制御回路のタイミン
グチャートを示す図
グチャートを示す図
【図3】バリキャップ制御回路の具体例を示す図
【図4】バリキャップ制御部の動作を示すフローチャー
ト
ト
L−受信コイル
C−共振コンデンサ
2(C´)−バリキャップ
4−バリキャップ制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】受信コイルと共振コンデンサからなるLC
共振回路の共振コンデンサにバリキャップを接続し、通
信開始時に、前記バリキャップへの印加電圧を前記LC
共振回路の共振電圧が最大となる大きさに設定するバリ
キャップ制御部を設けたことを特徴とする、非接触通信
媒体の受信回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204691U JPH04119132U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 非接触通信媒体の受信回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204691U JPH04119132U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 非接触通信媒体の受信回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119132U true JPH04119132U (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=31907644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2204691U Pending JPH04119132U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 非接触通信媒体の受信回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119132U (ja) |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP2204691U patent/JPH04119132U/ja active Pending
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