JPH0411907B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の属する分野の説明 本発明は、文字および描画データの格納方式、
特に文字、図形、画像、描画などをデータとして
扱うマルチメデイア・メールにおいてコード化が
可能なデータと困難なデータとのフアイル化を図
るようにした文字および描画データの格納方式に
関するものである。

(2) 従来の技術の説明 従来のこの種の方式においては、コードとイメ
ージとの混在する場合についてもデータはすべて
イメージとして符号化・復号化処理およびフアイ
ル化するように構成されていたので、モデイフ
アイド・ハフマン（MH）あるいはモデイフアイ
ド・リード（MR）などの符号化処理をするとき
に、データの圧縮率が悪い、復号化処理をす
るときに文字イメージの品質が劣化する、フア
イル内のデータ量が多いなどの欠点があつた。

(3) 発明の目的 本発明はこれらの欠点を除去するためコード・
データとイメージ・データを分離して別々に符号
化・圧縮などの後処理を行い、また格納をするよ
うにしたもので、以下図面について説明する。

(4) 発明の構成および作用の説明 第１図は本発明の実施装置の構成例であつて、
１はデイジタイザ、２は制御部、３は画面イメー
ジ・バツフア・４はCRTモニタ、５はキーボー
ド、６は文字コード・バツフア、７はキヤラク
タ・ジエネレータ、８はデイスク装置である。描
画データは、デイジタイザ１から入力され、この
入力されたデイジタル数値は制御部２で処理され
てドツト・イメージとして画面イメージ・バツフ
ア３に出力される。この画面イメージ・バツフア
に出力されたイメージがCRTモニタ４に表示さ
れる。文字データは、キーボード５から入力さ
れ、制御部２あるいは文字コード・バツフア６に
通知される。制御部２に通知された文字データは
処理後、文字コード・バツフア６に出力される。
文字コード・バツフア６に入力された文字データ
はキヤラクタ・ジエネレータ７で画面イメージに
展開された後、画面イメージ・バツフア３に転送
されてCRTモニタ４に表示される。このCRTモ
ニタ４に表示されているイメージ・データは制御
部２で処理され、デイスク装置８にフアイル化し
て格納される。

第２図は本発明の実施フローである。文字およ
び描画データを画面イメージ・バツフア３からデ
イスク装置８のフアイルに格納する場合に、まず
コード化して入力された文字データを文字コー
ド・バツフア６から制御部２に転送する。この転
送した文字データをデイスク装置８にフアイル化
して格納する（処理Ａ）。つぎに、制御部２で文
字のある位置および個数を後述する第３図のよう
なフローで判定し、文字コード・バツフア６の対
応する位置へ、文字数分だけ、表示しない制御コ
ードあるいは空白に相当するコードを出力し、各
文字を画面イメージ・バツフア３およびCRTモ
ニタ４から消去する。この処理をすべての文字デ
ータに施し、残されたイメージ・データだけを画
面イメージ・バツフア３からデータを制御部２へ
転送し、生データあるいは符号化・圧縮などの処
理を施してデイスク装置８にフアイル化して格納
する（処理Ｂ）。

第３図は文字の位置および個数を判定するため
の一実施例フローである。まず、文字コードを文
字コードバツフア６から制御部２に転送する。制
御部２では制御コードおよび空白以外の文字コー
ドを先頭から繰り返し検索する。即ち、画面全体
を文字が存在する可能性のある区分で区割して文
字位置ナンバをつけておく。最初、文字位置カウ
ンタの内容をゼロとし（処理Ｃ）、当該ゼロ位置
において文字があるか否かをチエツクする（処理
Ｄ）。制御や空白などであつて文字が存在しない
場合には、文字位置カウンタの内容を＋１して、
当該位置に文字があるか否かをチエツクする（処
理Ｅ）。処理(D)において文字が存在していれば、
当該文字が幾個分存在するかを調べるために、文
字列カウンタの値をゼロにリセツトしておいて、
文字列カウンタを＋１すると共に文字位置カウン
タを＋１する（処理Ｆ）。そして、次に文字位置
カウンタの内容が示す文字位置ナンバ「２」にお
いて文字が存在するか否かを調べる（処理Ｇ）。
文字が存在しなければ、処理(E)に進み、文字が存
在すれば処理(F)に進む。そして、文字位置ナンバ
が末尾の位置に達したとき、終了となる。この間
に、文字位置カウンタの内容によつて文字の存在
位置を知り、文字列カウンタの内容によつて文字
の存在個数を知ることができる。

(5) 効果の説明 以上説明したように、本発明によれば、文字の
ように画数が多くて、単位面積当たりの白黒の領
域反転が高密度に起きるために本質的にデータ圧
縮のための符号化に適していないデータを符号化
に適したデータから分離して、それぞれのデータ
に応じた処理を行うようにしており、文字デー
タを最も圧縮できるコード形式で扱うことができ
ること、その他のイメージ・データをMHある
いはMRといつた高能率の符号化によつて平均し
て1/7に圧縮できること、一旦フアイル化した
後も文字・描画データの変更が容易にできるこ
と、フアイル化した場合のデータ量が従来の方
式の1/10以下になることなどの利点を亨受するこ
とができる。また本発明の場合には、描画部分と
文字部分とが重なつて存在している所でも正しく
分離して蓄積することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施装置の構成例、第２図は
本発明に用いる実施例フロー、第３図は文字列の
位置および文字個数を検出するための一実施例フ
ローである。 図中１はデイジタイザ、２は制御部、３が画面
イメージ・バツフア、４はCRTモニタ、５はキ
ーボード、６は文字コード・バツフア、７はキヤ
ラクタ・ジエネレータ、８はデイスク装置であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ デイジタイザなどから入力された手書きの図
   形・文字・絵などで構成される描画のドツト・イ
   メージである描画データを出力する少なくとも１
   画面分の画面イメージ・バツフアと、文字コー
   ド・データである文字データを画面上の出力位置
   に対応させて記憶する少なくとも１画面分の文字
   コード・バツフアとを有し、文字データはキヤラ
   クタ・ジエネレータによつて文字イメージに展開
   して画面イメージ・バツフアに出力する装置にお
   いて、文字および描画データを画面イメージ・バ
   ツフアから蓄積用のフアイルに格納する場合に、
   文字データについては文字コード・バツフアから
   フアイルに格納すると共に、 画面イメージ・バツフア上の文字データの箇所
   をすべて消去して残された描画データを生成し、
   当該残された描画データについては画面イメー
   ジ・バツフアから生データあるいは符号化・圧縮
   などの処理をした上でフアイルに格納するよう構
   成し、 描画データと文字データとを分離してフアイル
   に格納するようにした ことを特徴とする文字および描画データの格納方
   式。