JPH04118740U - 電力負荷遮断制御装置 - Google Patents

電力負荷遮断制御装置

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JPH04118740U
JPH04118740U JP1990291U JP1990291U JPH04118740U JP H04118740 U JPH04118740 U JP H04118740U JP 1990291 U JP1990291 U JP 1990291U JP 1990291 U JP1990291 U JP 1990291U JP H04118740 U JPH04118740 U JP H04118740U
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正明 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デマンド演算による遮断負荷の選択や、何等か
の事故が生じた場合における遮断負荷の選択を、電気負
荷の優先度に従い柔軟にかつ適切に行うことができるよ
うにする。 【構成】デマンドを演算するデマンド演算手段と、デマ
ンド値と現状の負荷の運転状況に関する情報を受けてデ
マンド超過量を判断するデマンド超過判断手段と、デマ
ンド超過量に対する遮断個所を各負荷の電力消費量を考
慮して選択する第1の遮断個所チェック手段と、自家用
発電設備の運転パターン毎の電力供給量に対する現在負
荷の電力消費量を考慮して、現在負荷の遮断個所を選択
する第2の遮断個所チェック手段と、第1,第2の遮断
個所チェック手段からの遮断情報を得て該当のフィーダ
ーを遮断するフィーダー遮断手段で構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の電気室を経てプラントへ供給する電力を、電力会社と、自家 用の発電設備の両方から得られるように構成した電力設備に適用される電力負荷 遮断制御装置に関し、更に詳しくは、電力負荷遮断を電力会社との契約電力超過 と、事故想定の2つの要因により自動的に行わせるようにした電力負荷遮断制御 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来装置の動作の一例を説明するための構成概念図である。図におい て、1,2,3…は複数の電気室で、それぞれの電気室を経て各プラント毎の電 気負荷に電力が供給されるようになっている。10は電力供給ラインで、これに は電力会社からの電力を受ける受電端11が接続され、また、自家用の発電設備 12が接続されている。
【0003】 この様な電気系統に於いて、例えば、受電端11からの電力が停電などの事故 が発生して供給されなくなった場合、全ての電力を自家発電設備12から供給す るように切換えるが、この時、自家発電設備12の許容電力に見合った負荷にな るように、電力供給ラインに接続されているプラント(負荷)のいずれかを選択 して遮断しなくてはならない。
【0004】 従来は、この様な事故が生じた場合における遮断負荷の選択は、プラント毎の 電気負荷の優先度により、遮断の順序を決めて、オペレータあるいはシーケンサ ーにより行うものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な従来例によれば、異常時にたまたま居合わせたオペレ ータの経験と判断によって選択負荷の遮断処理が委ねられることとなり、負荷選 択の処理が迅速に行われなかったり、負荷に充分な電力が供給されなくなったり する不具合があった。また、シーケンサーを用いる場合でも、遮断の順序の優先 度の変更を行うことは容易ではなかった。
【0006】 本考案は、この様な点に鑑みてなされたもので、何等かの事故が生じた場合に おける遮断負荷の選択を、プラント毎の電気負荷の優先度に従い行うものであっ て、この優先度を容易に変更することができ柔軟に対応可能の電力負荷遮断制御 装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この様な課題を達成する本考案は、 複数の電気室を経て負荷へ供給する電力を、電力会社からと、自家用の発電設 備からの両方から得られるように構成した電力設備に適用される電力負荷遮断制 御装置であって、 デマンドを演算するデマンド演算手段と、 このデマンド演算手段で得られたデマンド値と現状の負荷の運転状況に関する 情報を受けてデマンド超過量を判断するデマンド超過判断手段と、 デマンド超過量に対する遮断個所を各負荷の電力消費量を考慮して選択する第 1の遮断個所チェック手段と、 自家用発電設備の運転パターン毎の電力供給量に対する現在負荷の電力消費量 を考慮して、現在負荷の遮断個所を選択する第2の遮断個所チェック手段と、 前記第1,第2の遮断個所チェック手段からの遮断情報を得て該当のフィーダ ーを遮断するフィーダー遮断手段と を設けたことを特徴とする電力負荷遮断制御装置である。
【0008】
【作用】
各負荷へ供給される電力は、デマンド演算による場合は、第1の遮断個所チェ ック手段に基づくフィーダ遮断で、また、受電端からの電力供給停止などの事故 想定による場合は、第2の遮断個所チェック手段に基づくフィーダ遮断でそれぞ れ自動的に最適な量になるように制御される。
【0009】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の一実施例を示す構成ブロック図で、ここでは、電力負荷遮断 制御装置は、計算機を用いた分散形制御装置を用いて実現しており、計算機内の 機能をブロックで示してある。図において、11は電力会社から電力を受ける受 電端で、電力供給ライン10及びフィーダー21,22…を経て複数の電気室( 負荷)へ電力が供給される。また、電力供給ライン10には、自家用の発電設備 12からも電力が供給されるようになっている。
【0011】 CNTは現状の負荷の運転状態や受電端への電力供給断の信号などを入力し、 フィーダーの遮断などを制御する電力負荷遮断制御装置である。この装置におい て、1はデマンド量の演算を行うデマンド演算手段、2は現状負荷の運転状況に 関する情報を入力し、全体負荷の運転状況を判断する運転状況判断手段、3はデ マンド演算手段1で得られたデマンド量と、現状運転状況判断手段2での運転状 況に関する情報を受けて、デマンド超過量を判断するデマンド超過判断手段、4 はデマンド超過量に対する遮断個所を各負荷の電力消費量を考慮して選択する第 1の遮断個所チェック手段である。これらの各手段は、デマンド演算によるフィ ーダー遮断のための構成要素となっている。
【0012】 5は何種類かの仮想運転状態(例えば自家用発電設備12において、発電機G 1,G2を運転して、発電機G3は停止している状態など)での自家発電容量に 関するデータを予め記憶させたメモリ、6は受電端11からの電力供給が停止す る事故が発生したような場合、メモリ5から読み出した複数の運転パターン毎の 電力容量と、現在負荷の電力消費量とを考慮して、現在負荷の遮断個所を選択す る第2の遮断個所チェック手段である。これらの手段は、事故想定によるフィー ダー遮断のための構成要素となっている。7は第1,第2の遮断個所チェック手 段4,6からの遮断情報を得て、該当のフィーダーを遮断するフィーダー遮断手 段である。
【0013】 このように構成した装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0014】 はじめに、デマンド演算手段1により演算されたデマンド量が、あらかじめ決 めてある一定の量(例えば電力会社との契約電力量よりやや低い電力量)を超過 した場合の動作を説明する。
【0015】 図2は、この場合の動作を示すフローチャートである。先ず、デマンド量が、 あらかじめ決めてある一定の量を越えると、あらかじめ決めてある例えば一番優 先度の低い負荷(1)を遮断する。そして、デマンド超過判断手段3がデマンド 演算手段1で得られたデマンド量DEと、現状運転状況判断手段2での負荷の運 転状況に関する情報「負荷」を受けて、デマンド超過量A(=DE−負荷)を判 断する。そして、この超過量AがA≧0であれば、さらに、第1の遮断個所チェ ック手段4にどのフィーダを遮断すべきかのチェックを要求する。これを受けて 第1の遮断個所チェック手段4は、次に遮断すべき負荷をチェックして、例えば 負荷(2)を遮断するような遮断情報をフィーダー遮断手段7に出力する。この ように順次フィーダー遮断を超過量AがA≧0でなくなるまで、個別の負荷を順 次遮断することが続けられ、全体の負荷が契約電力量を常にオーバーしないよう に制御する。
【0016】 次に、受電端11からの電力供給が停止するような事故が発生した場合につい て説明する。
【0017】 図3は、この場合の動作を示すフローチャートである。事故発生の情報を受け ると、第1の遮断個所チェック手段6は、第2のメモリ3から自家発電設備の運 転パターンの一つを読み出し、それが示す発電許容量CAP(A)と、現在の全 体の負荷量(総負荷量)とを用い、両者の差A=(総負荷量)−CAP(A)が 、A>0か判断する。そしてA>0の場合、すなわち、現在の総負荷が発電許容 量CAP(A)より大きい場合、例えば負荷(1)を遮断するような遮断情報を フィーダー遮断手段7に出力する。このように、自家発電設備12の運転パター ンに見合った負荷が選択され、適切な電力量の制御が行われる。
【0018】 図4は、以上の動作を総合してフィーダー遮断が行われる動作をロジック図で 示した図である。
【0019】 なお、以上の説明において、自家発電設備での運転パターンやフィーダー手段 手段によるフィーダー選択順序等の情報は、メモリにあらかじめ格納するデータ により、適用する発電プラントや負荷の状態等に応じて任意に変更することがで きるように構成されているものとする。
【0020】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、デマンド演算による遮断負荷 の選択や、何等かの事故が生じた場合における遮断負荷の選択を、あらかじめ決 めておいたプラント毎の電気負荷の優先度に従い適切に行うことができ、これら の優先度を容易に変更することによって柔軟に対応できる電力負荷遮断制御装置 が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】デマンド量があらかじめ決めてある一定の量を
超過した場合の動作を示すフローチャートである。
【図3】受電端からの電力供給が停止する事故が発生し
た場合の動作を示すフローチャートである。
【図4】フィーダー遮断が行われる全体の動作をロジッ
ク図で示した図である。
【図5】従来装置の動作の一例を説明するための構成概
念図である。
【符号の説明】
10 電力供給ライン 11 受電端 12 自家発電設備 21,22…フィーダー21,22 CNT 電力負荷遮断制御装置 1 デマンド演算手段 2 運転状況判断手段 3 デマンド超過判断手段 4 第1の遮断個所チェック手段 5 メモリ 6 第2の遮断個所チェック手段 7 フィーダー遮断手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電気室を経て負荷へ供給する電力
    を、電力会社からと、自家用の発電設備からの両方から
    得られるように構成した電力設備に適用される電力負荷
    遮断制御装置であって、デマンドを演算するデマンド演
    算手段と、このデマンド演算手段で得られたデマンド値
    と現状の負荷の運転状況に関する情報を受けてデマンド
    超過量を判断するデマンド超過判断手段と、デマンド超
    過量に対する遮断個所を各負荷の電力消費量を考慮して
    選択する第1の遮断個所チェック手段と、自家用発電設
    備の運転パターン毎の電力供給量に対する現在負荷の電
    力消費量を考慮して、現在負荷の遮断個所を選択する第
    2の遮断個所チェック手段と、前記第1,第2の遮断個
    所チェック手段からの遮断情報を得て該当のフィーダー
    を遮断するフィーダー遮断手段とを設けたことを特徴と
    する電力負荷遮断制御装置。
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JPS598243U (ja) * 1982-06-30 1984-01-19 株式会社日立製作所 デマンド制御装置
JPH0297230A (ja) * 1988-10-04 1990-04-09 Mitsubishi Electric Corp 電力負荷選択遮断方法

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