JPH04118671U - バツテリー電圧検出回路 - Google Patents
バツテリー電圧検出回路Info
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- JPH04118671U JPH04118671U JP2948591U JP2948591U JPH04118671U JP H04118671 U JPH04118671 U JP H04118671U JP 2948591 U JP2948591 U JP 2948591U JP 2948591 U JP2948591 U JP 2948591U JP H04118671 U JPH04118671 U JP H04118671U
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒシテリシス特性コンパレータ回路におい
て、簡単な回路構成で比較電圧を任意に設定することが
できるようにする。 【構成】 入力電圧Vi、電源電圧Vcc及びバッテリー
電圧VBを等しく設定したコンパレータ回路を用意す
る。ヒシテリシス特性におけるHレベルへ変化する入力
電圧ViH、Lレベルヘ変化する入力電圧ViLを容易
に変えることができるので、比較電圧の任意設定が実現
できる。またHレベル及びLレベルの間余分な電流が流
れないので、バッテリー電圧の消費を防止できる。
て、簡単な回路構成で比較電圧を任意に設定することが
できるようにする。 【構成】 入力電圧Vi、電源電圧Vcc及びバッテリー
電圧VBを等しく設定したコンパレータ回路を用意す
る。ヒシテリシス特性におけるHレベルへ変化する入力
電圧ViH、Lレベルヘ変化する入力電圧ViLを容易
に変えることができるので、比較電圧の任意設定が実現
できる。またHレベル及びLレベルの間余分な電流が流
れないので、バッテリー電圧の消費を防止できる。
Description
【0001】
本考案は、充電可能なバッテリーの電圧の変化を検出するバッテリー電圧検出
回路に関する。
【0002】
自動車電話のような携帯用電子機器が広く普及してきているが、この電源とし
ては例えばNi−Cdのような充電可能なバッテリーが使用されている。これら
バッテリーは通常13V乃至8Vの範囲で使用されており、8V以下に低下する
と充電が必要になる。このためバッテリーの電圧をモニタして、8V以下に低下
したときは充電が可能なことを知らせ、また充電中13V以上を越えたときは充
電停止の必要性を知らせるバッテリー電圧検出回路が用いられている。
【0003】
このバッテリー電圧検出回路は、電圧が変化したとき出力電圧が変化するヒシ
テリシス特性を有するコンパレータ回路を用いている。図4はこのようなコンパ
レータ回路を用いた従来のバッテリー電圧検出回路を示すもので、Mはコンパレ
ータ回路、Vrefはコンパレータ回路Mのマイナス端子に加えられる基準電圧、
Viは同じくプラス端子に加えられる入力電圧、Riは入力抵抗、Rfは帰還抵
抗、RLは負荷抵抗、Vccは電源電圧、Voは出力電圧である。
【0004】
図5は図4の内容を具体化した構成を示すもので、図4と同一符号は同一部分
を示している。Vi(+)はMの+端子に加えられる入力電圧、Vi(−)はMの
−端子に加えられる入力電圧、Dzはツェナーダイオード、Vzはツェナー端子
電圧、RzはDzに直列接続された抵抗、AMはオペアンプ、Rvは可変抵抗、
VBはバッテリー電圧、RGは3端子レギュレータである。以下にこの図5を参
照してその動作について説明する。
【0005】
前記したようなヒシテリシス特性において、Hレベルへ変化する境界の入力電
圧をViHで示すと、これは次式のように示される。
ViH>(Ri+Rf)Vi(+)/Rf
=(Ri+Rf)Vz/Rf …(1)
また、Lレベルへ変化する境界の入力電圧をViLで示すと、これは下式のよ
うに示される。
ViL<(Ri+Rf)Vi(+)/Rf−RiVcc/Rf
=(Ri+Rf)Vz/Rf−RiVcc/Rf …(2)
すなわち、
Vi(+)=(Vcc−Vi){Ri/(Ri+Rf+RL)}+Vi
≒(Vcc−Vi){Ri/(Ri+Rf)}+Vi
=RiVcc/(Ri+Rf)+RfVi/(Ri+Rf) …(3)
が導かれることによって、式(2)が成立する。
【0006】
このようにHレベルへの変化点の入力電圧ViH及びLレベルへの変化点の入
力電圧ViLが、式(1)及び(2)のように多くのパラメータから成っている
ということは、任意のViH及びViLを得るためには多くのパラメータを調整す
ることが必要であり、またレギュレータ、オペアンプ等の多くの付加回路を必要
としていることを意味している。
【0007】
このように従来のバッテリー電圧検出回路では、コンパレータ回路の比較電圧
を任意に設定する場合には余分な付加回路が必要になるので、コストアップが避
けられないという問題がある。
【0008】
本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、簡単な回路構成で比較
電圧を任意に設定することができるバッテリー電圧検出回路を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ヒシテリシス特性を有するコンパレータ
回路を用いたバッテリー電圧検出回路において、入力電圧Vi、電源電圧Vcc及
びバッテリー電圧VBを等しく設定したことを特徴とするものである。
【0010】
Vi=Vcc=VB に設定することにより、コンパレータ回路のヒシテリシス特
性において前記式(3)を後述の式(4)のように簡略化することができるので
、ViLを後述の式(5)のように簡略化できる。また式(1)からViHの設定
も容易に行なうことができる。よって簡単な回路構成で比較電圧を任意に設定す
ることができる。
【0011】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】
図1は本考案のバッテリー電圧検出回路の実施例を示す結線図で、Mはコンパ
レータ回路、Vi(−)はコンパレータ回路Mの−端子に加えられる入力電圧、
Vi(+)はコンパレータ回路Mの+端子に加えられる入力電圧、Dzはツェナ
ーダイオード、Vzはツェナー端子電圧、、RzはDzに直列接続された抵抗、
Riは入力抵抗、Rfは帰還抵抗、RLは負荷抵抗、Voは出力電圧である。ま
たVBをバッテリー電圧、Vccを電源電圧、Viを入力電圧とすると、本実施例で
はVi=Vcc=VBに設定されている。なおVzはVBによって生成されて基準電
圧Vrefとして働く。また破線で示したようにコンパレータ回路Mの電源はVBを
接続するようにしても良い。
【0013】
図2は本実施例に用いられたコンパレータ回路Mのヒシテリシス特性を示すも
のである。バッテリー電圧VBが充電を開始したときは、VB=(Ri+Rf)V
z/Rfの値に達すると出力Voは立ち上がってHレベルに達する。一方、VB
が徐々に低下してきてVB=Vzの値に達すると、出力Voは立ち下がってLレ
ベルに変化する。これにより充電が必要になったことが検出される。Hレベルの
ときはRi,Rf,RLには電流が流れない。
【0014】
また図3は、Vi(+)とVi(−)との変化状況を示すもので、Vi(+)はAの
実線の特性、Vi(−)はBの破線の特性を示している。VB=Vzの点でVi(+)
<Vi(−)の関係になり、VB=(Ri+Rf)Vz/Rfの点でVi(+)>Vi(
−)の関係になる。
【0015】
このようにVi=Vcc=VB に設定することにより、前記式(3)からVi(+
)はほぼ次式のように示される。
Vi(+)≒RiVcc/(Ri+Rf)+RfVi/(Ri+Rf)=VB …(4)
よって次式が導かれる。
ViL=VB <Vz …(5)
【0016】
この式(5)から明らかなように、ViLはVzによって決定されるのでVz
を調整することにより任意の値に容易に設定することができる。また式(1)か
らその決定したVzに従って、Voを逆にHレベルに遷移させるための比較電圧
を(Ri+Rf)/Rfの乗数で決定することができる。よってヒシテリシス特
性における比較電圧を容易に設定することができる。
【0017】
次に本実施例回路の動作を説明する。
【0018】
出力VoがHレベルにあるとき
Vo端子はオープンとなる。結果として、Vi(+)=Vo=VB>Vz=Vi
(−)が成立するので、この関係を満たす間出力はHレベルに保たれる。またV
B電圧の減少により、VB≒Vzに達したときVoはLレベルに変化する。
【0019】
出力VoがLレベルにあるとき
Vo端子はほぼグランドレベルにドロップし、でVoのHレベルからLレベ
ルへの変化点がVB≒Vzであることから、Vi(+)=RfVB/(Ri+Rf)
<Vz=Vi(−)が成立する。また一度この状態になると再びVBが上昇し、R
fVB/(Ri+Rf)≒Vzに達するまではLレベルに保たれる。
【0020】
このように本実施例によれば、Vi=Vcc=VBに設定することにより、ViL
をVzの値を調整すことにより設定でき、またViHを(Ri+Rf)/Rfの比
率決定により簡単に設定することができる。また出力VoがHレベルの間はRi
,Rf,RLに電流は流れず、かつVoがHレベルの間はVz≒VBによりRzに
ほとんど電流が流れないので、余分なバッテリーの消費を防止することができる
。さらにコンパレータ回路を低電圧動作が可能なICで構成することにより、I
Cの電源をVBにすることが可能なのでレギュレータを使わない回路によって実
現することができる。従って結果的にコストアップを伴うことなくコンパクトな
検出回路を得ることができるようになる。
【0021】
以上述べたように本考案によれば、ヒシテリシス特性を有するコンパレータ回
路においてVi=Vcc=VBに設定したので、簡単な回路構成で比較電圧を任意に
設定することができる。
【図1】本考案のバッテリー電圧検出回路の実施例を示
す結線図である。
す結線図である。
【図2】本実施例回路のコンパレータ回路のヒシテリシ
ス特性である。
ス特性である。
【図3】本実施例回路のコンパレータ回路の入力電圧の
変化を示す特性図である。
変化を示す特性図である。
【図4】従来回路の結線図である。
【図5】図4のより具体的内容を示す結線図である。
M コンパレータ回路
Vi,Vi(+),Vi(−) 入力電圧
Vcc 電源電圧
VB バッテリー電圧
Ri 入力抵抗
Rf 帰還抵抗
RL 負荷抵抗
Dz ツェナーダイオード
Vz ツェナー端子電圧
Vo 出力電圧
Claims (1)
- 【請求項1】 ヒシテリシス特性を有するコンパレータ
回路を用いたバッテリー電圧検出回路において、入力電
圧Vi、電源電圧Vcc及びバッテリー電圧VBを等しく設
定したことを特徴とするバッテリー電圧検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2948591U JPH04118671U (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | バツテリー電圧検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2948591U JPH04118671U (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | バツテリー電圧検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118671U true JPH04118671U (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=31913339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2948591U Withdrawn JPH04118671U (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | バツテリー電圧検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04118671U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016108A1 (fr) * | 1998-09-11 | 2000-03-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Detecteur de tension de batterie |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP2948591U patent/JPH04118671U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016108A1 (fr) * | 1998-09-11 | 2000-03-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Detecteur de tension de batterie |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950713 |