JPH04118611U - 長さ検出装置 - Google Patents

長さ検出装置

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JPH04118611U
JPH04118611U JP2201991U JP2201991U JPH04118611U JP H04118611 U JPH04118611 U JP H04118611U JP 2201991 U JP2201991 U JP 2201991U JP 2201991 U JP2201991 U JP 2201991U JP H04118611 U JPH04118611 U JP H04118611U
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potentiometer
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take
wire
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JP2201991U
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JPH0733125Y2 (ja
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剛 堅田
勲 澤村
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株式会社神戸製鋼所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取リールとポテンショメータとを備えた長
さ検出装置において、計測ワイヤの乱巻発生のおそれが
なく、正確な長さ検出を行いうるようにする。 【構成】 計測ワイヤ6を一列多層巻き状態で巻取る巻
取リール5と、この巻取リール5の回転量を電気量に変
換するポテンショメータ10と、このポテンショメータ
10の出力が入力される出力変換部14とを具備し、こ
の出力変換部14は、巻取リール5における計測ワイヤ
6の巻層に応じて変化するポテンショメータの出力特性
を予め記憶し、この記憶した出力特性に基づき、ポテン
ショメータ出力に所定の係数を掛けて出力するように構
成された。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクレーンの伸縮ブームやアウトリガ等の長さを検出する長さ検出装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クレーンの伸縮ブームを検出対象物とする長さ検出装置を例にとって説明する 。
【0003】 この装置は、図4に示すように巻取リール1と、一端がブーム2に連結された 状態でこの巻取リール1に巻取られた計測ワイヤ3と、巻取リール1とともに回 転するポテンショメータ4とを具備し、ブーム2の伸縮作動に伴う巻取リール1 の回転量(計測ワイヤ3の巻取量または引出量)がポテンショメータ4で電気量 (電圧または電流)に変換される。
【0004】 なお、このポテンショメータ4の出力は図示しない演算器に入力され、ここで ブーム長さ量への変換処理がなされることによってブーム長さの変化量(または 現状ブーム長さ)が検出される。
【0005】 この場合、従来の長さ検出装置においては、図示のように巻取リール1によっ て計測ワイヤ3を一層多列に巻取る構成としている。従って、計測ワイヤ3が整 列状態で巻取られるかぎり、各列のワイヤ長さが等しく、ワイヤ巻取量とポテン ショメータ出力の関係が一定したものとなる。
【0006】 すなわち、図5の実線で示すように、ワイヤ引出量(巻取量)に対してポテン ショメータ出力が直線状に変化することとなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、このように計測ワイヤ3を巻取リール1に一層多列巻きする従来の 構成によると、クレーンにおける巻上ウィンチの巻取ドラムと同じようにワイヤ 3が整列状態でなく乱雑に巻取られる所謂乱巻が生じやすい。こうなると、ワイ ヤ巻取量とポテンショメータ出力との所定の関係が崩れ、図5の破線で示すよう にポテンショメータ出力が直線状でなく折れ線状となるため、出力精度、すなわ ち長さ検出の精度が悪くなるという問題があった。
【0008】 なお、乱巻防止策として、巻取リール1にワイヤ3が整列状態で嵌まり込む凹 溝、あるいはワイヤ3を整列方向に案内するガイドローラを設けることが考えら れるが、リール構造が複雑となってコスト高となり、しかも乱巻防止作用が必ず しも確実でないため、根本的な解決策にはならない。
【0009】 そこで本考案は、計測ワイヤの乱巻発生のおそれがなく、正確な長さ検出を行 うことができる長さ検出装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、計測ワイヤを一列多層巻き状態で巻取る巻取リールと、この巻取リ ールの回転量を電気量に変換するポテンショメータと、このポテンショメータの 出力が入力される出力変換部とを具備し、この出力変換部は、上記巻取リールに おける計測ワイヤの巻層に応じて変化するポテンショメータの出力特性を予め記 憶し、この記憶した出力特性に基づき、ポテンショメータ出力に所定の係数を掛 けて出力するように構成されたものである。
【0011】
【作用】
上記構成によると、計測ワイヤを一列多層巻き状態で巻取リールに巻取るため 、乱巻が生じない。
【0012】 そして、この一列多層巻き方式ではポテンショメータの出力が巻層に応じて変 化することに鑑み、出力変換部で、ポテンショメータ出力に所定の係数を掛ける 出力変換を行なうことにより、ワイヤ巻取りまたは引出し量に正確に対応した出 力を得ることができる。すなわち、正確な長さ検出を行うことができる。
【0013】 また、巻取リールの厚み(軸方向長さ)寸法が格段に小さくなるため、たとえ ば同リールをブームの外面に取付ける場合に、同リールのブーム外方への突出量 が小さくなる等、取付上有利となる。
【0014】
【実施例】
本考案の実施例を図1〜図3によって説明する。
【0015】 この長さ検出装置においては、図1に示すように巻取リール5におけるワイヤ 巻取部5aが、計測ワイヤ6の直径よりわずかだけ大きい幅寸法と、同ワイヤ直 径の数倍の深さ寸法とを備え、計測ワイヤ6を一列多層巻き状態でのみ巻取りう るように構成されている。
【0016】 従って、図4に示すように計測ワイヤ3を巻取リール1に一層多列巻きする場 合に問題となっていた乱巻が発生するおそれが一切なくなる。
【0017】 この巻取リール5は、中空の中心軸5bがリールカバー7に取付軸8によって 回転自在に支持され、巻取バネ9によってワイヤ巻取方向の回転力を付与されて いる。
【0018】 ポテンショメータ10は、リールカバー7に固定されたポテンショメータカバ ー11内に設けられ、その回転軸12がリール中心軸5bに対しこれと同軸上で 連結されることにより、巻取リール5と一体に回転するようになっている。
【0019】 この構成によると、巻取リール5に巻取られた計測ワイヤ6は、各巻層ごとに 巻取長さが異なる(外層側ほど長くなる)ため、同じリール回転量(ポテンショ メータ回転量)で引出され、または巻取られるワイヤ長さが異なる。
【0020】 従って、図3に示すように、ポテンショメータ出力が、ワイヤ引出量(または 巻取量)に対して直線状に変化するのではなく、ワイヤ巻層の変わり目ごとに変 曲点Q…が形成される折れ線状に変化する。このため、このままではワイヤ引出 量とポテンショメータ出力とが正確に対応しないこととなる。
【0021】 そこで、本装置においては、図2に示すようにポテンショメータ出力を処理す る演算器13内に出力変換部14が設けられている。
【0022】 この出力変換部14には、図3に示すポテンショメータ10の出力特性(ポテ ンショメータ出力とワイヤ引出量との関係)から求められる各巻層ごとの係数が ポテンショメータ出力値と対応して予め記憶され、実際の使用時に、ポテンショ メータ10の出力値から所定の係数が選択されて変換値が演算される。
【0023】 たとえば、計測ワイヤ6が五層巻きされる場合に、ポテンショメータ出力が0 〜2Vの範囲(第5層のワイヤ引出区間)では係数X1が、2〜4Vの範囲(第 4層のワイヤ引出区間)では係数X2(<X1)が、4〜6Vの範囲(第3層の ワイヤ引出区間)では係数X3(<X2)が、6〜8Vの範囲(第2層のワイヤ 引出区間)では係数X4(<X3)が、8〜10Vの範囲(第1層のワイヤ引出 区間)では係数X5(<X4)が、それぞれポテンショメータ出力値に掛けられ ることにより、ワイヤ引出量と対応した値が求められる。
【0024】 そして、この変換値が長さ変換部15により長さ量に変換されて、長さ表示を 行なう表示部、あるいはこの長さに基づいて負荷計算を行なうコントローラ等に 送られる。
【0025】 ところで、上記実施例では、ポテンショメータ出力が折れ線状に変化する場合 について説明したが、本考案は、たとえば巻取リール5の巻取面を、同リール中 心からの距離が漸増する螺旋状に形成し、ポテンショメータ出力が折れ線状でな く曲線状に連続して変化する構成とした場合にも基本的に上記同様に実施するこ とができる。
【0026】
【考案の効果】
上記のように本考案によるときは、 計測ワイヤを巻取リールに一列多層巻き状態で巻取る構成としたから、従 来のようなワイヤの乱巻が発生するおそれがない。
【0027】 また、この一列多層巻き方式ではポテンショメータの出力が巻層に応じて 変化することに鑑み、出力変換部で、ポテンショメータ出力に所定の係数を掛け る出力変換を行なうことにより、ワイヤ巻取量または引出量に正確に対応した出 力を得ることができる。
【0028】 従って、誤差要因がなく、長さ検出の精度を高めることができる。
【0029】 また、巻取リールの厚み(軸方向長さ)寸法が格段に小さくなるため、たとえ ば同リールをブームの外面に取付ける場合に、同リールのブーム外方への突出量 が小さくなる等、取付上有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる長さ検出装置の本体で
ある巻取リールおよびポテンショメータの断面図であ
る。
【図2】同装置のブロック構成図である。
【図3】同装置におけるポテンショメータの出力特性図
である。
【図4】従来装置の構成と使用例を示す図である。
【図5】同装置におけるポテンショメータの出力特性図
である。
【符号の説明】
5 巻取リール 6 計測ワイヤ 10 ポテンショメータ 13 演算器 14 出力変換部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測ワイヤを一列多層巻き状態で巻取る
    巻取リールと、この巻取リールの回転量を電気量に変換
    するポテンショメータと、このポテンショメータの出力
    が入力される出力変換部とを具備し、この出力変換部
    は、上記巻取リールにおける計測ワイヤの巻層に応じて
    変化するポテンショメータの出力特性を予め記憶し、こ
    の記憶した出力特性に基づき、ポテンショメータ出力に
    所定の係数を掛けて出力するように構成されたことを特
    徴とする長さ検出装置。
JP1991022019U 1991-04-05 1991-04-05 建設機械における伸縮部材の長さ検出装置 Expired - Lifetime JPH0733125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022019U JPH0733125Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 建設機械における伸縮部材の長さ検出装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04118611U true JPH04118611U (ja) 1992-10-23
JPH0733125Y2 JPH0733125Y2 (ja) 1995-07-31

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ID=31907623

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JP1991022019U Expired - Lifetime JPH0733125Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 建設機械における伸縮部材の長さ検出装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5368263A (en) * 1976-11-29 1978-06-17 Sharp Corp Electron scale

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5368263A (en) * 1976-11-29 1978-06-17 Sharp Corp Electron scale

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JPH0733125Y2 (ja) 1995-07-31

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