JPH04118334U - 合成樹脂製袋入り容器 - Google Patents

合成樹脂製袋入り容器

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JPH04118334U
JPH04118334U JP3155691U JP3155691U JPH04118334U JP H04118334 U JPH04118334 U JP H04118334U JP 3155691 U JP3155691 U JP 3155691U JP 3155691 U JP3155691 U JP 3155691U JP H04118334 U JPH04118334 U JP H04118334U
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JP
Japan
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container
bag
container body
mouth
synthetic resin
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Pending
Application number
JP3155691U
Other languages
English (en)
Inventor
義幸 角田
Original Assignee
株式会社吉野工業所
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Publication date
Application filed by 株式会社吉野工業所 filed Critical 株式会社吉野工業所
Priority to JP3155691U priority Critical patent/JPH04118334U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器体内流動体を、容器体口部に装着させる
ポンプを介して吐出し、置換用外気を容器体内へ流入さ
せないよう設けた袋入り容器の成形が容易かつ迅速に形
成できる構造とした。 【構成】 内外二重の合成樹脂層を有するパリソンを吹
込み成形した容器あって、内層パリソン膨張で形成した
内容器体状部21は、その口頸部22を除く残余部分全体が
柔軟な袋状部をなして、外層パリソン膨張で形成した外
容器体11内壁面に対して接離自在であり、外容器体11一
部に外気吸入孔15を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、液体ないしクリ−ム状物を充填させた容器体口部にポンプを装着させ 、該ポンプ操作で容器体内クリ−ム状物等を吐出すると共に、そのクリ−ム状物 等を収納する容器体内袋の収縮によって置換用外気の吸入を不要とするよう設け た、合成樹脂製袋入り容器に係る。
【0002】
【従来の技術】
袋入りの合成樹脂製容器は、例えばクリ−ム状物入りの袋口部をポンプ下端に 取付け、かつその袋およびポンプを容器体内へ装着させてそのポンプ内から容器 体上方へ起立するステム上端にノズル付きヘッドを嵌着させ、そのヘッドの上下 動により袋内クリ−ム状物をポンプ内へ吸込み、かつ該ポンプ内クリ−ム状物を ノズルから吐出する場合に用いるもので、該吐出によるクリ−ム状物の減少と共 に袋を収縮させることで袋内クリ−ム状物が空気に触れることを防止し、もって 芳香等の散失、又クリ−ム状物酸化等を防止できるよう設けたものである。
【0003】 かような袋入りの合成樹脂製容器は、従来容器体と袋とを別々に成形しておき 、その袋を容器体内に入れてその袋口部に付設した筒状体を容器体口頸部内面へ 装着させた後、袋内へクリ−ム状物等流動体を入れ、次にポンプのシリンダを袋 内へ入れて該ポンプの装着筒を容器体口頸部の外面へ装着していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の袋入り合成樹脂製容器は、その容器体内への袋収納が面倒であり、又袋 口部に容器体口頸部内面への装着筒を付設して、その袋口部が容器体内へ落込む ことを防止することが必要であった。
【0005】 本案はそのような欠点を除去して内外二層のパリソンを吹込み成形することで 、容易かつ迅速に袋入り容器を形成できるよう設けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
内層が薄く、外層が厚い内外二重の合成樹脂層を有するパリソンを吹込み成形 して設けた、胴部上端から肩部を介して口頸部を起立する容器であって、上記内 層パリソン部分が膨張して形成した内容器体状部21は、その口頸部22を除く残余 部分の全体が肉薄かつ柔軟な袋状部をなすと共に、該袋状部は、上記外層パリソ ン部分が形成した外容器体11内壁面に対して接離自在であり、かつ外容器体11の 一部には外気吸入孔15を穿設した。又袋状部の底部23中央部分を外容器体11の底 壁13中央部分内に埋設固定させた。
【0007】
【実施例】
まず図1から図3が示す第1実施例について説明すると、1は本案に係る袋入 り容器である。該容器は底壁外周から胴部2を起立し、該胴部上端から肩部3を 介して口頸部4を起立する。該容器は外容器体11と該外容器体内に形成した内容 器体状部21とからなる。該容器の形成は、内層が薄く、外層が厚い内外二重の合 成樹脂層を有するパリソンを吹込み成形して形成する。上記外容器体11は上記外 層パリソン膨張により形成し、又内容器体状部21は内層パリソン膨張により形成 する。
【0008】 内容器体状部21は、口頸部22を除く残余部分の全体が肉薄かつ柔軟な袋状部を なすよう設ける。又該袋状部は外容器体11の内壁面に対して接離自在とする。そ のため既述内層パリソンと外層パリソンとはポリエチレンに対して塩ビ又はナイ ロン等の異材質としたり、又同系列材質とする場合は、その一方の溶融合成樹脂 材料中にシリコンを混入したりして外容器体と内容器体状部との接合を防止する 。
【0009】 容器の底壁は球面状の上げ底に形成してあり、外容器体の底壁13はその中央部 に下部内巾を大とする筒部14を有し、その筒孔を外気吸入孔15としている。その 筒部上方の内容器体状部底部23からは球形のシ−ル部24を垂下している。これ等 は容器吹込み成形時に成形用金型のピンチオフ部上方に図2が示すような、内外 層両パリソン下端部挟着により上端横巾よりも下部横巾が大をなす突部6を形成 してその下方残余部分を成形後切除し、次いで図3が示すように内容器体状部21 のシ−ル部24を容器内方側へ押出せばよい。
【0010】 図4から図6が示す第2実施例は、外容器体底壁の中央部と内容器体状部21の 中央部とを共に板状突部7としている。このように形成する場合は、既述吹込み 成形用金型のピンチオフ部上方に、図5が示すような内外層両下端部を共に挟着 した板状部8を設けてその下方付設部分を切除した後、容器成形後にその板状部 を再プレス等してその板状突部7の接合を確実とする。該実施例の場合は外容器 体の底壁等に外気吸入孔15を後加工する。
【0011】
【考案の効果】
本案は既述構成とするもので、内外二重の合成樹脂層を有するパリソンを吹込 み成形してその内容器体状部21の口頸部22を除く部分で、外層パリソン部分が形 成した外容器体11内に肉薄かつ柔軟な袋状部を形成するから、袋入り容器の形成 を極めて容易かつ迅速に行うことが出来、又内容器体状部21の口頸部22は外容器 体11の口頸部12内筒に接してさほど膨張しないから、上記袋状部に比して肉厚と なり、よって従来のように袋口部に外容器体の口頸部嵌着用の筒部を付設する必 要がなく、便利である。又外容器体11の一部には外気吸入孔15を穿設したから、 袋状部内収納の流動体を容器の口部へ装着させたポンプで吸上げて吐出させる際 、外気吸入孔15から外容器体11と内容器体状部21との間に空気を流入させて収納 物減少と共に袋状部だけを収縮させることが出来る。更に請求項1のように、袋 状部全体を外容器体11の内壁面に対して接離自在とすることで、上記ポンプによ る吸上げ不能となる残存収納物の量を減少でき、更に又、請求項2のように、上 記袋底部の中央部だけを外容器体底壁の中央部分内に埋設固定することで、袋底 部は上記ポンプ吸上げによる収納物減少での袋状部収縮によっても上昇すること がなく、よってポンプ下端の吸込み口を袋底部に近接させておくことでその吸込 み口を袋状部一部が閉塞してその吸込みを妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案容器の半断面図である。
【図2】外気吸入孔開孔前における容器一部の拡大断面
図である。
【図3】外気吸入孔を開孔させた状態での、容器一部の
拡大断面図である。
【図4】第2実施例容器の半断面図である。
【図5】同実施例容器要部形成前の状態で示す拡大断面
図である。
【図6】同実施例容器要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
11 外容器体 21 内容器体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層が薄く、外層が厚い内外二重の合成
    樹脂層を有するパリソンを吹込み成形して設けた、胴部
    上端から肩部を介して口頸部を起立する容器であって、
    上記内層パリソン部分が膨張して形成した内容器体状部
    21は、その口頸部22を除く残余部分の全体が肉薄かつ柔
    軟な袋状部をなすと共に、該袋状部は、上記外層パリソ
    ン部分が形成した外容器体11内壁面に対して接離自在で
    あり、かつ外容器体11の一部には外気吸入孔15を穿設し
    たことを特徴とする合成樹脂製袋入り容器。
  2. 【請求項2】 袋状部の底部23中央部分を外容器体11の
    底壁13中央部分内に埋設固定させたことを特徴とする合
    成樹脂製袋入り容器。
JP3155691U 1991-04-08 1991-04-08 合成樹脂製袋入り容器 Pending JPH04118334U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019189317A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社吉野工業所 二重容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623461A (en) * 1979-07-30 1981-03-05 Honshu Paper Co Ltd Sealed vessel

Patent Citations (1)

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