JPH04118331A - 車輛に於いて出された方向指示信号を自動的に解除する方向指示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、交通輸送車輛の機器の方向指示装置に関する
。

〔従来の技術及び解決課題〕

従来、自動二輪車輛の方向指示信号は右折及び左折行動
が完了した時点に於いて、運転者が方向指示器を操作し
、出された方向指示信号を解除しなければならない。

然し、この行動は忘れ易く方向指示信号を消し忘れたま
ま運行している車輌が、比較的多い。

この様な車輌は、対抗車輛及び追越し車輛にとって、交
通安全上極めて危険である。

又、自動二輪運転者は方向指示器の方向指示信号の解除
に常に神経を使い、走行中に於いても時々計器に目をお
き、方向指示信号が消えている確認をとる必要がある。

従って、右折又は左折行動を終了した時点で、方向指示
信号を自動的に解除すれば解決する。

然し、自動二輪車輛は車輌のバランスを保つ為ハンドル
は常に動作しており四輪自動車の様にハンドルの回転数
又は、回転角度から右折及び左折行動の終了を、確認す
る事は困難である。

本発明は、右折及び左折した角度をハンドル操作、車輌
速度及び軌跡に影響される事かはとんど無く、正確に右
折及び左折角度が確認出来、その値が一定以上になった
時点に方向指示解除信号を発生して、自動的に方向指示
信号を解除する方向指示装置である。方向指示信号の消
し忘れを防ぐと共に運転時の負担を減少させ、交通安全
に寄与することを、目的としている。

〔課題を解決する為の手段〕

このような課題を解決する為に、本発明では角速度セン
サを、車輌の任意の一部に取り付ける。

この角速度センサから出力する車輌方向変化量に値する
電気信号が、電気回路の積分回路を経路する事に依り、
車輌の右折及び左折した角度が電圧として、精度よく確
認出来る。

従って、まえもって決められた角度に相当する電圧を回
路に設定しておけば、その角度以上になった時に、方向
指示信号の解除信号が出力されて、方向指示信号を自動
的に解除する。

〔作　用〕

グラフ図１は株式会社村田製作所で開発された「ジャイ
ロスターＪの資料から引用した角速度−出力電圧特性を
示したものである。

角速度センサは回転角度に対して、直線的に電圧を検出
する事が出来正確に回転角速度を計測する事が出来る。

以下ブロック図１の説明である。

Ａ点には角速度センサから検出した信号か流れる。この
信号が１．積分器によって積分された時点Ｂの電圧は、
その車輌の右折及び左折角度と比例した値となって検出
される。又、積分値であるので、その車輌の速度の変化
及び蛇行運転に依る影響は極めて少なく右折及び左折動
作完了時の電圧は、はぼ一定である。

この１．積分器部からの積分信号が規定のレベルに達し
ているかどうかを２．コンパレータ部に於いて随時確認
し、規定レベルに達した時方向指示解除信号を作り３．
スイッチ回路部に送り、方向指示信号を解除する。

３、スイッチ回路部は４．方向指示スイッチ部からの右
折及び左折信号の入力により１．積分器部に積分指令を
出力する。同時に積分入力信号が常に一定の極性で積分
動作が出来るように極性反転回路の選択信号を１．積分
器部に送っている。積分指令の停止は２．コンパレータ
部よりの方向指示解除信号か４．方向指示スイッチ部か
らのリセット信号が入力された時に行っている。

４、方向指示スイッチ部は車輌運転者がコントロールす
る右折及び左折、方向指示解除（リセット）のスイッチ
群である。

〔実施例１〕 以下、回路図１の説明である。

■、方向指示スイッチ部に入力されたレフト及びライト
信号は２．ＳＲフリップフロップ付力方向指示灯セット
して方向指示灯を点滅させる。

又、その信号は３．積分器をスタートさせると共に、そ
の積分器の入力信号の極性を決める４ｏ極性選択回路の
選択を行う。

６、角速度センサからの信号は４．極性選択回路を通り
、３．積分器により積分される。３゜積分器の出力は５
．コンパレータによって随時比較され、あるレベル以上
になった時、方向指示解除信号を出力して、３．ＳＲフ
リップフロップ付き方向指示灯をリセットする。依って
、方向指示信号は解除される。

又、２．ＳＲフリップフロップ付力方向指示灯、１．方
向指示スイッチ部のリセットスイッチが入力された場合
やその他の方向指示を解除する条件信号からも（回路図
１の−・−・一部分）リセットが可能である。

又、３．積分器と５．コンパレータを入れ替える事によ
り、４．極性選択回路をなくす事も出来る。

回路図２は、その回路を示す。

以下、回路図２の説明である。

１、角速度センサからの出力は、直接２．積分器に入り
、正信号は正極に積分し負信号は負極に積分され、それ
ぞれ積分した後は、正負の電圧となって検出される。こ
の信号を正負それ（”ｔ’Ｌノ３　、　　コンパレータ
によって比較され方向指示解除信号を、作り出している
。

〔発明の効果〕

本発明は以上の説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

（１１直接に車輌の方向変化量を確認している為、精度
のよい方向指示解除信号を得る事が出来る。

（２）方向指示解除が、車輌のスピード、右折及び左折
までの距離や時間の影響が少なく、ハンドル操作には無
関係の為、安定した動作をする。

（３）方向指示解除信号を作る条件例えば、時間、距離
的要素を組み入れる事が、比較的容易に可能である　（
回路図１の一一一・一部分）（４）角速度センサは、非
常に小型で軽量（４０ｇのものがある）の為、任意の場
所に装着出来る。

（５）車輌が蛇行走行した状態でも積分回路に於いて信
号が相殺されるので方向指示信号解除にほとんど影響が
ない。

（６）　　自動二輪車輛運転者に対し、方向指示器の消
し忘れを防ぎ、又、運転操作の軽減を計り交通安全に大
きく寄与する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転角速度検出装置（以下角速度センサと記す）
   から出力された電気信号を用いての出された方向指示信
   号を自動に解除する方向指示装置。
2. （２）角速度センサから出力された電気信号を積分回路
   を用いる事に依り方向指示解除信号を作り、出された方
   向指示信号を自動的に解除する方向指示装置。