JPH04118223A - Frp管及びその製造方法 - Google Patents

Frp管及びその製造方法

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JPH04118223A
JPH04118223A JP2174888A JP17488890A JPH04118223A JP H04118223 A JPH04118223 A JP H04118223A JP 2174888 A JP2174888 A JP 2174888A JP 17488890 A JP17488890 A JP 17488890A JP H04118223 A JPH04118223 A JP H04118223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
frp
inner layer
mandrel
thermoplastic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2174888A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakano
隆 中野
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、石油ガス用などの用途に供することができる
繊維強化プラスチツク管(以下、FRP管と言う)及び
その製造方法に関する。
[従来の技術] FRP管は、耐食性を有すると共に軽量であり且つ強度
が大きいため、その特性が利用され各種の用途に用いら
れている。特に、樹脂を含浸させたロービングの巻き付
けによって製品を形成させる方法、所謂フィラメントワ
インディング法(FW法)によって製造されたFRP管
は強度が大きく、高強度が要求される用途に使用される
しかし、FW法によって形成されたFRP管は、ロービ
ングが緻密に巻き付けられて形成されたものであるので
、その樹脂含有量が少ない(通常30重量%程度)、従
って、ロービングとロビングの間隔が非常に小さく、ロ
ービング間に存在する樹脂が少なくなっている。このた
め仮に、FRP管の一部にクラックが発生した場合、ロ
ビングは連続しており且つロービング間には応力が作用
した際のクツション材としての機能を果たすべき樹脂が
少ないため、クラックはロービングと樹脂の界面及びロ
ービング間の樹脂を伝播して順次法がってしまう。従っ
て、FW法によって製作されたFRP管は、長期間の使
用後にはシール性の低下を来すことが懸念される。しか
し、このようなりラックが生じても、FRP管の内外面
は樹脂が多い層で覆われているので、直ちにシール性が
低下するものではないが、長期間経過後には、上記の樹
脂が多い内外面にもクラックが進行する。
このような問題を解消するためのFRP管として、クラ
ックの進行を阻止する層を設けたものがある。この類の
FRP管は、第3図に示すような多層構造になっている
。このFRP管は、ロービングを用いたFRPである強
化層30の内側に、短繊維を用いたFRPである耐食層
31が形成されている。32は強化層30の外側に設け
られ樹脂のみよりなる保護層である。上記強化層30は
通常のFRPの層であり管の強度を確保するために設け
るものであるが、耐食層31は主として耐食性を確保す
るために設けられている。この耐食層31は短繊維で強
化されており且つ樹脂の含有量が多いため、この層にク
ラックが発生することが少なく、通常の使用条件におい
ては、結果としてシール性が向上するようになっている
[発明が解決しようとする課題] 上記のような構成によるFRP管では、内側の耐食層も
長期間に互って使用すると、その樹脂が劣化等によって
伸びが低下しクラックが発生するようになる。特に高圧
で使用した場合には、大きな応力が作用するので、早期
にクラックの発生が起こりシール性が低下する。従って
、上記従来のFRP管は高圧の用途に使用する場合には
特に問題である。
本発明は、上記の問題点を解決し、特に高圧の条件下に
おいてもシール性を維持することができるFRP管及び
その製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]上記の目的を達
成するなめに、本発明のFRP管は、FRPよりなる内
層とFRPよりなる外層の間に熱可塑性樹脂よりなるシ
ール層が形成されている。
本発明のFRP管において、シール層は伸びが大きい熱
可塑性樹脂で形成されているので、外力が作用してもク
ラックが生ずることはない。又、FRPで形成された内
層又は外層にクラックが発生した場合においても、クラ
ックはシール層によってその進行を阻止され、内層と外
層の間に連続して形成されることはない、従って、シー
ル層を設けることによって確実なシール性が得られる。
シール層を内層と外層の間に設けるのも本発明のFRP
管の特徴とするところである。熱硬化性樹脂よりなるF
RP層と熱可塑性樹脂よりなるシール層を密着させるこ
とは難しいが、シール層を内層と外層の間に挿んでサイ
ドイッチ状に積層すれば、機械的に固定される。
本発明のFRP管の製造方法は次の工程を順次実施する
ことによりなる。
A マンドレルに熱硬化性樹脂を含浸させたロービング
を巻回して内層を形成する工程、B 該内層の上に熱収
縮性を有する熱可塑性樹脂のチュニブを被せ、該チュー
ブを加熱し収縮させて前記内層に密着させ、シール層を
形成する工程、 C該シール層の上に熱硬化性樹脂を含浸させたロービン
グを巻回して外層を形成する工程、D 加熱して前3己
内層及び前記外層の熱硬化性樹脂を硬化する工程、 E 前記マンドレルを外す工程。
または、前記記載の工程Bが、 B 該内層の上に、その融点が前記熱硬化性樹脂を硬化
させる際の加熱温度より低い熱可塑性樹脂よりなるテー
プ或いはフィルムをその両側の一部を重ねあわせながら
巻き付け、シール層を形成する工程 を特徴とするFRP管の製造方法である。
内層及び外層とシール層は密着させなければならないが
、通常の方法においては、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂
を密着させることは困難である。
この点について、本発明の製造方法においては、シール
層は熱収縮性を有する熱可塑性樹脂チュブを加熱・収縮
させ、またはテープ或いはフィルムを巻くことによって
内層に密着させ、次いで、このシール層の上にFW法に
よって外層を設けることによって形成されているので、
シール層と内層及び外層は密着された状態に保たれる。
さらには、変性した接着性熱可塑性樹脂使用することに
できる。その上、シール層形成の際には、圧接なと特別
の工程を要しないので、その形成は極めて容易である。
[実施例] 第1図又は第2図は本発明に係るFRP管の製造方法を
示す一実施例を示す断面図、部分断面図である0本発明
のFRP管の製造方法について説明する。
第1図falのように、まず、FW法によって熱硬化性
樹脂を含浸させたガラスロービングをマンドレル20に
巻回し、内層1を形成する。
第1図fblのように、内層1の上に、所定の熱収縮率
を有する所定の大きさの熱可塑性樹脂のチューブ21を
被せる。
第1図fclのように、熱可塑性樹脂のチューブ11を
加熱し収縮させて内層1に密着させる。これによってシ
ール層3ができる。
第1図fdlのように、シール層3の上に、FW法によ
って熱硬化性樹脂を含浸させたガラスロービングをマン
ドレル20に巻回し、外層2を形成する。
そして、加熱して内層1及び外層2の熱硬化性樹脂を硬
化させた後、マンドレル20を外し、端部にネジ加工等
の加工を施す。
第2図ialのように、まず、FW法によって熱硬化性
樹脂を含浸させたガラスロービングをマンドレル20に
巻回し、内層1を形成する。
第2図fblのように、内層1の上に、熱可塑性樹脂の
テープ或いはフィルムを両端部が重ね合う様に巻き、シ
ール層3を成形する。
第2図fclのように、シール層3の上に、FW法によ
って熱硬化性樹脂を含浸させたガラスロービングをマン
ドレル20に巻回し、外層2を形成する。
そして、加熱して内層1及び外層2の熱硬化性樹脂を硬
化させた後、マンドレル20を外し、端部にネジ加工等
の加工を施す。
なお、シール層3を内層1及び外層2との密着を一層よ
くするために、上記熱可塑性樹脂チュブ21の構成材料
を次のものにするのがよい。
■普通ポリエチレンシートの両面又は片面に、接着性が
付与された改質ポリエチレンシートが積層されたものを
用いる。
■コロナ放電加処理によって表面改質され接着性が付与
されたポリエチレンを用いる。
このような樹脂を用いると、密着性だけでなく接着性も
確保できる。
次に、本発明のFRP管と第3図に示す従来のFRP管
の性能比較を行った結果を説明する。
FRP管は内径50龍のものを用いた。
(FRP管の構成) 本発明のFRP管;エポキシ樹脂とガラスロビングより
なり厚さ2−腸の内層と同一材料よりなり厚さ4龍の外
層の間に、ポリエチレンよりなり厚さ2■Iのシール層
を設けた。
従来のFRP管;エポキシ樹脂とガラスロービングより
なり厚さ81の強化層の上に、エポキシ樹脂とガラスサ
ーフェイスマットよりなり厚さ0.5龍の耐食層を形成
させた。
(耐圧試験結果) 従来のFRP管では、管内水圧600kgf/cutの
段階でFRP特有の所謂ウィーブ(しみ出し)現象があ
った。これに対し、本発明のFRP管においては、管内
水圧102102O/cn!でFRP管が破壊するまで
管内流体の漏洩は起こらなかった。
[発明の効果] 本発明のFRP管は、FRP層の間に熱可塑性樹脂より
なるシール層を有しており、このシール層は伸びが大き
く、外力が作用してもクラックが生ずることはないので
、FRPの層にクラックが発生しても、高いシール性を
維持することができる。
また、本発明のFRP管の製造方法においては、シール
層は熱収縮性を有する熱可塑性樹脂のチューブを加熱・
収縮させることによって形成したり、テープ或いはフィ
ルムを用いたりするので、FRP層との密着がよいと共
にその形成が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るFRP管の製造方法の一実施例を
示す断面図、第2図は本発明に係るFRP管の製造方法
の一実施例を示す部分断面図、第3図はクラックの進行
を阻止する層を設けた従来のFRP管を示す図である。 1・・・内層、2・・外層、3 ・シール層、20・・
・マンドレル、11・・・熱可塑性樹脂のチューブ、2
1 ・熱可塑性樹脂のテープ或いはフィルム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)FRPよりなる層の間に熱可塑性樹脂よりなるシ
    ール層があるFRP管。
  2. (2)次のA、B、C、D、E各工程を順次実施してな
    るFRP管の製造方法。 A マンドレルに熱硬化性樹脂を含浸させたロービング
    を巻回して内層を形成する工程、B 該内層の上に熱収
    縮性を有する熱可塑性樹脂のチューブを被せ、該チュー
    ブを加熱し収縮させて前記内層に密着させ、シール層を
    形成する工程、 C 該シール層の上に熱硬化性樹脂を含浸させたロービ
    ングを巻回して外層を形成する工程、D 加熱して前記
    内層及び前記外層の熱硬化性樹脂を硬化する工程、 E 前記マンドレルを外す工程。
  3. (3)特許請求の範囲(2)に記載の工程Bが、B 該
    内層の上に、その融点が前記熱硬化性樹脂を硬化させる
    際の加熱温度より低い熱可塑性樹脂よりなるテープ或い
    はフィルムをその両側の一部を重ねあわせながら巻き付
    け、シール層を形成する工程 を特徴とするFRP管の製造方法。
JP2174888A 1990-05-25 1990-07-02 Frp管及びその製造方法 Pending JPH04118223A (ja)

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JP2174888A JPH04118223A (ja) 1990-05-25 1990-07-02 Frp管及びその製造方法

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JP13626390 1990-05-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100723801B1 (ko) * 2006-10-19 2007-05-31 우주엘엔티(주) 가로등 지주에 외피 성형 방법 및 그 가로등 지주

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100723801B1 (ko) * 2006-10-19 2007-05-31 우주엘엔티(주) 가로등 지주에 외피 성형 방법 및 그 가로등 지주

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