JPH0411818Y2 - - Google Patents

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JPH0411818Y2
JPH0411818Y2 JP19700286U JP19700286U JPH0411818Y2 JP H0411818 Y2 JPH0411818 Y2 JP H0411818Y2 JP 19700286 U JP19700286 U JP 19700286U JP 19700286 U JP19700286 U JP 19700286U JP H0411818 Y2 JPH0411818 Y2 JP H0411818Y2
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JP
Japan
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ink
casing
ink container
suction port
container according
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JP19700286U
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案はインキ容器に関し、特に、曲折変形自
在なケーシング内に直接充填されたインキを、効
率よく全て吸い出すことができるようにするため
の新規な改良に関する。
b 従来の技術 従来、用いられていたこの種のインキ容器は、
種々の構成のものがあるが、その中で代表的なも
のとして、本出願人が市販品として用いていた構
成を示すと、第10図及び第11図にて示される
構成を挙げることができる。
すなわち、第10図及び第11図において符号
1で示されるものは、全体が四角形をなす箱体で
あり、この箱体1は、紙又は樹脂等からなる組立
自在の構成からなつている。
この箱体1内には、その内部にインキを内蔵す
るための、例えば、ポリエチレンからなる変形自
在な袋状をなすケーシング2が内蔵されており、
このケーシング2の一端に形成されたインキ吸出
部3には吸出口4が一体に形成されていると共
に、このケーシング2内にはスプリング2aが内
蔵されている。
この吸出口4は、前記ケーシング1の案内孔
(図示せず)を貫通して外方に延出しており、こ
の吸出口4にはキヤツプ5が螺合して設けられて
いる。
従来のインキ容器は以上のように構成されてお
り、以下に、その動作について説明する。
まず、第10図に示すように、インキを満杯状
態に充填したケーシング2を、箱体1内に収容さ
れたインキ容器を、図示しない輪転謄写機に装着
して印刷を開始すると、吸入ポンプ(図示せず)
によつてケーシング2内のインキが吸い出され、
最終的には、ケーシング2内のインキは空とな
り、第11図に示されるように、スプリング2a
の厚さを残してケーシング2は曲折したシート状
となる。
前述の状態で、インキ容器は廃棄処分となり、
ゴミとして処理される。
c 考案が解決しようとする問題点 従来のインキ容器は、以上のように構成されて
いたため、次のような問題点を有していた。
(1) 箱体の中にインキを内蔵するためのケーシン
グを収容しなければならないため、二重構造と
なり、インキ容器としてはコストアツプとなつ
ていた。
(2) インキが空となつても、ケーシング自体の形
状はシート状となるが、箱体の形状は何ら変わ
ることがなく、ゴミとして廃棄処分する場合に
も、無駄な容積占有となつて、スペース効率が
良くなかつた。
又、スプリングを設けることによつて、その
分だけコストアツプとなつていた。
本考案は、以上のような問題点を解決するため
になされたもので、特に、曲折変形自在なケーシ
ング内に直接充填されたインキを、効率よく全て
吸い出すことができるようにしたインキ容器を得
ることを目的とする。
d 問題点を解決するための手段 本考案によるインキ容器は、複数の曲折部を有
する曲折変形自在なケーシングと、前記ケーシン
グの一面に形成されたインキ吸出口と、前記曲折
部に設けられ締め方向にばね作用を有する弾性部
材とを備え、前記弾性部材は前記インキ吸出口に
遠い位置の前記曲折部に位置している構成であ
る。
e 作用 本考案によるインキ容器においては、インキ吸
出口に遠い位置の曲折部に弾性部材が設けられて
いるため、インキ吸出口からインキを吸い出す場
合、インキ吸出口から遠い位置の曲折部が最初に
曲折して変形し、その後、吸い出しが継続する
と、インキ吸出口に近い位置の曲折部が曲折して
変形し、ケーシング内にインキが残存することな
く、極めて好ましい状態でインキの吸い出し動作
が行われる。
従つて、インキ吸出口に近い位置におけるケー
シング内が先に変形して潰れ、インキ吸出口に遠
い位置におけるケーシング内のインキが残存する
と云う現象を伴わずにインキの吸い出しを完全に
行うことができる。
又、インキを収納するインキ容器としては、ケ
ーシングのみであるため、使用後のインキ容器の
廃棄処分のスペース効率が極めて良好である。
f 実施例 以下、図面と共に本考案によるインキ容器の好
適な実施例について詳細に説明する。
第1図から第10図迄は、本考案によるインキ
容器を示すためのもので、第1図は正面図、第2
図は第1図の平面図、第3図は一部変形した状態
を示す正面図、第4図は第3図の平面図、第5図
はほぼ完全に変形した状態を示す正面図、第6図
は第5図の平面図、第7図は第4図の状態を示す
斜視図、第8図は弾性部材を示す斜視図、第9図
は弾性部材の他の実施例を示す斜視図である。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を
用いて説明する。
図面において、符号2で示されるものは、例え
ば柔軟性のある樹脂材よりなると共に、全体形状
が箱形に構成されたケーシングであり、このケー
シング2は、第1図及び第2図で示されるよう
に、その一面2aの下部に吸出孔4aを有するイ
ンキ吸出口4が一体もしくは別体に形成され、こ
のインキ吸出口4にはキヤツプ5が着脱自在に装
着されている。
このケーシング2の各側部及び上面並びに下面
には、第1図及び第2図に点線で示されるよう
に、曲折部2b,2c,2d及び2eが形成さ
れ、前記インキ吸出口4に近い位置の曲折部2b
及び2d並びに前記インキ吸出口から遠い位置の
曲折部2c及び2eは、全てほぼ同一の曲折強度
に構成されている。
さらに、前述したように前記インキ吸出口4に
遠い位置の曲折部2cの外面には、第8図にて示
すように、全体形状がほぼU字形をなし、各自由
端8aが互いに締る方向に弾性作用を有する弾性
部材8が装着されており、この弾性部材8の弾性
作用により、この曲折部2cは、他の曲折部2b
よりも早く変形して縮少するように構成されてい
る。
従つて、インキ吸出動作時に、前記インキ吸出
口4に近い位置の空〓部6よりも、前記インキ吸
出口に遠い位置の空〓部7の方が先に収縮して空
となるように構成されている。
又、前記ケーシング2の各側部に形成された曲
折部2b及び2cの方向、並びに前記弾性部材8
の取付方向は、前記ケーシング2の一面2aとほ
ぼ平行な方向で形成されている。
本考案によるインキ容器は、以上のように構成
されており、以下に、その動作について説明す
る。
まず、ケーシング2内にインキが満杯に充填さ
れている場合には、インキ容器は第1図で示され
るように四角形の箱状をなしており、この状態で
輪転謄写機(図示せず)に装着し、キヤツプ5を
除去したインキ吸出口4を吸入ポンプ(図示せ
ず)に装着した後、印刷を開始する。
前述の印刷動作の進行に伴つて、まず、弾性部
材が装着された曲折部2cが他の曲折部2bに先
立つて曲折し始め、インキ吸出口4遠い位置にあ
る空〓部7内のインキが初めに減少し、ケーシン
グ2の形状は、第1図で示す形状から第3図、第
4図及び第7図に示す形状に変化する。
さらに、継続して印刷が行われ、インキ吸出口
4からの吸引力によつて各曲折部2b及び2dが
曲折し、空〓部6内のインキも空となつて、ケー
シング2は第5図及び第6図に示すようにほぼ空
の状態となる。
従つて、インキ吸い出し時には、インキ吸出口
4から遠い位置の空〓7内のインキから先に空と
なり、インキ吸出口4に近い位置の空〓6が遅れ
て空になるように構成されているため、ケーシン
グ2内の一部にインキが残存することはない。
尚、以上説明した構成においては、ケーシング
2のインキ吸出口4が形成された一面2aが、水
平方向に対してほぼ垂直状態となる横形としてケ
ーシング2を輪転謄写機に装着した場合について
述べたが、例えば、前記一面2aが水平方向に対
してほぼ平行な状態となる縦形としてケーシング
2を輪転謄写機に装着した場合には、ケーシング
2内のインキは常に下方に位置する空〓部7内に
下がろうとするが、前記弾性部材8の弾性作用に
より、空〓部7の方が先に縮少するため、ケーシ
ング2内にインキが残存することなく、完全に吸
い出すことができる。
又、前述の実施例においては、U字形をなす弾
性部材8を用いた場合について説明したが、この
弾性部材8の代わりに、例えば、第9図で示すよ
うに、スプリングを用いた場合も同等の作用効果
を得ることができる。
又、前記ケーシング2の材料は、前述の樹脂材
に限らず、柔軟性の紙、加工紙、又は、紙と加工
紙並びに金属箔と樹脂フイルムの2層もしくは3
層の組合せのいずれかから作ることができ、吸出
口もケーシングと一体又は別体、及び樹脂又は金
属で構成することもできる。
g 考案の効果 本考案によるインキ容器は、以上のように構成
されているので、次のような種々の効果を得るこ
とができる。
(1) ケーシング自体がインキ容器を兼ねているた
め、構造が極めて簡単となり、大巾なコストダ
ウンを達成することができる。
(2) ケーシングの一部の曲折部に弾性部材が装着
してあるため、インキ吸出口に遠い曲折部から
先に曲折し、吸出口に近い曲折部が遅れて曲折
するように構成でき、インキ吸い出し時のケー
シング内のインキ残存を確実に防止することが
できる。
(3) 又、この弾性部材によつて一部の曲折部を挾
圧しているため、ケーシングを横形又は縦形の
いずれの向きに用いた場合でも、ケーシング内
における偏つたインキの残存状態を避けること
ができる。
(4) 又、ケーシング内のインキを全て使い終り、
内部が空となつた場合には、ケーシングの形状
が極めて小さくなり、不要となつたインキ容器
を廃棄する場合、スペース効率が極めて良好と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図迄は、本考案によるインキ容
器を示すもので、第1図は正面図、第2図は第1
図の平面図、第3図はインキ吸い出しによつて一
部が変形した場合の状態を示す正面図、第4図は
第3図の平面図、第5図はインキ吸い出し完了時
の状態を示す正面図、第6図は第5図の平面図、
第7図は第4図の状態を示す斜視図、第8図は弾
性部材を示す斜視図、第9図は弾性部材の他の実
施例を示す斜視図、第10図及び第11図は従来
のインキ容器を示すもので、第10図はインキが
満杯時の状態を示す正面図、第11図はインキが
空の状態を示す正面図である。 2はケーシング、2aは一面、2b,2cは曲
折部、4はインキ吸出口、8は弾性部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の曲折部2b,2c,2d及び2eを有
    する曲折変形自在なケーシング2と、前記ケー
    シング2の一面2aに形成されたインキ吸出口
    4と、前記曲折部2cに設けられ締め方向にば
    ね作用を有する弾性部材8とを備え、前記弾性
    部材8は前記インキ吸出口4に遠い位置の前記
    曲折部2cに位置していることを特徴とするイ
    ンキ容器。 (2) 前記弾性部材8は、ほぼU字形をなしている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のインキ容器。 (3) 前記弾性部材8は、スプリングからなり、前
    記ケーシング2の両側に張設されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項記載のインキ容器。 (4) 前記インキ吸出口4は、前記一面2aのほぼ
    中央部に設けられていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項乃至第3項の何れか
    に記載のインキ容器。 (5) 前記各曲折部2b,2c,2d及び2eのう
    ち、一部の曲折部2b,2cは、前記一面2a
    の面と少なくとも平行な方向に形成されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項乃至第4項の何れかに記載のインキ容器。 (6) 前記一面2aを水平状態とし、前記ケーシン
    グ2を縦形として用いることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項乃至第5項の何れか
    に記載のインキ容器。 (7) 前記一面2aを垂直状態として、前記ケーシ
    ング2を横形として用いることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項乃至第5項の何れ
    かに記載のインキ容器。 (8) 前記ケーシング2は、内部のインキが吸い出
    された場合、ほぼH形となるように構成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項乃至第7項の何れかに記載の容器。 (9) 前記ケーシング2は、柔軟性のある樹脂材よ
    り構成されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項乃至第8項の何れかに記載
    のインキ容器。 (10) 前記ケーシング2は、柔軟性のある少なくと
    も紙、加工紙、紙と金属箔、加工紙と金属箔、
    紙と樹脂フイルム又は加工紙と樹脂フイルムの
    構成のうちのいずれかからなることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項乃至第9項の
    何れかに記載のインキ容器。 (11) 前記インキ吸出口4は前記ケーシング2と
    別体に構成したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項乃至第10項の何れかに記載の
    インキ容器。 (12) 前記インキ吸出口4は前記ケーシング2と
    一体に構成したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項乃至第10項の何れかに記載の
    インキ容器。 (13) 前記インキ吸出口4は金属よりなることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項乃至
    第11項の何れかに記載のインキ容器。
JP19700286U 1986-12-22 1986-12-22 Expired JPH0411818Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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