JPH04118164U - 噴水装置 - Google Patents

噴水装置

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JPH04118164U
JPH04118164U JP2840291U JP2840291U JPH04118164U JP H04118164 U JPH04118164 U JP H04118164U JP 2840291 U JP2840291 U JP 2840291U JP 2840291 U JP2840291 U JP 2840291U JP H04118164 U JPH04118164 U JP H04118164U
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JP
Japan
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fountain
water
nozzle
bell
shaped
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Application number
JP2840291U
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English (en)
Inventor
雅夫 坂井
伸幸 中島
Original Assignee
タキロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部が収束しない美麗なベル形の噴水膜を形
成し得る噴水装置を提供する。 【構成】 ノズル挿通孔6cと落水孔6eが設けられた
蓋体6を、送水ポンプ4が内臓された水槽2に被せ、送
水ポンプ4に接続された噴水ノズル5をノズル挿通孔6
cから上方に突出させると共に、通気溝11dが設けら
れたノズル固定部材11で噴水ノズル5を固定し、噴水
ノズル5上端からの水の噴流によって形成されるベル形
噴水膜12の内側空間13の圧力を、通気溝11dと水
槽内部空間14と落水孔6eを経て外側空間15に通じ
る通気路によって、外側空間15の圧力と同一に維持す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、略ベル形の噴水膜が形成されるように噴水ノズルから水を周囲に噴 流させる噴水装置(以下、ベル形噴水装置という)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベル形噴水装置は、図9に示すように噴水ノズル101を装置上面10 2より突設し、ノズル先端から水を周囲に噴流させて略ベル形の噴水膜103を 形成するものである。このようなベル形噴水装置では、略ベル形の噴水膜103 が途中で破れると美観を損なうため、装置上面102まで噴水膜103が破れな いように、水圧や水量を調節したり噴水ノズル101の先端噴出口の形状を改良 するなど、種々の工夫が行なわれいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のベル形噴水装置では噴水膜103の内側空間104と外 側空間105が噴水膜103で遮断されたまま噴流が続くため、内側空間104 の空気が徐々に脱気されて外側空間105よりも低圧状態となる。そのため、内 側空間104と外側空間105の圧力差で噴水膜103の下部が図示のように収 束して変則的なベル形となり、本来のベル形噴水膜の美観が得られないという問 題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題の解決を主たる目的としてなされたもので、略ベル形の噴水 膜が形成されるように噴水ノズルから水を周囲に噴流させるベル形噴水装置にお いて、噴水膜の内側空間と外側空間を連通させる通気路を形成したことを特徴と する。
【0005】
【作用】 本考案の噴水装置によれば、通気路を介してベル形噴水膜の内側空間と外側空 間が連通するため、内側空間と外側空間が同圧に維持される。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0007】 図1は本考案の一実施例にかかるベル形噴水装置の斜視図、図2は図1のA− B−C−D線断面図、図3は同噴水装置の分解斜視図、図4は同噴水装置の部分 断面図、図5及び図6はノズル固定部材の斜視図及び断面図、図7は噴水ノズル の断面図、図8は同噴水ノズルに組み込まれる脈動防止部材の斜視図である。
【0008】 この実施例は、本出願人が先に出願した組立式のベル形噴水装置に本考案を適 用したもので、図1〜図3において1は井桁状に枠組みされた木枠を示しており 、その内側には角形の水槽2が嵌め込まれている。木枠1の大きさは、一辺の長 さが100cm程度、高さが30cm程度であり、水槽2の大きさは、一辺の長 さが80cm程度、高さが30cm程度である。水槽2の材質はFRP、合成樹 脂、金属など成形可能なものであればよいが、持ち運びや組立作業の容易さ、強 度等を考慮すればFRPが最も好ましい。
【0009】 水槽2の一つのコーナには凹入部2aが形成され、この凹入部2aにはバルブ 付き排水口2bが設けられている。そして、この水槽2の内部中央には、内側に フィルター3aを有するポンプ収容筒3が設置され、その内部に送水ポンプ4が 収容されている。このポンプ収容筒3には略円錐状の蓋3bが被せられ、噴水ノ ズル5がこの蓋3bの中心孔を貫通して送水ポンプ4に接続されている。また、 この水槽2の上端開口縁には蓋受け段部2cが形成され、水槽2を覆う正方形の 蓋体6が該蓋受け段部2cによって前後左右に位置ずれしないように支持されて いる。
【0010】 この蓋体6は前記水槽2と同様の材質から成るもので、蓋体周囲には漏水防止 用の立上がり璧6aが形成されている。そして、図3に示すように、蓋体6の中 央部分には略正方形の凸面部6bが形成され、その中心にノズル挿通孔6cが穿 孔されている。また四隅には凸面部6bより一段高い鉤形の凸段部6dが形成さ れ、これら凸段部6d相互間の凹面部には合計四つの落水孔6eと一つのゲージ 挿入孔6fが穿孔されている。
【0011】 上記蓋体6の凸面部6bには、天然の大理石等を帯板状に加工した4枚の化粧 用石板7aと、三角板状に加工した4枚の化粧用石板7bが略正方形に組合わさ れて載置されており、更に四隅の凸段部6dには、天然石を略四角板状に加工し た4枚の石板8が載置されている。この石板8は鉢植え植物を置くグリーンステ ージとして使用されるもので、凸段部6dの周囲に形成された位置決め用凸条6 gにより前後左右に移動しないよう位置決めされている。また、上記蓋体6の落 水孔6eには、多数のパンチング孔を開けた透水皿9が嵌着されており、更にゲ ージ挿入孔6fには、水槽2内部の水位を調べるレベルゲージ10が挿入されて いる。
【0012】 前記の噴水ノズル5は蓋体6のノズル挿通孔6cを貫いて上方に突出し、ノズ ル固定部材11で固定されている。この噴水ノズル5は、図7に示すように、円 筒状のノズル本体5aの内部に十字形の整流板5bと脈動防止部材5cを上下に 間隔をあけて挿入、溶接したもので、ノズル本体5aの下端には送水ポンプ4へ の接続口5dが設けられている。そして、整流板5bの中心棒5eの上端螺子部 には、円板状のノズルヘッド5fと螺子キャップ5gが螺合され、これらを回転 すると、ノズル本体5aの上端とノズルヘッド5fのテーパ付き下面との隙間が 変化してベル形噴水膜の厚みを調節できるようになっている。また、脈動防止部 材5cは、図7及び図8に示すように、下部が縮径されたテーパ付きの短筒5h とその下方の球面板5iとを周囲の4枚のブレード5jにより連結一体化したも ので、送水ポンプからノズル本体5a内部へ送り込まれた脈動状態の水が球面板 5iに衝突して球面板5iとノズル本体5aの隙間からブレード5jの間を流れ 、短筒5hのテーパ部に再び衝突して脈動が充分抑制された状態で該短筒5hを 通過するようになっている。
【0013】 この噴水ノズル5を固定するノズル固定部材11は、図4,図5及び図6に示 すように、方形鍔11aの上下にノズル保持筒11bと環状突起11cが一体的 に設けられたもので、保持筒11bの内面には複数(図では4つ)の通気溝11 dが形成されており、環状突起11cの内側には噴水ノズル5の外径より大きい 内径を有する凹窪11eが形成されている。しかして、このノズル固定部材11 は、その環状突起11cを蓋体6のノズル挿通孔6cに嵌め込むことによって移 動不能に取付けられ、そのノズル保持筒11bに噴水ノズル5が挿入されて保持 固定されている。
【0014】 上記のようにノズル保持筒11bの内面に通気溝11dを設けると、噴水膜1 2の内側空間13は該通気溝11dを介して水槽2の内部空間14と連通し、更 に透水皿9を嵌着した蓋体6の落水孔6eを経て噴水膜12の外側空間15と連 通するため、噴水膜12の内側空間13と外側空間15を結ぶ通気路が形成され ることになる。しかも、上記のように環状突起11cの内側に凹窪11eを設け ると、方形鍔11aと装飾用石板7aとの隙間や、環状突起11cとノズル挿通 孔6cとの隙間から水が蓋体2の裏面に浸入しても、この水が通気溝11dの下 端から入り込むのを凹窪11eが阻止するため、通気溝11dが詰まる心配はな くなり、噴水膜12の内側空間13と外側空間15が常に連通状態に維持される ことになる。
【0015】 以上のように構成された組立式のベル形噴水装置は、次の要領で誰でも簡単に 組立てることができる。まず、木枠1を枠組みして内側に水槽2を嵌め込み、水 槽2の内部中央にポンプ収容筒3を設置する。そして、このポンプ収容筒3に送 水ポンプ4を内臓して噴水ノズル5を接続し、該収容筒3の蓋3bを被せる。次 いで水槽2に蓋体6を被せてノズル挿通孔6cから噴水ノズル5を上方に突出さ せ、ノズル固定部材11で噴水ノズル5を固定する。そして、蓋体6の各落水孔 6eに透水皿9を嵌着すると共に、レベルゲージ10をゲージ挿入孔6fから水 槽2内へ挿入する。しかる後、蓋体6の凸面部6bに化粧用石板7a,7bを載 置し、四隅の凸段部6dにグリーンステージ用の石板8を載置して、該石板8の 上に好みの鉢植え植物を置き、更に玉石等を蓋体2の上に置いて美麗な噴水装置 を組立てる。
【0016】 尚、送水ポンプ4のコード(不図示)は、水槽2と蓋体6に形成したコード引 出し用の切欠部2d,6hから外部に引出してトランス16(図3を参照)に接 続し、水に漬かったり水滴がかからない場所に該トランス16を設置して電源コ ンセントに接続する。
【0017】 かくして噴水装置の組立が完了すると、レベルゲージ10の近くの透水皿9を 取り外し、その落水孔6eから給水ホースを差し込んで、レベルゲージ10の上 限目盛のところまで水槽2内に注水する。そして透水皿9を落水孔6eに嵌着し 、送水ポンプ4の電源を入れて作動させると、水槽2内の水は噴水ノズル5上端 から周囲に噴流してベル形の噴水膜12を形成し、落水孔6eの透水皿9を通っ て水槽2内へ戻される。その場合、噴水膜12の内側空間13と外側空間15が 通気路(通気溝11dと水槽2の内部空間14と透水皿9付きの落水孔6eとに よって形成される通気路)を介して連通し、同圧に維持されるため、従来のよう に圧力差で噴水膜12の下部が収束することはなく、美麗なベル形の噴水膜12 となる。また、噴水ノズル5内部の脈動防止部材5cによって水の脈動が防止さ れ、一定の水圧で噴水ノズル5上端から噴流するため、噴水膜12は安定し、途 中で破れることもない。
【0018】 以上、組立式のベル形噴水装置を例にとって本考案を詳述したが、本考案はか かる実施例に限定されるものではなく、従来より現場施工されている各種構造の ベル形噴水装置の全てについて適用可能なものである。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の噴水装置によれば噴水膜の下部が収 束せず、美麗なベル形の噴水膜が安定して形成されるといった顕著な効果が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるベル形噴水装置の斜
視図である。
【図2】図1のA−B−C−D線断面図である。
【図3】同噴水装置の分解斜視図である。
【図4】同噴水装置の部分断面図である。
【図5】ノズル固定部材の斜視図である。
【図6】同ノズル固定部材の断面図である。
【図7】噴水ノズルの断面図である。
【図8】同噴水ノズルに組み込まれる脈動防止部材の斜
視図である。
【図9】従来の噴水装置の部分説明図である。
【符号の説明】
5 噴水ノズル 12 噴水膜 13 内側空間 15 外側空間 11d 通気路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略ベル形の噴水膜が形成されるように噴水
    ノズルから水を周囲に噴流させる噴水装置において、上
    記噴水膜の内側空間と外側空間を連通させる通気路を形
    成したことを特徴とする噴水装置。
JP2840291U 1991-03-29 1991-03-29 噴水装置 Pending JPH04118164U (ja)

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JP2840291U JPH04118164U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 噴水装置

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JP2840291U JPH04118164U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 噴水装置

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JPH04118164U true JPH04118164U (ja) 1992-10-22

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ID=31912508

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JP2840291U Pending JPH04118164U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 噴水装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419839Y1 (ja) * 1965-03-15 1969-08-25
JPH0261469B2 (ja) * 1981-12-08 1990-12-20 Chugai Pharmaceutical Co Ltd

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419839Y1 (ja) * 1965-03-15 1969-08-25
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970722