JPH04118108A - 圧延材の蛇行制御装置 - Google Patents

圧延材の蛇行制御装置

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JPH04118108A
JPH04118108A JP2234053A JP23405390A JPH04118108A JP H04118108 A JPH04118108 A JP H04118108A JP 2234053 A JP2234053 A JP 2234053A JP 23405390 A JP23405390 A JP 23405390A JP H04118108 A JPH04118108 A JP H04118108A
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tension
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drive side
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章 野島
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/68Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、タンデム圧延機において圧延される圧延材の
蛇行制御装置に関する。
(従来の技術) 圧延材の蛇行制御装置として第3図に示すものが知られ
ている。第3図の蛇行制御装置は、圧延機2により圧延
され、そこから出て来た圧延材1の蛇行制御すなわち圧
延材1の流れの方向の偏りを矯正するための制御を行う
装置である。圧延機2の入口側にオペレータサイド張力
検出器3およびドライブサイド張力検出器4が配置され
ており、これらの雨検出器3および4により圧延機2に
噛み込まれる圧延材1のオペレータサイド張力T3およ
びドライブサイド張力T4が検出される。両眼力T お
よびT4の差すなわち張力偏差ΔT。
−”r3−T4 が減算器5によって算出される。
張力偏差ΔT、はその微小偏差範囲に対してデッドゾー
ン装置6によりデッドゾーンが付与された上でゲインに
の積算器7に入力される。
デッドゾーン装置6は、デッドゾーン処理前の張力偏差
を△T1、デッドゾーン処理後の張力偏差ヲ△T1デッ
ドゾーン上限値をTUL’デッドゾーン下限値をT L
L hすれば、デッドゾーン処理後の張力偏差△Tを次
の式によって演算する。
TUしく△T、   なら、 △T−△T t  T LIL     ・・・(1)
TLL≦△T、  ≦TUL  なら、△T−0・・・
(2) TjくTLL なら、 △T−△T:  ”LL     ・・・(3)積算器
7はデッドゾーン装置6から出力される張力偏差△Tを
、ゲインKをもって積算し、それを圧延材1の蛇行を矯
正するための圧下位置レベリング量(圧延機2のオペレ
ータサイド圧下位置とドライブサイド圧下位置との偏差
量)ΔLとして出力する。しかし、圧延機2の圧下位置
レベリング量には機械的な上限値と下限値が存在するた
め、積算器7から出力される圧下位置レベリング量ΔL
には絶対値リミット装置8により上下限リミット処理を
施し、それを制限された圧下位置レベリング量8Aとし
て出力する。減算器9において、オペレータサイド圧下
位置基準値設定器10によって設定されたオペレータサ
イド圧下位置基準値から、制限された圧下位置レベリン
グff18Aを減算することにより、レベリング量補正
後のオペレータサイド圧下位置基準値9Aが得られる。
同様に、加算器11において、ドライブサイド圧下位置
基準値設定器12によって設定されたドライブサイド圧
下位置基準値に、制限された圧下位置レベリング量8A
を加算することにより、レベリング量補正後のドライブ
サイド圧下位置基準値11Aが得られる。
オペレータサイド圧下位置基準値9Aによりオペレータ
サイド圧下位置制御装置13およびオペレータサイド圧
下駆動装置14を介して、圧延機2のオペレータサイド
圧下位置が制御される。同様に、ドライブサイド圧下位
置基準値11Aによりドライブサイド圧下位置制御装置
15およびドライブサイド圧下駆動装置16を介して、
圧延機2のドライブサイド圧下位置が制御される。
以上のように構成された蛇行制御装置においては、張力
検出器3によって検出されたオペレータサイド張力T3
が、張力検出器4によって検出されたドライブサイド張
力T4よりも大きいときは、圧延材1のオペレータサイ
ドの圧延による伸びがドライブサイドのそれよりも小さ
く、そのため圧延材1がオペレータサイドに蛇行(変位
)しているものと判断する。この蛇行を矯正するために
、一方ではレベリング量補正後のオペレータサイド圧下
位置基準値9Aを小さくする(即ち、オペレータサイド
の圧下量を大きくしてロールギヤ・ツブを小さくする)
と共に、他方ではレベリング量補正後のドライブサイド
圧下位置基準値11Aを大きくする(即ち、ドライブサ
イドの圧下量を小さくしてロールギャップを大きくする
)ことにより、圧延材1のオペレータサイドの伸びがド
ライブサイドの伸びと等しくなるまで、即ち、オペレー
タサイド張力T とドライブサイド張力T4とが等しく
なるまで、圧延機2に対する圧下制御が継続される。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の蛇行制御装置においては、圧延機2の入
口側における圧延材1のオペレータサイド張力T とド
ライブサイド張力T4との間の偏差、即ち、張力偏差△
T、がゼロになるように、張力偏差△T1を制御入力と
し、圧下位置レベリング量8Aを制御出力とする、1人
力/1出力りイブのフィードフォワード制御が行われる
。ところが、この張力制御の実行に伴ってオペレータサ
イド圧延荷重とドライブサイド圧延荷重との間の偏差が
大きくなってしまい、そのため圧延材1の板厚精度や断
面形状に悪影響を及はすことがあった。
したがって本発明の目的は、圧延材のオペレータサイド
とドライブサイドとの間に張力偏差が持続しても、圧延
機のオペレータサイドとドライブサイドとの間の圧延荷
重の偏差が過大とならないように、圧延材の板厚精度や
断面形状に悪影響を与えない範囲内で、最適な蛇行制御
を遂行できる圧延材の蛇行制御装置を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明による圧延材の蛇行制
御装置は、圧延機に噛み込まれる圧延材のオペレータサ
イド張力とドライブサイド張力との間の張力偏差を算出
する第1の演算手段と、圧延機のオペレータサイドの圧
延荷重とドライブサイドの圧延荷重との間の圧延荷重偏
差を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段によっ
て算出された張力偏差および第2の演算手段によって算
出された圧延荷重偏差に基づいて、圧延材の蛇行制御の
だめの圧延機の圧下位置レベリング量とその極性をファ
ジー推論の手法によって算出する第3の演算手段と、第
3の演算手段によって算出された圧下レベリング量およ
び極性に基づいて圧延機のオペレータサイドおよびドラ
イブサイドの圧下位置を個々に調整する手段とを備えた
ものである。
(作 用) 従来の蛇行制御装置が圧延材の板厚精度および断面形状
に悪影響を与えていた理由は、圧延材のオペレータサイ
ドとドライブサイドとの間の張力偏差をゼロにすること
だけを目的として圧延機の圧下位置レベリング量を操作
する1人力/1出力0)フィードフォワード制御系を構
成していたことにある。
そこで本発明においては、圧延機に噛み込まれる圧延材
のオペレータサイドとドライブサイドとの間に張力偏差
が生じた場合、その張力偏差が生じたときの圧延機のオ
ペレータサイドとドライブサイドの圧延荷重の偏差に応
じた圧下位置レベリング量をファジー制御の手法を用い
ることによって決定して蛇行制御を行う。
すなわち、本発明においては張力偏差の極性と圧延荷重
偏差の極性との組み合わせに関する以下に述べる(a)
〜(d)の場合を考慮する。
(a)  圧延材のオペレータサイド張力がドライブサ
イド張力より大きく、圧延機のオペレータサイド圧延荷
重がドライブサイド圧延荷重より大きい場合には、ファ
ジー制御の手法によって圧延機のオペレータサイドの圧
下位置を少し締め込む(圧延ギャップを小とする)よう
な圧下位置レベリング量を設定する。
(b)  圧延材のオペレータサイド張力がドライブサ
イド張力より大きく、圧延機のオペレータサイド圧延荷
重がドライブサイド圧延荷重より小さい場合には、ファ
ジー制御の手法によって圧延機のオペレータサイドの圧
下位置を大きく締め込むような圧下位置レベリング量を
設定する。
(c)  圧延材のオペレータサイド張力がドライブサ
イド張力より小さく、圧延機のオペレータサイド圧延荷
重がドライブサイド圧延荷重より大きい場合には、ファ
ジー制御の手法によって圧延機のドライブサイドの圧下
位置を大きく締め込むような圧下位置レベリング量を設
定する。
(d)  圧延材のオペレータサイド張力がドライブサ
イド張力より小さく、圧延機のオペレータサイド圧延荷
重がドライブサイド圧延荷重より小さい場合には、ファ
ジー制御の手法によって圧延機のドライブサイドの圧下
位置を少し締め込むような圧下位置レベリング量を設定
する。
以上のように、圧延材のオペレータサイドとドライブサ
イドとの間の張力偏差、および圧延機のオペレータサイ
ドとドライブサイドとの間の圧延荷重偏差に基づき、フ
ァジー制御の手法を用いることによって最適な圧下レベ
リング量を求めることにより、圧延材の板厚精度や断面
形状に悪影響を及ぼさない最適な蛇行制御を遂行し得る
圧延材の蛇行制御装置を提供することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は本発明の蛇行制御装置の一実施例を示すもので
ある。第1図に示す蛇行制御装置において、符号1〜6
および符号8〜16で示されている部分は第3図の装置
に同一符号で示されている部分と同一ないしは対応する
ものである。圧延機2に噛み込まれる圧延材1のオペレ
ータサイド張力T およびドライブサイド張力T4がそ
れぞれオペレータサイド張力検出器3およびドライブサ
イド張力検出器4により検出される。両張力検出器3お
よび4によって検出された両張力T3およびT の差す
なわち張力偏差ΔT s −T s  T 4を減算器
5が算出する。張力偏差ΔT、はその微小偏差範囲に対
してデッドゾーン装置6によりデッドゾーンが付与され
、その出力信号△Tがファジー推論装置17の第1の入
力端子に入力される。デッドゾーン装置6は、張力偏差
△T、に対して前掲の(1)〜(3)式に従ってデッド
ゾーン処理を行い、デッドゾーン処理された張力偏差△
Tを出力する。
圧延機2に付設されたオペレータサイド圧延荷重検出器
18およびドライブサイド圧延荷重検出器19により、
圧延機2のオペレータサイド圧延荷重P18およびドラ
イブサイド圧延荷重P19が検出される。両圧延荷重P
18”l−の偏差すなわち圧延荷重偏差ΔPi ””1
8−Pi9が減算器20により算出される。圧延荷重偏
差ΔP、はその微小偏差範囲に対してデッドゾーン装置
21によりデッドゾーンが付与され、その出力信号ΔP
がファジー推論装置17の第2の入力端子に入力される
デッドゾーン装置21は、デッドゾーン処理前の圧延荷
重偏差を△P1、デッドゾーン上限値をP  デッドゾ
ーン下限値をPLLとすれば、デツULゝ ドゾーン処理後の圧延荷重偏差ΔPを次式によって演算
する。
P vL<ΔP1  なら、 △P−△Pi−PUL    ・・・(4)PLL≦△
P、≦PUL なら、 △P−0・・・(5) PiくPLL なら、 △P−△Pi −PLL     ・・・(6)ファジ
ー推論装置17は、デッドゾーン処理後の張力偏差△T
およびデッドゾーン処理後の圧延荷重偏差ΔPに基づき
、ファジー推論の手法によって圧延機2の圧下位置レベ
リング量△Lを算出する。なお、ファジー推論装置17
によるファジー推論の手法の詳細については後述する。
ファジー推論装置17によって算出された圧下レベリン
グ量△Lは上下限リミット装置8により上下限リミット
処理を施され、ここから上下限リミットされた圧下位置
レベリング量8Aとして出力される。
このようにして求められた圧下レベリング量8Aは圧延
機2に対する圧下位置基準を修正するために用いられる
。すなわち、一方では、オペレータサイド圧下位置基準
値設定器10によって設定されたオペレータサイド圧下
位置基準値10Aから減算器9により圧下レベリング量
8Aを減算することにより修正されたオペレータサイド
圧下位置基準9A (−10A−8A)が形成され、他
方では、ドライブサイド圧下位置基準値設定器12によ
り設定されたドライブサイド圧下位置基準値12Aに加
算器11により圧下レベリング量8Aを加算することに
より修正されたドライブサイド圧下位置基準11A (
−12A+8A)が形成される。
オペレータサイド圧下位置基準9Aに従いオペレータサ
イド圧下位置制御装置13および圧下駆動装置14を介
して圧延機2のオペレータサイド圧下位置が制御される
。同様にドライブサイド圧下位置基準11Aに従いドラ
イブサイド圧下位置制御装置15および圧下駆動装置1
6を介して圧延機2のドライブサイド圧下位置が制御さ
れる。
次−に第1図の装置におけるファジー推論装置17によ
って行われるファジー推論の手法について説明する。
ファジー推論装置17に適用されるファジー制御規則と
メンバーシップ関数を第2図に示す。第2図に示す符号
A1□” 12” 2□” 22” 3□。
A32・A41・A42・B1・ B2・ B3および
B4はそれぞれメンバーシップ関数を表わしており、又
、符号R1,R2,R3およびR4はそれぞれファジー
制御規則を表わしている。ここでは、MIN演算法を用
いる推論方法を適用するものとして説明を進める。
さて、推論のための入力(前提)は張力偏差ΔTと圧延
荷重偏差ΔPであり、出力(結論)は圧延機2の圧下位
置レベリング量ΔLであり、入力(前提)と出力(結論
)を結びつけるものがファジー制御規則RRRおよびR
4であ 1 °   2゛3 る。いま、張力偏差△Tの特定の値を△T1、圧延荷重
偏差△Pの特定の値を△P1、圧下位置レベリング量Δ
Lの特定の値を△L1とする。
(前提): △T−△T かつ△P−△Plで■ ある。(ファジー制御規則) R1:もし△T ”” A 11で△P−A I 2な
らば、△L−B、である。
R2:もし△T−A21でΔF ”” A 22ならば
、△L−B2である。
R3:もし△T−A a 1で△P−A 32ならば、
△L−B3である。
R4:もし△T−A 4 tで△P−A 42ならば、
△L−84である。
(結論): △L−△L1である。
次に上述したファジー制御規則とメンバーシップ関数に
ついて説明する。
(a)  ファジー制御規則R1 メンバーシップ関数A11はオペレータサイド張力T3
がドライブサイド張力T4より大きい度合を示すもので
あって、横軸は張力偏差ΔT(−T3−T4)を示して
おり、縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数A12はオペレータサイド圧延荷重
P18かドライブサイド圧延荷重P1゜より大きいとき
に、オペレータサイド圧延荷重を可変できる度合を示し
ており、横軸は圧延荷重偏差ΔP(= B18  ’ 
19)を、また、縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数B1は、圧延機2のオペレータサイ
ドの圧下位置を少し締め込むような圧下位置レベリング
量を設定するためのメンバーシップ関数である。
メンバーシップ関数Allの、ある値の張力偏差△T−
△Tlに対する適合度と、メンバーシップ関数A1□の
ある値の圧延荷重偏差△P−△P1に対する適合度とを
比較し、より小さい方の適合度のところでメンバーシッ
プ関数B、をカットする。
カットされたメンバーシップ関数B1の図形の重心の△
L座標がファジー制御規則R1によって推論される圧延
機2の圧下位置レベリング量 △L(オペレータサイド
の圧下位置を締め込む方向を正とする)となる。
(b)  ファジー制御規則R2 メンバーシップ関数A21はオペレータサイド張力T3
がドライブサイド張力T4より大きい度合を示しており
、横軸は張力偏差ΔT (−T3T4)を示しており、
縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数A22は、ドライブサイド圧延荷重
P19がオペレータサイド圧延荷重P18より大きいと
きに、オペレータサイド圧延荷重を可変できる適合を示
す。横軸は、圧延荷重偏差ΔP”18  ’19)を示
しており、縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数B2は、圧延機2のオペレータサイ
ドの圧下位置を大きく締め込むような圧下位置レベリン
グ量を設定するためのメンバーシップ関数である。
メンバーシップ関数A21のある値の張力偏差△T−△
T1に対する適合度と、メンバーシップ関数A22のあ
る値の圧延荷重偏差△P−△P1に対する適合度とを比
較し、より小さい方の適合度のところでメンバーシップ
関数B2をカットする。
カットされたメンバーシップ関数B2の図形の重心の△
L座標がファジー制御規則R2によって推論される圧延
機2の圧下位置レベリング量 △L(オペレータサイド
の圧下位置を締め込む方向を正とする)となる。
(c)  ファジー制御規則R3 メンバーシップ関数A31は、ドライブサイド張力T 
がオペレータサイド張力T3より大きい度合を示す。横
軸は、張力偏差ΔT (−T3−T4)を示しており、
縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数A32は、オペレータサイド圧延荷
重P18がドライブサイド圧延荷重P19より大きいと
きに、ドライブサイド圧延荷重を可変できる度合を示す
。横軸は、圧延荷重偏差ΔP (−P18−Pl、)を
示しており、縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数B3は、圧延機2のドライブサイド
の圧下位置を大きく締め込むような圧下位置レベリング
量を設定するためのメンバーシップ関数である。
メンバーシップ関数A31の、ある値の張力偏差△T−
△T1に対する適合度と、メンバーシップ関数A3□の
ある値の圧延荷重偏差△P−△P1に対する適合度とを
比較し、より小さい方の適合度のところでメンバーシッ
プ関数83をカットする。
カットされたメンバーシップ関数B3の図形の重心の△
L座標がファジー制御規則R3によって推論される圧延
機2の圧下位置レベリング量△L(オペレータサイドの
圧下位置を締め込む方向を正とする)となる。
(d)  ファジー制御規則R4 メンバーシップ関数A41は、ドライブサイド張力T 
かオペレータサイド張力T3より大きい度合を示す。横
軸は張力偏差ΔT (−T3−T4)を示しており、縦
軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数A42は、−ドライブサイド圧延荷
重P がオペレータサイド圧延荷重P18より大きいと
きに、ドライブサイド圧延荷重を可変できる度合を示す
。横軸は、圧延荷重偏差△P(−P18−P19)を示
しており、縦軸は適合度を示している。
メンバーシップ関数84は、圧延機2のドライブサイド
の圧下位置を少し締め込むような圧下位置レベリング量
を設定するためのメンバーシップ関数である。
メンバーシップ関数A41の、ある値の張力偏差△T−
△T1に対する適合度と、メンバーシップ関数A4゜の
ある値の圧延荷重偏差△P−△P1に対する適合度とを
比較し、より小さい方のところでメンバーシップ関数8
4をカットする。カットされたメンバーシップ関数B4
の図形の重心Qの△L座標がファジー制御規則R4によ
って推論される圧延機2の圧下位置レベリング量△L(
オペレータサイドの圧下位置を締め込む方向を正とする
)となる。
ファジー制御規則Rt 、R2、R3,R4によりカッ
トされた圧下位置レベリング量△Lを意味するメンバー
シップ関数B、、B2.B3.B4を重ね合わせること
により作成される新たなメンバーシップ関数Boの図形
の重心Qの△L座標がファジー制御規則RRRRによ 1’  2′  3′4 り推論された圧延機2の圧下位置レベリング量△Lの設
定値となる。
第2図に基づいて、張力偏差△Tが△T−△T で且つ
圧延荷重偏差△Pが△P−△P1であるときに、圧下位
置レベリング量△L1を求める過程を説明する。
(e)  ファジー制御規則R1による推論△T−△T
1であるとき、メンバーシップ関数A により求められ
る適合度はω1である。
△P−△PIであるとき、メンバーシップ関数A によ
り求められる適合度はω2である。
この例では、ω1くω2であるため、メンバーシップ関
数B1は適合度ω1のところでカットされるので、メン
バーシップ関数81のハツチング部分が、ファジー制御
規則R1により推論される圧下位置レベリング量△Lを
意味するメンバーシップ関数となる。
(f)  ファジー制御規則R2による推論△T−△T
1であるとき、メンバーシップ関数A2□により求めら
れる適合度はω3である。
△P−△P1であるとき、メンバーシップ関数A22に
より求められる適合度はω4である。
この例では、ω4くω3であるため、メンバーシップ関
数82は適合度ω4のところでカットされるので、メン
バーシップ関数82のハツチング部分がファジー制御規
則R2により推論される圧下位置レベリング量△Lを意
味するメンバーシップ関数となる。
(g)  ファジー制御R3による推論△T−△T1で
あるとき、メンバーシップ関数A31により求められる
適合度はゼロである。したかって、ファジー制御規則R
3により推論される圧下位置レベリング量ΔLを意味す
るメンバーシップ関数は存在しない。
(h)  ファジー制御R4による推論△T−△T1で
あるとき、メンバーシップ関数A4□により求められる
適合度はゼロである。したがって、ファジー制御規則R
4により推論される圧下位置レベリング量を意味するメ
ンバーシップ関数は存在しない。
したがって、以上の例では、ファジー制御規則R1によ
り推論された圧下位置レベリング量△Lを意味するメン
バーシップ関数81のハツチング部分と、ファジー制御
規則R2により推論された圧下位置レベリング量△Lを
意味するメンバーシップ関数B2のハツチング部分とを
重ね合わせることにより作成されたメンバーシップ関数
Boの図形の重心Qの△L座標が、張力偏差△Tか、△
T−△T1で、圧延荷重偏差△Pか、△P−△P1であ
るときの、圧延材1の蛇行を矯正するための圧延機2の
圧下位置レベリング量△Lの設定値となる。
本発明は以上述べた特定の実施例に限定されることはな
く、次のような変形例をもって実施することもできる。
(1)  第2図に示すメンバーシップ関数A1□。
Al1” 21” 22” 31” 32” 41” 
42’B、、B2.B3.B4は、本発明をプラントに
適用する際にその都度調整するものであり、第2図のメ
ンバーシップ関数の形状については適宜に変更して実施
することができる。
(2)  第2図のメンバーシップ関数A11” 21
’A3□、A4、は張力偏差を意味するものであるが、
その数については本発明をプラントに適用するに際して
、場合分けをもっと細かくすることにより、適宜追加す
ることができる。
(3)  同様に第2図のメンバーシップ関数A12゜
A2゜” 32” 42は圧延荷重偏差を意味するもの
であるが、その数については本発明をプラントに適用す
るに際して、場合分けをもっと細かくすることにより、
適宜追加することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、圧延機入側における
圧延材のオペレータサイドおよびドライブサイド間の張
力偏差と、オペレータサイドおよびドライブサイド間の
圧延荷重偏差とから、その時の蛇行を矯正するために必
要かつ最適な圧下位置レベリング量をファジー推論の手
法によって求めて制御することにより、圧延材の板厚精
度や断面形状に悪影響を及はすことなく、圧延材の蛇行
を最適に矯正しうるフィードフォワードによる蛇行制御
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による圧延材の蛇行制御装置に一実施例
を示すブロック図、第2図は第1図の蛇行制御装置にお
けるファジー推論部分の作用を説明するための図、第3
図は従来の圧延材の蛇行制御装置を示すブロック図であ
る。 1・・・圧延材、2・・・圧延機、3・・・オペレータ
サイド張力検出器、4・・・ドライブサイド張力検出器
、5、 9. 20・・・減算器、10・・・オペレー
タサイド圧下位置基準値設定器、11・・・加算器、1
2・・・ドライブサイド圧下位置基準値設定器、13.
15・・・圧下位置制御装置、14・・・オペレータサ
イド圧下駆動装置、16・・・ドライブサイド圧下駆動
装置、17・・・ファジー推論装置、18・・・オペレ
ータサイド圧延荷重検出器、19・・・ドライブサイド
圧延荷重検出器。 出願人代理人  佐  藤  −雄 気1 図 ΔL1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 圧延機に噛み込まれる圧延材のオペレータサイド張力お
    よびドライブサイド張力を検出する張力検出手段と、 前記圧延機のオペレータサイド圧延荷重およびドライブ
    サイド圧延荷重を検出する圧延荷重検出手段と、 前記張力検出手段によって検出されたオペレータサイド
    張力とドライブサイド張力との間の張力偏差を算出する
    第1の演算手段と、 前記圧延荷重検出手段によって検出されたオペレータサ
    イド圧延荷重とドライブサイド圧延荷重との間の圧延荷
    重偏差を算出する第2の演算手段と、 前記第1の演算手段によって算出された張力偏差および
    前記第2の演算手段によって算出された圧延荷重偏差に
    基づいて、前記圧延材の蛇行制御のための前記圧延機の
    圧下位置レベリング量とその極性をファジー推論の手法
    によって算出する第3の演算手段と、 前記第3の演算手段によって算出された圧下位置レベリ
    ング量および極性に基づいて前記圧延機のオペレータサ
    イドおよびドライブサイドの圧下位置を個々に調整する
    手段と を備えた圧延材の蛇行制御装置。
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