JPH04117381A - 縮合複素環化合物,その製造法,用途及び中間体 - Google Patents

縮合複素環化合物,その製造法,用途及び中間体

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JPH04117381A
JPH04117381A JP41338890A JP41338890A JPH04117381A JP H04117381 A JPH04117381 A JP H04117381A JP 41338890 A JP41338890 A JP 41338890A JP 41338890 A JP41338890 A JP 41338890A JP H04117381 A JPH04117381 A JP H04117381A
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JP
Japan
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group
compound
reaction
acid
substituent
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JP41338890A
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Inventor
Hiroshi Akimoto
秋元 浩
Takenori Tobitaka
武憲 飛高
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は抗腫瘍剤として有用な新規縮合複素環化合物な
らびにその製造法に関する。 [0002]
【従来の技術】
葉酸およびその関連化合物は、生体内におけるギ酸やホ
ルムアルデヒドなどに由来する01単位の運搬体として
、核酸生合成系、アミノ酸・ペプチド代謝系およびメタ
ン生成系などの各種酵素反応の補酵素の役割を担ってい
る。特に、核酸生合成系においては、2つの経路すなわ
ちプリン合成系並びにチミジン合成系における01単位
の代謝・転移反応に必須である。通常、葉酸がその生物
活性を発揮するためには、2段階に還元を受は活性補酵
素型に変換されなくてはならない。その第2段階を支配
する酵素(ジヒドロ葉酸還元酵素)と強く結合し、ジヒ
ドロ葉酸からテトラヒドロ葉酸への還元を抑制する薬物
としてアメソプテリン(メントレキサー):MTX)お
よびその周辺化合物が知られている。これら薬物はDN
A合成に障害を与え、結果として細胞死を招来するため
、抗腫瘍剤として開発され臨床的に重要な地位を占めて
いる。さらに、ジヒドロ葉酸還元酵素阻害とは異なる作
用機序の葉酸拮抗剤、即ち、プリン生合成系の初期段階
に関与するグリシンアミド・リボヌクレオチド・トラン
スホルミラーゼ阻害を主作用機序とするテトラヒドロア
ミノプテリン系抗腫瘍剤(5,10−ジブアザ−5,6
,7゜8−テトラヒドロアミノプテリン:DDATHF
)  〔ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリ
イ(Journal of Medicinal Ch
emistry )28 、 914 (1985)〕
あるいは〕2−デオキシウリジルからチミジル酸への変
換に関与するチミジル酸シンセターゼ阻害を主作用機序
とするキナゾリン系抗腫瘍剤(2−デスアミノ−2−メ
チル−10−プロパルギル−5,8−デイデアザフォー
レート:DMPDDF)Cブリティシュ・ジャーナル・
オブ・キャンサー(British Journal 
of Cancer)  58. 241 (1988
) 〕などが報告されている。一方、これら6員環と6
員環との縮合環を基本骨格とする葉酸拮抗剤以外にも、
6員環と5員環との縮合環であるピロロ[2,3−d、
Iピリミジン骨格を有する化合物に抗腫瘍活性の存在す
ることが報告されている。しかしながら、このピロロ〔
2゜3−d〕ピリミジン化合物はC2位に無置換アミノ
基を有することが必須条件として記載されている〔特願
平0l−72235)。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】
現在、癌の治療分野において特に要望されていることは
、癌細胞に対して高選択毒性を示しかつ優れた治療効果
を有する新しい作用機序に基づく薬剤の創製である。ジ
ヒドロ葉酸還元酵素の阻害を主作用機序としたMTXは
、現在、臨床で広く使用されているカミ比較的毒性が強
くかつ固形癌に対してあまり効果がないなど、充分満足
すべき治療効果を挙げていない。 [0004]
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記事情に鑑み鋭意研究を積み重ねた結
果、新規縮合複素環化合物が葉酸およびその関連化合物
の関与する1つ以上の生合成経路を阻害し、各種腫瘍細
胞に対し高い選択毒性を示すとともに優れた抗腫瘍作用
を有することを見い出し本発明を完成した。 [0005] すなわち本発明は、 (1)一般式
【4】 〔式中、A環は水素化されていてもよいピロール環を、
−B−は置換基を有していてもよい2価の環状または鎖
状基を、Q およびQ2は一方がNを他方がNまたはC
Hを、Wは水素原子、ハロゲン原子、または炭素、窒素
、酸素もしくは硫黄原子を介する基(但しアミノ基を含
まない)を、Xはアミノ基、ヒドロキシル基またはメル
カプト基を、Yは水素原子、ヒドロキシル基またはアミ
ノ基を、Zはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素原
子、またはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素原子
と置換基を有していてもよい1個のへテロ原子とから構
成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価の基を、−
COOR1および一〇〇OR2は同一または異なってエ
ステル化されていてもよいカルボキシル基をそれぞれ示
す。〕で表される化合物またはその塩、(2)一般式
【化51 X 〔式中、A環は水素化されていてもよいピロール環を、
−B−は置換基を有していてもよい2価の環状または鎖
状基を、QlおよびQ2は一方がNを他方がNまたはC
Hを、Wは水素原子、ハロゲン原子、または炭素、窒素
、酸素もしくは硫黄原子を介する基(但しアミノ基を含
まない)を、Xはアミノ基、ヒドロキシル基またはメル
カプト基を、Yは水素原子、ヒドロキシル基またはアミ
ン基を、Zはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素原
子、またはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素原子
と置換基を有していてもよい1個のへテロ原子とから構
成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価の基をそれ
ぞれ示す。〕で表される化合物またはそのカルボキシル
基における反応性誘導体と、一般式〔式中、−C○○R
1および−COOR2は同一または異なってエステル化
されていてもよいカルボキシル基を示す。〕で表される
化合物とを反応させることを特徴とする前記第(1)項
記載の化合物(I)またはその塩の製造法、[0006
] (3)前記第(1)項記載の化合物(I)またはその塩
を含有する抗腫瘍性組成物および (4)一般式 【化6】 X 〔式中、A環は水素化されていてもよいピロール環を、
−B−は置換基を有していてもよい2価の環状または鎖
状基を、QlおよびQ2は一方がNを他方がNまたはC
Hを、Wは水素原子、ハロゲン原子、または炭素、窒素
、酸素もしくは硫黄原子を介する基(但しアミノ基を含
まない)を、Xはアミノ基、ヒドロキシル基またはメル
カプト基を、Yは水素原子、ヒドロキシル基またはアミ
ノ基を、Zはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素原
子、またはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素原子
と置換基を有していてもよい1個のへテロ原子とから構
成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価の基を、−
COOR3はエステル化されていてもよいカルボキシル
基をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはその塩に
関するものである。 [0007] 上記式中、QlがNでXがアミノ基、ヒドロキシル基ま
たはメルカプト基の場合、およびYがヒドロキシル基ま
たはアミノ基の場合化合物(I)  (II)および(
TV)はその互変異性体との平衡混合物として存在する
ことが出来る。下記に、互変異性可能な部分構造式を掲
げ、それらの間の平衡関係を示す。
【化71 X=NH2 ! H ! H X=NH,0 表示の便宜上、本明細書全般にわたって、アミノ型、ヒ
ドロキシル型およびメルカプト型が記載されそれに相当
する命名法が採用されているが、いずれの場合において
も互変異性体であるイミノ型、オキソ型およびチオキソ
型をも含むものとする。 また、本発明化合物(I)には複数の不整中心の存在が
可能であるが、グルタミン酸に由来する側鎖の不整炭素
原子の絶対配置がS (L)である以外、その他の不整
中心の絶対配置はS、R1あるいはR3の混合物いずれ
であってもよい。この場合、複数のジアステレオアイソ
マーが存在するが必要とあれば通常の分離精製手段によ
り容易に分離することが出来る。 [0008] このようにして分離することが出来る上記総てのジアス
テレオアイソマーは本発明の範囲内に属する。 [0009] 上記式中、A環で示される水素化されていてもよいピロ
ール環としては、たとえばピロール環およびピロリン環
が挙げられる。 [0010] −B−で示される置換基を有していてもよい2価の環状
基における2価の環状基としては、2価の5または6員
環状炭化水素基あるいはへテロ原子(例、N。 0、S)を環中に1ないし3個含んでいる複素環基が好
ましく、2個の結合手は環中の隣合わない位置から出て
いるのが好ましい。−B−で示される該2価の5員環状
炭化水素又は複素環基の例としては、1,3−または3
,5−シクロペンタジェン−1,3−イレン、シクロペ
ンテン−(1,3−1,4−あるいは35−)イレン、
シクロペンタン−1,3−イレン、チオフェン−(2,
4−2,5−あるいは3.4−)イレン、フラン−(2
,4−2,5−あるいは34−)イレン、ピロール−(
1,3−12,4−2,5−あるいは3.4−)イレン
、チアゾール−(2,4−または2.5−)イレン、イ
ミダゾール−(1,4−2,4−あるいは2.5−)イ
レン、チアジアゾール−2,5−イレンあるいはそれら
の部分還元型もしくは完全還元型化合物等が挙げられ、
該2価の6員環状炭化水素又は複素環基の例としては、
フェニル−(1,3−または14−)イレン、シクロヘ
キサン−(1,3−または1. 4−)イレン、シクロ
ヘキセン−(1,3−1,4−1,5−3,5−あるい
は3.6−)イレン、1.3−シクロヘキサンエン−(
1,3−1,4−1,5−2,4−2,5−あるいは2
.6−)イレン、1.4−シクロへキサジェンー(1,
31,4−あるいは1.5−)イレン、ピリジン−(2
,4−2,5−26−あるいは3.5−)イレン、ピラ
ン−(2,4−2,5−2,6−3,5−3,6−ある
いは4.6−)イレン、ピラチン−(2,5−または2
6−)イレン、ピリミジン−(2,4−または2.5−
)イレン、ピリジチン−3,5−イレンあるいはそれら
の部分還元型もしくは完全還元型化合物等が挙げられる
。特に、−B−で示される2価の環状基としては、フェ
ニル−1,4−イレンおよびチオフェン−2,5−イレ
ンなどが好ましい。−B−で示される置換基を有してい
てもよい2価の鎖状基としては2個の結合手を有する炭
素数2ないし4個の低級鎖状炭化水素基が好ましく、た
とえばエチレン、エテニレン、エチニレン、トリメチレ
ン、プロペニレン、プロビニレン、プロパジェニレン、
テトラメチレン、ブテニレン、ブテニレンあるいはブタ
ンジエニレンなどの02−4アルキレン、C2−4アル
ケニレン、C2−4アルキニレンが挙げられる。 [0011] −B−で示される2価の環状基または鎖状基は置換可能
な位置に1ないし2個の置換基を有していてもよい。該
置換基としては、例えば、炭素数1ないし3のアルキル
基(例、メチル、エチル、プロピル、1so−プロピル
基) 炭素数2または3のアルケニル基(例、ビニル、
1−メチルビニル、1−プロペニル、アリール、アレニ
ル基) 炭素数2または3のアルキニル基(例、エチニ
ル、1−プロピニル、プロパルギル基) C3−6シク
ロアルキル基(例、シクロプロピル基) ハロゲン(例
、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素) ヒドロキシル、C1
−3アルコキシ(例、メトキシ) ジー01−3アルキ
ルアミノ(例、ジメチルアミノ)ハロゲノ−Cアルキル
(例、トリフルオロメチル) オキソ、C1−3アシル
(例、ホルミル) Cアルコキシ−01−3アルキル(
例、メトキシメチル2−エトキシエチル)などが挙げら
れる。 [0012] Wで示されるハロゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素
もしくはヨウ素が挙げられる。 [0013] Wで示される炭素、窒素、酸素もしくは硫黄を介する基
は、アミノ基を含まないで、たとえば低級炭化水素基、
アリール基、5ないし6員の複素環基、シアノ基、カル
ボキシル基、カルバモイル基、ニトロ基、ヒドロキシル
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、5ないし6員の
複素環オキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基、5ないし6員の複素環チオ基、置換アミノ
基、アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、5ない
し6員の複素環カルボニルアミノ基、アルカノイルオキ
シ基、アロイルオキシ基あるいは5ないし6員の複素環
カルボニルオキシ基を包含する。 [0014] Wが低級炭化水素基である場合の例としては、炭素数1
ないし3のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル
、1so−プロピル基) 炭素数2または3のアルケニ
ル基(例、ビニル、1−メチルビニル、1−プロペニル
、アリール、アレニル基) 炭素数2または3のアルキ
ニル基(例、エチニル、1−プロピニルプロパギル基)
およびC3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル
基)などカミアリール基の場合の例としてはフェニル基
あるいはナフチル基などの06−10アリール基力飄 
5ないし6員の複素環基の場合の例としてはピロリル、
イミダゾリル、ピラゾリル、チエニル、フリル、チアゾ
リル、チアジアゾリル、オキサシリル、オキサジアゾリ
ル、ピリジル、ピラニル、ピラチニル、ピリミジニル、
ピリミジニルあるいはそれらの部分還元型もしくは完全
還元型、ジオキサニル、ピペリジノ、モルホリノ、N−
メチルピペラジニル、N−エチルピペラジニル、ジオキ
サニルなどが挙げられる。Wが低級炭化水素基、アリー
ル基および5ないし6員の複素環基である場合、それは
1ないし2個の置換基を有していてもよくかかる置換基
としては、たとえば、炭素数1ないし3のアルキル基(
例、メチル、エチル、プロピル、1so−プロピル基)
 炭素数2または3のアルケニル基(例、ビニル、1−
メチルビニル、1−プロペニル、アリール、アレニル基
)炭素数2または3のアルキニル基(例、エチニル、1
−プロピニル、プロパルギル基)またはC3−6シクロ
アルキル基(例、シクロプロピル基)などのほか、ハロ
ゲン(例、フッ素) ヒドロキシル、オキソ、C1−3
アルコキシ基(例、メトキシ) ジーC1−3アルキル
アミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ) ハ
ロゲノ−Cアルキル基(例、トリフルオロメチル) C
1−3アシル基(例、ホルミル) ヒドロキシ−C1−
4アルキル基(例、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシ
エチル) Cアルコキシ−01−4アルキル基(例、メ
トキシメチル、2−エトキシエチル)等が挙げられる。 Wがアルコキシ基、アルキルチオ基、アルカノイルアミ
ノ基およびアルカノイルオキシ基である場合、それらの
アルキル部分としては、上記のWが低級炭化水素基であ
る場合に例示されているC1−3アルキル基がそのまま
挙げられ、Wがアリールオキシ基、アリールチオ基、ア
ロイルアミノ基およびアロイルオキシ基のアリール部分
としてはフェニル基あるいはナフチル基などのC6−1
0アリール基が挙げられ、さらにWが5ないし6員の複
素環オキシ基、5ないし6員の複素環チオ基、5ないし
6員の複素環カルボニルアミノ基および5ないし6員の
複素環カルボニルオキシ基である場合、それらにおける
5ないし6員の複素環部分としては、上記Wが5ないし
6員の複素環基の場合に詳述されている基がそのまま挙
げられる。 [0015] Wが置換アミノ基である場合の例としてはモノ置換およ
びジ置換アミノ基が挙げられ、置換基部分としては前述
のWで示される低級炭化水素基、アリール基および5な
いし6員の複素環基がそのまま挙げられる。 −COOR−COORおよび−C00R3で示されるエ
ステル化されていてもよいカルボキシル基としては、炭
素数1ないし5の低級アルキル基、置換基(例、ニトロ
、C1−4アルコキシ)を有していてもよいベンジル基
または置換基(例、ニトロ、C1−4アルコキシ)を有
していてもよいフェニル基などによりエステル化された
カルボキシル基が挙げられる。該低級アルキル基として
は、たとえばメチル、エチル、プロピル、1so−プロ
ピル、n−ブチル、1so−ブチル、5ec−ブチル、
tert−ブチル、n−ペンチル、1so−ペンチル、
5ec−ペンチル、neo−ペンチル、tert−ペン
チルなど力板該置換基を有していてもよいベンジルとし
ては、ベンジル、ニトロベンジル、メトキシベンジルな
どが、また置換基を有していてもよいフェニルとしては
、フェニル、ニトロフェニル、メトキシフェニルなどが
挙げられる。 [0016] Zで示される置換基を有していてもよい炭素原子あるい
は置換基を有していてもよい炭素原子と置換基を有して
いてもよい1個のへテロ原子(窒素原子、酸素原子ある
いは硫黄原子)とから構成される原子数2ないし5個の
直鎖状の2価基において、炭素原子2ないし5個から構
成される直鎖状の2価基としてはたとえばエチレン、ト
リメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレンなどのC
2−5アルキレン基、たとえばビニレン、プロペニレン
、1−または2−ブテニレン、ブタジェニレン、1−ま
たは2−ペンテニレン、1,3−または1,4−ペンタ
メチレンなどのC2−5アルケニレン基、たとえばエチ
ニレン、1−または2−プロビニレン、■−または2−
ブテニレン、1−2−または3−ペンチニレンなどのC
2−5アルキニレン基が用いられ、置換基を有していて
もよい炭素原子と置換基を有していてもよい1個のへテ
ロ原子(窒素原子、酸素原子あるいは硫黄原子)とから
構成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価基として
は、たとえば式zl  z2  z3   c式中、Z
lおよびZ3は同一または異なって結合手または置換基
を有していてもよい炭素数1ないし4個の2価の低級炭
化水素基(但しZlと73の炭素数の合計は1ないし4
個である)を1、Z2は一〇−式−8(は水素原子また
は置換基を有していてもよい低級炭化水素基を示す。〕
を示す。 〕で表される基が用いられる。ZlおよびZ3で表され
る置換基を有していてもよい炭素数1ないし4個の2価
の低級炭化水素基としては、たとえばメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレンなどの01−4アル
キレン基、たとえばビニレン、プロベニリレン、1−ま
たは2−ブテニレン、ブタジェニレンなどのる置換基を
有していてもよい低級炭化水素基としては、炭素数1な
いし3のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、
1so−プロピル基) 炭素数2または3のアルケニル
基(例、ビニル、1−メチルビニル、1−プロペニル、
アリール、アレニル基) 炭素数2または3のアルキニ
ル基(例、エチニル、1−プロピニル、プロパルギル基
)およびC3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピ
ル基)などが挙げられる。Zで示される炭素原子2ない
し5個から構成される直鎖状の2価の基におけるそれぞ
れの炭素原子、Zで示される炭素原子と1個のへテロ原
子とから構成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価
の基におけるそれぞレノ炭素原子及びペテロ原子、Zl
 Z3およびR4の低級炭化水素基は、1ないし2個の
置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、た
とえば、炭素数1ないし3のアルキル基(例、メチル、
エチル、プロピル、1so−プロピル基) 炭素数2ま
たは3のアルケニル基(例、ビニル、1−メチルビニル
、1−プロペニル、アリール、アレニル基) 炭素数2
または3のアルキニル基(例、エチニル、1−プロピニ
ル、プロパルギル基)またはC3−6シクロアルキル基
(例、シクロプロピル基)などのほか、ハロゲン(例、
フッ素) ヒドロキシル、オキソ、Cアルコキシ基(例
、メトキシ) ジーC1−4アルキルアミノ基(例、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ) ハロゲノ−C1−4
アルキル基(例、トリフルオロメチル) Cアシル基(
例、ホルミル) ヒドロキシ−01−4アルキル(例、
ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル) C1−4
アルコキシ−01−4アルキル基(例、メトキシメチル
、2−エトキシエチル)等が挙げられる[0017] 次に、本発明化合物(I)またはその塩の製造法につい
て説明する。 [0018] 化合物(I)またはその塩は、式(III)で表される
グルタミン酸誘導体を式(II)で表されるカルボン酸
またはそのカルボキシル基における反応性誘導体でアシ
ル化することにより得られる。上記アシル化の手段とし
ては、たとえば化合物(III)をカルボジイミド類、
ジフェニルりん酸アジドあるいはシアノりん酸ジエチル
の存在下、化合物(II)またはその反応性誘導体でア
シル化する方法が挙げられる。化合物(III)の使用
量は、化合物(II)またはその反応性誘導体に対して
一般に約1−20モル当量であり、好ましくは約1−5
モル当量である。カルボジイミド類等は、化合物(II
)に対して、一般に約1−25モル当量、好ましくは約
1−5モル当量イ吏用すればよい。 [0019] 該カルボジイミド類としては、ジシクロへキシルカルボ
ジイミドが実用上好ましく、その他のカルボジイミド類
、たとえばジフェニルカルボジイミド、ジー〇−トリル
カルボジイミド、ジーp−)リルカルボジイミド、ジー
tert−ブチルカルボジイミド、1−シクロへキシル
−3−(2−モルホリノエチル)カルボジイミド、1−
シクロへキシル−3−(4−ジエチルアミノシクロヘキ
シル)カルボジイミド、1−エチル−3−(2−ジエチ
ルアミノプロピル)カルボジイミドおよび1−エチル−
3−(3−ジエチルアミノプロピル)カルボジイミドな
どを用いてもよい。本アシル化反応は、適宜の溶媒の存
在下に実施するのが好ましく、該溶媒としては、たとえ
ば、水、アルコール類(例、メタノール、エタノール)
 エーテル類(例、ジメチルエーテル、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグリム、ジ
グリム) ニトリル類(例、アセトニトリル) エステ
ル類(例、酢酸エチル) ハロゲン化炭化水素類(例、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素) 芳香族
炭化水素類(例、ベンゼン、トルエンキシレン) ケト
ン類(例、アセトン) ニトロメタン、ピリジン、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチ
ルホスホルアミド、スルホランまたはそれらの適宜の混
合溶媒などが使用される。本反応は、通常、pH約2な
いし14、好ましくはpH約6ないし9の範囲で、約−
10℃からその反応溶媒の沸点程度(約100℃まで)
 好ましくは約Oないし50℃の範囲の反応温度で、約
1ないし100時間反応させて実施し得る。反応液のp
Hは適宜、たとえば酸(例、塩酸、硫酸、燐酸、硝酸、
酢酸)、塩基(例、ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化バリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナト
リウム、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエ
タノールアミン、ピリジン)或は緩衝液(例、リン酸緩
衝液、ホウ酸緩衝液、酢酸緩衝液)などで必要に応じて
調整する。なお、反応は、アシル化を促進しうる触媒を
用いることによりさらに有利に進行させる事が出来る。 このような触媒としては、たとえば塩基触媒、酸触媒が
挙げられる。かかる塩基触媒としては、たとえば三級ア
ミン〔例、トリエチルアミンの如き脂肪族三級アミン;
ピリジン、αβ−またはτ−ピコリン、2,6−ルチジ
ン、4−ジメチルアミノピリジン4−(1−ピロリジニ
ル)ピリジン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリンの
如き芳香族三級アミン〕などが挙げられ、酸触媒として
は、たとえばルイス酸〔例、無水塩化亜鉛、無水塩化ア
ルミニウム(AlCl2 )  無水塩化第二鉄、四塩
化チタン(TiC14)、四塩化錫(SnC14)、五
塩化アンチモン、塩化コバルト、塩化第二銅、三フッ化
ホウ素エーテラート等〕などが挙げられる。上記触媒の
中でも、4−ジメチルアミノピリジンまたは4−(1−
ピロリジニル)ピリジンなどが好ましい場合が多い。触
媒の使用量は、アシル化を促進し得る触媒量程度がよく
、通常化合物(II)に対して約0.01−10モル当
量、好ましくは約0.1−1モル当量である。カルボン
酸(II)のカルボキシル基における反応性誘導体とし
てはたとえば、カルボン酸(II)の酸ハライド(例、
フルオライド、クロライド、ブロマイド、アイオダイド
) 酸無水物(例、無水ヨード酢酸、無水イソ酪酸)低
級モノアルキル炭酸エステル(例、モノメチル炭酸エス
テル、モノエチル炭酸エステル、モノプロピル炭酸エス
テル、モノ1SO−プロピル炭酸エステル、モノブチル
炭酸エステル、モノ1SO−ブチル炭酸エステル、モノ
5ec−ブチル炭酸エステル、モノtert−ブチル炭
酸エステル)との混酸無水物、活性エステル(例、シア
ノメチルエステル、エトキシカルボニルメチルエステル
、メトキシメチルエステル、フェニルエステル、0−ニ
トロフェニルエステル、p−ニトロフェニルエステル、
p−カルボメトキシフェニルエステル、p−シアノフェ
ニルエステル、フェニルチオエステル) 酸アチド、リ
ン酸ジエステル(例、ジメチルホスフェート、ジエチル
ホスフェート、ジベンジルホスフェート、ジフェニルホ
スフェート)との混酸無水物、亜リン酸ジエステル(例
、ジメチルホスファイト、ジエチルホスファイト、ジベ
ンジルホスファイト、ジフェニルホスファイト)との混
酸無水物なども挙げられる。この反応性誘導体を用いた
アシル化手段において、溶媒、触媒、及び反応温度など
は、前記カルボジイミド類等の存在下に行うアシル化の
場合と同様である。 [00201 なお、化合物(I)またはその塩のうち、−COOR1
および−COOR2がカルボキシ基である化合物(I−
1)またはその塩を製造する場合、化合物(II■)の
うち−COOR1および−C○○R2がエステル化され
たカルボキシ基である化合物を化合物(II)またはそ
のカルボキシ基における反応性誘導体と反応させた後、
自体公知の分解反応あるいは接触還元反応に付して脱エ
ステルするのが好ましい。該分解反応としては、たとえ
ば、塩基性条件下における加水分解反応(A法) 酸性
条件下における加水分解反応(B−1法) 酸性非水条
件下における分解反応(B−2法)などが挙げられる。 A法において用いられる塩基としては、たとえば、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム
ブトキシド、カリウムブトキシドなどの金属アルコキシ
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化バリウムなどの金属水酸化物、アンモニア、
トリエチルアミン、ピリジンなどのアミン類が挙げられ
、B−1法において用いられる酸としては、たとえば、
塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの鉱酸、ト
リフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、メタンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸、p−)ルエンスルホン酸、カンフ
ァースルホン酸などの有機酸が挙げられ、B−2法にお
いて用いられる酸(触媒)としては、たとえば、塩化水
素、臭化水素、過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの鉱
酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、メタンスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、
カンファースルホン酸などの有機酸、無水塩化亜鉛、無
水塩化アルミニウム(AIC14) 無水塩化第二鉄、
四塩化チタン(TiC14)  四塩化錫(SnC14
)  五塩化アンチモン、塩化コバルト、塩化第二銅、
三フッ化ホウ素エーテラートなどのルイス酸が挙げられ
る。分解反応は、いずれの場合も、適宜な溶媒中O℃か
らその溶媒の沸点、好ましくは10−80℃の範囲で、
30分間−2日間反応する事により行われる。反応溶媒
としては、A法およびB−1法の場合、たとえば、水、
アルコール類(例、メタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール、エチレングリコール、メトキシエタ
ノール、エトキシエタノール) エーテル類(例、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、モノグリム、ジグリム)
 ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、スルホランまたはそれらの適宜な混合物が使用さ
れ、B−2法の場合には、たとえば、酢酸エステル類(
例、酢酸エチル) エーテル類(例、ジメチルエーテル
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、モノグリム、ジグリム) ハロゲン化炭化水素類(例
、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素) ニト
リル類(例、アセトニトリル)芳香族炭化水素類(例、
ベンゼン、トルエン、キシレン) ニトロメタン、ピリ
ジンまたはそれらの適宜の混合溶媒が使用される。該接
触還元反応(C法)としては、適宜な溶媒を用いて約−
40℃からその反応溶媒の沸点、より好ましくは約0−
50℃の範囲の範囲温度で実施される。使用される溶媒
としては、水、アルコール類(例、メタノール、エタノ
ール、プロパツール、1so−プロパツール、ブチルア
ルコール、5ec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、エチレングリコール、メトキシエタノー
ル、エトキシエタノール) 酢酸エステル類(例、酢酸
メチル、酢酸エチル) エーテル類(例、ジメチルエー
テル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、モノグリム、ジグリム) 芳香族炭化水素類(例
、ベンゼン、トルエン、キシレン) ピリジン、ジメチ
ルホルムアミド、並びにそれらの適宜の混合溶媒が挙げ
られる。接触還元の触媒としては、例えば、パラジウム
、白金、ロジウム、ラネーニッケルなどが用いられる。 この際、微量の酢酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸な
どを添加すると反応を有利に進行させ得ることがある。 反応時間は、反応に支障のない限り限定されないカミ通
常20分〜30時間である。いずれの反応によって化合
物(■−1)へ誘導するかは−COORおよび−COO
R2の性質によっても異なるが、通常、−COORおよ
び−COOR2がメチル、エチル、プロピル、ブチル、
5ec−ブチル、フェニルあるいは置換フェニル基によ
りエステル化されたカルボキシル基のときはA法または
B−1法、−COORおよび−000R2が1so−プ
ロピルあるいはtert−ブチル基によりエステル化さ
れたカルボキシル基のときはB−2法、また、ベンジル
基あるいは置換ベンジル基によりエステ゛ル化されたカ
ルボキシル基のときはB−1法またはC法が有利に適用
される。なお、−COORおよび−COOR2が異なる
場合、上記A法、B−1法、B−2法およびC法を適宜
組み合わせればよい。 [0021] 次に原料化合物(式(II)において01=02−N)
の製造法について説明する。たとえば、次に示す反応工
程により製造し得る。 【化8】
【化91 (IIN−1) (IIN−2) [0022] 上記工程中、−B−R3X、YおよびZは前記と同意義
を有し、W′ はWで定義される基、たとえば水素原子
、低級炭化水素基、アリール基、5ないし6員の複素環
基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
、5ないし6員の複素環オキシ基、メルカプト基、アル
キルチオ基、アリールチオ基、5ないし6貝の複素環チ
オ基、置換アミノ基、アルカノイルアミノ基、アロイル
アミノ基あるいは5ないし6員の複素環カルボニルアミ
ノ基を、R4は式−COOR6で示されるエステル化さ
れたカルボキシル基を、R5はシアノ基または式−00
0R6で示されるエステル化されたカルボキシル基を、
Lはノ\ロゲン原子(例、塩素原子、臭素原子、ヨウ素
原子)またはヒドロキシル基から容易に誘導され得る脱
離可能な基(例、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼン
スルホニルオキシ基p−)ルエンスルホニルオキシ基、
トリフルオロメタンスルホニル基)を示す。式−COO
Rでボ’aれるエステル化されたカルボキシル基におけ
るR6としでは、炭素数1ないし4の低級アルキル(例
、メチル、エチル、プロピル、1sO−プロピル、ブチ
ル、5ec−ブチル、tert−ブチル、など)あるν
)はベンジルまたは置換ベンジル(例、p−ニトロベン
ジル、p−メトキシベンジル)などが挙げられる。 [0023] 以下、上記反応工程について詳しく説明する。 [0024] 第1工程 原料化合物(V)は、塩基性の条件下、マロノニトリル
あるいはシアノ酢酸エステル[NC−CHCOOR6;
R6は前記と同意義]との縮合反応に付すことにより化
合物(VI)へと変換することが出来る。使用する塩基
、溶媒、反応条件などは自体公知の方法が採用され得る
。 [0025] 第2工程 化合物(VI)を、一般式(VII) H W′ 一〇 (VII) NH2 〔式中、W′ は前記と同意義を示す。〕で表わされる
化合物またはその塩と反応させると化合物(VI)のシ
アノ基あるいはエステル基と反応し、ついで閉環・環化
を起こし、新たにピロロ(2,3−d’lピリミジン環
が形成される。 [0026] 化合物(VII)の酸の塩としては、例えば、塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ホウ酸
などとの鉱酸塩、シュウ酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、
酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、エタンス
ルホン酸、ペンゼルスルホン酸、p−)ルエンスルホン
酸、カンファースルホン酸などとの有機酸塩などが挙げ
られ、化合物(VII−1: W’ =ヒドロキシ基あ
るいはメルカプト基)の塩基の塩としては、例えば、ナ
トリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシ
ウム、アルミニウム、亜鉛、アンモニウム、トリメチル
アンモニウム、トリエチルアンモニウム、トリエタノー
ルアンモニウム、ピリジニウム、置換ピリジニウムなど
との塩が挙げられる。 [0027] 閉環の際には、塩基性条件下で行うと反応を有利に進行
させる事も出来る。用いられる塩基としては、例えば、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドカリウム
tert−ブトキシドなどの金属アルコキシドが挙げら
れる。反応溶媒としては、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパツール、tert−ブチルアルコール、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミドなど
が用いられる。反応温度は0−150℃、好ましくは2
0−100℃、また、反応時間は1−48時間である。 [0028] 第3工程 −2:X=OH,Y=○H)は、そのエステル残基〔−
〇〇0R3〕を化合物(■−1)の製造の際に用いた脱
エステル化反応に付し、化合物(■工N−1:X=NH
、Y=OH1あるいは、llN−2: X=○H,Y=
○H)へと変換することが出来る。 [0029] 第4工程 第3工程で得られる化合物(II−1あるいはllN−
2)を還元反応に付すことにより化合物(IIN−1’
 およびllN−1″ :X=NH2,¥=H1あるい
は■■N−2′ および工■N−2″ :x=OH9Y
=H)を製造することができる。 還元反応の条件は、自体公知であるが、金属ヒドリド(
例、ボラン、アラン、あるいはそれらのアート錯体)に
よる還元反応などが適用され得る。 [00301 また、第3工程と第4工程はその適用順序を逆にして実
施してもよい。すなわち、第5工程において、化合物(
■vN−1あるいは■vN−2)を第4工程と同様の還
元反応で処理し化合物(■vN−1′オヨヒ■vN−1
″:X=NH2,Y=Hあルイは、■■N−2′および
■vN−2″ :X=OH4Y=H)となし、ツイテ第
6エ程で第3工程と同様の脱エステル反応に付すと化合
物(IIN−1’ およびllN−1”  あるいは■
■N−2′ およびllN−2”)が得られる。脱エス
テル反応と還元反応のいずれを先に実施するかは化合物
(■vN’+ 1あるいはIVN−2)の置換基などの
性質に応じて適宜選択され得る。 [0031] また、前記化合物(IIN)および(IV  )のうち
Yが水素である化合物(II、【化10】    CN N
【化11】 X [0029] 上記工程中、−B−R3、W’   XおよびZは前記
と同意義を有し、JlおよびJ2は同一または異なって
酸素あるいは硫黄を、R7およびR8は同一または異な
って炭化水素基を、Zlはハロゲン原子(例、塩素、臭
素、ヨウ素)をそれぞれ示し、Eはシアノ基あるいは式
−COOR−C8OR9または−C8SR基(式中Rは
炭化水素基を示す)を示す。RおよびR8で示される炭
化水素基としては、炭素数1ないし5の低級アルキル基
(例、メチル、エチル、プロピル、1so−プロピル、
n−ブチル、1so−ブチル、5ec−ブチル、ter
 t−ブチル、n−ペンチル、1so−ペンチル、5e
c−ペンチル、neO−ペンチル、ter t−ペンチ
ル) ベンジル基またはフェニル基などが挙げられる。 これら低級アルキル基、ベンジル基またはフェニル基は
1ないし3個の置換基を有していてもよい。かかる置換
基としては、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
沃素) ニトロ基、シアノ基、炭素数1ないし4程度の
アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
1so−プロポキシ、n−ブトキシ、1so−ブトキシ
、5ec−ブトキシ、tert−ブトキシ基) 炭素数
1ないし4のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチルイソブチル、5ec−ブチル
、tert−ブチル基) 炭素数1ないし4程度のアル
カノイル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、
n−ブチリル、1SO−ブチリル基)  トリフルオロ
メチル基などが挙げられる。 [00301 式−COOR−C3ORまたは−C35R基におけるR
9としてはR7およびR8で詳述されている炭化水素基
が挙げられる。 [0031] 以下、上記反応工程について詳しく説明する。 第7エ程 化合物(VIII)の二重結合(R−J  −CH=C
H−)にZl−CH<   をN 付加させて化合物(IX)を製造する工程である。化合
物(VIII)に対するZl−CH<   の使用量は
一般に約0.5−4モル当量であり、好ましくは約N 0.8−1.5モル当量である。本反応は、適宜の溶媒
の存在下、約−10℃がらその反応溶媒の沸点程度(約
100℃まで)、好ましくは約Oないし50℃の範囲の
反応温度で、約30分間ないし48時間反応させて実施
し得る。反応に使用される溶媒としては、たとえば、ア
ルコール類(例、メタノール、エタノール)。エーテル
類(例、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、モノグリム、ジグリム) 
ニトリル類(例、アセトニトリル)エステル類(例、酢
酸エチル) ハロゲン化炭化水素(例、ジクロロメタン
、クロロホルム、四塩化炭素) 芳香族炭化水素(例、
ベンゼン、トルエン、キシレン)またはそれらの適宜の
混合溶媒などが使用される。反応に際して、光あるいは
有機過酸化物を加えるとさらに有利に進行させる事も出
来る。該有機過酸化物としては、たとえば、t−ブチル
ハイポクロリド、過酢酸、過安息香酸、p−クロロ過安
息香酸などが挙げられる。この様にして得られる化合物
(IX)は比較的反応性に富んでおり、この段階で単離
してもよいが、単離せず直接次の工程に進むことも出来
る。 [0032] 第8工程 [0033] 第7エ程で得られる化合物(IX)は、R8J2  H
で示されるアルコール類あるいはチオール類と、適宜の
溶媒の存在下、約−10℃からその反応溶媒の沸点程度
(約100℃まで) 好ましくは約0ないし50℃の範
囲の反応温度で、約10分間ないし24時間反応させて
化合物(X)とすることが出来る。反応に使用される溶
媒としては、たとえば、エーテル類(例、ジメチルエー
テル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、モノグリム、ジグリム) ニトリル類(例、アセ
トニトリル) エステル類(例、酢酸エチル) ハロゲ
ン化炭化水素(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素) 芳香族炭化水素(例ベンゼン、トルエン、
キシレン)またはそれらの適宜の混合溶媒などが使用さ
れる。また、R8−J2−Hで示されるアルコール類あ
るいはチオール類自体を過剰に用いて溶媒としてもよい
。 [0034] 第9工程 化合物(X)を、適宜な溶媒中、一般式(VII)で表
される化合物と反応させると化合物(X)のシアノ基、
エステル残基あるいはチオエステル残基と反応し、環化
を起こすとともにピリミジン環が形成され化合物(XI
)が生成する。本反応の反応温度は0−150℃、好ま
しくは20−100℃、または反応時間は1−48時間
程度である。また、塩基性条件下で行なうと反応を有利
に進行させる事も出来る。用いられる塩基としては、例
えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシド
が挙げられる。 反応溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、
プロパツール、ter t−ブチルアルコール、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミドまたはそ
れらの適宜の混合溶媒などが使用される。 [0035] Jl  −R7 化合物(XI)の−HC<      を基をカルボニ
ル基(C=O)に復元し、2  R8 自発的に分子内閉環反応を惹起せしめ、化合物(■■、
’)へと変換する反応である。カルボニル基への復元反
応は、たとえば、化合物(XI)をそれ自体または適当
な反応溶媒を用いて、約−10℃からその反応溶媒の沸
点程度(約100℃まで) 好ましくは約0〜50℃の
範囲の反応温度で、約10分ないし100時間時間分解
反応に付すことにより実施し得る。該分解反応としては
、たとえば、酸性条件下における加水分解反応(B−1
法) 酸性非水条件下における分解反応(B−2法) 
接触還元反応(C法) 金属塩を用いる分解反応(D法
)あるいは酸化剤を用いる分解反応(E法)などが挙げ
られる。B−1法、B−2法およびC法は、式−COO
Rおよび−COOR2の分解反応において詳述されてい
る方法がそのまま準用出来る。D法において用いられる
金属塩としては、たとえば、塩化第二銅、硝酸銀、酸化
銀、塩化第二水銀、テルル塩(例、硝酸テルル、トリフ
ロロ酢酸テルル)などが挙げられ、E法において用いら
れる酸化剤としては酸素−光、過酸化水素、過安息香酸
、m−クロロ過安息香酸、過塩素酸塩(側渦塩素酸リチ
ウム、過塩素酸銀、過塩素酸第二水銀、過塩素酸テトラ
ブチルアンモニウム) ニトロシル硫酸、アルキル亜硝
酸(例、イソアミル亜硝酸) ヨウ素、臭素、塩素、N
−ブロモコハク酸イミド、塩化スルフリル、クロラミン
Tなどが挙げられる。いずれの方法を適用してカルボニ
ル基(C=○)に復元するかは−J  −Rおよび−J
2  R8の化学的性質などによって適宜選択し得る。 反応溶媒としては、D法およびE法の場合には、たとえ
ば、水、アルコール類(例、メタノール、エタノール、
プロパツール、1SO−プロパツール、ブチルアルコー
ル、5ec−ブチルアルコール、tert−ブチルアル
コール、エチレングリコール、メトキシエタノール、エ
トキシエタノール) エーテル類(例ジメチルエーテル
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、モノグリム、ジグリム)、芳香族炭化水素類(例、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン) ハロゲン化炭化水素類
(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)ア
セトン、アセトニトリルまたはそれらの適宜の混合溶媒
が使用される。化合物(■vN′)を製造する工程にお
ける分子内閉環反応は、通常、カルボニル基(C=0)
へ復元する過程あるいは復元した後、ピリミジン環上の
アミノ基と自発的に縮合しピロロ[2,3−d)ピリミ
ジン環を形成する。この際、酸触媒が存在すると閉環反
応を速やかにかつ高収率に進行させることも出来る。か
かる酸触媒としては、B−1法およびB−2法で詳述さ
れている鉱酸、有機酸あるいはルイス酸などが挙げられ
る。 [0036] 第11工程 第10工程で得られるA環がピロール環である化合物(
IV、 ’ )は、必要とあれば、上記のごとき接触還
元反応(C法)に付しA環がピロリン環である化合物(
■vN)へと容易に変換することが出来る。 [0037] −B−がシクロアルケニレン基あるいは置換基な有する
フェニレン基の場合、本工程あるいは第1工程から第1
0工程のうち適宜な工程においてこれらの基を接触還元
反応に付すことにより対応するシクロアルキレン基に変
換してもよい。 該接触還元反応としては、前述のC法がそのまま有利に
適用される。 [0038] W′がヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、5ないし6員の復素環オキシ基、メルカプト基、ア
ルキルチオ基、アリールチオ基、5ないし6員の複素環
チオ基、置換アミノ基、アルカノイルアミノ基、アロイ
ルアミノ基あるいは5ないし6員の複素環カルボニルア
ミノ基の場合、本工程あるいは第1工程から第10工程
のうち適宜な工程において自体公知の変換反応に付し、
Wで定義される5ないし6員の複素環基、ハロゲン原子
、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ニトロ
基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
、5ないし6員の複素環オキシ基、メルカプト基、アル
キルチオ基、アリールチオ基、5ないし6員の複素環チ
オ基、置換アミノ基、アルカノイルアミノ基、アロイル
アミノ基、5ないし6員の複素環カルボニルアミノ基、
アルカノイルオキシ基、アロイルオキシ基あるいは5な
いし6員の複素環カルボニルオキシ基に変換してもよい
。 [0039] また、化合物(■■′)あるいは化合物(■■N)は、
必要とあれば、第3工程と同様にして脱エステル化反応
に付し、化合物(II、Iあるいは化合物(IIあって
Q  =Q  =N、またはQ1=N及びQ2=CH1
またはQ1=CH及びQ 2 = N )の製造法につ
いて説明する。たとえば次に示す反応工程により製造し
得る。
【化12】 X [0040] 上記式中、−B−R3Ql Q2 WおよびXは前記と
同意義を有しており、上記反応工程でDとEo との間
に共有結合を形成せしめ、もって、Zで表されるそれぞ
れ置換基を有していてもよい炭素原子あるいはそれぞれ
置換基を有していてもよい炭素原子と置換基を有してい
てもよい1個のへテロ原子とから構成される原子数2な
いし5個の直鎖状の2価基を製造することが出来る。 [00413 化合物(XII) と化合物(XIII)との間に共有結合を形成させる合
成法として、が置換基を有していてもよい炭素原子のみ
から構成される基に関しては、例えば、 Dが
【化13】 でEOが
【化141 【化15】 あるいは
【化16】 の場合、またはその逆の組み合わせでD=E’ でEO
=D′の場合、化合物(XII)と(XIII)との間
でいわゆる炭素−炭素結合生成反応に付し、ついで得ら
れた生成物を必要とあれば還元反応に供することにより
化合物(■■o′)を製造することが出来る。 [0042] 上記式中a、b、m、n (=a+b)およびm+nは
0〜3の範囲内の整数を表し、Aはフェニル、ブチルま
たはシクロヘキシルを、Bはエチルまたはフェニルを示
す。R9R10およびR11は同一あるいは異なって結
合手、水素原子あるいは置換基(例、Zl Z3および
R4で詳述されている低級炭化水素基における置換基)
が挙げられ、互いにmおよびn個の繰り返しにおいて異
なっていてもよい。 [0043] Zがz=−zl−z2−z3−で構成される基に関して
は、例えば、Dが
【化17】 IO でEOが
【化18】 の場合、またはその逆の組み合わせでD=E1でEOル
キル化梨型反応用いられ、 例えば、Dが =D1の場合、 いわゆるア [化19】 でEOが
【化201 の場合、 またはその逆の組み合わせでD=E2でE0=D2の場
合、 いわゆるア ミノ交換型反応(グラミン分解型反応)が有利に用いら
れ、例えば、 Dが 【化21】
【化22】 の場合、またはその逆の組み合わせでD=E3でEO=
D3の場合、シッフ塩基を形成させ必要とあれば還元す
るか、あるいは還元的アルキル化反応に直接付す方法が
用いられる。 [0044] 上記式中、m、n、m+n、L、R4R9R10R11
およびZ2は前記と同意義を有し、RおよびR13は同
一または異なって水素原子あるいは置換基を有していて
もよい炭化水素基あるいは隣接する窒素原子とともに環
状アミノ基をおよびR13で示される炭化水素基として
は、炭素数1ないし18のアルキル基(例、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
5ec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペ
ンチル、ヘキシル、イソへキシルヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル
ヘキサデシル、オクタデシル、1.2−ジメチルプロピ
ル、1−エチルプロピル、1,2.2−トリノチルプロ
ピル、1−プロピルブチル、2−エチルヘキシル基) 
炭素数1ないし12のアルケニル基(例、ビニル、アリ
ル、■−メチルビニル、2−メチルビニル、1−オクテ
ニル、1−デゼニル基) 炭素数3ないし12のシクロ
アルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロ
オクチル、アンダマンチル基)炭素数3ないし8のシク
ロアルケニル基(例、シクロペンテニル、シクロヘキセ
ニル、シクロへブテニル、シクロオクテニル、シクロペ
ンタジェニル、シクロへキサジエニル、シクロへブタジ
ェニル、シクロオクタジェニル基) 炭素数7ないし1
3のアラルキル基(例、ベンジル、α−メチルベンジル
、フェネチル、ジフェニルメチル基) および炭素数6
ないし10のアリール基(例、フェニル、α−ナフチル
、β−ナフチル基)が挙げられる。R12とR13とが
隣接する窒素原子とともに形成した環状アミノ基として
は、4ないし10員環が好ましく、例えば、アゼチジニ
ル、ピロリジニル、ピロリニル、ピロリル、イミダゾリ
ル、ピラゾリル、イミダゾリニル、ピペリジノ、モルホ
リノ、ジヒドロピリジル、テトヒドロピリジル、N−メ
チルピペラジニル、N−エチルピペラジニル、アザシク
ロヘプチル、アザシクロオクチル、イソインドリル、イ
ンドリル、インドリニル、2−イソインドリニル、アザ
シクロノニル、アザシクロデシル基などが挙げられる。 [0045] これらのRおよびR13で示される炭化水素基、あるい
はR12とR13とが隣接する窒素原子とともに形成し
た環状アミノ基は、1ないし2個の置換基を有していて
もよい。かかる置換基としては、炭素数1ないし4のア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、5ec−ブチル、tert−
ブチル基)、炭素数1ないし4程度のアルコキシ基(例
、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1so−プロポキ
シ、n−ブトキシ、1so−ブトキシ5ec−ブトキシ
、tert−ブトキシ基) 炭素数1ないし4程度のア
ルカノイル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル
、n−ブチリル、1so−ブチリル基) 炭素数1ない
し4程度のアルカノイルオキシ基(例、ホルミルオキシ
、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、n−ブチリル
オキシ、1so−ブチリルオキシ基) カルボキシル基
、炭素数2ないし4程度のアルコキシカルボニル基(例
、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロ
ポキシカルボニル、1so−プロポキシカルボニル、n
−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、te
rt−ブトキシカルボニル基) ハロゲン原子(例、フ
ッ素、塩素、臭素、沃素) 水酸基、ニトロ基、シアノ
基、トリフルオロメチル基、アミノ基、モノ置換アミノ
基(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ
、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ基) ジ置換アミ
ノ基(例、ジメチルアミノジエチルアミノ、ジプロピル
アミノ、ジイソプロピルアミノ、ジブチルアミノ基) 
アルカノイルアミド基(例、ホルムアミド、アセタミド
、トリフルオロアセタミド、プロピオニルアミド、ブチ
リルアミド、インブチリルアミド基) カルバモイル基
、N−置換カルバモイル基(例、N−メチルカルバモイ
ル、N−エチルカルバモイル、N−プロピルカルバモイ
ル、N−イソプロピルカルバモイルN−ブチルカルバモ
イル基)N、N−ジ置換カルバモイル基(例、N、N−
ジメチルカルバモイル、N、N−ジエチルカルバモイル
、N、N−ジプロピルカルバモイル、N、N−ジブチル
カルバモイル、1−アゼチジニルカルボニル、1−アゼ
チジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1
−ピペリジニルカルボニル、N−メチルピペラジニルカ
ルボニル、モルホリノカルボニル基) カルバモイルア
ミノ基、N−置換カルバモイルアミノ基(例、N−メチ
ルカルバモイルアミノ、N−エチルカルバモイルアミノ
、N−プロピルカルバモイルアミノN−イソプロピルカ
ルバモイルアミノ、N−ブチルカルバモイルアミノ基)
N、N−ジ置換カルバモイルアミノ基(例、N、N−ジ
メチルカルバモイルアミノ、N、N−ジエチルカルバモ
イルアミノ、N、N−ジプロピルカルバモイルアミノ、
N、N−ジブチルカルバモイルアミノ、1−アゼチジニ
ルカルボニルアミノ、1−アゼチジニルカルボニルアミ
ノ、1−ピロリジニルカルボニルアミノ、1−ピペリジ
ニルカルボニルアミノ、N−メチルピペラジニルカルボ
ニルアミノモルホリノカルボニルアミノ基) メルカプ
ト基、スルホ基、スルフィノ基、ホスホノ基、スルファ
モイル基、N−置換スルファモイル基(例、N−メチル
スルファモイル、N−エチルスルファモイル、N−プロ
ピルスルファモイル、N−イソプロピルスルファモイル
、N−ブチルスルファモイル基)N、N−ジ置換スルフ
ァモイル基(例、N、N−ジメチルスルファモイル、N
、N−ジエチルスルファモイル、N、N−ジプロピルス
ルファモイル、N、N−ジブチルスルファモイル、1−
ピロリジニルスルホニル、1−ピペリジニルスルホニル
、N−メチル−1−ピペラジニルスルホニル、モルホリ
ノスルホニル基) 炭素数1ないし4程度のアルキルチ
オ基(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イ
ソプロピルチオ、n−ブチルチオ、5ec−ブチルチオ
、tert−ブチルチオ基)炭素数1ないし4程度のア
ルキルスルフィニル基−(例、メチルスルフィニル、エ
チルスルフィニル、プロピルスルフィニル、ブチルスル
フィニル基) 炭素数1ないし4程度のアルキルスルホ
ニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プ
ロピルスルホニル、ブチルスルホニル基)などが挙げら
れる。 [0046] 以下、第12工程について詳細に説明する。 炭素−炭素結合生成による縮合反応は公知の反応(例、
アルドール反応、レフオルマドスキー反応、ウィテッヒ
反応)が用いられ、還元反応は、通常、前述の接触還元
反応(C法)が有利に用いられる。縮合反応として、ア
ルドール反応を使用する場合、用いる塩基触媒としては
、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウム、水酸化バリウムなどの金属水酸化物、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムte
rt−ブトキシドなどの金属アルコキシド、ナトリウム
アミド、リチウムジイソプロピルアミドなどの金属アミ
ド水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの金属水素化
物、フェニルリチウム、ブチルリチウムなどの有機金属
化合物、トリエチルアミン、ピリジン、α−β−または
τ−ピコリン、2,6−ルチジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、4−(1−ピロリジニル)ピリジン、ジメチ
ルチルアニリン、ジエチルアニリンなどのアミン類が挙
げられ、酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、
リン酸、ホウ酸などとの鉱酸、シュウ酸、酒石酸、酢酸
、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン
酸などとの有機酸が挙げられる。また、公知の方法(E
i−Ichi  Negishi、Organomet
allics  in  Organic  5ynt
hesis  vol、1.John  Wiley 
 &  5ons、New  YorkChiches
 ter、Br 1sbane、Tronto  (1
980))に従って、ケトン体からシリルエノールエー
テル体に導き、ルイス酸〔例、無水塩化亜鉛、無水塩化
アルミニウム(AlCl2) 無水塩化第二鉄、四塩化
チタン(T iC14)  四塩化錫(S n C14
) 、五塩化アンチモン、塩化コバルト、塩化第二銅、
三フッ化ホウ素エーテラート等〕の存在下、アルデヒド
またはその等個体との縮合反応に付すか、或いは、ケト
ン体をアミン類(例、トリエチルアミン、ピリジン、α
−β−たはτ−ピコリン、2,6−ルチジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、4−(1−ピロリジニル)ピリジ
ン、ジメチルアニリン、ジェチルアニリン)の存在下、
金属トリフラート(例、ジアルキルホウ素トリフラート
、スズ(II) )リフラード等)で処理しエノラート
に変換した後、アルデヒドまたはその等個体との縮合反
応に付す事によっても実施し得る。縮合反応は、適宜な
溶媒中、−100℃からその溶媒の沸点、好ましくは−
78−100℃の範囲で、1分間−3日間反応する事に
より行なわれる。反応溶媒としては、例えば、水、液体
アンモニア、アルコール類(例、メタノール、エタノー
ル、プロパツール、1SO−プロパツール、ブチルアル
コール、5ec−ブチルアルコール、tert−ブチル
アルコール、エチレングリコール、メトキシエタノール
、エトキシエタノール) エーテル類(例、ジメチルエ
ーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、モノグリム、ジグリム) ハロゲン化炭化水素
類(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)
 脂肪族炭化水素類(例、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン) 芳香族炭化水素類(例、ベンゼン、トルエンキシ
レン) ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
、ヘキサメチルホスホルアミド、スルホランまたはそれ
らの適宜の混合溶媒が使用される。縮合反応として、ウ
ィテッヒ反応を使用する場合、用いる試薬としては、例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化バリウムなどの金属水酸化物、ナトリウム
メトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert
−ブトキシドなどの金属アルコキシド、ナトリウムアミ
ド、リチウムジイソプロピルアミドなどの金属アミド、
水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの金属水素化物
、フェニルリチウム、ブチルリチウムなどの有機金属化
合物、トリエチルアミン、ピリジン、α−β−またはτ
−ピコリン、2.6−ルチジン、4−ジメチルアミノピ
リジン、4− (1−ピロリジニル)ピリジン、ジメチ
ルアニリン、ジエチルアニリンなどのアミン類が挙げら
れる。反応は、適宜な溶媒中、−20℃からその溶媒の
沸点、好ましくは0−150℃の範囲で、1分間−10
日間反応する事により行なわれる。反応溶媒としては、
例えば、液体アンモニア、アルコール類(例、メタノー
ル、エタノール、プロパツール、1SO−プロパツール
、ブチルアルコール、5ec−ブチルアルコール、te
rt−ブチルアルコール、エチレングリコール、メトキ
シエタノール、エトキシエタノール) エーテル類(例
、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンモノグリム、ジグリム) 脂肪族炭
化水素類(例、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン) 芳香
族炭化水素類(例、ベンゼン、トルエン、キシレン) 
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルホスホルアミド、スルホランまたはそれらの適宜
の混合溶媒が使用される。 [0047] さらに、レフオルマドスキー反応を用いて縮合する事も
出来る。レフオルマドスキー反応の反応条件は、用いる
試薬としては、例えば、亜鉛、マグネシウム、アルミニ
ウム、スズなどが挙げられ、反応自体は、適宜な溶媒中
、−20℃からその溶媒の沸点、好ましくは0−150
℃の範囲で、30分間−3日間反応する事により行なわ
れる。反応溶媒としては、例えば、エーテル類(例、ジ
メチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、モノグリム、ジグリム) 脂肪族炭化
水素類(例、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン) 芳香族
炭化水素類(例、ベンゼン、トルエン、キシレン)また
はそれらの適宜の混合溶媒が使用される。 [0048] アルキル化型反応あるいはアミン交換型反応は化合物(
XII)と化合物(XIII)とをそれ自体又は適当な
反応溶媒を用いて約−10℃からその反応溶媒の沸点、
好ましくは約10−80℃の範囲の温度で約10分間か
ら48時間程度反応させることにより行なわれる。化合
物(XIII)の使用比率は、化合物(XII)  1
モルに対し約1−50モル、さらに好ましくは約1−1
0モルである。反応溶媒としては、例えば、水、アルコ
ール類(例、メタノール、エタノール、プロパツール、
1SO−プロパツール、ブチルアルコール、5ec−ブ
チルアルコール、tert−ブチルアルコール、エチレ
ングリコール、メトキシエタノール、エトキシエタノー
ル)、エーテル類(例、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンモノグリム、ジグリム) ハロゲ
ン化炭化水素類(例、ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素) ニトリル類(例、アセトニトリル) 脂
肪族炭化水素類(例、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン) 環状脂肪族炭化水素類(例、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン) 芳香族炭化水素類(例、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン) ニトロメタン、ピリジン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルホスホルアミド、スルホランまたはそれらの適宜
の混合溶媒が使用される。また、必要ならば、塩基の存
在下に反応を実施した方が良い場合がある。使用される
塩基としては、たとえば、ウイテツヒ反応で使用される
塩基などが挙げられる。さらに、化合物(XII)ある
いは化合物(XIII)に対して0.01〜0.2当量
、好ましくは0.02〜0.05当量程度の相間移動触
媒(例、セチルトリメチルアンモニウムクロライドなど
)を用いると反応を有利に進行させることも出来る。ア
ミン交換型反応の場合には、化合物(XII)を四級塩
、例えば臭化メチル、ヨウ化メチル、メタンスルホン酸
メチル、ベンゼンスルホン酸メチル、p−トルエンスル
ホン酸メチルなどの塩にすると更に緩和な条件で反応を
進行させ得る場合がある。 [0049] 上記シッフ塩基を形成させる反応は、化合物(VII)
と化合物(XIII)とをモル比(XII) /(XI
II)= 10〜0.1程度で、それ自体又は適当な反
応溶媒を用いて一10℃からその反応溶媒の沸点、好ま
しくは0−50℃の範囲の温度で約10分間から48時
間程度反応させることにより行なわれる。なお、本反応
においては、化合物(XII)および(XIII)のア
ルデヒドあるいはケトン部分がアセタールあるいはケク
ールの形で保護された化合物を使用してもよい。反応溶
媒としては非水系の溶媒が好ましく、例えば、アルコー
ル類(例、メタノール、エタノール、プロパツール、1
so−プロパツール、ブチルアルコール、5eC−ブチ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、エチレン
グリコール、メトキシエタノールエトキシエタノール)
 エーテル類(例、ジメチルエーテル、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグリム、ジ
グリム) エステル類(例、酢酸メチル、酢酸エチル)
 ハロゲン化炭化水素類(例、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素) ニトリル類(例、アセトニトリ
ル) 脂肪族炭化水素類(例、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン) 環状脂肪族炭化水素類(例、シク
ロペンタン、シクロヘキサン) 芳香族炭化水素類(例
、ベンゼントルエン、キシレン) アセトン、ニトロメ
タン、ずリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、スルホランま
たはそれらの適宜の混合溶媒が使用される。脱水剤とし
て、例えば、モレキュラーシーブス、塩化カルシウム、
硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウムな
どを添加したり、あるいは、反応液のpHを、適宜、酸
(例、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、
リン酸) 塩基(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、水酸化バリウムなどの金属水酸化
物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムter t−ブトキシド、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウムトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエ
タノールアミン、ピリジン)または緩衝液(例、リン酸
緩衝液、ホウ酸緩衝液、酢酸緩衝液)で調整することに
より反応速度ならびに収率を向上させることが出来る。 シッフ塩基の還元反応ならびに還元的アルキル化反応は
、適宜な溶媒を用いて約−40°Cからその溶媒の沸点
、より好ましくは約O〜50℃の範囲の反応温度でハイ
ドライド還元または接触還元により行なわれる。使用さ
れる溶媒としては、前述のアルキル化型反応あるいはア
ミン交換型反応で用いられる反応溶媒の他に酢酸エステ
ル類(例、酢酸メチル、酢酸エチル)なども用いられる
。接触還元反応は前述のC法がそのまま適用される。ハ
イドライド還元の試薬としては、例えば、リチウムアル
ミニウムハイドライド、ナトリウムボロハイドライド、
リチウムボロハイドライド、リチウムシアノボロハイド
ライドなどが挙げられ、使用される還元試薬の量は、被
還元体に対して、当モル−100倍モル程度、通常2−
20倍モルが用いられる[0050] また、−Z −が−N−でR4が水素原子の場合、その
−HN−基がピロール環のα位と縮合閉環し二環性化合
物(ピロロ〔3,2: 4.5〕ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン体)を形成することがある。この場合、酸あ
るいは塩基で処理することにより容易に目的とする二環
性化合物へと変換することが出来る。 [0051] 第13工程 第11工程と同様、必要とあれば化合物(■■o′)の
A環を還元し化合物(IV。 )を製造することが出来
る。 [0052] 上記各製造法において、 z2−が−S−(硫黄原子)
の場合、本発明化合物(I)を直接酸化反応に付すかあ
るいは可能な任意の工程のうちのいずれかの工程で酸化
反応に付すことにより、−72−が−S(○)  −〔
n=1ないし2〕である化合物を製造することが出来る
。酸化反応は、通常、被酸化化合物に対して0.3〜3
.0当量、好ましくは0.5〜2.5当量の酸化剤の存
在下、適当な溶媒中、−10°〜+100℃、好ましく
はO°〜+50℃で、10分間〜48時間、好ましくは
30分間〜24時間反応させることにより製造すること
ができる。反応に使用される酸化剤としては、過酸類(
例、過酸化水素、過酢酸、過安息香酸、m−クロロ過安
息香酸)が好ましい。反応溶媒としては、水、酢酸、ケ
トン酸(A環、アセトン、エチルメチルケトン) エー
テル類(例、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジ
オキサン、モノグリム、ジグリム) ハロゲン化炭化水
素類(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
) 脂肪族炭化水素類(例、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン) 環状脂肪族炭化水素類(例、シクロ
ペンタン、シクロヘキサン) 芳香族炭化水素類(例、
ベンゼン、トルエン、キシレン)またはそれらの適宜の
混合溶媒が使用される。 [0053] また、化合物(I)  (II)および(IV)におい
てXで示されるアミノ基、ヒドロキシル基あるいはメル
カプト基は、必要に応じて、文献公知のピリミジン環上
の置換基変換反応により互いに変換することも出来る〔
別冊蛋白質核酸酵素、核酸の化学合成、共立出版(19
68)’l。 [0054] さらに、第1工程から第13工程、あるいは原料化合物
の製造工程において実施または使用される反応、試薬、
反応条件および必要に応じて使用される各官能基に対す
る保護基の適用などに関しては、次に掲げる文献におい
て公知であり詳細に解説されている。[J 、 F、 
W、 Mc Orn i n e、プロテクティブ・グ
ループス・イン・オルガニック・ケミストリー(Pro
tect iveoGroups  in  Orga
nic  Chemistry)  Plenum  
PressLondon  and  New  Yo
rk (1973))、〔パイン・ヘンドリクソン・ハ
モンド、有機化学(第4版)〔■〕−〔■■〕、法用書
店(1982)〕および〔M、Fieser  and
  L、Fieser、リージエントーフォア・オルガ
ニック・シンセシス 第1−13巻(Reagents
  for○rganic  5ynthesis  
vol、1−13)  Wiley  Intersc
ience、New  York、London、5y
dney  and  Toronto (1969−
1988)、][0055] 上記方法で製造される本発明化合物の各中間体ならびに
本発明化合物(I)またはそれらの塩は、通常の分離手
段、たとえば濃縮、溶媒抽出、クロマトグラフィー 再
結晶などにより、反応混合物から単離することが出来る
。 [0056] 本発明の製造法によって得られる化合物(I)  (I
I)および(IV)は塩を形成していてもよい。塩基の
塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、非毒性
金属アンモニウムおよび置換アンモニウム、例えば、ナ
トリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシ
ウム、アルミニウム、亜鉛、アンモニウム、トリメチル
アンモニウム、トリエチルアンモニウム、トリエタノー
ルアンモニウム、ピリジニウム、置換ピリジニウムなど
の塩があげられる。酸の塩としては、例えば塩酸、硫酸
、硝酸、リン酸、ホウ酸などとの鉱酸塩、シュウ酸、酒
石酸、酢酸トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−hルエンスルホン酸、カンファー
スルホン酸などとの有機酸塩が挙げられる。 [0057]
【作用】
本発明化合物(I)またはその塩は、葉酸およびその関
連化合物を基質として利用する1種類以上の酵素に対し
て阻害作用を有する。従って、これら化合物は、現在ま
でMTXで治療されて来たしゆう手痛、白血病、乳房腺
癌、頭頚部表皮癌偏平上皮癌、小細胞肺癌およびリンパ
肉腫はもとよりその他の各種腫瘍を治療する目的で単独
あるいは他の抗腫瘍剤と併用で使用することが可能であ
る。 [0058] 抗腫瘍剤として用いる場合、化合物(I)またはそれら
の塩を、それ自体あるいは通常用いられる方法により薬
理学的に許容されうる担体、賦形剤、希釈剤などを使用
して、例えば、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、全開、
注射剤などの形態として、経口的または非経口的に投与
し得る。投与量は、対象動物(人、犬、猫ウサギ、猿、
ラットマウス等の温血動物) 疾患、症状、化合物の種
類、投与経路などにより異なるが、例えば、経口投与の
場合は本発明化合物として上記混血動物に1日当たり約
2.0−200mg/kg体重、好ましくは4.0−8
0mg/kg体重であり、非経口投与の場合は1日当た
り約1.0−100mg/kg体重、好ましくは2.0
−40mg/kg体重である。注射剤としての投与方法
としては、筋肉的注射、腹膣内注射、皮下注射、静脈注
射などが挙げられる。 [0059] 上記製剤化は、自体公知の方法に従って行なわれる。上
記経口製剤、例えば、錠剤を製造する際には、結合剤(
例、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、マクロゴールなと) 崩壊剤(例
、デンプン、カルボキシルメチルセルロースカルシウム
など) 滑沢剤(例、ステアリン酸マグネシウム、タル
クなと)などを適宜配合することが出来る。 [0060] また、非経口製剤、例えば、注射剤を製造する際には、
等張化剤(例、ブドウ糖、D−ソルビトール、D−マン
ニトール、塩化ナトリウムなど) 防腐剤(例ベンジル
アルコール、クロロブタノール、パラオキシ安息香酸メ
チル、パラオキシ安息香酸プロピルなど) 緩衝液(例
、リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液など)などを
適宜配合することが出来る。 [0061] 錠剤の製造の具体例としては、例えば1錠当たりの使用
量として本発明化合物(I)またはその塩約1.0−5
0mg、乳糖100−500mg、コーンスターチ約5
0−100mg、ヒドロキシプロピルセルロース約5−
20mgを常法により混合し、顆粒化し、コーンスター
チおよびステアリン酸マグネシウムと混和後、打錠して
、1錠約100−500mg、直径的3−10 mmノ
錠剤とする。 また、この錠剤を1錠当たりの使用量として、ヒドロキ
シプロピルメチルメチルセルロースフタレート(約10
−10−2Oとヒマシ池(約0.5−2.0mg)とを
濃度的5−10%となるように溶解したアセトン−エタ
ノール混液を用いて、コーティングすることにより腸溶
性の被覆錠とすることも出来る。注射剤の調整の具体例
としては、例えば、1アンプル当たりの使用量として、
本発明化合物(I)のナトリウム塩約2.0−50mg
を(i)約2mlの生理食塩水に溶解したものをアンプ
ルに注入した後密封をし、これを約110℃で約30分
間熱滅菌するか、あるいは(ii)約10−40mgの
マンニトールまたはソルビトールを約2mlの滅菌した
蒸留水にとかしたものに溶解し、アンプルに注入し、こ
れを凍結乾燥して封をすることによっても調整すること
が出来る。凍結乾燥した化合物の使用に際しては、該ア
ンプルを開封し、例えば生理食塩水を注入して化合物の
濃度が約1 、 0−50mg 7m lとなるように
溶解した溶液とし、皮下、静脈または筋肉内に投与する
注射剤とすることが出来る。 [0062]
【参考例および実施例】
以下に参考例と実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 参考例1 [0063] 5−ホルミル−2−チオフェンカルボン酸tert−ブ
チルの製造:5−ホルミル−2−チオフェンカルボン酸
(12,3g)とtert−ブチルアルコール(58,
38g)とをジクロルメタン(150ml)に溶解し、
この溶液にジシクロへキシルカルボジイミド(19,4
9g)のジクロロメタン(50ml)溶液と4−ジメチ
ルアミノピリジン(0,96g)のジクロロメタン(1
0ml)溶液を加え、室温で16時間攪拌した。析出物
を濾去し、濾液を濃縮乾固、得られた残渣をフラッシュ
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル300g、酢酸
エチル−ヘキサン=1 :99−5 :95)で精製す
ると表題化合物(11,76g)が得られた。 [0064] I R(K B r ) : 2990.2810.1
710.1680.1365.1290.1220.1
160.1030c m ’1H−NMR(CDC13
)δ: 1.59(9H,s)、 7.71(LH,d
、J=4Hz)、 7.76(LH,d。 J=4Hz)、 9.96(IH,s)[00,65] 参考例2 5−(4−ヒドロキシ−1−ブテニル)−2−チオフェ
ンカルボン酸tert−ブチルの製造: アルゴン気流下、水素化ナトリウム(0,6g)のテト
ラヒドロフラン懸濁液(60m l )に(3−ヒドロ
キシプロピル)トリフェニルホスホニウム プロミド(
10,04g)を加えて4時間加熱還流した。これに参
考例1の化合物(531g)のテトラヒドロフラン溶液
(20ml)を加え、さらに2時間加熱還流した。減圧
下に溶媒を留去、残留物にエーテル(150mj)を加
え、生じた不溶物をセライト存在下に濾別した。濾液を
減圧濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル280g、ヘキサン−酢酸エチル=10
:1−4:1)で精製すると表題化合物(5,46g)
が得られた。 [0066] I R(N e a t )  : 3400.298
0.1700.1520.1440.1365.129
0.1245.1160.1090.1040cm’ ’ H−NMR(CDC13)δ: 1.57(9H,
s)、 2.47(0,8H,q、J=6.2Hz)、
 2.72(1,2H,dq、J=6.6Hz、1.8
Hz)、 3.72−3.88(2H,m)、 5.7
7(0,6H,dt、J=11.4Hz、7.6Hz)
、 6゜20 (0,4H,dt、 J=14Hz、 
7.6Hz) 、 6.58(0,4H,d、 J=1
5.8Hz) 、 6.33 (0,6H,d、 J=
11.6Hz) 。 6.86(0,4H,d、J=3.6Hz)、 6.9
5(0,6H,d、J=3.6Hz)、 7.55(0
,4H,d、J=3.6Hz)、 7.61(0、6H
,d、 J=3.6Hz) [0067] 参考例3 5−(4−ヒドロキシブチル)−2−チオフェンカルボ
ン酸tert−ブチルの製造: 参考例2の化合物(5,46g)をエタノール(100
ml)に溶解し、10%パラジウム−炭素(5,46g
)を添加後、水素雰囲気化で1時間攪拌した。 セライトを用いて触媒を濾去し、濾液を減圧下に留去す
ると表題化合物(5,25g)が得られた。 [0068] I R(N e a t ) : 3400.2940
.1710.1540.1460.1370.1295
.1165.1095c m ’IH−NMR(CDC
13)δ:1.56(9H,s)、 1.59−1.6
6(2H,m)、 1.70−1.85(2H,m)、
 2.86(2H,t、J=7.4Hz)、 3.67
(2H,t、J=6Hz)、 6.76(IH,d、J
=3.6Hz)、 7.54(IH。 d、 J=3.6Hz) [0069] 参考例4 5−(4−オキソブチル)−2−チオフェンカルボン酸
tert−ブチルの製゛土・ フo・ オキザリル クロリド(3,09g)のジクロロメタン
溶液(30,9m1)にジメチルスルホキシド(3,8
1g)のジクロロメタン溶液(10ml)を−60℃で
加え、2分間攪拌した。この反応液に、同温度で、参考
例3の化合物(5,2g)のジクロロメタン溶液(20
ml)を加えて、15分間攪拌、次いでトリエチルアミ
ン(10,27g)を滴下し、5分間攪拌した。反応温
度を30分間で0℃に昇温した後、反応液を水(250
ml)に性別し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を
減圧下に濃縮し得られた残渣をフラッシュカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル100g、酢酸エチル−ヘキ
サン=3:97→5:95)で精製すると表題化合物(
4,19g)が得られた。 [0070] I R(N e a t )  : 2980.294
0.1730.1700.1460.1370.130
0.1280.1170.1100 c1H−NMR(
CDC13)δ: 1.57(9H,s)、 2.02
(2H,q、J=7.2Hz)、 2.52(2H。 t、J=7.2Hz)、 2.87(2H,t、J=7
.2Hz)、 6.76(LH,d、J=3.6Hz)
、 7.55(IH,d、J=3.6Hz)[0071
] 参考例5 5− (5−メトキシ−4−ペンテニル)−2−チオフ
ェンカルボン酸tert−ブチルの製造: (メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド
(7,48g)のトルエン溶液(25ml)にカリウム
tert−ブトキシドの1モル−テトラヒドロフラン溶
液(21,8m1)を0℃で加え、10分間攪拌した。 これに、同温度で、参考例4の化合物(5,04g)の
トルエン溶液(25ml)を滴下し、さらに室温で2時
間攪拌した。反応液にエーテル(150ml)を加えて
有機層を分取、有機層は水および飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留
去し、得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル100g、酢酸エチル−ヘキサン=1
:49)で精製すると表題化合物(4,71g)が得ら
れた。 I R(N e a t )  : 2970.293
0.1705.1650.1455.1360.129
5.1250.1165.1090 cm’ 1H−NMR(CDC13)δ: 1.56(9H,s
)、 1.73(2H,q、J=7.2Hz)、 1.
94−2.18(2H,m)、 2.81(2H,t、
J=7.2Hz)、 3.51(1,8H,s)、 3
.59(1,2H,s)、 4.33(0,4H,q、
J=7.2Hz)、 4.70(0,6H,dt、J=
7.2Hz、12.8Hz)、 5.91(0,4H,
d、J=6Hz)、 6.29(0,6H,d、J=1
2.8HzL 6.74(1)(、d、J=3.8Hz
)、 7.54(LH,d、J=3.8Hz)[007
2] 参考例6 5−C5,5−ジシアノ−4−(ジメトキシメチル)ペ
ンチルヨー2−チオフェンカルボン酸tert−ブチル
の製造:[0073] アルゴン雰囲気下、ブロモマロノニトリル(2,555
g)および参考例5の化合物(4,15g)をジクロロ
メタン(82,5m1)に溶解し、モレリュラーシーブ
3A(2,1g)を添加した後、フィルターをはずした
分析用紫外線ランプで紫外線を2.5時間照射した。反
応液にメタノール(5,11m1)を加えて15分間攪
拌後、2規定炭酸カリウム水溶液(18ml)を含む氷
水に性別した。ジクロロメタンで抽出し、抽出層は水洗
後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去
し、得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル100g、酢酸エチル−ヘキサン=1:
19→1:9)で精製すると表題化合物(3,95g)
が得られた。 [0074] I R(N e a t )  : 2980.294
0.2250.1700.1455.1365.130
0.1280.1165.1095 cm’ 1H−NMR(CDC13)δ: 1.56(9H,s
)、 1.68−1.97(4H,m)、 2.21−
2.33(LH,m)、 2.89(2H,t、J=7
Hz)、 3.42(3H,s)、 3.46(3H,
s)、 4.12(LH,d、J=4Hz)、 4.3
3(LH,d、 J=5.2Hz) 、 6.79 (
IH,d、 J=3.6Hz) 、 7.55 (IH
,d、 J=3.6Hz)[00753 参考例7 5− (4−(4,6−ジアミツピリミジンー・5−イ
ル)−5,5−ジメトキシペンチル〕−2−チオフェン
カルボン酸tert−ブチルの製造:[0076] アルゴン雰囲気下、ホルムアミジン酢酸塩(200ml
)をtert−ブチルアルコール(5ml)に懸濁し、
カリウムtert−ブトキシドの1モル−テトラヒドロ
フラン溶液(1,92m1)を加えて10分間攪拌した
。これに参考例6の化合物(606mg)のtert−
ブチルアルコール溶液(7ml)を加えて3時間加熱還
流した。さらに、この反応混合物にホルムアミジン酢酸
塩(200mg)と1モル−カリウムtert−ブトキ
シドのテトラヒドロフラン溶液(1,92m1)とを追
加し、1時間加熱還流した。反応混合物を氷水(100
ml)に性別し、ジクロロメタンで抽出、抽出層は無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、得
られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル52.5g、ジクロロメタン−エタノール=4
9:1→19:1)で精製すると表題化合物(93mg
)が得られた。 I R(K B r )  : 3470.3320.
3170.2940.1695.1635.1575.
1455.1370.1300.1160.1095,
840 cm ’ IH−NMR(CDC13)δ: 1.52−1.80
(3H,m)、 1.56(9H,s)、 1.96−
2.17(IH,m)、 2.78(2H,t、J=7
.4Hz)、 2.88−2’、97(IH,m)、 
3.49(3H,s)、 3.54(3H,s)、 4
.45(2H,d、J=3.2Hz)、 4.67(2
H,brs)、 5.30(2H,brs)、 6.7
2(IH,d、J=3.6Hz)、 7.53(IH,
d、J=3.6Hz)、 8.01(LH,s)[00
77] 参考例8 4− (4−(4,6−ジアミツー2−メチルピリミジ
ン−5−イル)−5,5−ジメトキシペンチル〕安息香
酸メチルの製造:アルゴン雰囲気下、アセトアミジン塩
酸塩(823mg)のtert−ブチルアルコール懸濁
液(5ml)に1モルのtert−ブトキシカリウム/
テトラヒドロフラン溶液(8,7m1)を加えて10分
間攪拌した。これに、参考例2〜6の方法により4−ホ
ルミル安息香酸メチルから得られる4−[5,5−ジシ
アノ−4−(ジメトキシメチル)ペンチル〕安息香酸メ
チル(1,44g)のtert−ブチルアルコール溶液
(8,7m1)を加えて3時間加熱還流した。反応液を
水(150ml)に性別し、クロロホルムで抽出した。 抽出層は無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を
留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー〔担
体;シリカゲル70g、展開溶媒;クロロホルム:8%
アンモニア含エタノール=98 : 2〕で精製すると
表題化合物(1,09g)が得られた。 [0078] I R(K B r )  : 3460.3400.
3320.3160.2950.1710.1645.
1610.1570.1430.1280、1180.
1110.1080.960 c m−m−11H−N
 (CDC13)δ: 1.45−1.77(3H,m
)、 1.96−2.13(LH,m)、 2.32(
3H,s)、 2.63(2H,t、J=7.4Hz)
、 2.86−2.97(IH,m)、 3.46(3
H,s)、 3.5i(3H,s)、 3.90(3H
,s)、 4.41(IH,d、J=3.2)1z)、
 4.62(2H,s)、 5.24(2H,s)、 
7.19(2H,d、J=8.2Hz)、 7、93 
(2)1. d、 J=8.2Hz)[0079] 参考例9 4−(4−(4,6−ジアミツー2−メルカプトピリミ
ジン−5−イル)−55−ジメトキシペンチル〕安息香
酸メチルの製造:4−(5,5−ジシアノ−4−(ジメ
トキシメチル)ペンチル〕安息香酸メチル(5,78g
)とチオ尿素(1,33g)とから、参考例8と同様の
反応に付すと表題化合物(2,21g)が得られた。 [0080] I R(K B r )  : 3350.3180.
2950.1720.1630.1610.1565.
1510.1440.1390.1285、1120.
1060,970 c m ’’ H−NMR(CDC
13,)δ: 1.45−1.95(4H,m)、 2
.61(2H,t、J=6.6Hz)、 2.76−2
.87(LH,m)、 3.44(3H,s)、 3.
50(3H,s)、 3.87(3H,s)、 4.3
7(IH,d、J=2.6Hz)、 6゜24(2H,
s)、 6.56(2H,s)、 6.78(IH,s
)、 7.19(2H,d、J=8.4Hz)、 7.
91(2H,d、J=8.4Hz)
【008月 参考例10 4− [4−(4,6−ジアミツピリミジンー5−イル
)−5,5−ジメトキシペンチル〕安息香酸メチルの製
造: 参考例9の化合物(0,6g)をメチルアルコール(2
9,5m1)に溶解しラネーニッケルを加えた後、70
℃で3.5時間激しく攪拌した。熱時触媒を濾去し、減
圧下に溶媒を留去すると表題化合物(0,46g)が得
られた。 I R(K B r )  : 3460.3400.
3320.3140.2940.1715.1650.
1610.1580.1460.1280、1180.
1110.1065.960 c m−1’ H−NM
R(CDC13)δ: 1.46−1.79(3H,m
)、 1.95−2.17(IH,m)、 2.63(
2)(、t、J=7Hz)、 2.81−3.01(I
H,m)、 3.48(3H,s)、 3.52(3H
,s)、 3.90(3H,s)、 4.43(LH、
d、J=2.4Hz)、 4.66(2H,s)、 5
.27(2H,s)、 7.19(2H,d、J=7.
8Hz)、 7.93(2H,d、J=7.8Hz)、
 8.01(IH,s) [0082] 実施例I N−(5−(3−(4−アミノ−7H−ピロロ(2,3
−d)ピリミジン−5−イル)プロピル)−2−テノイ
ル)−L−グルタミン酸ジエチルの製造:参考例7の化
合物(90mg)をトリフルオロ酢酸(3ml)と水(
0,02m l )の混合液に溶解し、室温で2時間攪
拌した。減圧下に溶媒を留去し、残留物を90℃で減圧
下に乾燥、粗5− (3−(4−アミノ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−5−イル)プロピルヨー2
−チオフェンカルボン酸が定量的に得られた。この物全
量とL−グルタミン酸ジエチル塩酸塩(76,6mg)
とをジメチルホルムアミド(2ml)に溶解し、この溶
液に、0℃で、ジエチルホスホロシアニデート(38,
2mg)のジメチルホルムアミド溶液(0,5m1) 
ついでトリエチルアミン(97mg)のジメチルホルム
アミド溶液(0,5m l )を滴下した。反応混合物
を0℃で30分間、室温で3時間攪拌した後、減圧下溶
媒を留去した。得られな残渣をフラッシュカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル10g、濃アンモニア水と分
液したジクロロメタン−10%NH3含有エタノール:
ジクロロメタン=1 : 29.1 : 19)で精製
すると表題化合物(85mg)が得られた。 I R(K B r )  : 3320.3250.
2980.1735.1640.1580.1460.
1375.1320.1250.1200.1020.
805 cm ’ IH−NMR(CDC13)δ: 1.23(3H,t
、J=7.6Hz)、 1.31(3H,t、J=7.
6Hz)。 2.02−2.17(3H,m)、 2.21−2.3
8(IH,m)、 2.43−2.53(2H,m)、
 2.82(2H,t、J=7.4Hz)、 2、95
 (2H,t、 J=7.4Hz) 、 4.13 (
2H,q、 J=7Hz) 、 4.24 (2H,q
、 J=7Hz) 、 4.69−4.80 (LH,
m) 。 5、13 (2H,brs) 、 6.81 (IH,
d、 J=3.8)1z) 、 6.84 (LH,s
) 、 6.89 (IH,d、 J=7.6Hz) 
、 7.42 (IH,d、J=3.8Hz)、 8.
28(LH,s)、 9.27(IH,brs)[00
83] 実施例2 N−C5−(3−(4−アミノ−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−5−イル)プロピル)−2−テノイ
ル)−L−グルタミン酸の製造:実施例1の化合物(8
3mg)をテトラヒドロフラン−水の混合溶液(1:1
3m1)に溶解し、これに1規定水酸化ナトリウム水溶
液(0,51m1)を加え室温で1.5時間攪拌した。 溶媒を減圧下に1.5m1位までに濃縮し、生しる不溶
物をミリポアーフィルターで濾別した。濾液に酢酸を加
えて生じた粉末を濾取、氷水で洗浄後、減圧下に70℃
で乾燥すると表題化合物(54mg)が得られた。 [0084] ・I R(K B r )  : 3400.3120
.2950.1725.1670.1620.1545
.1450.1400.1320.1260、1200
.1165,880 c m−1’ H−NMR(Me
 S〇−d6)δ: 1.81−2.18(4H,m)
、 2.34(2H,t、J=7.6Hz)、 2.8
2(2H,t、J=7.6Hz)、 2.87(2H,
t、−J=7.6Hz)、 4.29−4.41(LH
,m)、 6.45(2H,s)。 6.86(LH,s)、 6.90(IH,d、J=3
.6Hz)、 7.70(IH,d、J=3.6Hz)
、 7.99(IH,s)、 8.50(LH。 d、J=7.6)(z)、 11.25(IH,s)[
0085] 実施例3 4−C3−(4−アミノ−2−メチル−7H−ピロロ〔
2,3−d)ピリミジン−5−イル)プロピル〕安息香
酸メチルの製造:参考例8の化合物(0,95g)のテ
トラヒドロフラン−メチルアルコール溶液(29: 5
.17m1)に10%塩化水素−エーテル溶液(2,6
8m1)と水(0,02m1)を加えて室温で3時間攪
拌した。反応液に水(10ml)および濃アンモニア水
を加えてアルカリ性としたのち、テトラヒドロフランと
メチルアルコールを留去した。沈澱物を濾取し、水、ア
ルコール、ついでエーテルで順次洗浄後、乾燥すると表
題化合物(0,753g)が得られた。 I R(K B r )  : 3490.3300.
3100.2940.1720.1645.1610.
1580.1460.1435.1310、1280.
1i80.1110.1020 c m ’1H−NM
R(CDCl /CD30D)δ: 1.96−2.1
4(2H,m)、 2.52(3H,s)。 2.75(2H,t、J=7.4Hz)、 2.78(
2H,t、J=7.4Hz)、 3.92(3H,s)
、 6.74(IH,s)、 7.28(2H、d、 
J=8.2Hz) 、 7.98 (2H,d、 J=
8.2Hz)[0086] 実施例4 N−C4−(3−(4−アミノ−2−メチル−7H−ピ
ロロ(2,3−d)ピリミジン−5−イル)プロピル〕
ベンゾイル)−L−グルタミン酸ジエチルの製造: 実施例3の化合物(325mg)をテトラヒドロフラン
−メチルアルコール(1: 1.30m1)に溶解し、
1規定水酸化ナトリウム溶液(2ml)と水(3m l
 )を加えて室温で15時間攪拌した。これに、1規定
塩酸(2ml)を加えて中和したのち、溶媒を留去し、
得られた残留物を90℃で減圧下に乾燥すると粗4− 
(3−(4−アミノ−2−メチル−7H−ピロロ[2,
3−d]ピリミジン−5−イル)プロピル〕安息香酸が
定量的に得られた。この物全量とL−グルタミン酸ジエ
チル塩酸塩(360mg)とをジメチルホルムアミド(
20ml)に溶解し、0℃でシアノりん酸ジエチル(1
72mg)のジメチルホルムアミド溶液(1m l )
を加えて、引続き同じ温度でトリエチルアミン(304
mg)のジメチルホルムアミド溶液(1m l )を滴
下した。反応混合物を0℃で30分間ついで室温で3時
間攪拌したのち、減圧下に溶媒を留去しな。得られな残
渣をカラムクロマトグラフィー[担体;シリカゲル50
g、展開溶媒;濃アンモニア水と分液したジクロロメタ
ン→10%NH3含エタノール:クロロホルム=2:9
8)で精製すると表題化合物(351mg)が白色結晶
として得られた。 [0087] I R(K B r )  : 3300.3120.
2980.2930.1740.1640.1615.
1575.1540.1460.1310、1230.
1160.1100.1030.970 c m−m−
11H−N (CDC13’)δ: 1.31(3H,
t、J=7.2Hz)、 1.35(3H,t、J=7
.2Hz)。 1.98−2.50(6H,m)、  2.56(3H
,s)、  2.75(2H,t、J=7.2Hz)、
  2.78(2H,し、J=7.2Hz)、  4.
12(2H,q、J=7.2Hz)、 4.25(2H
,q、J=7.2Hz)、 4.76−4.87(IH
,m)、 5.09(2H,s)、 6.76(IH,
s)、 7.06(IH,d、J=7Hz)、 7.2
8(2H,d、J=8.2Hz)、 7.77(2H,
d、J=8.2Hz)、 9.80(IH。 S) [0088] 実施例5 N−[4−(3−(4−アミノ−2−メチル−7H−ピ
ロロ〔2,3−d)ピリミジン−5−イル)プロピル〕
ベンゾイル’]−L−グルタミン酸の製造:実施例4の
化合物(192mg)をテトラヒドロフラン−水の混合
溶液(7;3.10m1)、に溶解し、これに1規定水
酸化ナトリウム溶液(1,16m1)を加えたのち室温
で3時間攪拌した。減圧下に、同容積を4mlまで濃縮
し、生じた不溶物をミリポアーフィルターで濾別した。 濾液に酢酸(0,2m1)を加えて生じた結晶を濾取し
、氷水、メタノール、ついでエーテルで洗浄した。この
結晶を、減圧下、70℃で乾燥すると表題化合物(13
5mg)が白色結晶として得られた。 [0089] I R(K B r )  : 3400.2950.
1675.1640.1540.1505.1450.
1400.1300.1260.1100、1020.
970 c m−1 ’ H−NMR(Me S〇−d6)δ: 1.77−
2.19(4H,m)、 2.33(3H,s)、 2
.35(2H,t、J=7.2Hz)、 2.72(2
H,t、J=8Hz)、 2.77(2H,t、J=8
Hz)、 4.32−4.46(IH,m)、 6.3
6(2H,s)、 6.76(IH,s)、 7.31
(2H,d、J=8.2Hz)、 7.81(2H,d
、J=8.2Hz)、 8.50(1)1.d、J=7
Hz)、  11.01(IH,s)[0090] 実施例6 N−(3−(4−アミノ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−5−イル)プロピル〕安息香酸メチルの製
造: [0091] 参考例10の化合物(0,44g)を実施例3と同様の
反応に付すと表題化合物(0,28g)が得られた。 I R(K B r )  : 3470.3300.
3150.3120.2940.1725.1640.
1605.1580.1460.1320、1280.
1180.1110.1020 c m−m−11H−
N (CDC13)δ:2.0−2.15(2H,m)
、 2.79(2H,t、J=7.2Hz)、 2.8
0(2H,t、J=7.2Hz)、 3.91(3H,
s)、 5.16(2H,s)、 6.86(IH,s
)、 7.29(2H,d、J=8.2Hz)。 7.99(2H,d、J=8.2Hz)、 8.28(
LH,s)、 10.19(IH,s)[0092] 実施例7 N−(4−(3−(4−アミノ−7H−ピロロ〔2,3
−d’]ピリミジン−5−イル)プロピル)ベンゾイル
〕−L−グルタミン酸ジエチルの製造:実施例6の化合
物(0,264g)を実施例4と同様の反応に付してL
−グルタミン酸ジエチルと縮合すると表題化合物(0,
206g)が得られた。 I R(K B r )  : 3300.3150.
2980.2930.1740.1640.1620.
1600.1580.1540.1470、1375.
1255.1200.1100.1020 c m’I
 H−NMR(CDC13)  δ :  1.23(
3H,t、J=7.2Hz)、  1.31(3H,し
、J=7.2Hz)。 1、98−2.39 (4H,m) 、 2.42−2
.55 (2H,m) 、 2.1’/ (2H,t、
 J=7.2)(z) 、 2.80 (2H,t、 
J=7.2Hz)4.12(2H,q、J=7.2Hz
)、 4.25(2H,q、J=7.2Hz)、 4.
76−4.86(IH,m)、 5.13(2)(、s
)、 6.83(LH,s)、 7.08(LH,d、
J=7.6Hz)、 7.28(2H,d、J=8.2
Hz)、 7.77(2H,d、J=8.2Hz)、 
8.26(LH,s)、 9.55(IH,’s)[0
093] 実施例8 N−[4−(3−(4−アミノ−7H−ピロロ(2,3
−d)ピリミジン−5−イル)プロピル)ベンゾイル〕
−L−グルタミン酸の製造:実施例7の化合物(0,1
18g)を実施例5と同様の反応に付すと表題化物(0
,08g)が得られた。 I R(K B r )  : 3400.2940.
1670.1640.1540.1510.1400.
1335.1255.1190.1100、1020 
c m−m −11H−N (Me So−d6)δ: 1.80−
2.18(4H,m)、 2.35(2H,t、J=7
.2Hz)、 2.73(2H,t、J=7.2Hz)
、 2.79(2H,t、J=7.2Hz)、 4.3
4−4.46(IH,m)、 6.39(2H,s)。 6.85(IH,s)、 7.32(2H,d、J=8
.2Hz)、 7.81(2H,d、J=8.2Hz)
、 7.99(IH,s)、 8.47(LH。 d、J=7.8Hz)、 11.22(IH,s)[0
094] 実施例9 4−[3−(4−アミノ−2−メルカプト−7H−ピロ
ロ(2,3−d〕ピリミジン−5−イル)プロピル〕安
息香酸メチルの製造:参考例9の化合物(0,18g)
を実施例3の反応に付すと表題化合物(0゜113g)
が得られた。 I R(K B r )  : 3490.3400.
3320.3200.2950.1720.1620.
1600.1570.1535.1440、1285.
1110.1020.940 c m ’IHNMR(
Me So d6)δ: 1.75−1.94(2H,
m)、 2.71(2H,t、J=7.2Hz)、 2
.75(2H,t、J=7.2Hz)、 3.83(3
H,s)、 6.65(2H,s)、 6.73(LH
,s)、 7.34(2H,d、J=8.2Hz)、 
7.87(2H,d、J=8.2Hz)、 11.33
(IH,s)[0095] 実施例1O N−(4−(3−(4−アミノ−2−メルカプト−7H
−ピロロ[2,3−d〕ピリミジン−5−イル)プロピ
ル)ベンゾイル〕−L−グルタミン酸ジエチルの製造: 実施例9の化合物(72,3mg)を実施例4の反応に
付してL−グルタミン酸ジエチルと縮合すると表題化合
物(35mg)が得られた。 I R(K B r )  : 3470.3350.
3200.2980.2930.1735.1620.
1595.1565.1530.1500、1445.
1370.1235.1200.1095.1020.
940,850 c m−11HNMR(Me So 
c16)δ: 1.16(3H,t、J=7.2Hz)
、 1.19(3H,t、J=7゜2Hz)、  1.
75−1.96(2H,m)、  1.97−2.20
(2H,m)、 2.43(2H,t、J=7.4Hz
)、 2.62−2.83(4H、m)、 4.02(
2H,q、J=7.2Hz)、 4.10(2H,q、
J=7.2Hz)、 4.35−4.50(LH,m)
、 6.66(2H,s)、 6.73(LH,s)、
 7.29(2H,d、J=8.2Hz)、 7.79
(2H,d、J=8.2Hz)、 8.63(LH,d
、J=7.2Hz)、  11.34(IH,s) [0096] 実施例11 N−(4−(3−(4−アミノ−2−メルカプト−7H
−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−5−イル)プロピ
ル)ベンゾイル〕−L−グルタミン酸の製造:実施例1
0の化合物(30mg)を実施例5の反応に付すと表題
化合物(19mg)が得られた。 I R(K B r )  : 3350.3200.
2930.1710.1620.1570.1535.
1500.1450.1400.1240、1190.
1100.1020.940 c m ’IHNMR(
M e S Od6)δ: 1.77−2.20(4H
,m)、 2.35(2H,t、J=7.4Hz)、 
2.64−2.85(4H,m)、 4.33−4.4
7(IH,m)、 6.65(2H,s)、 6.73
(IH,s)、 7.29(2H,d、J=8.2Hz
)、 7.80(2H,d、J=8.2Hz)、 8.
51(IH,d、J=7.4Hz)、 11.34(L
H,s)[0097] 【発明の効果】 本発明によれば抗腫瘍剤として使用可能な新規な縮合複
素環化合物が提供される。 [化23】
【化24】 (I)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、A環は水素化されていてもよいピロール環を、
    −B−は置換基を有していてもよい2価の環状または鎖
    状基を、Q^1およびQ^2は一方がNを他方がNまた
    はCHを、Wは水素原子、ハロゲン原子、または炭素、
    窒素、酸素もしくは硫黄原子を介する基(但しアミノ基
    を含まない)を、Xはアミノ基、ヒドロキシル基または
    メルカプト基を、Yは水素原子、ヒドロキシル基または
    アミノ基を、Zはそれぞれ置換基を有していてもよい炭
    素原子、またはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素
    原子と置換基を有していてもよい1個のヘテロ原子とか
    ら構成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価の基を
    、−COOR^1および−COOR^2は同一または異
    なってエステル化されていてもよいカルボキシル基をそ
    れぞれ示す。〕で表わされる化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、A環は水素化されていてもよいピロール環を、
    −B−は置換基を有していてもよい2価の環状または鎖
    状基を、Q^1およびQ^2は一方がNを他方がNまた
    はCHを、Wは水素原子、ハロゲン原子、または炭素、
    窒素、酸素もしくは硫黄原子を介する基(但しアミノ基
    を含まない)を、Xはアミノ基、ヒドロキシル基または
    メルカプト基を、Yは水素原子、ヒドロキシル基または
    アミノ基を、Zはそれぞれ置換基を有していてもよい炭
    素原子、またはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素
    原子と置換基を有していてもよい1個のヘテロ原子とか
    ら構成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価の基を
    それぞれ示す。〕で表わされる化合物またはそのカルボ
    キシル基における反応性誘導体と、一般式▲数式、化学
    式、表等があります▼ 〔式中、−COOR^1および−COOR^2は同一ま
    たは異なってエステル化されていてもよいカルボキシル
    基を示す。〕で表わされる化合物とを反応させることを
    特徴とする請求項(1)記載の化合物またはその塩の製
    造法。
  3. 【請求項3】 請求項(1)記載の化合物またはその塩を含有する抗腫
    瘍性組成物。
  4. 【請求項4】 一般式 【化3】 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、A環は水素化されていてもよいピロール環を、
    −B−は置換基を有していてもよい2価の環状または鎖
    状基を、Q^1およびQ^2は一方がNを他方がNまた
    はCHを、Wは水素原子、ハロゲン原子、または炭素、
    窒素、酸素もしくは硫黄原子を介する基(但しアミノ基
    を含まない)を、Xはアミノ基、ヒドロキシル基または
    メルカプト基を、Yは水素原子、ヒドロキシル基または
    アミノ基を、Zはそれぞれ置換基を有していてもよい炭
    素原子、またはそれぞれ置換基を有していてもよい炭素
    原子と置換基を有していてもよい1個のヘテロ原子とか
    ら構成される原子数2ないし5個の直鎖状の2価の基を
    、−COOR^3はエステル化されていてもよいカルボ
    キシル基をそれぞれ示す。〕で表わされる化合物または
    その塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014504258A (ja) * 2010-10-12 2014-02-20 デュケイン ユニバーシティー オブ ザ ホリー スピリット 選択的プロトン共役葉酸輸送体および葉酸受容体ならびにGARFTaseおよび/または他の葉酸代謝酵素のインヒビター化合物、ならびにその使用方法
US9511069B2 (en) 2008-10-01 2016-12-06 Duquesne University Of The Holy Spirit Selective proton coupled folate transporter and folate receptor, and GRAFTase inhibitor compounds and methods of using the same

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