JPH04117052U - 建設機械に於ける油圧増加装置のタイマー装置 - Google Patents

建設機械に於ける油圧増加装置のタイマー装置

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JPH04117052U
JPH04117052U JP2005791U JP2005791U JPH04117052U JP H04117052 U JPH04117052 U JP H04117052U JP 2005791 U JP2005791 U JP 2005791U JP 2005791 U JP2005791 U JP 2005791U JP H04117052 U JPH04117052 U JP H04117052U
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pressure
hydraulic
oil
pressure increase
oil pressure
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JP2005791U
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Inventor
紀幸 坂井
Original Assignee
住友建機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械のアタッチメントへ掛かる油圧を一
時的に昇圧して作業力を増大し、一定時間経過後には油
圧を定常圧へ復帰させる。 【構成】 油圧増加スイッチ33と昇圧手段25との間
にオンディレイリレー26を設ける。油圧増加スイッチ
33をオンにしてから一定時間経過後にオンディレイリ
レー26が作動し、油圧増加スイッチ33と昇圧手段2
5との信号路34及び23を遮断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は建設機械のアタッチメントの油圧増加装置に関するものであり、特 に、アタッチメントに大きな負荷が掛かる作業のとき、一時的に作動油の油圧を 増加させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設機械にて例えば地面を掘削するとき、硬い土質の掘削、岩石や立木の根の 掘り起こし並びに吊り荷作業等、アタッチメントに大きな負荷が掛かる場合があ る。斯かる場合に、作動油の油圧を一時的に上昇させると掘削力や吊り荷重が増 加し、上記作業が円滑に行える。
【0003】 従来は油圧回路に油圧増加スイッチを設け、該油圧増加スイッチをオンにして 電磁バルブを励磁させ、作動油の圧力を一時的に上昇させている。 図3は作動油の流量と圧力の関係を示したものであり、A点から作動油の流量 を絞って行くと油圧が上昇し、B点で定常作業の最高圧P1 になる。ここで、油 圧増加スイッチをオンにして作動油の流量を更にC点まで絞れば、油圧は一時的 にP2 に増加し、アタッチメントの作業力を増大できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、油圧増加スイッチをオンにしたときに作動油の油圧がP2 に上昇する が、該油圧増加スイッチをオンにしたまま設置すると、油圧回路の作動油が定常 作業の油圧を越えた状態で継続される。従って、油圧回路の発熱量の増加や、構 造物及び油圧機器の寿命低下を招くことになる。
【0005】 そこで、アタッチメントに掛かる油圧を一時的に昇圧させ、一定時間が経過す ると自動的に油圧を定常圧状態に復帰させて、建設機械の構造物及び油圧機器を 保護するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題 を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、油圧によって作 動するアタッチメントを具備した建設機械に於いて、油圧増加スイッチと作動油 の油圧を上昇させる昇圧手段との間にオンディレイリレーを設け、前記油圧増加 スイッチをオンにして昇圧手段を作動したとき、一定時間経過後にオンディレイ リレーが作動して昇圧手段への信号路を遮断するようにしたことを特徴とする建 設機械に於ける油圧増加装置のタイマー装置を提供するものである。
【0007】
【作用】
油圧増加スイッチをオンにしたとき、オンディレイリレーを通して昇圧手段へ 電気信号が流れ、昇圧手段が作動して作動油の油圧が上昇する。そして、一定時 間経過後にオンディレイリレーが作動し、油圧増加スイッチから昇圧手段への信 号路が遮断される。従って、昇圧手段の作動が停止し、作動油の油圧は定常圧に 復帰する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述する。図1は油圧回路図であり、 油タンク11の作動油はポンプ12により汲み上げられ、ポンプ12の吐出ポー トは管路13,14によりアタッチメント用コントロールバルブ15、昇圧式リ リーフバルブ16へ接続されている。
【0009】 アタッチメントコントロールバルブ15にはパイロットポートP1 ,P2 が設 けられ、何れかのパイロットポートへ作動油が出入りすることによりスプールが 15a,15b,15nの位置へ切り替わる。アタッチメントコントロールバル ブ15とアタッチメントシリンダ17とは管路18,19にて接続される。 昇圧式リリーフバルブ16にはスプリング20を介してパイロットポートP3 が設けられ、管路21によりこのパイロットポートP3 と電磁切替バルブ22を 接続する。電磁切替バルブ22は信号路23から電気信号が入ったときオンとな り、スプールが22aから22bの位置へ移動し、圧力源24の作動油を昇圧式 リリーフバルブ16のパイロットポートP3 へ送る。そして、信号路23からの 電気信号がなくなったときはオフとなり、スプールが22bから22aの位置へ 復帰し、パイロットポートP3 の作動油は油タンク11へ戻る。即ち、昇圧式リ リーフバルブ16と電磁切替バルブ22とで作動油の昇圧手段25を構成する。
【0010】 そして、図示した状態のように電磁切替バルブ22がオフのときは昇圧式リリ ーフバルブ16のパイロットポートP3 へ作動油が入らず、該昇圧式リリーフバ ルブ16はスプリング20の押圧力による設定圧で作動する。即ち、昇圧手段2 5が作動せず、管路13,14の作動油は定常圧状態となる。 26はオンディレイリレーであり、端子27,28間に可動接片29を断接自 在に設け、該可動接片29を作動させるコイル30の両端を端子31,32へ接 続してある。前記電磁切替バルブ22とオンディレイリレーの端子27とは信号 路23で接続し、油圧増加スイッチ33とオンディレイリレーの端子28とは信 号路34で接続する。信号路34は途中で分岐して端子31に接続し、端子32 は信号路35によりアースへ接地する。油圧増加スイッチ33の他端は信号路3 6にて電源の+端子に接続されている。
【0011】 図2はオンディレイリレー26の端子に電流が通電されるタイミングチャート であり、端子28に接続した信号路34の信号の断続をL1 で示し、端子27に 接続した信号路23の信号の断続をL2 に示す。双方の信号を比較しながら説明 すれば、経過時間T1 時点で油圧増加スイッチ33をオンにすれば信号路34に 電気信号が流れ、端子27,28間の可動接片29が接触していることから信号 路23にも電気信号が流れて電磁切替バルブ22がオンに切り替わる。そして、 T2 時点で油圧増加スイッチ33をオフにすれば、双方の信号路34,23の電 気信号はオフとなる。
【0012】 次に、T3 時点で油圧増加スイッチ33をオンにした後信号路34の電気信号 を継続してオン状態にすれば、予め設定された一定時間tが経過した時点T4 で オンディレイリレー26が作動し、端子27,28間から可動接片29が離反す る。従って、油圧増加スイッチ33をオンにした状態でT5 時点まで放置しても 、信号路23の電気信号がT4 でオフとなり、電磁切替バルブ22はオフに切り 替わる。
【0013】 次に、油圧回路の作動について説明する。図1に於いて管路13の作動油はア タッチメント用コントロールバルブ15のスプールが15aの位置にあるときは 管路18へ流入してアタッチメントシリンダ17を伸長させる。又、スプールが 15bの位置にあるときは管路19へ作動油が流入し、アタッチメントシリンダ 17が収縮する。依って、アタッチメント用コントロールバルブ15の切り替え によって、例えばバックホーのブームやバケット等を任意に操作し、掘削作業や 吊り荷作業等を行う。
【0014】 ここで、硬い土質の掘削を行うとき、或いは岩石や立木の根の掘り起こしをす るとき、並びに重量物の吊り荷作業のとき等アタッチメントに大きな負荷が掛か る場合には、前記油圧増加スイッチ33をオンにする。然るときは、信号路36 ,34を通してオンディレイリレー26の端子28へ電気信号が入力される。 従って、図2のタイミングチャートで説明したように、信号路23に電気信号 が流れて電磁切替バルブ22がオンとなり、昇圧式リリーフバルブ16のパイロ ットポートP3 へ作動油が入り、該昇圧式リリーフバルブ16はスプリング20 の押圧力にパイロットポートP3 の作動油の圧力が付加され、リリーフ圧力が上 昇する。即ち、昇圧手段25が作動して管路13,14の作動油は昇圧状態とな り、アタッチメントシリンダ17の作動油の油圧が上昇して、掘削力や吊り荷重 等作業力を増大させることができる。
【0015】 大きな負荷が掛かる作業が終了して油圧増加スイッチ33をオフにしたときは 、上記昇圧状態が解除されて作業油の油圧は定常圧状態に戻る。又、油圧増加ス イッチ33をオンにしたまま一定時間が経過したときは、前述したようにオンデ ィレイリレー26が作動して昇圧手段25の作動が停止する。従って、油圧増加 スイッチ33のオンオフに拘わらず管路13,14の作動油は定常圧状態に復帰 し、アタッチメントシリンダ17の作動油の油圧が下降して、構造物及び油圧機 器に長時間高い油圧が掛からないように保護する。
【0016】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【考案の効果】
この考案は上記一実施例に詳述したように、油圧増加スイッチをオンにしてか ら一定時間経過すると、オンディレイリレーが作動して昇圧状態が解除される。 従って、アタッチメントに長時間高い油圧が掛かるのを防止して、建設機械の構 造物及び油圧機器を保護する。又、オペレータが誤って油圧増加スイッチをオン のまま放置した場合であっても、一定時間経過後には自動的に昇圧状態が解除さ れ、機体等の破壊を未然に防止すると共に作業性も向上できる等種々の実用的価 値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧回路図。
【図2】オンディレイリレーの作動を示すタイミングチ
ャート。
【図3】作動油の流量と圧力の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
23,34,35,36 信号路 25 昇圧手段 26 オンディレイリレー 33 油圧増加スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧によって作動するアタッチメントを
    具備した建設機械に於いて、油圧増加スイッチと作動油
    の油圧を上昇させる昇圧手段との間にオンディレイリレ
    ーを設け、前記油圧増加スイッチをオンにして昇圧手段
    を作動したとき、一定時間経過後にオンディレイリレー
    が作動して昇圧手段への信号路を遮断するようにしたこ
    とを特徴とする建設機械に於ける油圧増加装置のタイマ
    ー装置。
JP2005791U 1991-03-29 1991-03-29 建設機械に於ける油圧増加装置のタイマー装置 Pending JPH04117052U (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135202A (en) * 1979-04-05 1980-10-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd Driving circuit for hydraulically operated construction vehicle
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