JPH0411684B2 - - Google Patents

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JPH0411684B2
JPH0411684B2 JP63040704A JP4070488A JPH0411684B2 JP H0411684 B2 JPH0411684 B2 JP H0411684B2 JP 63040704 A JP63040704 A JP 63040704A JP 4070488 A JP4070488 A JP 4070488A JP H0411684 B2 JPH0411684 B2 JP H0411684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diagonal
cable
tension
tensile
tensile material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63040704A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01219203A (ja
Inventor
Yoshiaki Imai
Akira Kondo
Shigechika Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は斜張橋の架設工事に用いられるケーブ
ルの製作方法に関する。
<従来の技術> 大径間橋梁工事において橋桁の下方支持が困難
な場合や桁下空間が制限されている条件下では、
斜張橋による施工例が多い。斜張橋は桁、塔、斜
ケーブルを主要な構成要素とする、又斜張橋の施
工に際し、桁と塔間に張設した斜ケーブルの応力
管理が特に重要とされている。一般に斜ケーブル
はPC鋼線又はPC鋼より線等の引張材の結束体か
らなり、これらの結束体に外套管を被覆して防錆
処理を施こしたものの両端を定着具を介して桁及
び塔に定着している。
<本発明が解決しようとする問題点> 前記した従来の斜ケーブルの定着技術には次の
ような問題がある。
(イ) 斜ケーブルを現場で製作する場合において、
各引張材のねじれやたるみに因つて各引張材1
本毎に定着部間の距離が異なる。そのため、各
引張材の定着部間の距離の差が大きくなるほ
ど、定着後における各引張材の張力差が大きく
なり、斜ケーブルの応力管理が難しい。
(ロ) 斜ケーブルを構成する各引張材の定着部間の
距離が相違することを外部から把握することが
困難であり、そのため、一部の引張材に過大の
張力が作用して破断する危険がある。
(ハ) 斜ケーブルを架設した後に、斜ケーブルを構
成する各引張材の1本毎に張力を調節すること
が考ええられるが、手数の煩雑さと経費増によ
り実現性に乏しい。
<本発明の目的> 本発明は以上の問題点を解決するために成され
たもので、斜ケーブルを構成する複数の引張材に
均等に張力を作用させることができる、斜張橋用
斜ケーブルの製作方法を提供することを目的とす
る。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の1実施例に
ついて説明するが、本実施例では斜ケーブルの定
着手段としてVSL工法に代表される楔定着方式
を採用する場合について説明する。
(イ) 引張材の切断(第1図) 工場等において、ドラム等に巻かれているPC
鋼より線等の引張材1を所定の長さに切断する。
切断する引張材1の全長L1は、第3図に示す
斜ケーブルaを桁bと塔cの間に架設したときの
両端の定着部間の距離より多少長めに切断する。
(ロ) マーキング(第1図) 一定の長さに切断した各引張材1の両端の定位
置には夫々位置合せ用のマークMを付ける。この
マークMを記す位置、即ち引張材1におけるマー
クM間の距離L2は、斜ケーブルaの架設を終え
た時に引張材1に定着する定着具の内外で目視可
能な位置とし、塗料やテープ等の目印をつける。
従つて、1組の斜ケーブルaを構成する各引張
材1の1本1本には、同一の距離を隔てた地点に
マークMが位置することになる。マークMを記し
た各引張材1は、コイル状に巻き取つて現場まで
運搬する。
(ハ) 引張材の押込み(第2図) VSL工法に用いる定着具2を第6図に示す。
2aは多数の貫通孔を有するアンカーヘツドであ
り、その外周にねじが刻設してある。2bは分割
形のコーンであり、アンカーヘツド2aの各貫通
孔内に挿入されて引張材1を直接把持する部材で
ある。2cはアンカーヘツド2aの外周に螺合す
るリングナツトであり、緊張力を導入するときに
支圧板2dに当接して反力を得る構造である。
斜ケーブルaを組み立てるにはまず、第2図に
示すように桁b側と塔c側のアンカーヘツド2a
を夫々対向して配置すると共に、これらのアンカ
ーヘツド2a間に外套管3を搭載した複数の台車
4を配置する。同図では図面左側に塔c側のアン
カーヘツド2aを配し、右側に桁b側のアンカー
ヘツド2aを配置してある。そして、マークMを
つけた各引張材1を桁b側のアンカーヘツド2a
から塔c側のアンカーヘツド2aへ向け、公知の
押込機5を用いて順次挿入する。引張材1を挿入
する際、各アンカーヘツド2aの下位側の貫通孔
から上位側へ順次挿入すると、引張材1の絡み合
いを防止できる。又、引張材1を1本挿入する毎
に、対向するアンカーヘツド2aにおける上下位
置を照合する等して引張材1の捩れを防止する。
(ニ) 引張材の一端の定着(第4図) 次に塔c側のアンカーヘツド2aを貫通する各
引張材1にコーン2bをセツトする。このとき塔
c側のアンカーヘツド2aの近傍で全部の引張材
1に記されたマークMを横一線に揃えて定着す
る。
(ホ) 引張材の他端の定着(第4,5図) 他方、桁b側のアンカーヘツド2aに貫通する
各引張材1にも同じくコーン2bをセツトする。
桁b側のアンカーヘツド2aを定着する場合、
各引張材1に記されたマークMを正確に横一線に
揃える。本実施例では公知のセンターホール型の
単線ジヤツキを用いてマークMのずれを修正する
場合について説明するが、その他公知の修正装置
を使用できることは勿論である。多数の引張材1
のマークMの位置合わせが終了したら各引張材1
にコーン2bをセツトして斜ケーブルaの製作を
終了する。なお、以上の作業は桁b上或は現場近
くで行う。
(ニ) 斜ケーブルの架設 上記工程で全長の異なる斜ケーブルaを複数組
製作し、実際の桁bと塔cの間に架設する。斜ケ
ーブルaを架設して所定の張力が作用すると、各
組の斜ケーブルaを構成する複数の引張材1の定
着部の距離が等しいので、その張力は各引張材1
に均等に負担されることになる。
<その他の実施例> 前記実施例は、地上又は桁上の製作ヤードで複
数の引張材1を組立て、その両端に定着具2を固
定して斜ケーブルaを製作し、その後、複数の斜
ケーブルaを一括して架設する方法について説明
したが、予め外套管3を架設しておき、その後、
外套管3内に各引張材1を1本づつ挿入し、各引
張材1の両端に記したマークMを揃えて定着する
方式にも適用できる。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから次のよう
な効果を期待することができる。
(イ) 斜ケーブルを構成する各引張材に同一の距離
を隔ててマークを記した。従つて、各引張材の
マークを目印として各引張材の定着部間の距離
を統一でき、実際に引張力を導入したときに従
来のような張力差の発生がなくなり、均等に負
担させることができる。
(ロ) 各引張材に記したマークを目印に定着できる
ため、斜ケーブルの組立作業が簡単、且つ、手
早く実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:斜ケーブルの製作工程の説明図であつ
て引張材にマーク付けをする時の説明図、第2
図:引張材を定着具間に挿入する時の説明図、第
3図:斜張橋の説明図、第4図:マーク位置の修
正時の説明図、第5図:引張材を定着する時の説
明図、第6図:定着部の部分断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1組の斜ケーブルを構成する複数の引張材を
    所定の長さに切断し、 前記した各引張材の両端に一定距離を隔ててマ
    ークを記し、 各引張材の両端に前記マークを揃えて定着具を
    夫々定着する、 斜張橋用斜ケーブルの製作方法。
JP4070488A 1988-02-25 1988-02-25 斜張橋用斜ケーブルの製作方法 Granted JPH01219203A (ja)

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JPH01219203A JPH01219203A (ja) 1989-09-01
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JPS589204A (ja) * 1981-07-09 1983-01-19 Mitsubishi Electric Corp Pcm録音再生装置
JPS59173406A (ja) * 1983-03-23 1984-10-01 神鋼鋼線工業株式会社 ケ−ブルの架設方法

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