JPH04116538U - 照光床材 - Google Patents

照光床材

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Publication number
JPH04116538U
JPH04116538U JP2777291U JP2777291U JPH04116538U JP H04116538 U JPH04116538 U JP H04116538U JP 2777291 U JP2777291 U JP 2777291U JP 2777291 U JP2777291 U JP 2777291U JP H04116538 U JPH04116538 U JP H04116538U
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JP
Japan
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illuminated
flooring
light
sheet
materials
Prior art date
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Pending
Application number
JP2777291U
Other languages
English (en)
Inventor
喜重 森
義弘 木村
満 賀川
竜一 張ケ谷
照夫 浅川
Original Assignee
スタンレー電気株式会社
信越ポリマー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by スタンレー電気株式会社, 信越ポリマー株式会社 filed Critical スタンレー電気株式会社
Priority to JP2777291U priority Critical patent/JPH04116538U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本考案は他の床材と共用することのできる厚さ
を持ち、低消費電力で熱の発生がなく、均一な発光を実
現した照光床材を提供する。 【構成】この照光床材は光透過性を有する板材1または
光透過性を有する板材と同様の意匠材2との組み合わ
せ、エレクトロルミネッセンスシート3およびバッキン
グ材4をこの順に重ね合せてなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は照光床材、とくには既存の不陸や凹凸のある床面との適合性が高く、 省力で明るく、発熱がないため、実用性に優れた照光床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の照光床材としては、蛍光灯や白熱灯、液晶表示素子を使用したものが知 られている。これらの床材は厚みがあることから通常の床材との段差が生じてし まうため共用が難しく、また多くの電力を必要とし、発熱するほか、照光面での 均一な発光が得られないという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の目的は他の床材と共用することのできる厚さを持ち、省 電力で発熱がなく、照光面での均一な発光を達成した照光床材を提供するもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による照光床材は、光透過性を有する板材またはこの板材と光透過性を 有する意匠材とを組み合わせ、エレクトロルミネッセンスシートおよびバッキン グ材をこの順に重ね合せてなるものとしたことを要旨とするものである。
【0005】 以下、本考案を例示した図面に基づいて、さらに詳細に説明する。 図1は本考案の照光床材の第一の実施態様に係り、光透過性を有する板材1、 光透過性を有する意匠シート2、エレクトロルミネッセンスシート3、バッキン グ材4を重ね合わせた後、その一側面をコの字型アングル5で固定して形成した ものを、部分縦断面図で示している。 図2は本考案の照光床材の第二の実施態様に係り、光透過性を有する板材1、 エレクトロルミネッセンスシート3、バッキング材4を重ね合わせた後、その一 側面をプラスチックテープ6で固定して形成したものを部分縦断面図で示してい る。
【0006】 本考案による照光床材において、光透過性を有する板材1は、その下のエレク トロルミネッセンスシート3及び必要に応じて用いられる意匠シート2を保護す るためのもので、この材料にはアクリル板、ポリカーボネート板、硬質塩化ビニ ル樹脂板、軟質塩化ビニル樹脂板、ポリプロピレン板、ポリエチレン板などが挙 げられ、これらは単品もしくは2種以上の複合品として使用される。また、前記 板材に用いられる樹脂の混合品からなる板材も使用される。 この板材1は表面をアクリル樹脂等によるハードコート処理すると、耐傷性を 向上させることができる。色に関しては無色透明から、半透明あるいは着色した ものまで任意に選択可能である。この厚みは1〜20mmとされる。 この板材1の単独使用に代えて、板材1の下面に光透過性を有する、例えば「 非常口」などの文字、記号、符号などを印刷してあるシート、模様シートなどの 意匠シート2を当てがって組み合わせて使用することもできる。この際、意匠シ ートの種類は入れ替え自由とし、それにより本考案の照光床材の意匠性を一層向 上させることもできる。 次の層で用いられるエレクトロルミネッセンスシート3は発光面を上にした面 状発光体として使用される。
【0007】 本考案で用いられるエレクトロルミネッセンスシート3は、例えば、アルミニ ウム箔膜の背面電極の上面に、例えばチタン酸バリウム(BaTiO3 )等の誘 電体の粉末を含む絶縁層を形成し、その上に同様に硫化亜鉛(ZnS)等の蛍光 体を含む発光層を形成することにより基材を構成し、さらにこの発光層の上に、 ポリエステルフィルム等の一面に酸化インジウム(ITO)を蒸着させて形成し た透明導電フィルムをそのITO蒸着膜が発光層に対向するようにして熱圧着し 、その後、上下から防湿フィルムを熱圧着等により密封することにより構成され ており、上記背面電極と透明導電フィルムとの間に電圧が印加されたときに、絶 縁層及び発光層からなるエレクトロルミネッセンス材料中に電界が発生すること により発光層が発光するようになっているものが挙げられる。なお必要に応じて このエレクトロルミネッセンスシート3において、上記透明導電フィルムの下面 に長手方向に沿って備えられるべき電圧降下防止用の補助電極が、細長の絶縁体 フィルムの上面に導電性金属層を蒸着またはラミネートにより形成し、さらにそ の上に導電性接着剤を塗布することにより構成されており、上記透明導電フィル ムを上記基材上に積層させる際に、透明導電フィルムの下側に該補助電極を挿入 することにより、該補助電極の最上部を形成する導電性接着剤が透明導電フィル ムの下面に接着されるようにしてもよい。なお、このエレクトロルミネッセンス シート3の大きさ、厚み、形状等についての限定はない。 最下層に用いられるバッキング材4は下地床面の不陸や凹凸を吸収し、かつ下 地床面の不陸や凹凸からエレクトロルミネッセンスシート3を保護する働きをす る。これにはホモジニアス床タイル、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム 、ゴムスポンジ、合成ゴム板、天然ゴム板、コルク板、ベニヤ板、不織布、長尺 塩ビシート、ボードの単品もしくはこれらの2種以上の複合品が挙げられ、この バッキング材の厚みは特に制限はないが通常1〜20mm程度とされる。
【0008】 本考案の照光床材を製造するには上記光透過性を有する板材1、光透過性を有 する意匠シート2、バッキング材4などを、エレクトロルミネッセンスシート3 よりも大きな寸法で裁断機、カッター、のこぎり等で切り出して、これらの各シ ートをこの順に重ね合わせ、必要に応じてずれ防止のために両面テープや接着剤 等で仮止めを行った後、この重ね合わせたものの側面をコの字型アングル5、L 字型アングル(図示せず)等の適宜の固定手段を使用して固定する。これらのア ングルには接着剤を塗布したり両面テープを貼り付けたりして固定してもよい。 アングルの材質にはプラスチック、金属、木材等があり、固定可能であれば如 何なる材料でもよい。また四隅に接着剤付きのプラスチックテープを貼り付け、 固定することもできる。 電源端子に関してはバッキング材4の任意の場所に切抜き部を設け、その下面 より電源端子を取り出すようにするのが好ましい。 本考案の照光床材は、2〜100mm、好ましくは4〜40mmの厚みの範囲 のものが好適である。
【0009】
【作用】
本考案の照光床材は、光透過性を有する板材またはこの板材と光透過性を有す る意匠材とを組み合わせ、エレクトロルミネッセンスシートおよびバッキング材 をこの順に重ね合せてなるものであるため、他の床材との共用が可能な薄さとな り、省電力で発熱が少なく、かつ照光面での発光が均一となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の具体的態様を実施例に基づいて説明する。 1)厚み3mmの、表面をハードコート処理したアクリル板(三菱レイヨン社製 )を最上層とし、次の層に厚み1.5mmのルゼルシート(スタンレー電気社製 、商品名、エレクトロルミネッセンスシート)を用い、最下層に厚み3mmのホ モジニアスタイルハイソフト(信越ポリマー社製、商品名)をバッキング層とし て重ね合わせた。なお、配線はフラットケーブルにより電源と接続した。 別に、上記重ね合わせる前のアクリル板とエレクトロルミネッセンスシートと の間に、 2)軟質ポリ塩化ビニル樹脂印刷シート(大日本印刷社製)、 3)硬質ポリ塩化ビニル樹脂印刷シート(信越ポリマー社製)または 4)和紙ラミネート軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート(信越ポリマー社製) の各々が厚み2mmのシートを、それぞれ挿入したものも作成した。 1)〜4)の各重ね合わせたものについて、図1に示すようなコの字型アング ル(プラスチックまたは金属製)5を用いて側面を固定したものと側面に図2に 示すような片面接着剤付きのプラスチックテープ6を貼り付けることにより本考 案の照光床材とした。 これら1)〜4)の照光床材を既存の不陸や凹凸のある床面に施工したところ 、これら不陸や凹凸を完全に吸収し、照光床材の表面には何らの凹凸も生ぜず、 問題なく施工することができた。また、これら照光床材の上を歩行したところ、 通常の床材と変わりなく使用可能であった。そして、これら照光床材を照光する ことにより、とりわけ薄暗い場所においては装飾性が向上し、また誘導灯の役割 を果たした。 なお、本考案の照光床材においては任意の層に任意のシート状物を挿入するこ とが可能である。
【0011】
【考案の効果】
本考案の照光床材によれば、床面という意外な場所からの照明によって大きな 注目を得ることができ、室内デザインの一環である照明効果に大きなプラスにな る。またこの照光床材は2〜100mmの範囲の厚みのものでも簡単に製造でき るため、既存の床面との適合性が高く、簡単に施工することができる。さらに熱 や紫外線、音の発生がなく、従来、20〜40W/m2 かかった電力が8W/m 2 程度で済む。さらに、非常時にはこの照光床材を点灯することにより誘導灯と して使用可能であり、非常口まで安全に人を誘導し、非常口には床面に「非常口 」と印刷された照光床材を施工することなどができる。 また、シーケンサーやコンピューターを利用して点滅させたり、音と一緒に光 らせたり、さらには圧力スイッチ等のセンサーを床材の内部に埋め込んで人が床 材の上に乗ると照光させたりして、人の注目を集めることもできるので、とくに 展示会やイベント会場の床材として有用である。 さらに、従来の技術により同様のものを作った場合、費用と時間と労力が多大 にかかり、出来た製品も嵩張ったものとなっていたが、本考案品は低コスト、短 時間、簡易施工のため、これらの問題の解決にも成功した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る照光床材の一実施態様を示す部分
断面説明図である。
【図2】本考案に係る照光床材の別の実施態様を示す部
分断面説明図である。
【符号の説明】
1…光透過性を有する板材、2…光透過性を有する意匠
シート、3…エレクトロルミネッセンスシート、4…バ
ッキング材、5…コ型アングル、6…プラスチックテー
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 張ケ谷 竜一 埼玉県大宮市吉野町1丁目406番地1 信 越ポリマー株式会社東京工場内 (72)考案者 浅川 照夫 埼玉県大宮市吉野町1丁目406番地1 信 越ポリマー株式会社東京工場内

Claims (1)

    整理番号U390104 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性を有する板材またはこの板材と光
    透過性を有する意匠材とを組み合わせ、エレクトロルミ
    ネッセンスシートおよびバッキング材をこの順に重ね合
    せてなることを特徴とする照光床材。
JP2777291U 1991-03-29 1991-03-29 照光床材 Pending JPH04116538U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2777291U JPH04116538U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 照光床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2777291U JPH04116538U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 照光床材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04116538U true JPH04116538U (ja) 1992-10-19

Family

ID=31911998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2777291U Pending JPH04116538U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 照光床材

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JP (1) JPH04116538U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533965A (ja) * 2012-09-27 2015-11-26 ファーマネク,マレク 建築部材
JP2022024123A (ja) * 2016-05-10 2022-02-08 三菱電機株式会社 照明装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61151364A (ja) * 1984-12-24 1986-07-10 住友化学工業株式会社 誘導指示床材

Patent Citations (1)

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