JPH04116535A - 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ - Google Patents

磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ

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JPH04116535A
JPH04116535A JP23558690A JP23558690A JPH04116535A JP H04116535 A JPH04116535 A JP H04116535A JP 23558690 A JP23558690 A JP 23558690A JP 23558690 A JP23558690 A JP 23558690A JP H04116535 A JPH04116535 A JP H04116535A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、フィルムに備わった磁気記憶部へ情報の書き
込みを行う磁気ヘッドを備えた磁気記憶部付フィルムを
用いるカメラの改良に関するものである。
(発明の背景) 従来の磁気的に情報記録を行う機器は、磁気記録媒体を
定速送りしたり、或はエンコーダによって磁気記録媒体
のスピードを検出することにより、適正な密度で記録を
行うことを可能としていた。
一方カメラにおいても、米国特許第4864332号等
に記載されている様に、磁気ヘッドを用いてフィルムに
備わった磁気記憶部へシャツタ秒時や絞り値等の撮影情
報の記録を可能とするものが提案されている。
しかしながら、上記提案等のカメラにおいては、フィル
ム1駒当りに情報の記録できる長さは有限であり、1駒
当りの情報が該長さを超えないようにしなければならな
いが、定速送りがほぼ不可能な該カメラにおいては、上
記のことを実現するためには高価且つ複雑な構成となる
エンコーダを備えなければならない不都合があった。
また、カメラの電源電圧を検出し、これに基づいてデユ
ーティ駆動でフィルム給送を行い、出来るだけ給送スピ
ードを一定にしようとする方式のものもあるが、この方
式を採用しても、多くの情報を高密度に記録しようとし
た場合には不十分なものであった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、高価且つ複
雑な構成になることを防止しつつ、所定の範囲内に高密
度の記録を行うことのできる磁気記憶部付フィルムを用
いるカメラを提供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、撮影すべくフレ
ームに達するまでのフィルム給送中に、各フレーム間の
巻上げ時間を記憶する記憶手段と、該記憶手段からの情
報とフレームナンバ検出手段からの現在の撮影フレーム
ナンバ情報より、撮影後の該フレームのフィルム給送ス
ピードを予測演算する予測演算手段とを設け、以て、前
記記憶手段からの情報より、フィルム給送用スプールの
見かけ上のスプール径変化に伴って変動する撮影後の各
フレームのフィルム給送スピードを予測するようにした
ことを特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
であり、以下にその動作を第2図に示すフローチャート
を用いて説明する。なお、本実施例では、フィルムを全
て一旦巻上げ、1駒毎に巻戻しながら撮影を行う所謂ブ
リワインド方式のカメラを想定している。
制御手段101は、まずステップ201において背蓋が
閉じられたか否かを判別し、閉じられたことを判別する
とフィルムパトローネがカメラ内に装填されたとしてス
テップ202へ進み、フィルム給送手段104を駆動し
て磁気記憶部を備えたフィルムの巻上げを開始する。次
にステップ203.204において、図示せぬフレーム
位置検出手段にて検出されるフレームのナンバを検出す
るフレームナンバ検出手段102とタイマ101Bから
の情報より現在のフレームナンバ及び1フレームの巻上
げに要する時間を検知し、これらの情報を記憶手段10
3へ対応させて記憶する。なお、該記憶手段103には
フィルム巻取りスプール(撮影すべくフレームに達する
までのフィルム給送用スプール)とパトローネ内のスプ
ール(撮影後のフレームのフィルム給送用スプール)そ
れぞれのスプール径を記憶している。次のステップ20
5では全てのフィルム(総枚数)の巻上げが終了したか
否か、つまりブリワインドが終了したか否かを判別し、
終了していなければ以後同様の動作を繰り返す。その後
終了を確認することによりステップ206へと進む。
ステップ206ではレリーズ釦の第1ストロークにより
ONするスイッチSWIの状態を判別し、ONされたこ
とを判別するとステップ207208へと進み、ここで
不図示の測光手段及び測距手段をそれぞれ動作させて測
光及び測距情報を得る0次いでステップ209において
レリーズ釦の第2ストロークによりONするスイッチS
W2の状態判別を行う、そして該スイッチSW2がON
されたと判別すると、ステップ210へ進み、公知のレ
ンズ制御及びシャッタ制御、つまりピント調整及びフィ
ルム面への露光動作を行う。
次のステップ211では、制御手段101内の演算手段
101Aにより、フレームナンバ検出手段102からの
情報より現在の撮影フレームナンバの検知が行われ、こ
の撮影フレームナンバに適したフィルムの給送スピード
(本実施例ではブリワインド方式を想定しているので巻
き戻しスピード)の予測演算がなされる。尚詳細は後述
するが、上記演算手段101Aは、前記ステップ203
及び204において記憶手段103に記憶した情報と見
かけ上のフィルム巻取りスプール径の変化(巻上げが進
むにつれて該スプール径が大きくなり、フィルム給送ス
ピードは速くなる)より想定されるフィルムパトローネ
内のスプールの径の見かけ上の変化(これは各スプール
径に基づいて行う)とにより撮影後の該フレームに対す
る給送スピードを予測演算する。
次のステップ212において制御手段101は前記予測
演算された給送スピードにしたがってフィルム給送をフ
ィルム給送手段104に命令する。ステップ213では
磁気ヘッド105を駆動し、上記フィルム供給スピード
に基づいて決定した書き込み周波数によって上記のよう
にして給送されているフィルムの磁気記憶部へシャツタ
秒時、絞り値、撮影年月日、コメント等の各種撮影情報
を書き込む。
次のステップ214では該撮影フレームの給送が終了し
たか否かを判別し、終了したことを判別することにより
ステップ215へ進み、フィルム給送停止をフィルム給
送手段104へ命令する。
次に、ステップ216によりフィルムが終了したか否か
、つまり全ての駒への撮影が終了したか否かを判別し、
終了していない場合はステップ206へ戻り、以下同様
の動作を繰り返す。又、全ての駒への撮影が終了した場
合は、周知のようにフィルムパトローネ内へ全てのフィ
ルムを巻き込む動作を開始する。
以上の様に、フィルム巻上げ時に記憶手段103に記憶
した各フレームの巻上げ時間情報と見かけ上のフィルム
巻取りスプール径の変化より想定されるパトローネ内の
スプール径の見かけ上の変化とから、撮影後の給送スピ
ードを予測演算するようにしている為、高価且つ複雑な
構成となるエンコーダを用いることなく、所定の範囲内
に高密度の情報記録を行うことが可能となる。
第3図は上記の実施例を実現可能とするカメラを背蓋な
外して背面から書いた図である。
第3図において、lはカメラ本体、2はファインダ、3
はフィルムパトローネ室、4はフォークであり、フィル
ムパトローネ内のスプールを駆動してフィルムを巻戻す
為のものである。5はフィルムアパーチャ、6は磁気ヘ
ッド、7はフィルム巻取りスプールであり、フィルムを
巻取る際に駆動される。
第4図は上記カメラの概略構成を示すブロック図である
第4図において、51は撮影する被写体の明るさを測光
する測光回路、52は被写体までの距離を測距する測距
回路である。53は各種回路を制御スルマイクロコンピ
ュータ(以下マイコント記す)であり、内部にタイマや
ROM、RAM等を有している。54は不図示のカメラ
のレリーズ釦の第1ストロークによりONする測光・測
距開始用のスイッチ(以下SW1と記す)、55は前記
レリーズ釦の第2ストロークによりONしてレリーズ動
作を開始させるためのスイッチ(以下SW2と記す)で
ある。56は不図示のカメラの背蓋スイッチであり、背
蓋の開閉に連動してON。
OFFする。57は不図示のフィルムパトローネの存否
を検出するスイッチである。58はフィルムパトローネ
に備わったDXコードよりフィルム枚数、フィルム種類
(例えばメーカーやりバーサル/ネガ、フィルム感度等
(これらによりフィルムベース及び乳剤の種類を判別し
てフィルム引出し及び巻き込み力を予測する)を読み取
るDXコード読取り回路である。
59は不図示のフィルム給送モータの制御を行うモータ
制御回路であり、上記モータの正転によりフィルム巻上
げ、逆転により巻戻しが行われる。60はフィルムへの
露光を制御する為のシャッタ制御回路、61は被写体に
ピントが合うように撮影レンズの位置制御を行うレンズ
制御回路、62は第3図図示磁気ヘッド6を制御してフ
ィルムに備わった磁気記憶部へ各種の情報の記録及び読
み出しを行わせるヘッド制御回路である。63はフィル
ム上の1駒1駒(1フレーム1フレーム)を検出するフ
レーム位置検出回路であり、これにはパーフォレーショ
ンの検出、或はフィルム走行量を検出する方式がある。
64は温度検出回路であり、本実施例では単独に構成さ
れているが、前記測光回路51と兼用することは可能で
ある。65は電池電圧を検出し、A/D変換を行ってそ
の情報をマイコン53へ伝達する電圧検出回路である。
第5図(a)はブリワインド時におけるフィルム巻上げ
時間の変化(即ち給送スピード変化)をグラフにした図
である。
フィルムはフィルム巻取りスプール7によって巻上げら
れる訳であるが、1駒当りの巻上げ時間は該フィルム巻
取りスプール7にフィルムが巻取られるに従いスプール
径が見かけ上大きくなる為、巻上げスピードが速くなり
、第5図(a)のように巻上げ時間tは短縮されてくる
。反面、スプール径が太くなると負荷が大きくなる為、
単純にはスプール径の比で速くなるわけではない(Bの
部分)。
本実施例のようなブリワインド方式であれば、ブリワイ
ンド時に全ての駒について巻上げ時間を記録する方が、
フィルム給送(巻戻し)時に有効な情報となる。ただ、
巻数による負荷変動を予測して補正することはできる。
第5図(b)は前記第5図(a)の情報を使って巻戻し
時における撮影フレーム間の時間を予測した図である。
巻戻し方向ではフィルムパトローネ内のスプールにフィ
ルムが巻き付いていく方向なので、最初は巻戻し時間t
′は時間がかかり、撮影駒(フレームナンバ)が進むに
つれて巻取り径が大きくなり、巻戻し時間t′は短くな
る。反面、巻上げ時と同様に負荷が大きくなる為、単調
には巻戻し時間t′は減少しない(B’の部分)。
そこで、ブリワインド時に記憶した第5図(a)の情報
を使って補正することが可能となる。即ち第5図(a)
から第5図(b)の予想は、フィルム巻取りスプール7
の回転スピード及び径とフィルムパトローネ内のスプー
ルの回転スピード及び径それぞれの比を求めることによ
って可能となる。つまり、それぞれのスプールに巻き付
き始めの初速を求め、次にそれぞれのスプール径の比を
使ってフィルム厚みによる見かけ上のスプール径の変化
の割合を求めて傾きを求める。最後に、直線変化になっ
ていない部分(Bの部分)を第5図(a)の生データに
よって補正するわけである。なお、Bの部分の傾きはフ
ィルムの残り量と巻取り量より負荷変動を予測し、補正
することでも予測可能である。
上記説明による計算式の一例を以下に示す。
第5図(a)において、N:総枚数、M:巻上げ時間が
直線変化でなくなる部分(A→B)のフレームナンバ、
to =最初の巻上げ時間、A:(N−M)間の傾き、
B (M〜1)間の傾きである。又、以下の式における
nは給送中のフレームを意味yる。
tn =to −A (N−n)  、’、 (N21
2M)tn=t6  A(N  M)  B(M  n
)、’、(M≧n≧1) 次に、フィルム巻取りスプール7の径をDl、その無負
荷時の回転スピードをVl、フィルムパトローネのス1
−ル径をD2、その無負荷時の回転スピードをv2とす
る。
第5図(b)において、 t6  =D2 / D I X V2 / VI X
 t6A’=AXD1/D2 B’=BxD、/D2 となり、 tn   =to    A   (n   1)(M
;2=n≧1) tn  −t6  −A’  (M−1)−B’(n−
M)   、’、(N212M)と予想される。
上記の近似式は、フィルム種類や温度、電源電圧の状態
を考慮することによってその補正項が増えることは十分
に考えられ、これにより適切な情報の記録が行えること
になる事から、該実施例では以下に述べる様にこれらを
も考慮して給送スピードを予測する様にしている。
更に、カメラに使うフィルム給送モータの特性やギヤ列
等の実際データをも考慮した予想式とする事も有効であ
る。
第6図(a) (b)は上記の如き予測演算を行う機能
を持つ第4図図示マイコン53の動作フローチャートで
ある。
「ステップ1」 背蓋スイッチ56の状態から背蓋が閉
じられているかを判別し、閉じられていなければステッ
プ1を繰り返し、閉じられていればステップ2に進む。
「ステップ2」 フィルムパトローネがフィルムパトロ
ーネ室3に装填されているかをスイッチ57の状態より
判別し、フィルムパトローネが装填されていなればステ
ップ1に戻り、装填されていればステップ3に進む。
「ステップ3」 モータ制御回路59を介して不図示の
フィルム給送モータを正転させ、フィルムの巻上げを開
始する。
「ステップ4J  DXコード読取り回路58を駆動し
てフィルムパトローネに備わったDXコードよりフィル
ム枚数(総枚数)、フィルム種類を読み取る。この読み
取り方式としては、磁気ヘッド6によってフィルムより
読み取ることを考えられるが、この実施例では前記の様
にフィルムパトローネの表面にあるDXコードより読み
取る方式を想定している。
「ステップ5」 ここではステップ4にて読み取ったフ
ィルム枚数(総枚数)を設定する。
「ステップ6」 ここではステップ4にて読み取ったフ
ィルム種類(メーカー リバーサル/ネガ、フィルム感
度)を設定する。
「ステップ7」 パーフォレーション等よりフレームの
位置を検出するフレーム位置検出回路63によって1フ
レームが検出されたか否かを判別し、検出されなければ
ステップ7を繰り返し、検出されたらステップ8に進む
「ステップ8」 上記ステップ7で検出されたフレーム
位置のタイミングより1フレ一ム巻上げるのに要した巻
上げ時間を内部タイマより読み取り、マイコン53内の
RAMに記憶する。
「ステップ9」 上記の巻上げ時間情報が何フレーム目
のものかを知る為に上記情報に対応させてフレームナン
バもRAMに記憶する。
なお、本実施例では既に述べたようにブリワインド方式
のカメラを想定しているが、該方式でないカメラの場合
(以下、これをノーマルワインド方式と記す)も本発明
は以下に述べるように有効であり、この場合はフィルム
空送り時のデータだけをフレーム単位相当の巻上げ時間
として記憶しておき、撮影後の各フレームの給送スピー
ドの予測に使うことになる。
「ステップIOJ  カメラ内の温度を温度検出回路6
4を動作させて測定し、この温度情報を入力してRAM
内に記憶する。
「ステップ11」 電圧検出回路65を動作させて電源
電圧を測定し、この電源電圧情報を入力してRAM内に
記憶する。
「ステップ12」 ステップ5で設定したフィルム枚数
までブリワインドが行われたか否かを判別し、終了して
いなければステップ7に戻り、ブリワインド終了であれ
ばステップ13に進む。
「ステップ13」 スイッチSW1の待機状態に入る。
そして該スイッチSWIがONすることによりステップ
14へ進む。
「ステップ14」 測光回路51を動作させてここで得
られた被写体輝度情報を入力する。
「ステップ15」 測距回路52を動作させてここで得
られた被写体距離情報を入力する。
「ステップ16」 スイッチSW2の状態を判別し、O
Nしていれば第6図(b)のステップ18へ進み、OF
Fのままであればステップ17へ進む。
「ステップ17」 ここでは再びスイッチSWIの状態
を判別し、ONのままであればステップ16へ戻り、O
FFされていればステップ13へ戻る。
「ステップ18」 ステップ15にて得た被写体距離情
報(測距情報)に基づいてレンズ制御回路61を制御し
、撮影レンズのピント合せを行う。
「ステップ19」 ステップ14にて得た被写体輝度情
報(測光情報)に基づいてシャッタ制御回路60を制御
し、フィルム面への露光動作を行う。
「ステップ20」 この時点におけるカメラ内の温度を
知るために温度検出回路64を動作させ、得られる温度
情報を入力する。
「ステップ21」 この時点における電源電圧の状態を
知るために電圧検出回路65を動作させ、得られる電源
電圧情報を入力する。
「ステップ22」 第5図(b)を用いて説明した予想
式にでてきた傾きや最初の巻上げ時間を知るための前記
ステップ8での1フレ一ム間の巻上げ時間、及びステッ
プ9でのフレームナンバの他、ステップ5でのフィルム
枚数、ステップ6でのフィルム種類、ステップ10での
温度、ステップ11での電源電圧、ステップ20での温
度、ステップ21での電源電圧それぞれをも考慮し、撮
影後の該フレームの給送スピードの予測演算を行う。
「ステップ23」 上記ステップ22の結果より磁気記
憶部への情報記録の為の書き込み周波数fを決定する。
「ステップ24」 モータ制御回路59を介してフィル
ム給送モータを前記の予測演算により求めた給送スピー
ドにて逆転させ、フィルムの巻戻しを開始する。
「ステップ25」 実際にヘッド制御回路62を介して
磁気ヘッド6を駆動し、既に述べた各種の撮影情報な給
送中のフィルムに備わった磁気記憶上へ書き込ませる。
「ステップ26」 フレーム位置検出回路63によりフ
レーム位置が検出されたか否かを判別し、検出されるこ
とによりステップ27へ進む。
「ステップ27」 モータ制御回路59を介してフィル
ム給送モータの駆動を禁止し、フィルムの巻戻しを停止
する。
「ステップ28」 現在のフレームナンバとステップ5
でのフィルム枚数より全ての駒への撮影が終了したかを
判別し、終了していなければステップ13に戻って以後
同様の動作を繰り返し、終了した場合はステップ29へ
進む。
「ステップ29」 モータ制御回路59を介してフィル
ム給送モータを逆転させ、フィルムパトローネ内へのフ
ィルム全ての巻き込みを行う。
「ステップ30」 スイッチ57の状態よりフィルムパ
トローネがフィルムパトローネ室3に有るか否かを判別
し、無くなることにより第6図(a)のステップ1へ戻
る。
第7図は温度変化による巻上げ時間tの変化の一例を示
すものである。
温度が高くなると、フィルムの巻上げ負荷の減少、ギヤ
列の摩擦の減少、電源電池の効率アップ等で巻上げ時間
は速くなる傾向にあり、低温では、逆に巻上げ時間は遅
くなる傾向にある。よって、前記ステップ22では、他
の条件等で得られた給送スピードを温度によって常温な
「1」とした時の比で予想する様にしている。
第8図は電源電圧変化による巻上げ時間tの変化を示し
たものである。
電源電圧が高ければフィルム給送モータの回転は速くな
り、巻上げ時時間tは短くなることは周知の通りである
。前記ステップ22ではこの事による補正の他、該実施
例におけるカメラはブリワインド方式であることから巻
上げ時は連続した電源の消費が行われ、巻上げに従って
電圧降下が生じているが、一方通常の1駒1駒の撮影で
は電源の復活があるのでこの事を考慮した補正を行うよ
うにしている。
第9図はフィルム枚数(総枚数)による巻上げ時間の平
均値の差をプロットしたものである。
第5図(a)のようにブリワインド時に全ての情報を記
憶する場合には影響は少ないが、ブリワインド時に情報
を記憶しない或はノーマルワインド方式の場合は、巻取
り量が増えると負荷が増えていくこと及びフィルムパト
ローネ内できっしりと詰っている場合の引出し力の増加
等から、このフィルム枚数をステップ22において補正
項の一つとして用いることにより、より的確な給送スピ
ードの予測が可能となる。更に、12枚撮り、24枚撮
つと言うようにフィルム枚数によってフィルムパトロー
ネ内のスプール径が変化する場合は、給送スピードの予
測には不可欠の情報となる。
また、本実施例では巻取り量と残り量より生じる負荷変
動を補正項として入れているが、これらの関係はフィル
ムの総枚数に依存することからこの点からも該フィルム
枚数は重要な情報の一つであろう。
第10図はフィルム種類、例えばメーカー リバーサル
/ネガ、フィルム感度等による分類をA−Hまでとした
場合の平均巻上げ時間tの差をプロットしたものである
この様に平均的なフィルム種類の情報をカメラが持つこ
とにより、いろいろな種類のフィルムに対応した給送ス
ピードの予測が可能となるが、ステップ22ではこの事
を考慮して該フィルム種類情報を用いている。
更に、温度による変化が該フィルム種類によって異なる
ことも補正可能となる。即ち、見かけ上のスプール径変
化以外の補正にも対応できる。
第11図は本発明の他の実施例における主要部分の動作
を示すフローチャートであり、前記実施例における第6
図(b)のステップ20からステップ25までを一部変
形している。なお、同じステップ番号は同一の動作を行
う部分であり、よってその詳細はここでは省略する。
ステップ20の次にステップ24に進み、ここでフィル
ムの巻戻しを開始し、次いでステップ21へ進んで電源
電圧を測定し、次のステップ31において前記ステップ
21で測定された電源電圧の変化がほぼ一定となったか
(安定したか)否かを判別し、一定でなければステップ
21に戻り、再び電源電圧の測定を行う、また、ステッ
プ31において電源電圧が一定であると判別するとステ
ップ22へ進み、前述したようにして給送スピードの予
測演算を行い、次のステップ23で上記の情報に基づい
て磁気ヘッド6による情報記録の為の書き込み周波数f
を決め、ステップ25にて実際に磁気ヘッド6を駆動し
て情報の書き込みを開始する。
第12図は上記第11図のステップ31にて述べたよう
な判別を行う理由を説明する図である。
第6図(a)のステップ25で行われる情報の記録は第
12図の時刻t2以降のモータ電流の時である事が必要
条件である。第12図の時刻t1〜t2はフィルム給送
モータの立上がり時で、この際該モータへは多くの電流
が流れており、よって電源電圧は極端に低くなっている
から情報の書き込みとしては時刻t2以降が適正となる
わけで、これを実現するためにステップ31の判別フロ
ーを設けている。
第13図は本発明の別の実施例における主要部の動作を
示すフローチャートであり、この実施例では、予想され
た給送時間に対して実際に給送に要した時間及び温度、
電源電圧、フレームナンバを記憶して、次の撮影フレー
ムの給送時間(給送スピード)の補正を行おうとするも
のであり、前記実施例における第6図(b)のステップ
27とステップ28の間を一部変形している。なお、第
6図(b)と同じステップ番号は同一の動作を行う部分
であり、よってその詳細はここでは省略する。
ステップ27にてフィルムの巻戻しを停止した後、ステ
ップ27−1へ進み、ここで実際に戻しに要した時間を
記憶し、次のステップ27−2ではこの時の電源電圧、
温度、フレームナンバを記憶し、ステップ27−3では
ステップ22で予想された給送時間と前記ステップ・2
7−1で記憶された給送時間との差の解析を行い、前記
ステップ27−2で記憶した情報を加味した上で次回の
撮影フレームにおいてステップ22で予測される給送ス
ピードの補正値を求め、この補正値を記憶する。
第14図及び第15図は本発明の更に別の実施例を示す
ものであり、この実施例では、以上説明してきたブリワ
インド方式ではなく、通常の撮影毎に巻上げするノープ
リワインド方式のカメラを例にしている。
この方式の場合、第14図に示すフィルム空送り時の各
フレーム間の巻上げ時間を使って見かけ上のフィルム巻
取りスプール7の径の変化による撮影後の該フレームの
巻上げ時間(給送スピード)の予測を行い、フィルム巻
上げを行うことになる。この際、後半の部分(第5図(
b)のB′の部分)での補正はフィルム枚数1種類等の
情報で行えばよい。
第15図は614図に示す各種情報の取り込みに関係す
る主要なフローチャートを示す。
ステップ41ではフィルム空送りを開始し、次のステッ
プ42ではフレーム位置の検出をパ−フォレーション検
出により行い、フレーム位置を判別するとステップ43
へ進み、ここでパーフォレーション間(フレーム間)の
巻上げ時間を記憶する。同時にステップ44にて電源電
圧を記憶する0次のステップ45ではフィルム1駒目ま
でのフィルム空送りが終了したか否かを判別し、終了し
ていなければステップ42へ戻り、終了していれば1駒
目に達したとしてステップ46へ進み、フィルム空送り
を終了する。そしてステップ47へ進み、SWIのON
の待機状態に入る。
以上の各実施例において、ブリワインド方式のカメラに
おいては、ブリワインド時の各フレームの巻上げ時間と
予め記憶しているフィルム巻取りスプール及びフィルム
パトローネ内のスプールそれぞれのスプール径の各情報
から撮影後の該フレームのフィルム給送スピードを予測
演算しく第5図(a)→第5図(b) ) 、またノー
マルワインド方式のカメラにおいては、フィルム空送り
中の各フレームの巻上げ時間から撮影後の該フレームの
フィルム給送スピードを予測演算し、これに基づいたフ
ィルム給送を行うようにしている為、フィルムに備わっ
た磁気記憶部への情報の書き込みを所定範囲内に高密度
に行うことが出来、且つこの事からフィルム移動量を検
出する為のエンコーダを省略することができるので、カ
メラの低コスト化、構造の簡素化を達成できる。
また、フィルム枚数、フィルム種類、温度、電源電圧等
により予測演算により求められる給送スピードに補正を
かけるようにしているので、見かけ上のスプール径の変
化のみならず、フィルムの引出し力の負荷変動等をも予
測することができ、より精度の良いものにすることがで
きる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、撮影すべくフレ
ームに達するまでのフィルム給送中に、各フレーム間の
巻上げ時間を記憶する記憶手段と、該記憶手段からの情
報とフレームナンバ検出手段からの現在の撮影フレーム
ナンバ情報より、撮影後の該フレームのフィルム給送ス
ピードを予測演算する予測演算手段とを設け、以て、前
記記憶手段からの情報より、フィルム給送用スプールの
見かけ上のスプール径変化に伴って変動する撮影後の各
フレームのフィルム給送スピードを予測するようにしか
ら、高価且つ複雑な構成になることを防止しつつ、所定
の範囲内に高密度の記録を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
、第2図はその動作を示すフローチャート、第3図は第
1図及び第2図実施例を実現するためのカメラの背面図
、第4図は同じくその構成を示すブロック図、第5図(
a)は同じくフィルム巻上げ時の見かけ上のスプール変
化に伴って変動する給送スピードを示す図、第5図(b
)は第5図(a)より予測できるフィルム巻戻し時の見
かけ上のスプール変化に伴って変動する給送スピードを
示す図、第6図(a) (b)は第4図図示マイコンの
動作を示すフローチャート、第7図は温度変化と巻上げ
時間との関係を示す図、第8図は電源電圧状態と巻上げ
時間との関係を示す図、第9図は各種のフィルム枚数と
その平均的な巻上げ時間との関係を示す図、第10図は
フィルム種類と巻上げ時間との関係を示す図、第11図
は本発明の他の実施例における主要部分の動作を示すフ
ローチャート、第12図はその動作説明を助けるための
図、第13図は本発明の別の実施例における主要部分の
動作を示すフローチャート、第14図は本発明の更に別
の実施例におけるフィルム巻上げ時の見かけ上のスプー
ル変化に伴って変動する給送スピードを示す図、第15
図はその動作の主要部分を示すフローチャートである。 1・・・・・・カメラ本体、6・・・・・・磁気ヘッド
、7・・・・・・フィルム巻取りスプール、53・・目
・・マイコン、59・・・・・・モータ制御回路、63
・・・・・・フレーム位置検出回路、101・・・・・
・制御手段、1oIA・旧・・演算手段、l0IB・・
・・・・タイマ、102・・・・・・フレームナンバ検
出手段、103・・・・・・記憶手段、104・・・・
・・フィルム給送手段、105・・・・・・磁気ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム給送中に、該フィルムに備わった磁気記
    憶部へ情報の書き込みを行う磁気ヘッドと、フレームナ
    ンバを検出するフレームナンバ検出手段とを備えた磁気
    記憶部付フィルムを用いるカメラにおいて、撮影すべく
    フレームに達するまでのフィルム給送中に、各フレーム
    間の巻上げ時間を記憶する記憶手段と、該記憶手段から
    の情報と前記フレームナンバ検出手段からの現在の撮影
    フレームナンバ情報より、撮影後の該フレームのフィル
    ム給送スピードを予測演算する予測演算手段とを設けた
    ことを特徴とする磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ
JP23558690A 1990-09-07 1990-09-07 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ Expired - Fee Related JP2941019B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004092828A1 (ja) * 2003-04-16 2004-10-28 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 潜像焼込装置及びそれを用いて潜像が焼込まれる写真用のフィルム
JP2006509708A (ja) * 2002-12-11 2006-03-23 アンモノ・スプウカ・ジ・オグラニチョノン・オドポヴィエドニアウノシツィオン ガリウム含有窒化物バルク単結晶を得るためのプロセス、得られた結晶から不純物を排除するためのプロセス、及びガリウム含有窒化物バルク単結晶からなる基板を製造するためのプロセス
CN111479116A (zh) * 2019-01-23 2020-07-31 上海天荷电子信息有限公司 等比特精度预测、映射和分段编码的数据压缩方法和装置

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