JPH041161B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH041161B2 JPH041161B2 JP58070061A JP7006183A JPH041161B2 JP H041161 B2 JPH041161 B2 JP H041161B2 JP 58070061 A JP58070061 A JP 58070061A JP 7006183 A JP7006183 A JP 7006183A JP H041161 B2 JPH041161 B2 JP H041161B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- nut
- fasteners
- coupling device
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 21
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 21
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 21
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 2
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/24—Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
- F01D25/243—Flange connections; Bolting arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明はケーシング結合装置に係り、特に、
蒸気タービンケーシングを結合するに好適にする
ケーシング結合装置に関する。
蒸気タービンケーシングを結合するに好適にする
ケーシング結合装置に関する。
第1図は一般の蒸気タービンを示す断面図であ
る。
る。
この蒸気タービンは、外部ケーシング1の内部
に、内部ケーシング3を収容し、さらにこの内部
ケーシング3内に羽根5を有するロータ7が設け
られる。また、外部ケーシング1には蒸気供給口
9が形成され、この蒸気供給口9に伸縮可能な連
絡管11が嵌装されている。そして、この連絡管
11は、内部ケーシング3内の環状のノズルボツ
クス13に接続されている。
に、内部ケーシング3を収容し、さらにこの内部
ケーシング3内に羽根5を有するロータ7が設け
られる。また、外部ケーシング1には蒸気供給口
9が形成され、この蒸気供給口9に伸縮可能な連
絡管11が嵌装されている。そして、この連絡管
11は、内部ケーシング3内の環状のノズルボツ
クス13に接続されている。
さらに、内部ケーシング3の内壁には、ノズル
15を備えるノズルダイヤフラム17が設けられ
ている。また、外部ケーシング1の両端部にグラ
ンドパツキンヘツド19が装着されて、ロータ5
の回転に伴う蒸気洩れを防止している。
15を備えるノズルダイヤフラム17が設けられ
ている。また、外部ケーシング1の両端部にグラ
ンドパツキンヘツド19が装着されて、ロータ5
の回転に伴う蒸気洩れを防止している。
このような蒸気タービンにおいては、高温・高
圧蒸気は、蒸気供給口9から連絡管11を経てノ
ズルボツクス13に流入する。蒸気は、このノズ
ルボツクス13のノズルから高速流となつてター
ビン羽根5に案内され、そのタービン羽根5を介
して、ロータ7に運動エネルギを付与する。蒸気
はその後、各ノズルダイヤフラム17のノズル1
5を通り、再び高速流となつて次段の羽根5に順
次案内される。
圧蒸気は、蒸気供給口9から連絡管11を経てノ
ズルボツクス13に流入する。蒸気は、このノズ
ルボツクス13のノズルから高速流となつてター
ビン羽根5に案内され、そのタービン羽根5を介
して、ロータ7に運動エネルギを付与する。蒸気
はその後、各ノズルダイヤフラム17のノズル1
5を通り、再び高速流となつて次段の羽根5に順
次案内される。
蒸気は、タービン羽根5およびノズル15を順
次通過する毎に仕事をして膨張し、高圧タービン
出口部21に至る。そこでは、蒸気供給口9の1/
4〜1/8程度の蒸気圧力となる。その後、蒸気は外
部ケーシング1の外部に導出され、ボイラの再熱
器を通つて再熱されて再び高温蒸気となり、中圧
タービンに導かれる。
次通過する毎に仕事をして膨張し、高圧タービン
出口部21に至る。そこでは、蒸気供給口9の1/
4〜1/8程度の蒸気圧力となる。その後、蒸気は外
部ケーシング1の外部に導出され、ボイラの再熱
器を通つて再熱されて再び高温蒸気となり、中圧
タービンに導かれる。
ところで、前記外部および内部ケーシング1,
3は、第2図に示される如く、水平面でそれぞれ
上下に二分割され、各分割ケーシングは、締結具
としての両締めボルト23およびナツト25によ
り締結され、一体化される。その結果、外部およ
び内部ケーシング1,3の組立分割やロータ7の
搬出入が容易となる。また、上・下ケーシングの
接合面としてのフランジ部27は厚肉に形成され
ている。これにより、外部および内部ケーシング
1,3の内圧に対する気密保持を図るべく、両締
めボルト23およびナツト25によつて上下ケー
シングを強く接合する際に、フランジ部27の強
度を確保することができる。
3は、第2図に示される如く、水平面でそれぞれ
上下に二分割され、各分割ケーシングは、締結具
としての両締めボルト23およびナツト25によ
り締結され、一体化される。その結果、外部およ
び内部ケーシング1,3の組立分割やロータ7の
搬出入が容易となる。また、上・下ケーシングの
接合面としてのフランジ部27は厚肉に形成され
ている。これにより、外部および内部ケーシング
1,3の内圧に対する気密保持を図るべく、両締
めボルト23およびナツト25によつて上下ケー
シングを強く接合する際に、フランジ部27の強
度を確保することができる。
この両締めボルト23およびナツト27に作用
する力は、蒸気の内圧力のみではなく、上下ケー
シングを強く結合する際に生ずるボルト23の軸
方向引張力と熱変形による力とがある。この作用
力は非常に大きな力である。
する力は、蒸気の内圧力のみではなく、上下ケー
シングを強く結合する際に生ずるボルト23の軸
方向引張力と熱変形による力とがある。この作用
力は非常に大きな力である。
両締めボルト23およびナツト25によつてこ
の作用力を支持する場合には、両締めボルト23
およびナツト25が高耐力を有する鍛造材である
ため、それらの締結強度が大きく問題はない。
の作用力を支持する場合には、両締めボルト23
およびナツト25が高耐力を有する鍛造材である
ため、それらの締結強度が大きく問題はない。
しかしながら、第3図に示される如く、ケーシ
ング1,3の構造上、両締めボルト23を使用で
きず、押えボルト29や植込みボルトを用いる場
合に問題がある。
ング1,3の構造上、両締めボルト23を使用で
きず、押えボルト29や植込みボルトを用いる場
合に問題がある。
第3図に示される従来例では、上ケーシングの
フランジ部27Aに貫通孔30が穿設され、ま
た、下ケーシングのフランジ部27Bにも、その
上半部分に、貫通孔30と対向してこれと同径の
孔31が形成されている。フランジ部27Bにお
ける孔31の下部には、押えボルト29に螺合可
能なねじ部33が、孔31と同軸的に形成されて
いる。押えボルト29は、フランジ27Aの上方
から貫通孔30および31に挿入されて、ねじ部
33に螺合することにより、両フランジ部27
A,27Bを結合する。
フランジ部27Aに貫通孔30が穿設され、ま
た、下ケーシングのフランジ部27Bにも、その
上半部分に、貫通孔30と対向してこれと同径の
孔31が形成されている。フランジ部27Bにお
ける孔31の下部には、押えボルト29に螺合可
能なねじ部33が、孔31と同軸的に形成されて
いる。押えボルト29は、フランジ27Aの上方
から貫通孔30および31に挿入されて、ねじ部
33に螺合することにより、両フランジ部27
A,27Bを結合する。
ところが、押えボルト29は鍛造品(主にCr
−Mo−V鋼、12Cr−Mo−V鋼)であり、ねじ
部33は鋳造品(Cr−Mo鋼、Cr−Mo−V鋼)
であるため、ねじ部33の強度が押えボルト29
のそれより弱く、したがつて、このねじ部33
が、押えボルト29に作用する力によつて破損す
るという問題点を生ずる。
−Mo−V鋼、12Cr−Mo−V鋼)であり、ねじ
部33は鋳造品(Cr−Mo鋼、Cr−Mo−V鋼)
であるため、ねじ部33の強度が押えボルト29
のそれより弱く、したがつて、このねじ部33
が、押えボルト29に作用する力によつて破損す
るという問題点を生ずる。
このねじ部33の損傷に対し、ねじ部33をオ
ーバサイズにすることが一般に採用されている。
しかし、この場合には、貫通孔29、孔31の径
も大となるので、フランジ部27A,27Bの強
度が低下するという問題点を生ずる。
ーバサイズにすることが一般に採用されている。
しかし、この場合には、貫通孔29、孔31の径
も大となるので、フランジ部27A,27Bの強
度が低下するという問題点を生ずる。
この発明は上記従来の問題点に鑑みなされたも
ので、一対のケーシングの結合においてその信頼
性を向上させることができるケーシングの結合装
置を提供することを目的とする。
ので、一対のケーシングの結合においてその信頼
性を向上させることができるケーシングの結合装
置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係るケ
ーシングの結合装置は、鋳造品で共に形成された
ボルト・ナツトの締結具により一対の上半および
下半ケーシングを一体的に結合するケーシングの
結合装置において、前記締結具の一方を下半ケー
シングの取付面に固定保持させる固定具を設け、
この固定具にて固定された締結具の一方に締結具
の他方を螺合させる一方、前記締結具を上半およ
び下半ケーシングのフランジ部に列状に配設し、
かつ上記フランジ部に形成された貫通孔に挿通さ
せて上半および下半ケーシングを結合したもので
ある。
ーシングの結合装置は、鋳造品で共に形成された
ボルト・ナツトの締結具により一対の上半および
下半ケーシングを一体的に結合するケーシングの
結合装置において、前記締結具の一方を下半ケー
シングの取付面に固定保持させる固定具を設け、
この固定具にて固定された締結具の一方に締結具
の他方を螺合させる一方、前記締結具を上半およ
び下半ケーシングのフランジ部に列状に配設し、
かつ上記フランジ部に形成された貫通孔に挿通さ
せて上半および下半ケーシングを結合したもので
ある。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
第4図はこの発明に係るケーシング結合装置の
一実施例を示し、第5図は第4図の−線に沿
う断面図、第6図は第4図の視矢視図、第7図
は第6図の−線に沿う断面図をそれぞれ示
し、従来例と同様な部分は同一の符号を附すこと
により説明を省略する。
一実施例を示し、第5図は第4図の−線に沿
う断面図、第6図は第4図の視矢視図、第7図
は第6図の−線に沿う断面図をそれぞれ示
し、従来例と同様な部分は同一の符号を附すこと
により説明を省略する。
下半ケーシングのフランジ部27Bには、貫通
孔30と同径の貫通孔が35が、これと同軸的
に、かつ列状に複数個穿設されている。また、フ
ランジ部27Bの下面で貫通孔35の開口部近傍
は、平滑に形成されて、取付面37とされてい
る。この取付面37には対をなす複数個の取付穴
39が列状に穿設される。各取付穴39は、取付
面37の貫通孔35の各開口部間および一端の貫
通孔35の開口部の外側にそれぞれ穿設される。
孔30と同径の貫通孔が35が、これと同軸的
に、かつ列状に複数個穿設されている。また、フ
ランジ部27Bの下面で貫通孔35の開口部近傍
は、平滑に形成されて、取付面37とされてい
る。この取付面37には対をなす複数個の取付穴
39が列状に穿設される。各取付穴39は、取付
面37の貫通孔35の各開口部間および一端の貫
通孔35の開口部の外側にそれぞれ穿設される。
また、取付面37には、複数個の貫通孔35と
それぞれ同軸的に、締結具の一方としての鍛造材
からなるナツト41が複数個列状に配列されてナ
ツト列を形成している。これらのナツト41は、
固定具としてのキー43,44、およびピン45
によつてこの取付面37に固定される。
それぞれ同軸的に、締結具の一方としての鍛造材
からなるナツト41が複数個列状に配列されてナ
ツト列を形成している。これらのナツト41は、
固定具としてのキー43,44、およびピン45
によつてこの取付面37に固定される。
即ち、ナツト41の側周面には、この側周の接
線方向に延びるキー溝46が一対形成され、対を
なす各キー溝46はナツト41の直径方向に対向
して形成される。ナツト41における隣り合つた
キー溝46間には、コ字断面形状のキー43が係
合し、このキー43は、止めボルト47が取付穴
39に螺合することにより、取付面37に固定さ
れる。
線方向に延びるキー溝46が一対形成され、対を
なす各キー溝46はナツト41の直径方向に対向
して形成される。ナツト41における隣り合つた
キー溝46間には、コ字断面形状のキー43が係
合し、このキー43は、止めボルト47が取付穴
39に螺合することにより、取付面37に固定さ
れる。
また、ナツト列の一端部のナツト41の列方向
外方には、キー43と略同一形状であるが、横断
面をL字形状とし若干大形のキー44が、キー溝
46に係合してキー43と同様に取付面37に固
定されている。更に、両端のナツト41の外側の
他方には、キー43より若干大形のピン45が同
様にキー溝46に係合して取付面37に固定され
る。
外方には、キー43と略同一形状であるが、横断
面をL字形状とし若干大形のキー44が、キー溝
46に係合してキー43と同様に取付面37に固
定されている。更に、両端のナツト41の外側の
他方には、キー43より若干大形のピン45が同
様にキー溝46に係合して取付面37に固定され
る。
これらのキー43,44およびピン45とキー
溝46との係合により、ナツト41は、その回転
方向に対し回転不可能に、フランジ部27Bに固
定される。
溝46との係合により、ナツト41は、その回転
方向に対し回転不可能に、フランジ部27Bに固
定される。
尚、キー溝45とキー43との間には、第5図
に示される如く、ナツト41の軸方向に間隙49
が設けられて、タービン運転中のナツト41およ
びキー43の熱膨張やナツト41の組付・分解に
おける不具合を回避している。また、止めボルト
47は、キー43,44に埋設した後、止めボル
ト47の周縁が折り曲げられることによりかしめ
られて、緩み止めの機能が果される。
に示される如く、ナツト41の軸方向に間隙49
が設けられて、タービン運転中のナツト41およ
びキー43の熱膨張やナツト41の組付・分解に
おける不具合を回避している。また、止めボルト
47は、キー43,44に埋設した後、止めボル
ト47の周縁が折り曲げられることによりかしめ
られて、緩み止めの機能が果される。
次に作用を説明する。
フランジ部27A,27Bに形成される貫通孔
30,35にナツト41と同材質の両締めボルト
51を挿通し、その下端部を、キー43,44お
よびピン45によりフランジ部27Bに固定され
るナツト41に螺合させる。更に、両締めボルト
51の上端部に、ナツト41と同材質のナツト5
3を螺合し、工具によりナツト53を締め付け
て、両フランジ部27A,27Bを強固に結合す
る。
30,35にナツト41と同材質の両締めボルト
51を挿通し、その下端部を、キー43,44お
よびピン45によりフランジ部27Bに固定され
るナツト41に螺合させる。更に、両締めボルト
51の上端部に、ナツト41と同材質のナツト5
3を螺合し、工具によりナツト53を締め付け
て、両フランジ部27A,27Bを強固に結合す
る。
上記実施例によれば、両締めボルト51および
ナツト41,53がともに鍛造材で形成されて略
等しい強度であること、およびこれらのボルト5
1は、ナツト41,53のみに螺合し、分割ケー
シングのフランジ部27Bに形成される貫通孔3
5に螺合することがないから、ねじ部の損傷がな
く、上半および下半ケーシングの結合においてそ
の結合の信頼性を向上させることができる。
ナツト41,53がともに鍛造材で形成されて略
等しい強度であること、およびこれらのボルト5
1は、ナツト41,53のみに螺合し、分割ケー
シングのフランジ部27Bに形成される貫通孔3
5に螺合することがないから、ねじ部の損傷がな
く、上半および下半ケーシングの結合においてそ
の結合の信頼性を向上させることができる。
また、上記ねじ部の損傷がないことから、ねじ
孔の定期的点検をする必要が生ぜず、保守の容易
化を図ることができる。
孔の定期的点検をする必要が生ぜず、保守の容易
化を図ることができる。
更に、ナツト41が、その回転方向に回転不可
能に下半ケーシングのフランジ部27Bに固定さ
れることから、両締めボルト51の締付け又は弛
緩時に、このナツト41を工具等で固定する必要
がなく、押えボルトの場合と同様に良好な作業性
を得ることができる。
能に下半ケーシングのフランジ部27Bに固定さ
れることから、両締めボルト51の締付け又は弛
緩時に、このナツト41を工具等で固定する必要
がなく、押えボルトの場合と同様に良好な作業性
を得ることができる。
上記実施例では、ナツト41が回転不可能な場
合につき説明したが、ナツト41がその回転方向
に回転可能なものであつてもよい。つまり、キー
溝がナツト41の側周面の全域にわたつて環状に
形成され、このキー溝に前述のキー43,44お
よびピン45が係合するものである。この変形例
の場合には、フランジ部27A,27Bの両側い
ずれからでも締付け又は弛緩を行なうことができ
る。
合につき説明したが、ナツト41がその回転方向
に回転可能なものであつてもよい。つまり、キー
溝がナツト41の側周面の全域にわたつて環状に
形成され、このキー溝に前述のキー43,44お
よびピン45が係合するものである。この変形例
の場合には、フランジ部27A,27Bの両側い
ずれからでも締付け又は弛緩を行なうことができ
る。
第8図はこの発明に係るケーシング結合装置の
他の実施例を示す断面図である。
他の実施例を示す断面図である。
この実施例は、従来両締めボルトを用いていた
箇所に頭付きボルトを用いて締結しようとするも
のである。即ち、頭付きボルト55は、その頭部
にキー溝57(ナツトの側周の接線方向に平行な
キー溝又は環状なキー溝)が形成され、このキー
溝57に係合されるキー43,44およびピン4
5により、フランジ部27Bに固定される。この
頭付きボルト55の先端部にナツト53を螺合す
ることにより、両フランジ27A,27Bに結合
する。
箇所に頭付きボルトを用いて締結しようとするも
のである。即ち、頭付きボルト55は、その頭部
にキー溝57(ナツトの側周の接線方向に平行な
キー溝又は環状なキー溝)が形成され、このキー
溝57に係合されるキー43,44およびピン4
5により、フランジ部27Bに固定される。この
頭付きボルト55の先端部にナツト53を螺合す
ることにより、両フランジ27A,27Bに結合
する。
この実施例によれば、両端部に螺合されるナツ
トを工具により支持する必要のある両締めボルト
を用いる場合に比べ、ナツト53のみを工具で支
持すればよいことから、締付け、弛緩の作業性を
向上させることができる。
トを工具により支持する必要のある両締めボルト
を用いる場合に比べ、ナツト53のみを工具で支
持すればよいことから、締付け、弛緩の作業性を
向上させることができる。
以上のように、この発明に係るケーシング結合
装置によれば、鋳造品で共に形成されたボルト・
ナツトの締結具により一対の上半および下半ケー
シングを一体的に結合するケーシングの結合装置
において、前記締結具の一方を下半ケーシングの
取付面に固定保持させる固定具を設け、この固定
具にて固定された締結具の一方に締結具の他方を
螺合させる一方、前記締結具を上半および下半ケ
ーシングのフランジ部に列状に配設し、かつ上記
フランジ部に形成された貫通孔に挿通させて上半
および下半ケーシングを結合したので、締結具の
ボルトを鋳造品で形成された上半および下半ケー
シングに直接螺合させて結合する必要がなく、締
結具のボルト・ナツトは高耐力を有する鍛造品で
形成されて略等しい強度を有し、互いに螺合され
るので、ねじ部の損傷がなく、上半および下半ケ
ーシングの結合に高い信頼性を有する。
装置によれば、鋳造品で共に形成されたボルト・
ナツトの締結具により一対の上半および下半ケー
シングを一体的に結合するケーシングの結合装置
において、前記締結具の一方を下半ケーシングの
取付面に固定保持させる固定具を設け、この固定
具にて固定された締結具の一方に締結具の他方を
螺合させる一方、前記締結具を上半および下半ケ
ーシングのフランジ部に列状に配設し、かつ上記
フランジ部に形成された貫通孔に挿通させて上半
および下半ケーシングを結合したので、締結具の
ボルトを鋳造品で形成された上半および下半ケー
シングに直接螺合させて結合する必要がなく、締
結具のボルト・ナツトは高耐力を有する鍛造品で
形成されて略等しい強度を有し、互いに螺合され
るので、ねじ部の損傷がなく、上半および下半ケ
ーシングの結合に高い信頼性を有する。
また、上半および下半ケーシングは、略等しい
強度を有する締結具の螺合により固定されること
から、螺合するねじ部を点検する必要がなく、保
守の容易化を図ることができる。
強度を有する締結具の螺合により固定されること
から、螺合するねじ部を点検する必要がなく、保
守の容易化を図ることができる。
更に、締結具の一方がケーシングに固定されて
いることから、締結作業性を向上させることがで
きる。
いることから、締結作業性を向上させることがで
きる。
第1図は一般的な蒸気タービンを示す断面図、
第2図は上下両ケーシングを両締めボルトで締結
する従来のケーシング結合装置を示す断面図、第
3図は上下ケーシングを押えボルトで締結する従
来のケーシング結合装置を示す断面図、第4図は
この発明に係るケーシング結合装置の一実施例を
示す断面図、第5図は第4図の−線に沿う断
面図、第6図は第4図における視矢視図、第7
図は第6図の−線に沿う断面図、第8図はこ
の発明に係るケーシング結合装置の他の実施例を
示す断面図である。 1……外部ケーシング、3……内部ケーシン
グ、27A,27B……フランジ部、41……ナ
ツト、43,43……キー、46……キー溝、4
5……ピン、51……両締めボルト、53……ナ
ツト。
第2図は上下両ケーシングを両締めボルトで締結
する従来のケーシング結合装置を示す断面図、第
3図は上下ケーシングを押えボルトで締結する従
来のケーシング結合装置を示す断面図、第4図は
この発明に係るケーシング結合装置の一実施例を
示す断面図、第5図は第4図の−線に沿う断
面図、第6図は第4図における視矢視図、第7
図は第6図の−線に沿う断面図、第8図はこ
の発明に係るケーシング結合装置の他の実施例を
示す断面図である。 1……外部ケーシング、3……内部ケーシン
グ、27A,27B……フランジ部、41……ナ
ツト、43,43……キー、46……キー溝、4
5……ピン、51……両締めボルト、53……ナ
ツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋳造品で共に形成されたボルト・ナツトの締
結具により一対の上半および下半ケーシングを一
体的に結合するケーシングの結合装置において、
前記締結具の一方を下半ケーシングの取付面に固
定保持させる固定具を設け、この固定具にて固定
された締結具の一方に締結具の他方を螺合させる
一方、前記締結具を上半および下半ケーシングの
フランジ部に列状に配設し、かつ上記フランジ部
に形成された貫通孔に挿通させて上半および下半
ケーシングを結合したことを特徴とする形状記憶
合金の結合装置。 2 前記締結具の一方がナツトであり、その他方
が両締めボルトおよびこの両締めボルトの他側に
螺装されるナツトである特許請求の範囲第1項に
記載のケーシングの結合装置。 3 前記締結具の一方が頭付きボルトであり、そ
の他方がナツトである特許請求の範囲第1項に記
載のケーシングの結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006183A JPS59196911A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | ケ−シングの結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006183A JPS59196911A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | ケ−シングの結合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59196911A JPS59196911A (ja) | 1984-11-08 |
JPH041161B2 true JPH041161B2 (ja) | 1992-01-10 |
Family
ID=13420647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006183A Granted JPS59196911A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | ケ−シングの結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59196911A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7617602B2 (en) * | 2005-08-18 | 2009-11-17 | General Electric Company | Method of servicing a turbine |
JP2011169246A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービンケーシング構造 |
EP2497909A1 (de) * | 2011-03-10 | 2012-09-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Gehäuse für Strömungsmaschine mit geänderter Teilfuge |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56171608U (ja) * | 1980-05-21 | 1981-12-18 |
-
1983
- 1983-04-22 JP JP7006183A patent/JPS59196911A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59196911A (ja) | 1984-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6641326B2 (en) | Removable stud for joining casing flanges | |
US6116013A (en) | Bolted gas turbine combustor transition coupling | |
JP5221019B2 (ja) | ガスタービンエンジンの組立方法および組立装置 | |
US8303246B2 (en) | Connecting radial arms to a circular ferrule by imbricating attached parts | |
US10794223B2 (en) | Enclosed jacking insert | |
JP4948752B2 (ja) | フルポート型外部ジンバル式継手 | |
US4900223A (en) | Steam turbine | |
RU2638227C2 (ru) | Конструкция с соединительным валом газовой турбины, содержащая гильзу, расположенную между соединительным валом и ротором | |
US20140286770A1 (en) | Mechanical system for a turbine engine, turbine engine, and method for attaching a mechanical system within a turbine engine | |
US8047781B2 (en) | Bolt assembly for steam turbine engines and method of assembling the same | |
JP2003343204A (ja) | ガスタービン及びガスタービン発電装置 | |
JPS6193207A (ja) | 蒸気タ−ビンの蒸気導入部構造 | |
JPH041161B2 (ja) | ||
JP5920851B2 (ja) | タービンのための固定装置および固定を提供するための方法 | |
CN108798798A (zh) | 涡轮增压器 | |
US10393160B2 (en) | Oblique flange channel | |
JPH041162B2 (ja) | ||
JPH051567A (ja) | ガスタービン | |
US8465254B2 (en) | Steam turbine half shell joint assembly | |
WO2017030182A1 (ja) | ターボ機械 | |
JP2004346937A (ja) | 軸方向に心合わせされたタービンロータを結合するための装置及び方法 | |
US2397815A (en) | Internal-combustion turbine plant | |
JPS61152911A (ja) | タ−ビンケ−シング | |
US3748059A (en) | Inlet structure for turbomachine | |
US9650918B2 (en) | Austenitic segment for steam turbine nozzle assembly, and related assembly |