JPH04116173U - 周波数安定化レ―ザ光源 - Google Patents

周波数安定化レ―ザ光源

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JPH04116173U
JPH04116173U JP1863991U JP1863991U JPH04116173U JP H04116173 U JPH04116173 U JP H04116173U JP 1863991 U JP1863991 U JP 1863991U JP 1863991 U JP1863991 U JP 1863991U JP H04116173 U JPH04116173 U JP H04116173U
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semiconductor laser
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photodetector
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JP1863991U
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English (en)
Inventor
浩二 秋山
京 入谷
哲 吉武
Original Assignee
横河電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光パワ―の変動による周波数ドリフトを低減し
た周波数安定化レ―ザ光源を実現する。 【構成】半導体レ―ザ1の発振周波数を原子または分子
の吸収線に制御して周波数を安定化する周波数安定化レ
―ザ光源において、吸収セル3の透過光を光検出器4で
検出し、加算回路5において光検出器4の出力に関連す
る信号から半導体レ―ザ1のモニタ用フォトダイオ―ド
の出力を引算し、加算回路5の出力に基づいて制御回路
7で半導体レ―ザ1の出力周波数を吸収線に制御するこ
とにより、制御点のオフセットを相殺する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コヒ―レント光通信やコヒ―レント光計測器の分野で利用される周 波数安定化レ―ザ光源の周波数ドリフトの低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から周波数安定化レ―ザ光源としては、レ―ザ光の一部を吸収用ガスセル に通し、半導体レ―ザの発振周波数を吸収線に一致させるように負帰還をかけて 安定化するものがある。 図4はそのような周波数安定化レ―ザ光源の従来例を示す構成ブロック図であ る。半導体レ―ザ11から出射された光はビ―ムスプリッタ12で2つに分離さ れ、一方は吸収セル13に入射する。吸収セル13を透過した光は光検出器14 で検出され、制御回路17において発振器16の出力を参照信号として同期検波 され、その出力に基づいて半導体レ―ザ11の発振周波数が吸収セル13内の標 準物質が有する吸収線に制御される。加算回路20により、制御回路17の出力 には発振器16の出力が変調信号として加算されるとともに、バイアス用の電流 源19の出力が加算される。その結果、ビ―ムスプリッタ12で分離された他方 の光は周波数安定化出力光となって外部へ出力される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の装置では、図5(A)に示すように、半導体レ―ザ11の 出力パワ―がレ―ザ周波数に対して勾配をもって変化するので、同期検波出力( B)は直流電圧Vo だけオフセットを生じる。したがって半導体レ―ザ11の発 振周波数を吸収線の中心に制御するためには、制御回路17は同期検波出力を0 VからVo だけずらした電圧に制御しなければならない。しかし、半導体レ―ザ 11の光パワ―が劣化等で変動するとオフセット電圧Vo が変化するので、この 制御点Aが変化し、出力光の周波数がドリフトしてしまう。 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、光パワ―の変動によ る周波数ドリフトを低減した周波数安定化レ―ザ光源を実現することを目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は半導体レ―ザの発振周波数を原子または分子の吸収線に制御して周波 数を安定化する周波数安定化レ―ザ光源に係るもので、その特徴とするところは モニタ用フォトダイオ―ドを内蔵する半導体レ―ザと、特定の周波数で吸収線を もつ標準物質が封入され、前記半導体レ―ザの出力光を入射する吸収セルと、こ の吸収セルの透過光を検出する光検出器と、この光検出器の出力に関連する信号 と前記モニタ用フォトダイオ―ドからの出力とを加算する加算回路と、この加算 回路の出力に基づいて前記半導体レ―ザの出力周波数を前記吸収線に制御する制 御回路とを備えた点にある。
【0005】
【作用】
モニタ用フォトダイオ―ドからの出力を光検出器の出力と関連する信号と加算 することにより、制御点のオフセットが相殺されるので、光パワ―の変動があっ ても、出力周波数はドリフトしない。
【0006】
【実施例】
以下本考案を図面を用いて詳しく説明する。 図1は本考案に係る周波数安定化レ―ザ光源の一実施例を示す構成ブロック図 である。1はモニタ用フォトダイオ―ドを内蔵する半導体レ―ザ、2は半導体レ ―ザ1の出力光を2つに分離するビ―ムスプリッタ、3はビ―ムスプリッタ2で 分離された一方の光を入射する吸収セルで、特定の周波数の光を吸収する吸収線 を持つ標準物質を封入したもの、4は吸収セル3を透過した光を検出する光検出 器、5は光検出器4の出力を半導体レ―ザ1に内蔵されたモニタ用フォトダイオ ―ド(図示せず)の出力と加算する加算回路、6は発振器、7は発振器6の第1 の出力(周波数f)を参照信号として加算回路5の出力をロックインアンプ等で 同期検波し、半導体レ―ザ1の出力周波数を吸収セル3の吸収線の中心に制御す る制御回路、8は制御回路7の出力に発振器6の出力を加算しその出力が半導体 レ―ザ1の電流を駆動する加算回路である。ここでは吸収セル3に封入される吸 収物質として、コヒ―レント光通信に最適な1.5μm帯で吸収線を持つアセチ レン(C2 2 )を用いている。
【0007】 図1の装置の動作を次に説明する。半導体レ―ザ1は加算回路8を介して発振 器6により周波数fで電流変調される。半導体レ―ザ1から出射した光の一部は ビ―ムスプリッタ2で反射して吸収セル3に入射し、内部に封入された吸収物質 の吸収線で特定の周波数の光が吸収される。半導体レ―ザ1の出力光のうちビ― ムスプリッタ2を透過した光は本装置の光出力となる。吸収セル3を透過した光 は光検出器4で検出され、その出力vD は加算回路5で半導体レ―ザ1のモニタ 用フォトダイオ―ド出力vM を加算される。制御回路7は加算回路5の出力を周 波数fで同期検波し、吸収線の微分特性を有する同期検波出力が0Vとなるよう に制御信号を出力する。
【0008】 図2は制御回路7による制御動作を示す特性曲線図である。半導体ダイオ―ド 1の電流を駆動して周波数を掃引すると、光検出器4の出力VD からは図2(A )に示すような傾きを持った吸収線が得られる。この傾きはレ―ザ電流の変化に よる光パワ―の変動によるもので、図4の装置で述べた直流オフセットの原因と なる。このときモニタ用フォトダイオ―ドの出力は図2(B)のようになり、図 2(A)と同じ傾きを持った特性となる。ここで加算回路5は光検出器4の出力 とモニタ用フォトダイオ―ドの出力を符号を反転して加算しているので、結局引 算となり、制御回路7はvD −vM を入力することになる。vD −vM の周波数 特性は図2(C)のようになり、傾きのない特性となる。この信号を制御回路7 内のロックインアンプで同期検波すれば、図2(D)のイ(実線)に示すように 直流オフセットのない微分特性を得ることができる。点線ロは従来のように光検 出器4の出力VD のみを同期検波した場合の微分特性を示す。制御回路7により 加算回路5の出力が0Vとなるように半導体レ―ザの電流を制御すると、半導体 レ―ザの発振周波数は図2(D)の点Bに制御される。光パワ―の変動で図2( A)の傾きが変動しても、同時に図2(B)の傾きが変化して相殺されるので、 制御点Bが変動せず、周波数ドリフトは生じない。
【0009】 このような構成の周波数安定化レ―ザ光源によれば、モニタ用フォトダイオ― ドで検出した半導体レ―ザの出力パワ―を用いて同期検波信号に含まれる直流オ フセットを相殺することにより、光パワ―変動による周波数ドリフトを減少また は除去することができる。また半導体レ―ザの光パワ―の長期的な変動による周 波数ドリフトも防ぐことができる。 なお吸収セル3内の標準物質としては、アセチレンガスに限られず、アンモニ アガス(NH3 )やシアン化水素(HCN)等各種の物質を用いることができる 。
【0010】 図3は本考案に係る周波数安定化レ―ザ光源の他の実施例を示す構成ブロック 図である。図1と同じ部分は同一の記号を付して説明を省略する。 図において、光検出器4の出力はロックインアンプ等からなる同期検波回路7 1に入力して同期検波され、半導体レ―ザ1のモニタ用フォトダイオ―ドの出力 とともに加算回路5に入力する。加算回路5の出力は制御回路72に入力する。 加算回路5において同期検波回路71の出力vS からモニタ用フォトダイオ― ドからの信号vM がさし引かれる。一般に半導体レ―ザ1の光パワ―が劣化等に より減少すると、周波数特性の傾きが小さくなるので、同期検波回路71の出力 に含まれる直流オフセット電圧の値は減少するが、同時にモニタ用フォトダイオ ―ドの出力も減少するので、変動分が相殺され、オフセットドリフトが除去され る。したがって図1の場合と同様に、制御点は光パワ―の変動の影響を受けず、 光パワ―による周波数ドリフトは生じなくなる。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、光パワ―の変動による周波数ドリフトを低 減した周波数安定化レ―ザ光源を簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る周波数安定化レ―ザ光源の一実施
例を示す構成ブロック図である。
【図2】図1の装置における制御回路7の制御動作を示
す特性曲線図である。
【図3】本考案に係る周波数安定化レ―ザ光源の他の実
施例を示す構成ブロック図である。
【図4】周波数安定化レ―ザ光源の従来例を示す構成ブ
ロック図である。
【図5】図4装置の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 半導体レ―ザ 3 吸収セル 4 光検出器 5 加算回路 7 制御回路 71 同期検波回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レ―ザの発振周波数を原子または分
    子の吸収線に制御して周波数を安定化する周波数安定化
    レ―ザ光源において、モニタ用フォトダイオ―ドを内蔵
    する半導体レ―ザと、特定の周波数で吸収線をもつ標準
    物質が封入され、前記半導体レ―ザの出力光を入射する
    吸収セルと、この吸収セルの透過光を検出する光検出器
    と、この光検出器の出力に関連する信号と前記モニタ用
    フォトダイオ―ドからの出力とを加算する加算回路と、
    この加算回路の出力に基づいて前記半導体レ―ザの出力
    周波数を前記吸収線に制御する制御回路とを備えたこと
    を特徴とする周波数安定化レ―ザ光源。
JP1863991U 1991-03-26 1991-03-26 周波数安定化レ―ザ光源 Pending JPH04116173U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128184A (ja) * 1985-11-28 1987-06-10 Yokogawa Electric Corp 半導体レ−ザ安定化装置
JPS62188291A (ja) * 1986-02-13 1987-08-17 Yokogawa Electric Corp 半導体レ−ザ波長安定化装置
JPH02299279A (ja) * 1989-05-15 1990-12-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 発振波長安定化半導体レーザ装置

Patent Citations (3)

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