JPH0411592Y2

JPH0411592Y2 -

Info

Publication number: JPH0411592Y2
Application number: JP8612887U
Authority: JP
Priority date: 1987-06-02
Filing date: 1987-06-02
Publication date: 1992-03-23
Also published as: JPS63194687U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案は２種以上の衛生器具を有する衛生設備
室に係り、特に衛生器具を連続するカバーで被つ
た衛生設備室に関する。

［従来の技術］従来、２種以上の衛生器具を設けた衛生設備室
では、各衛生器具は独立して配置するようにして
いる。例えばユニツトバストイレツトルームにお
いては、浴槽と洋風便器が別々に設置され、また
更にこれらとは別に洗面器が壁に取り付けられて
いる。

［考案が解決しようとする問題点］従来の衛生設備室では、衛生器具同志の間があ
いており、清掃時には清掃器具をこれらの衛生器
具同志の間や、床から立ち上がるこれら衛生器具
の給水管、排水管などの間に差し込まねばなら
ず、掃除をしにくく不便である。また、衛生器具
同志の間のスペースが利用されず無駄となつてお
り、衛生設備室がいたずらに大きくなつていた。

［問題点を解決するための手段］本考案の衛生設備室は、２種以上の衛生器具を
壁面に沿つて隣接して設けると共に、各衛生器具
を少なくとも上面が連続面となるように連続カバ
ーにて被つたことを特徴とするものである。

［作用］本考案の衛生設備室では、各衛生器具が隣接し
て設置されており、衛生設備室内のスペースの無
駄が解消される。また、衛生器具同志の間もカバ
ーにて被われているから、清掃時に清掃器具を衛
生器具の間に差し込むことが不要である。そし
て、カバー上面が連続面となつているからカバー
上面の清掃も簡単である。

［実施例］以下図面を参照して実施例について説明する。

第１図は本考案の実施例に係る衛生設備室の実
施例、第２図、第３図、第４図はそれぞれ第１図
の−線、−線、−線に沿う断面図で
ある。符合１０は衛生設備室のの床であり、１２
はその側壁である。この側壁１２には洗面器１
４、洋風便器１６、ビデ１８及び浴槽２０が取り
付けられ、連続カバー２２にて被われている。

洗面器１４は、第２図に示す如く、側壁１２に
後端面が取り付けられ、カバー２２が洗面器１４
の上面から側面並びに下面を、排水管２４をも被
い隠すように設置されている。

洋風便器１６は、壁掛型のものであり、側壁１
２に取り付けられ、便蓋２６の部分を除いてカバ
ー２２にて被われている。符号２８は便座を示
す。なおビデ１８も洋風便器１６と同様にして設
置され、カバー２２にて被われている。

浴槽２０は床１０から浮いた状態にて側壁１２
に取り付けられ、その上面、側面及び下面がカバ
ー２２にて被われている。

図において符号３０は洗面器１４の水栓、３
２，３４はそれぞれ洋風便器１６及びビデ１８の
洗浄水供給用操作ダイヤル、３６は浴槽２０用の
湯水混合水栓を示す。また、３８は洗面器１４の
下側に設けられたタオルハンガーであり、タオル
４０が掛けられている。４２はビデ１８のカバー
を示す。

このように構成された衛生設備室においては、
各衛生器具（洗面器、洋風便器、ビデ及び浴槽）
が隣接して設置されており、衛生設備室のスペー
スに無駄がない。また、各衛生器具同志の間もカ
バー２２にて被われているから、清掃時に清掃器
具を衛生器具の間に差し込むことが不要である。
そして、カバー２２の上面が連続面となつている
から、カバー上面の清掃も簡単に行える。さら
に、本実施例では、各衛生器具が床から浮いた状
態にて設置されているから、それらの下側を物品
の収納部として利用できる。加えて、各衛生器具
がカバーにて下面まで被われており、見栄えが良
い。

第２図は本考案の異なる実施例に係る衛生設備
室の斜視図である。本実施例では洋風便器１６、
ビデ１８及び浴槽２０のみが設置され、ビデ１８
と浴槽２０との設置間隔が第１図のものよりも狭
く取られている。その他の構成は第１図の実施例
と同様であり、同一部分に同一符号を付してその
説明を省略する。この第２図の実施例でも上記実
施例と同様の作用効果が奏される。

本考案において、衛生器具の種類、組み合せあ
るいはその設置個数等は図示の実施例に限定され
るものではなく、種々のものとすることができ
る。また、カバーとしてはプラスチツクや陶器な
ど適宜の材質にできる。

［効果］以上の通り、本考案の衛生設備室においては、
該衛生設備室内のスペースの有効利用が図れると
共に、清掃も極めて容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す斜視図、第２
図、第３図及び第４図はそれぞれ断面図である。
第５図は異なる実施例を示す斜視図である。１０……床、１２……側壁、１４……洗面器、
１６……洋風便器、１８……ビデ、２０……浴
槽、２２……カバー。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

２種以上の衛生器具を壁面に沿つて隣接して設
けると共に、各衛生器具を少なくとも上面が連続
面となるように連続カバーにて被つたことを特徴
とする連続カバー付の衛生設備室。