JPH04115854U - 糸押えレバー - Google Patents

糸押えレバー

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JPH04115854U
JPH04115854U JP2618291U JP2618291U JPH04115854U JP H04115854 U JPH04115854 U JP H04115854U JP 2618291 U JP2618291 U JP 2618291U JP 2618291 U JP2618291 U JP 2618291U JP H04115854 U JPH04115854 U JP H04115854U
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JP
Japan
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thread
yarn
lever
tensor
running
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Application number
JP2618291U
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English (en)
Inventor
裕士 内田
Original Assignee
村田機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速走行する糸のバルニングを規制して走行糸
がガイドから外れないようにする。 【構成】糸道の左右の各垂直軸33、26にそれぞれ回動自
在に支持され、糸の走行時に互いに閉じ、パッケージ交
換や糸継ぎ時に互いに開く糸押えレバー28A 、28B 。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、糸のバルーニングを規制するための合糸機や自動ワインダー等に 使用する糸押えレバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の合糸機や自動ワインダー等においては、高速巻取りを行なうために、各 糸の走行経路ができるだけ真っ直ぐになるように設計されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
糸走行経路が真っ直ぐになるように設計されている従来の合糸機や自動ワイン ダー等においては、高速で走行する糸にバルーニングが発生してガイドから外れ 、正常な運転を維持するための各装置の誤作動を引き起こすという問題がある。
【0004】 この考案は、高速走行する糸のバルニングを規制して走行糸がガイドから外れ ないようにする糸押えレバーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の糸押えレバーは、糸道の左右の各垂直 軸にそれぞれ回動自在に支持され、糸の走行時に互いに閉じ、パッケージ交換や 糸継ぎ時に互いに開くものである。
【0006】
【作 用】
上記のように構成された糸押えレバーにおいては、通常の糸巻取り運転時には 、互いに閉じられ、走行糸はその中に抱え込まれる。パッケージ交換や糸継ぎ時 には、互いに開かれ、糸の自由な動きが許容される。
【0007】
【実施例】 第1図ないし第5図を参照して、この考案の糸押えレバーを合糸機に適用した 例を説明する。
【0008】 先ず、合糸機について説明すると、合糸機は、自動ワインダーと類似の構造を 有するものであるが、給糸パッケージが2つある点で大きく異なっている。即ち 、合糸機の基本構造は、図1及び図2に示すごとく、2つの給糸パッケージ1、 2から引き出されるそれぞれの糸が、バルーンブレーカ12、12を経て下部テ ンサー15B、下部テンサー15Bより小さな接圧の上部テンサー15Aに至り 、そこで合わされて綾振ドラム4によりトラバースされながら巻取りパッケージ 3に巻き取られるものである。
【0009】 図1、図2の2点鎖線で示すものは、並設された複数の合糸機のユニットに沿 って移動し、満管となったユニットにおける巻取りパッケージ3の玉揚げ、糸継 ぎをする処理ロボットRである。
【0010】 処理ロボットRは、サクションマウス5、中継パイプ6、糸継装置7、上糸用 糸分け装置8及び下糸用糸分け装置9を備えている。また、処理ロボットRの前 面下方には、図5に示すごとく、後述する各ユニットに装備された動作部の駆動 源となるアクチュエーターとしてのエアーシリンダー27が取り付けてある。
【0011】 糸継装置7は、ノッター、スプライサー等からなり、左右の糸継装置7は、上 下にずらして設置され、各糸継ぎ目が前後にずれるようにしている。
【0012】 パッケージの交換時や糸切れ時に、糸切れセンサー13によって糸切れが検知 されると、処理ロボットRは、そのユニットまで自走する。サクションマウス5 は、そのユニットで巻取りパッケージ3側の糸を吸引して下方に回動し、糸継装 置7側に案内するものである。
【0013】 このとき、上糸用糸分け装置8が働いて巻取りパッケージ3に巻かれている2 本の各糸を左右に分離すると共に、各糸は各糸継装置7内に導かれる。
【0014】 上糸用糸分け装置8は、図3に示すごとく、エアーシリンダー内蔵のボックス 17と、ボックス17に支持されエアーシリンダーにより揺動する左右2本の腕 18、18と、各腕18に固定された固定挟持片19と、各腕18に揺動自在に 支持された揺動挟持片20及び揺動挟持片20の両側にありその揺動を制御する ストッパー21、22とよりなっており、通常は図3の状態で待機している。
【0015】 揺動挟持片20は、固定挟持片19と共働して上糸を挟持する突片20a、腕 18が内側に揺動したときに内側のストッパー21に当接する突片20b、腕1 8が外側に揺動したときに外側のストッパー22に当接する突片20cとよりな っている。上糸がサクションマウス5によって糸継装置7側に案内されると、腕 18が内側に揺動し、突片20bはストッパー21に当接して揺動する。そのこ とにより突片20aは固定挟持片19に対して開き、各上糸をその谷間に押さえ 込む。その後、腕18は外側に揺動し、突片20cがストッパー22に当接して 揺動する。その結果、突片20aは固定挟持片19に対して閉じ、それぞれ1本 の上糸を挟み込み、各上糸は左右に分離される。分離の可否は糸検出フィーラー 23によってなされる。
【0016】 この合糸機の給糸パッケージ1、2の支持部には、下方からボビン中空部へ圧 縮空気を噴出する吹上ノズル10が接続されており、これにより、コーンの交換 時に、新しい給糸パッケージ1、2のボビン中空部内に収められている糸端がバ ルーンブレーカ12へ運ばれる。
【0017】 バルーンブレーカ12の内側には上方に圧縮空気を噴出する補助吹上ノズル1 1が開口しており、吹上ノズル10により運ばれた各下糸を糸ガイド14まで吹 上げる。
【0018】 中継パイプ6は、2つの吸引開口部を有しており、給糸パッケージ1、2と糸 継装置7との間で、上下に回動可能に設けられている。パッケージの交換時や糸 切れ時には、その開口部を給糸パッケージ1、2側に回動させ、開口部が糸ガイ ド14の上方に位置するようにしてある。そしてこの位置で補助吹上ノズル11 により運ばれた給糸パッケージ1、2側の糸を吸引すると、中継パイプ6は各下 糸を保持したまま上方に旋回して各下糸を糸継装置7側へ案内する。
【0019】 このとき、下糸用糸分け装置9が働いて各給糸パッケージの各糸を左右に分離 すると共に各糸は各糸継装置7内に導かれる。
【0020】 下糸用糸分け装置9は、図4に示すごとく、中央に窪んだ下糸受け入れ部を有 するヤーンガイド24と、垂直軸26の周りに揺動自在に支持され自由端に尖端 部25aを有するL字型のセパレートガイド25とよりなっており、通常は図4 の状態で待機している。
【0021】 下糸が中継パイプ6によって糸継装置7側に案内されると、上部テンサー15 Aの各部材の間隙が開くと共に、セパレートガイド25は矢印方向に回転し、互 いの間隔を若干空けている各下糸の間に尖端部25aを突入させる。その結果、 各下糸は左右に分離される。
【0022】 こうして給糸パッケージ1、2側の糸が糸継装置9へ導入されると、前記した ように、前もってサクションマウス5によって糸継装置9へ導入されている巻取 りパッケージ3側の糸と合わせ、糸継ぎがなされる。
【0023】 なお、16はヤーンカッターであり、自動ワインダーにおけると同様に、糸継 ぎ時に作用させるものである。
【0024】 次に、図5を参照してこの考案の糸押えレバー28A、28B及びこれに関連 して駆動される各テンサー15A、15B、セパレートガイド25の駆動系統に ついて説明する。
【0025】 糸押えガイド28A、28Bは、ガイド板44上の左右にそれぞれ垂直軸33 、垂直軸26によって回動自在に支持されており、巻取り中は、互いに閉じて高 速走行する2本の糸を抱え込み、糸がバルーニングによってガイドやテンサーの 所定の走行路から外れることを防せぎ、パッケージの交換時や糸切れ時には、互 いに開いて糸の自由な動きを許容する。なお、左側糸押えガイド28Aには戻し バネ34が設けてあり、糸押えガイド28Aを閉じる方向に付勢している。また 、ガイド板44には、左右の糸押えガイド28A、28Bを閉じたときに、各下 糸をそれぞれ導き入れるスリットが形成されている。
【0026】 処理ロボットRがパッケージ交換や糸継ぎのために自走して止まるときの、各 ユニットにおける、処理ロボットRのエアーシリンダー27が占める空間の直下 には、間隔を空けて伝達ロッド29が配置してある。伝達ロッド29は、エアー シリンダー27の作動により、上端が押されて下降し、エアーシリンダー27が 復動すると、伝達ロッド戻し30中に装備するバネにより元の位置に戻るように してある。また、伝達ロッド29の下端は、水平軸に揺動自在に支持されたく字 状レバー31の一端に取付けてある。
【0027】 く字状レバー31の他端と左側糸押えレバー28Aの基部との間には、ロッド 32が連結してあり、左側糸押えレバー28Aの中間部と右側糸押えレバー28 Bの後端との間にはロッド35が連結してある。
【0028】 上部テンサー15A、下部テンサー15Bは、それぞれレバー軸36に支持さ れ、バネ37等により各テンサー側に付勢された上部テンサーレバー38A、下 部テンサーレバー38Bによって糸道に接圧が付与される。この上部テンサーレ バー38Aには、中間部に突片を垂下させ、その下端が下部テンサーレバー38 Bの上端と重なるようにしてある。なお、39は、糸走行中に下部テンサー15 Bを回転させるためのテンサーモーターであり、40は、バネ37の力を調節す るための操作ダイヤルである。
【0029】 垂直軸26にはレバー操作ロッド支持体41が固定してあり、これにはレバー 操作ロッド42が下部テンサーレバー38Bの側面に向けて突設してある。更に 垂直軸26には手動操作用の操作レバー43も固定してある。
【0030】 この駆動系統において、処理ロボットRのエアーシリンダー27が作動すると 、ユニット側の伝達ロッド29の上端が下に押され、く字状レバー31、ロッド 32、左側糸押えれどー28A、ロッド35、右側糸押えレバー28B、垂直軸 26、セパレートガイド25、レバー操作ロッド支持体41、レバー操作ロッド 42は、それぞれ矢印方向に回動又は移動する。即ち、左右の糸押えレバー28 A、28Bは、互いに開き、セパレートガイド25は、前述のごとく、各下糸の 間に尖端部25aを突入させる。そして、レバー操作ロッド42の矢印方向の移 動により、下部テンサーレバー38B及びそれに押されて上部テンサーレバー3 8Aがレバー軸36を中心にして時計方向に回動し、各テンサー15A、15B の接圧をゆるめる。
【0031】
【考案の効果】
この考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような 効果を奏する。
【0032】 即ち、糸が高速走行してもバルーニングの発生を抑えることができ、糸がガイ ド等から外れることを防ぐことができる。従って、正常な運転維持のための各装 置の誤作動を防ぐことができる。また、パッケージ交換や糸継ぎ時には、そのた めの糸の自由な動きが許容されるので、全く支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】合糸機の側面図である。
【図2】合糸機の正面図である。
【図3】合糸機の上糸用糸分け装置の平面図である。
【図4】合糸機の下糸用糸分け装置の斜視図である。
【図5】合糸機の糸押えレバー等のユニット側動作部の
駆動系統を示す斜視図である。
【符号の説明】
26 垂直軸 27 エアーシリンダー 28A 左側糸押えガイド 28B 右側糸押えガイド 33 垂直軸 R 処理ロボット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸道の左右の各垂直軸にそれぞれ回動自在
    に支持され、糸の走行時に互いに閉じ、パッケージ交換
    や糸継ぎ時に互いに開く糸押えレバー。
JP2618291U 1991-03-25 1991-03-25 糸押えレバー Pending JPH04115854U (ja)

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JP2618291U JPH04115854U (ja) 1991-03-25 1991-03-25 糸押えレバー

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