JPH04114467U - ライニング補修管の接続用治具 - Google Patents

ライニング補修管の接続用治具

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JPH04114467U
JPH04114467U JP2517991U JP2517991U JPH04114467U JP H04114467 U JPH04114467 U JP H04114467U JP 2517991 U JP2517991 U JP 2517991U JP 2517991 U JP2517991 U JP 2517991U JP H04114467 U JPH04114467 U JP H04114467U
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秋生 森永
功 斉藤
高則 伊藤
雅樹 名取
宣勝 池
正仁 篠崎
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東京瓦斯株式会社
株式会社ハツコー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライニング補修施工管の端部開口に、ライニ
ング後に行う溶接作業の支障となるライニング塗膜が無
い部分を形成する。 【構成】 埋設された導管の内面に、管の更生,補修の
ため樹脂塗膜を形成する際に用いる接続用治具4であっ
て、補修施工管2の端部開口に挿入される挿入筒20
と、挿入筒20に連なる外筒21と、外筒21を補修施
工管2の外面に固定する固定用管22及びボルト23よ
りなる。補修施工管2の内面に樹脂塗膜30を適宜の方
法で形成した後、接続用治具4を取り外すと、補修施工
管2の端部開口内部に樹脂塗膜30の無い部分が形成さ
れる。従って該開口を他の管と溶接する際に、樹脂が溶
け出し、または燃焼炭化して溶接個所に入り込んで溶接
部位にピンホールやクラックの生じることが無くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス管,水道管などの埋設配管を更生,補修する目的で管の内面に 樹脂のライニング塗膜を形成する際、その補修施工管の端部開口に、施工後に行 なわれる管の接続に際して溶接作業に支障を与えないようにライニングの未塗膜 部分を形成するための接続用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
地下や建物内に埋設されたガス管,水道管などの布設配管においては、経年に より管に腐食孔や亀裂が生じ、これより漏洩が起こる恐れがあることから、その 漏洩補修または予防のために管内面にエポキシ樹脂を塗布して塗膜を形成するラ イニング補修が行われている。
【0003】 従来、この種のライニング補修工法としては、.例えば特開昭54−127 941号公報(特公昭58−14826号公報),特開昭54−156046号 公報等に開示された噴霧気流法によるもの、.また例えば特開昭55−443 20号公報に開示されたピグ・ライニング法によるもの、.さらに例えば特開 昭57−105270号公報,特開昭58−6272号公報等に開示された樹脂 プラグ流動法によるもの、等が知られている。
【0004】 上記の補修工法によって管のライニング補修を行なう場合、補修すべき施工管 は、適当長さの施工区間に区切って管を切断開口し、その一端開口部より樹脂を 注入させ、この樹脂を他端開口部まで流動,到達させるようにライニング施工を 行なうものであるから、施工管の全長にわたり管端部まで塗膜が形成され、また 施工管はライニング後にこれを再び相手側の管と接続して補修を終了する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上述のライニング施工後、相手側の管と接続する場合、中継管を介在 して管端同士を溶接により接続する方法が採られるが、この際に次のような問題 点があった。 ライニング補修を施した管を溶接により接続しようとすると、ライニング塗膜 が管端内面まで形成されているため、溶接の熱により樹脂が溶け出したり、燃焼 炭化して接合部の隙間に入り込んで金属同士の融着を妨げ、溶接強度を低下させ ると共に、溶接部に微細な孔やクラックを残すおそれがある。 そのため従来は、ライニング補修を施した管と、それに接続する中継管を溶接 により接続する場合には、管端内面のライニング塗膜をナイフやサンブー(回転 砥石)で取り除いたり、あるいは溶接の肉盛りを特に大きくする必要があって作 業時間が長くかかっていた。
【0006】 本考案は、上述した課題を解決するためになされたもので、補修管の端部にラ イニング塗膜を有さない未塗布部分を容易に形成することができるライニング補 修管の接続用治具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、補修施工管の一端開口部よりライニング用 樹脂を管内に注入し、該樹脂を他端開口部に向け流動させて管内面に樹脂のライ ニング塗膜を形成するに際し、上記補修施工管の管端開口部にライニング塗膜を 有さない溶接用の接続部を形成するライニング補修管の接続用治具であって、 該接続用治具は、補修施工管の管端開口部の内面に接して管内に挿入される挿 入筒と、上記管端開口部の外側を覆う外筒と、外筒を補修施工管に固定する固定 用筒とを有し、上記外筒の端部に樹脂回収部材を接続してなるものである。 また、ライニング補修工法が管の端部においてコントロールされた圧力を保つ 必要のある樹脂プラグ流動法による場合にあっては、前記外筒内面と補修施工管 の外側をシールするパッキングが設けられることが望ましい。
【0008】
【作用】
上記構成に基づき本考案の接続用治具は、布設配管に対してライニング補修が 行われる時に、補修施工管の管端開口部に固定され、ライニング補修が終了した 後に取り外される。すると、ライニング補修時において補修施工管の管端開口部 の内側に挿入筒が挿入されているため、樹脂は、管端開口部内面においては挿入 筒の内周面に付着し、補修施工管の内周面には塗膜が形成されない。ライニング 補修の終了後、接続用治具を取り外すと、ライニング塗膜は挿入管の内端部で分 離され挿入筒と共に運び去られる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の接続用治具4が使用される位置の1例を示すライニング補修装 置の全体概略図であって、補修施工管2は、一端が道路下に設置された共同マン ホール1内に開口され、他端が需要先のビル地下室内等に通じる入口部分で切断 開口され、共同マンホール1側から樹脂3が注入される。図1は、それ自体は公 知の樹脂プラグ流動法によるライニング補修工法を示しており、その作動の概略 を説明すると、コンプレッサ6で作られた圧力空気は、電磁切換弁7を経てまず ガバナ8により圧力調整され、樹脂注入器10内の樹脂を電磁開閉弁9を通じて 補修施工管2内に一定量送り込む。次に電磁切換弁7は、流量制御装置5に圧力 空気を導入し、流動制御装置5は、初期は比較的に高い圧力でライニング樹脂の 塊すなわち樹脂プラグを押し出し、樹脂プラグが塗膜形成に使用されて減少する と圧力を減衰しつつ樹脂プラグを押し出す。樹脂プラグはやがて補修施工管2の 端部に達し、接続用治具4を通って、樹脂回収部材としての到達確認管12に至 り、ライニング作業は終了する。なお、符号11は余分の樹脂を回収するための ドレンバルブ、13は樹脂プラグの先端部の圧力調整のための遮断弁である。ま た符号2′は、元は補修施工管2と一体であったビルや工場内に延長する構内導 管である。
【0010】 図2に接続用治具4の拡大断面図を示す。接続用治具4は、補修施工管2の端 部内面に挿入される挿入筒20と、その基部20Aに連なっていて補修施工管2 の端部外面を覆う外筒21と、外筒21に形成したネジ部に結合される固定用筒 22とからなっている。図示の実施例の場合、上記接続用治具4は、挿入筒20 と外筒22および固定用筒22は一体構造に形成したものを示したが、その挿入 筒20はこれを外筒22と分離して単独に施工管2の端部内面に挿入できる形態 に構成してもよい。上記挿入筒20は、図示の実施例の場合その基部20Aにネ ジ部を有するニップル20Bがあって、リング24により樹脂到達確認管12に 連通されている。また固定用筒22は、その端部の数個所にボルト23と螺合す るナット孔があって、このボルト23により補修施工管2に接続用治具4を固定 することができる。さらに固定用筒22の内面にはパッキング押え25A,25 Bに挟まれてOリング等のパッキング24があり、外筒21の先端部のテーパ部 に係合するパッキング押え25Cによりパッキング24が固定されている。この パッキング24により、樹脂が外部に漏洩するのを防止すると共に挿入筒20の 外面と補修施工管2の内面に空気の流れが生じないため、挿入筒20の外径が補 修施工管2の内面に密着していなくとも樹脂が入り込むことがない。
【0011】 図2は、ライニング補修が行われて塗膜30が補修施工管2及び挿入筒20の 内面に施された状態を示している。ここで、ライニング補修が終了し接続用治具 4を、ボルト23を弛めることにより引き抜くと、ライニング塗膜30は挿入筒 20の内端で引きちぎられて分離し、挿入筒20の挿入部分にはライニング塗膜 30が形成されない部分ができる。その長さは、ライニング塗膜が溶接作業に際 して前述した悪影響を及ばさない程度でよく、実験的に約20cmが好適な値で あった。
【0012】 図3は、ライニング施工時、補修施工管2の他端開口部となるビルの地下室内 おいて、補修施工管2を切断して他端開口部を設け、またライニング補修の施工 後に中継管26を介して再び他の相手管と接続する工程を示す図である。まず図 3の(A)及び(B)で、必要な作業スペースを確保するため所定長さにわたり 管を切断除去する。次に(C)で、接続用治具4を補修施工管2の端部にセット してライニング補修を行う。必要によっては、構内導管2′の端部にセットして 更に先端部にライニング補修を行うこともできる。(D)はライニング補修が終 了した時点の図で、補修施工管2の端部にはライニング塗膜のない部分が形成さ れる。(E)は接続用の中継管26を溶接により接続している図である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の接続用治具を用いれば、ライニング補修施工管の 管端開口部にライニング塗膜の未塗布部分を形成することができるから、ライニ ング施工後において開口部を相手管と接続する際、接続用の中継管と管端開口部 との溶接作業に際し、その溶接部位に樹脂が入り込んで金属同士の融着を妨げた り、溶接の強度を低下させたり、溶接部位にピンホールやクラックを生じさせた りする不都合が起らず、またライニング塗膜の除去作業が不要となり、溶接時に いわゆる肉盛りを大きくする必要がないため、溶接作業が容易となる等の効果が 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続用治具の設置個所を示すライニング補修装
置の全体概略図である。
【図2】接続用治具の拡大断面図である。
【図3】接続用治具が設置される布設配管の他端開口部
側における施工工程図である。
【符号の説明】
2 補修施工管 3 ライニング樹脂 4 接続用治具 20 挿入筒 21 外筒 22 固定用筒 26 中継管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 高則 東京都渋谷区恵比寿西1−33−1 (72)考案者 名取 雅樹 東京都小金井市本町4−20−34の203 (72)考案者 池 宣勝 神奈川県大和市代官3−18−3 株式会社 ハツコー開発技術研究所内 (72)考案者 篠崎 正仁 神奈川県大和市代官3−18−3 株式会社 ハツコー開発技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補修施工管の一端開口部よりライニング
    用樹脂を管内に注入し、該樹脂を他端開口部に向け流動
    させて管内面に樹脂のライニング塗膜を形成するに際
    し、上記補修施工管の管端開口部にライニング塗膜を有
    さない溶接用の接続部を形成するライニング補修管の接
    続用治具であって、該接続用治具は、補修施工管の管端
    開口部の内面に接して管内に挿入される挿入筒と、上記
    管端開口部の外側を覆う外筒と、外筒を補修施工管に固
    定する固定用筒とを有し、上記外筒の端部に樹脂回収部
    材を接続してなることを特徴とするライニング補修管の
    接続用治具。
JP2517991U 1991-03-25 1991-03-25 ライニング補修管の接続用治具 Expired - Lifetime JP2531899Y2 (ja)

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