JPH04114395U - 人形玩具の可動部品 - Google Patents

人形玩具の可動部品

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JPH04114395U
JPH04114395U JP2537591U JP2537591U JPH04114395U JP H04114395 U JPH04114395 U JP H04114395U JP 2537591 U JP2537591 U JP 2537591U JP 2537591 U JP2537591 U JP 2537591U JP H04114395 U JPH04114395 U JP H04114395U
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JP
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outer shell
doll
flexible
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joint
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JP2537591U
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幹哉 山野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人形玩具の関節やその他の曲り部に使用する
部品であって、屈折・回動・回転などの動作表現を幅広
く行なうことができる可動部品を得ること。 【構成】 自在球を外殻体内に包合させ、自在球に突設
した継手の根元部が挿入できる切欠き溝を前記外殻体に
多数設ける。また外殻体の奥底面と自在球との間に弾性
部材を介在させることにより、自在球の可動性と安定性
を共に向上させ得る構造となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は人や動物の人形玩具に関し、その肩、首、腰、膝、肘、足首、手首、 指、胴体部分など屈折・回動・回転等の可動をする部分に使用する部品に係わる ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の人形玩具の関節構造は、例えば実公平2−46955号公報に開示され ているように、単に屈折・回動できるだけのものがほとんどであり、可動範囲が 狭いと共に謂ゆる「ひねり」ができず自由なポーズが採りにくいという大きな問 題点を有していた。
【0003】 なお、一部には首や手など良く動く人形もあったが、実際の人や動物の動作に 比べるとその動きは決して充分であるとは言えないものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の様な従来の人形玩具の欠点を解決することを目的としてなさ れたものであり、針金や螺旋管を使わない新規な構造であって人形玩具の各関節 部や曲り部に使用することにより、人及び動物の動きにきわめて酷似した可動が できると言う部品を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために種々検討した結果、継手を有する自在球を外殻体 内に包合して自由にその自在球を可動できる様にすると共に、この可動範囲を拡 げるための切欠き溝を外殻体に多数設けてやれば、きわめてすぐれた可動部品に なることを見い出し、この同じ種類の可動部品を多数使ってその大きさだけを変 えることにより、人形玩具のあらゆる関節や曲り部に使用できる様にしたのであ る。
【0006】 すなわち本考案は、人形玩具等の腕や脚の関節など屈折・回動・回転等の可動 をすべき箇所に使用される部品であって、継手を突設した自在球を中空の外殻体 に包合して前記自在球が自由に動作できるように保持すると共に、前記外殻体に 前記継手の根元部が挿入できる切欠き溝を多数設けたことを特徴とする人形玩具 の可動部品、を要旨とするものであり、特に外殻体の奥底面と自在球との間に弾 性部材を台座として介在させると非常に好適なものとなり、またこの弾性部材が 輪状ゴムとバネの組合わせからなる場合が最もすぐれた部品になることを知った のである。
【0007】 本考案を図面を参照しながら説明する。 図1は本考案部品の1実施例の正面図である。 この図のように本考案部品は、一部を開口部として切除した球体状の中空の外 殻体(1)があって、この中に自由に動くことができる自在球(2)が包合され ており、この自在球(2)に継手(3)が突設されているものである。
【0008】 そして、この外殻体(1)には放射状に多数の切欠き溝(4)が設けられてい て、この切欠き溝(4)の中に継手(3)の細い根元部(5)が挿入できるよう になっているのである。
【0009】 その結果、継手(3)を持って自在球(2)を可動させる範囲は外殻体(1) の開口部範囲だけではなく、継手(3)の根元部(5)を切欠き溝(4)に沿っ て挿入して可動できその可動範囲は大幅に向上するのである。
【0010】 なお、継手(3)の形状は任意のものであり根元部(5)が細ければ良く、こ の継手(3)は人形玩具の任意の箇所に取り付けて人形本体と連結されるもので あって、同じく外殻体(1)の取付部(6)の形状も任意に設計でき人形玩具の 任意の箇所に連結されるものである。
【0011】 図2は本考案における外殻体の1実施例の斜視略図である。 この図のように外殻体(1)に設けられる切欠き溝(4)は8〜16個位が好 適であり、また継手(3)の根元部(5)の切欠き溝(4)への挿入が簡単にな るように切欠き溝(4)の入口部を拡げた形状にしておくことが好ましいもので ある。
【0012】 図3は本考案における自在球の正面図である。 この図の様に自在球(2)は完全な球体であり、継手(3)が細いものである 場合は直接自在球(2)に立設しても良いが、前記のようにその形状によっては 継手(3)より細い根元部(5)を介して取付けた方が前記の切欠き溝(4)に 挿入しやすいものとなる。
【0013】 図4は本考案部品の好ましい実施例の断面図である。 この図の様に外殻体(1)の奥底面と自在球(2)との間に弾性部材(7)を 介在させると自在球(2)を可動させるときにこれを奥に向かって押圧して弾性 部材(7)の厚さを縮小させると、自在球(2)と外殻体(1)との間に隙間が できるため可動が容易になると同時に、可動させないときには弾性部材(7)が 自在球(2)を外殻体(1)に対して押圧するため安定した状態にその曲げ形状 が保持できるのである。
【0014】 図5は本考案における弾性部材の最も好ましい実施例を示した斜視図である。 この図の様に弾性部材として、スリバチ状の形状をした輪状ゴム(8)とバネ (9)とを組み合わせ、輪状ゴム(8)を自在球(2)に接する様に当てがって その底面にバネ(9)を介在させると、換言すればこのバネ(9)により輪状ゴ ム(8)を介して自在球(2)を押圧して外殻体(1)に接圧させるようにして おくと、可動させるときに継手(3)を押しながら動かすとバネ(9)や輪状ゴ ム(8)の作用により自在球(2)と外殻体(1)との接圧がなくなるので非常 に可動させやすくなり、かつ可動させない時はその状態が安定に保持できるので ある。
【0015】 図6は本考案部品を多数使用して作成した人形の骨組略図である。 この図のように、多数の本考案部品(s)を使用するのであるが、例えば頭の 付け根には3連体の本考案部品を作成して首と両肩の動きを得るようにしても良 く、同様に動物の腰部には4連体の本考案部品を作成して使用すれば胴体、両方 の後脚、及び尾の動きを可能とするのである。
【0016】 本考案において大きな部分に使用する部品の場合は自在球は中空の方が好まし いが、小さい部品の場合は中空でなくても良いし、さらに指の間接に使用するよ うな非常に小さい部品の場合は、自在球と外殻体とを磁石とその吸着金属の組合 せで作成すると非常に好適なものとなる。
【0017】 本考案部品の材質は金属、木材、竹材、プラスチック、その他の硬質成形品な どであり、特に限定されるものではない。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の様なものであり、人形玩具の関節やその他の曲り部のあらゆる 部分に一種類の部品でその大きさのみを変化させるだけで使用でき、外殻体に切 欠き溝があるため屈折・回動・回転などの可動範囲が広く、人形玩具のあらゆる 動作、ポーズ等の自由な表現が、実際の人や動物の動作と酷似した状態に表わす ことができるという効果を奏するものである。
【0019】 例えば、前転、側転、ブリッジ、バック転、バランス、拍手などの動作も楽に 表現でき、マネキン、呼び込み人形、幼児教育用人形などに今までにない表現力 を有するものとして利用できるものである。
【0020】 また本考案部品を内蔵した完成品人形として人形玩具に取り入れても良いし、 購入者が組み立て課程を楽しめる組立式人形玩具の中に本考案部品を取り入れて も良いものである。
【0021】 以上のように本考案は人形玩具の動作を非常に幅広くしたものであり、種々な る人形玩具に応用でき、その有用性はきわめて大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案部品の1実施例の正面図である。
【図2】本考案における外殻体の1実施例の斜視略図で
ある。
【図3】本考案における自在球の正面図である。
【図4】本考案部品の好ましい実施例の断面図である。
【図5】本考案における弾性部材の最も好ましい実施例
を示した斜視図である。
【図6】本考案部品を多数使用して作成した人形の骨組
略図である。
【符合の説明】
(1) 外殻体 (2) 自在球 (3) 継手 (4) 切欠き溝 (5) (3)の根元部 (6) 取付部 (7) 弾性部材 (8) 輪状ゴム (9) バネ (s) 本考案部品

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人形玩具等の腕や脚の関節など屈折・回
    動・回転等の可動をすべき箇所に使用される部品であっ
    て、継手を突設した自在球を中空の外殻体に包合して前
    記自在球が自由に動作できるように保持すると共に、前
    記外殻体に前記継手の根元部が挿入できる切欠き溝を多
    数設けたことを特徴とする人形玩具の可動部品。
  2. 【請求項2】 外殻体の奥底面と自在球との間に弾性部
    材を介在させた請求項1記載の人形玩具の可動部品。
  3. 【請求項3】 弾性部材が自在球に接する輪状ゴムとこ
    の輪状ゴムを押圧するバネとからなる請求項2記載の人
    形玩具の可動部品。
JP2537591U 1991-03-22 1991-03-22 人形玩具の可動部品 Withdrawn JPH04114395U (ja)

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JPH04114395U true JPH04114395U (ja) 1992-10-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012232021A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Volks Inc 首関節構造及び該首関節構造を備えた人形
KR102050705B1 (ko) * 2018-06-11 2019-12-02 홍봉석 다각형 모듈 조립구조체 및 그것의 조립방법

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