JPH041137A - 複合抗腫瘍剤 - Google Patents

複合抗腫瘍剤

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JPH041137A
JPH041137A JP2101762A JP10176290A JPH041137A JP H041137 A JPH041137 A JP H041137A JP 2101762 A JP2101762 A JP 2101762A JP 10176290 A JP10176290 A JP 10176290A JP H041137 A JPH041137 A JP H041137A
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JP
Japan
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cyclic gmp
derivative
cyclic
gmp
tnf
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JP2101762A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Osawa
利昭 大沢
Masahiro Higuchi
昌宏 樋口
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は腫瘍壊死因子を含有する複合抗腫瘍剤に関する
。この抗腫瘍剤は、ヒトを包含する哺乳類に投与するこ
とにより抗腫瘍療法において使用することができる。
〔従来の技術〕
従来、腫瘍壊死因子(以下、TNFと略称する)はヒト
マクロファージ由来の癌細胞障害因子であり、抗腫瘍剤
〔マチユース(Mattaws)ら、イムノロジー(I
mmunology)、第44巻、第135頁(198
1)]として応用が期待されている。TNFは、遺伝子
のクローニング及び発現が報告されるに至り大量に入手
することが可能になった〔ペニカ D、 (Penni
ca、 D、 )ら、ネーチャー(Nature)、第
312巻、第724頁(1984)]。
〔発明が解決しようとする課題〕
TNFは、単独で用いても顕著な抗腫瘍効果を示すもの
の、腫瘍の種類、投与方法によっては治療効果をあげる
ために多量の投与が必要のため副作用がある等欠点も認
められる。そこでこのTNFのより有効な利用法が求め
られている。
本発明の目的は、上記課題を解決した、TNFを含有す
る複合抗腫瘍剤を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は複合抗腫瘍剤に関する発
明であって、TNFとグアノシン3−5′−サイクリッ
クモノホスフェート誘導体又はグアノシン3′,5′−
サイクリックモノホスフエ−ト誘導能を有する物質を含
有していることを特徴とする。
本発明者らは種々の腫瘍細胞を用いて鋭意検討した結果
、TNFをグアノシン3′,5′−サイクリックモノホ
スフェート誘導体又はグアノシン3′,5′−サイクリ
ックモノホスフェート誘導能を有する物質と併用するこ
とにより著しく優れた抗腫瘍作用が認められることを見
出し、本発明を完成するに至った。
以下、更に本発明について詳しく説明する。
本発明に用いるTNFは、その蛋白質の有する性質であ
る細胞障害活性を持っているものであれば、天然型、遺
伝子組換え型のいずれも使用することが可能である。一
方、グアノシン3′。
5′−サイクリックモノホスフェート(以下、サイクリ
ックGMPと略す)誘導体とは、細胞膜透過型サイクリ
ックGMP誘導体を意味し、サイクリックGMP誘導能
を有する物質とは、No(−酸化窒素)誘導物質(No
ジェネレーター) ホスホジェステラーゼ・インヒビタ
ー及びホスホリラーゼA2活性化物質等が挙げられる。
サイクリックGMPは細胞内で蛋白質のリン酸化に関わ
る物質であるが、いまだにその機能は十分に明らかとは
なっておらず、抗腫瘍効果に関しての報告はない。
具体的に、サイクリックGMP誘導体としては、細胞膜
透過型サイクリックGMP誘導体であるジブチリルサイ
クリックGMP、ブロモサイクリックGMP、モノブチ
ルサイクリックGMP、ジブロモサイクリックGMP等
が使用でき、サイクリックGMP誘導能を有する物質と
しては、No誘導物質であるナトリウムニトロプルシド
、ニトログリセリン、8744−99 (2’。
3′−ジニトロアデノシン−5′−エチルカルボキシア
ミド)等、ホスホジェステラーゼインヒビターであるイ
ソブチルメチルキサンチン、テオフィリン、M&B22
948 (2−o−プロポキシフェニル−8−アザプリ
ン−6−オン) 、Ro7−2956 (3,4−ジメ
トキシイミダゾリジノン)MY−5445[1−(3−
クロロアニリノ)−4−フエニルフタラジン] 、SK
&F94120 (5(4−アセトアミド−フェニル)
ピラジン−2[IH] −tン) 、MIMAX[:1
−yl+ルー3−インブチルー8−(メチルアミノ)キ
サンチン]、ビンポセチン〔エチル(3α、16α)エ
ブルナメニン−14−カルボキシレート、エチルアポビ
ンカミン−22−オエート〕、メバクリン(DL−+ナ
クリンーHC1)、ハハヘリン、ジピリダモール等、ホ
スホリラーゼA2活性化物質であるGTP結合蛋白のト
ランストシン等を使用することが可能である。本発明に
おけるTNFとサイクリックGMP誘導体又はサイクリ
ックGMP誘導能を有する物質の配合比率はTNFlm
gに対してサイクリックGMP誘導体又はサイクリック
GMP誘導能を有する物質が1μM〜IMが好ましいが
、これらの数値範囲内に制限されるものではない。
本発明の制癌剤が適用可能な疾患は実施例において例示
する繊維肉腫、黒色腫、白血病等、に限らず、腎癌、乳
癌、肺癌、肝癌、ウィルス性疾患など種々なものが挙げ
られる。
また本発明の制癌剤は静脈内注射、筋肉内注射、局所投
与、経口投与、皮下投与等積々の投与形態が可能であり
、それぞれに応じた剤型が可能である。また併用療法と
して用いる際には、投与形態はTNFとサイクリックG
MP誘導体又はサイクリックGMP誘導能を有する物質
両者の投与が同時且つ同一の投与経路である必要はなく
、静脈注射と皮下投与、経口剤と注射剤の組合せなど、
種々の方法が可能である。また、TNFとサイクリック
GMP誘導体又はサイクリックGMP誘導能を有する物
質とを異なる時間に投与することもできる。その選択、
組合せ、容量、投与タイミング等の選択は医師により最
終的に決定されるべきものである。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明について詳細に説明するが
、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1 10%のFe2を含むRPMI−1640培地を用いて
イン ビトロ(In vitro)で継代培養して維持
しているTNF抵抗性のメス(Meth) −A (マ
ウス繊維肉腫)細胞に対するTNF (ゼンザイム社製
)とジブチリルサイクリックGMP (シグマ社製)の
細胞障害活性を調べた。メスーA細胞を96穴マイクロ
タイタープレート〔ファルコン(Falcon) 30
72]に2X10’セル/ウエルになるようにRPMI
培地を用いてまき、TNFをlX10’U/−になるよ
うに添加した系と添加しない系でジブチリルサイクリッ
クGMPの濃度を0〜4+nMまで変化させて添加し、
次いで5%CD、、37℃の条件下で48時間培養し、
その後トリバンブルーを用いて死細胞と生細胞を染を分
は顕微鏡下でその数を数えることで生細胞の割合を調べ
た。また、その際の細胞障害活性は以下の式によって算
出した。
細胞障害活性(%) 上記の結果を第1図に表した。すなわち、第1図は、メ
スーA細胞に対するジブチリルサイクリックGMP量(
mM、横軸)とTNFの細胞障害活性(%、縦軸)との
関係を示したグラフである。図中、白丸印はTNFをl
X10’U/−になるように添加した系、黒丸印はTH
Fを添加しない系についての結果である。その結果、T
NF I XIO’ U/−では細胞障害活性をほとん
ど示されないがジブチリルサイクリックGMPを添加す
ることで用量依存的に高い細胞障害活性を示すようにな
った。また、図から明らかなように相乗的に細胞障害活
性が上昇することがわかった。
実施例2 TNF (ゼンザイム社製)とジブチリルサイクリック
GMPの相乗作用による細胞障害活性の上昇を種々の癌
細胞を用いて調べた。浮遊細胞のHL−60(ヒト前骨
芽球系細胞)、0937 (ヒト組織腫細胞) 、K5
62 (ヒト赤芽球系白血病細胞)は実施例1の方法と
同様にして細胞障害活性を調べた。付着細胞である N
L−17(マウス結腸線癌細胞)は実施例1の方法に準
じて5%CO7,37℃の条件下で、48時間の培養し
た後、培養上清及び死細胞を除去し、残存している生細
胞を0.2%クリスタルバイオレットを含む20%エタ
ノールで5分間染色し、水でよく洗浄してから0.1艷
のアルコール溶液(蒸留水: MeOH:BtOH: 
5 : 1 : 4)を加えて色素を抽出した。
その後、分光光度計で550nmの吸収(A3.。)を
計測することで生細胞数の割合を求めた。なお、細胞障
害活性は以下の式により算出した。
細胞障害活性(%) 結果を示したのが第2図である。すなわち、第2図は種
々の癌細胞に対するジブチリルサイクリックGMPとT
NFの細胞障害活性(%、縦軸)を示したグラフである
どの細胞もTNF 1 xlO’ U/ml!とジブチ
リルサイクリックGMP2mMを併用することで、その
細胞障害活性がそれぞれ単独に比べて増強されているの
が明らかである。
実施例3 実施例1と同様の方法を用いてメス−Aに対する他のサ
イクリックGMP誘導能を有する物質とTNFの併用効
果を調べた。サイクリックGMP誘導能を有する物質に
は、イソブチルメチルキサンチン(1,B、 M、 X
、 ) (シグマ社製)とナトリウムニトロプルシド(
シグマ社製)を用いた。結果を示したのが第3図である
。すなわち、第3図はサイクリックGMP誘導能を有す
る物質の1. B、 M、 X、又はナトリウムニトロ
プルシドとTNFのメスーA細胞に対する細胞障害活性
(%、横軸)を示すグラフである。実施例2と同じよう
に1.B0組X、40μM1ナトリウムニトロプルシド
50μMのいずれかとTNFIXIO’U/−を併用す
ると、その細胞障害活性がそれぞれ単独に比べて相乗的
に著しく増強された。
以上、実施例1〜3で記したように、TNFとサイクリ
ックGMP誘導体又はサイクリックGMP誘導能を有す
る物質を併用することによりより一層の効果が期待でき
る。またそれぞれ単独投与で効果発現が期待できる投与
量に比べより少量での効果発現も期待できる。これは新
たな癌治療剤、治療法としての用途が期待できるもので
ある。
く製剤例〉 製剤例−1 単位バイアル当り、2−の注射用水中に、下記組成を含
む凍結乾燥製剤を製造した。
(組成=1バイアル当り) ナトリウムニトロプルシド     IJmgTNF 
             5X10’llヒト血清ア
ルブミン        2.0mgマルトース   
         500gリン酸 2 水素 1 ナ
トリウム・ 2 水塩        15.6mgリ
ン酸 1 水素 2 ナトリウム・ 12水塩    
    35.8mg〔発明の効果〕 TNFとサイクリックGMP誘導体又はサイクリックG
MP誘導能を有する物質を含有する新規抗腫瘍剤及びT
NFとサイクリックGMP誘導体又はサイクリックGM
P誘導能を有する物質を併用した新規抗腫瘍療法は優れ
た抗腫瘍効果を示すことより優れた癌治療剤、治療法と
しての用途が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はメスーA細胞に対するジブチリルサイクリック
GMPとTNFの細胞障害活性を示したグラフ、第2図
は種々の癌細胞に対するジブチリルサイクリックGMP
とTNFの細胞障害活性を示したグラフ、第3図はサイ
クリックGMP誘導能を有する物質のイソブチルメチル
キサンチン(1,B、 M、 X、 )、又はナトリウ
ムニトロプルシドとTNFのメスーA細胞に対する細胞
障害活性を示したグラフである。 特許出願人  電気化学工業株式会社 代  理  人     中  本      定向 
       井  上      昭同      
  吉  嶺      桂ジブチリルサイクツツクG
MPi(mM)第7図 +十 + + + + セ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、腫瘍壊死因子とグアノシン3′,5′−サイクリッ
    クモノホスフェート誘導体又はグアノシン3′,5′−
    サイクリックモノホスフェート誘導能を有する物質を含
    有していることを特徴とする複合抗腫瘍剤。
JP2101762A 1990-04-19 1990-04-19 複合抗腫瘍剤 Pending JPH041137A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2101762A JPH041137A (ja) 1990-04-19 1990-04-19 複合抗腫瘍剤

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JPH041137A true JPH041137A (ja) 1992-01-06

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JP2101762A Pending JPH041137A (ja) 1990-04-19 1990-04-19 複合抗腫瘍剤

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