JPH041128B2 - - Google Patents

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JPH041128B2
JPH041128B2 JP11700587A JP11700587A JPH041128B2 JP H041128 B2 JPH041128 B2 JP H041128B2 JP 11700587 A JP11700587 A JP 11700587A JP 11700587 A JP11700587 A JP 11700587A JP H041128 B2 JPH041128 B2 JP H041128B2
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JP
Japan
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bridge
suspension support
support equipment
lifting device
construction method
Prior art date
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JP11700587A
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English (en)
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JPS63284304A (ja
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Soji Kanai
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は片持ち式架設法における、プレストレ
スコンクリート橋梁の中央閉合部の施工方法に関
するものである。
<従来の技術> 交通量の多い道路の上方に橋梁を架設する場合
などには、固定した作業足場を組むことができな
いため、片持ち式架設法によつて橋梁の架設が行
われる。
片持ち式架設法とは、橋脚を中心に左右交互ま
たは対称にブロツクを結合しながら張り出して橋
梁を架設する方法である。
そしてこの片持ち張り出し架設法によつて、橋
梁の中央付近まで架設を終了した後、相対する両
張り出し部先端のブロツクに吊り支保工設備を設
置してコンクリートを打設し、橋梁中央部の閉合
を行うものである。
<発明が解決しようとする問題点> 前記した従来の片持ち式架設法における橋梁中
央閉合部の施工方法には、次のような問題点が存
在する。
<イ> 片持ち式に張り出して橋梁を架設すると
きには架設作業車を用いる。
しかしこの架設作業車は、橋梁の中央の閉合
部ではそのまま使用できない。
そのため、橋梁の中央の閉合部まで架設作業
車が到達したら、架設作業車を除去して、別な
吊り支保工設備を設置しなければならない。
従つて、このような架設用設備の変更を、不
安定な空中で行わなければならず、安全性に問
題があるとともに、設備の変更に手数を要す
る。
<ロ> 橋梁中央閉合部にコンクリートを打設し
た後には、吊り支保工設備を解体しなければな
らない。
その場合には、前記のように不安定な空中
で、橋梁下面の足場まで解体しなければなら
ず、やはり危険であつて、作業に手数を要す
る。
<本発明の目的> 本発明は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、安全かつ容易に橋梁の中央部分
の閉合作業を行うことができる、片持ち式架設法
における橋梁中央閉合部の施工方法を提供するこ
とを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。
<イ> 本発明の装置の設置 本発明の装置は主に、引き上げ装置、吊り支
保工設備、PC鋼より線から構成される。
(1) 橋梁の張り出し部の施工(第1,2図) 第1図に示すように、片持ち式に張り出し
て橋梁1を架設するときには架設作業車6を
用いる。
しかしこの架設作業車6は、橋梁1の中央
の閉合部ではそのまま使用できない。
そのため、橋梁1の中央の閉合部まで架設
作業車6が到達したら、架設作業車6を除去
して、別な吊り支保工設備3を設置しなけれ
ばならない。
(2) 引き上げ装置の設置(第2〜4図) 前述のように片持ち張り出し架設法によつ
て、プレストレスコンクリートの橋梁1の中
央付近まで架設を終了した後、相対する両張
り出し部の先端ブロツク11の先端近傍に、
それぞれ間隔をおいて2箇所に定着孔12を
設ける。
定着孔12は貫通して設け、後述するPC
鋼棒32及びカツプラー41が貫入できる径
を有する。
4つの定着孔12の直上に、センターホー
ルジヤツキ2などの引き上げ装置を載置する
ための中央の架台21を設置する。
架台21は側面の一部などを開放してお
き、作業者が手をその中に挿入できるように
形成する。
また、架台21の上部にも貫通孔22を設
け、その貫通孔22とセンターホールジヤツ
キ2内部の貫通孔及び先端ブロツク11に設
けた定着孔12が、鉛直上に位置するように
構成する。
そしてこの架台21の上に、センターホー
ルジヤツキ2を載置する。
(3) 吊り支保工設備の組立て(第2〜4図) 地上において吊り支保工設備3の組立てを
行う。
吊り支保工設備3は、第4図に示すよう
に、梁材31の上に底型枠設備34及び足場
設備35を組み立てたものから構成されてお
り、梁材31の四隅を吊り材であるPC鋼棒
32が鉛直方向に貫通し、梁材31の底部を
ナツトなどで固定している。
PC鋼棒32は、上方部または全体にねじ
が刻設してあり、その上方部には予め定着ナ
ツト33がはめ込んである。
定着ナツト33は左右に回すことによつ
て、PC鋼棒32の上方部の定着位置を、上
下に移動することが可能である。
(4) 引き上げ装置と吊り支保工設備との連結
(第2,6図) 4箇所のセンターホールジヤツキ2内部の
貫通孔と架台21の貫通孔22及び定着孔1
2内に、それぞれPC鋼より線4を貫通させ、
地上まで到達させて懸吊する。
4本のPC鋼より線4の下端部を、地上の
吊り支保工設備3のPC鋼棒32の上端部に、
それぞれカツプラー41などで連結する。
カツプラー41は鋼材などで形成した中空
の両端開放形の筒状体である。
このカツプラー41の一方端には、PC鋼
より線4より僅かに大きく、後述するグリツ
プアンカー42よりも小さい径を有する連結
孔43を設ける。
他方端の内周面には、PC鋼棒32を嵌合
するためのねじ部44を設ける。
PC鋼より線4の下端部を、カツプラー4
1の連結孔43側から貫通させた後、PC鋼
より線4の下端部に筒状のグリツプアンカー
42を圧着する。
グリツプアンカー42の径は前述のよう
に、連結孔43の径よりも大きいため、グリ
ツプアンカー42はカツプラー41の内部で
係止されて、PC鋼より線4の上部方向には
抜けないように連結される。
そしてカツプラー41のねじ部44を、ね
じを刻設したPC鋼棒32の上端部に嵌合す
る。
<ロ> 吊り支保工設備の設置(第2,5,7
図) 以上のように装置の設置が終了した後、4機
のセンターホールジヤツキ2を同時に作動させ
て、4本のPC鋼より線4を同速度で引き上げ
る。
そして第5図のように、先端ブロツク11の
4箇所の定着孔12内に、カツプラー41及び
PC鋼棒32がそれぞれ貫通し、梁材31の上
の底型枠設備34が先端ブロツク11の下端部
に圧着したら、センターホールジヤツキ2の作
動を停止する。
次に先端ブロツク11の上部表面から突出し
たPC鋼棒32の途中で、定着ナツト33の下
方にアンカープレート5を取り付ける。
アンカープレート5は鋼材で形成した板状体
であり、周縁から中央部まで一本の溝51が刻
設してある。
この溝51の幅は、PC鋼棒32の径よりも
僅かに大きく、定着ナツト33の径よりも小さ
く刻設する。
この溝51内にPC鋼棒32をはめ込んで、
先端ブロツク11の上部表面に、1、2枚アン
カープレート5を取り付ける。
そしてアンカープレート5の上方に取り付け
てある定着ナツト33を回転させ、PC鋼棒に
沿つてアンカープレート5に接触するまで降下
させる。
定着ナツト33の径はアンカープレート5の
溝51の幅よりも大きいため、定着ナツト33
はアンカープレート5で係止して、梁材31を
吊り下げることができる。
他の3箇所も同様の作業を行い、吊り支保工
設備3の設置を終了する。
<ハ> 吊り支保工設備の解体 橋梁1の中央閉合部にコンクリートを打設し
た後、吊り支保工設備3を撤去する。
まず4機のセンターホールジヤツキ2を作動
させて、4本のPC鋼より線4を上方に引つ張
る。
すると定着ナツト33とアンカープレート5
との間の圧着力が減少するため、定着ナツト3
3を回して上方に移動させ、アンカープレート
5を引き抜くことができる。
次に、センターホールジヤツキ2を逆に作動
させ、吊り支保工設備を地上まで降下させ、地
上にて解体作業を行う。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるので、次のよ
うな効果を期待することができる。
<イ> 片持ち式架設法における橋梁中央閉合部
の施工方法の場合、橋梁の張り出し作業に使用
する架設作業車は、橋梁の中央の閉合部ではそ
のまま使用できない。
そのため、橋梁の中央の閉合部まで架設作業
車が到達したら、架設作業車を除去して、別な
吊り支保工設備を設置しなければならない。
従つて、不安定な空中で架設用設備の変更を
行わなければならず、安全性に問題があるとと
もに、設備の変更に手数を要する。
しかし本発明においては、橋梁の上部に設置
した引き上げ装置によつて、地上で組立てた吊
り支保工設備を引き上げ、橋梁の上部にて作業
者が設置作業を行える。
即ち作業者は橋梁上部及び地上の安定した場
所において作業を行うことができる。
従つて、施工の安全性を十分確保することが
できる。
<ロ> 橋梁中央閉合部にコンクリートを打設し
た後に、吊り支保工設備を解体する場合であつ
ても、引き上げ装置を引き上げ時と逆に作動さ
せるだけで、地上に吊り支保工設備を静かに降
下させることができる。
そのため、地上の安定した場所で解体作業を
行うことができ、従来のように橋梁下面の足場
を取り外す場合のような困難で危険な作業がな
くなつた。
<ハ> 本発明では橋梁の上部及び地上の安定し
た場所において、引き上げ装置によつて吊り支
保工設備を引き上げ、アンカープレートを差し
込み、定着ナツトを係止するだけで設置を行え
る。
またその逆の作業を行うだけで吊り支保工設
備の解体をすることができる。
そのため、吊り支保工設備の設置、解体作業
を迅速、容易に行うことができる。
従つて、橋梁中央部での閉合作業において、
作業能率を著しく向上することができるととも
に、コストの低下を図り、施工性、経済性のい
ずれについても大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:橋梁の張り出し部の施工の説明図、第
2図:本発明の一実施例の説明図、第3図:橋梁
中央閉合部の側面図、第4図:橋梁中央閉合部の
正面図、第5図:吊り支保工設備の設置状態を示
す説明図、第6図:カツプラーの拡大説明図、第
7図:アンカープレートの拡大説明図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 橋脚を中心に左右交互または対称にブロツク
    を結合しながら張り出して橋梁を架設する施工方
    法であつて、 橋梁の中央付近まで架設を終了した後、相対す
    る両張り出し部先端のブロツクに吊り支保工設備
    を設置し、 コンクリートを打設して橋梁中央部の閉合を行
    う片持ち式架設法において、 相対する両張り出し部のブロツクの先端近傍に
    引き上げ装置を設置し、 地上において組み立てた吊り支保工設備と引き
    上げ装置とをPC鋼より線で連結し、 引き上げ装置を作動させて吊り支保工設備を引
    き上げて相対する両張り出し部先端のブロツクに
    設置し、 コンクリートを打設した後に、引き上げ装置を
    引き上げ時と逆に作動させ、 吊り支保工設備を地上まで降下させることを特
    徴とする、 片持ち式架設法における橋梁中央閉合部の施工方
    法。
JP11700587A 1987-05-15 1987-05-15 片持ち式架設法における橋梁中央閉合部の施工方法 Granted JPS63284304A (ja)

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JPS63284304A JPS63284304A (ja) 1988-11-21
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