JPH04112669A - 制動装置 - Google Patents
制動装置Info
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- JPH04112669A JPH04112669A JP2233554A JP23355490A JPH04112669A JP H04112669 A JPH04112669 A JP H04112669A JP 2233554 A JP2233554 A JP 2233554A JP 23355490 A JP23355490 A JP 23355490A JP H04112669 A JPH04112669 A JP H04112669A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K49/00—Dynamo-electric clutches; Dynamo-electric brakes
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K55/00—Dynamo-electric machines having windings operating at cryogenic temperatures
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、磁束侵入を許容する超伝導体を用いて回転体
を制動させる制動装置に関する。
を制動させる制動装置に関する。
〈従来の技術〉
従来から、回転体を制動するブレーキとして、例えば電
磁ブレーキやパウダーブレーキなどが知られているが、
いずれも磁気の吸引力を利用して制動するようになって
おり、制動時には物体どうしを接触させることによる摩
擦で回転抵抗力を与えている。
磁ブレーキやパウダーブレーキなどが知られているが、
いずれも磁気の吸引力を利用して制動するようになって
おり、制動時には物体どうしを接触させることによる摩
擦で回転抵抗力を与えている。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところで、上記従来の制動装置では、摩擦による摩耗や
発熱が発生し、経時的な部品交換が必要になる。
発熱が発生し、経時的な部品交換が必要になる。
本発明はこのような事情に鑑みて創案されたもので、非
接触での制動として、半永久的に部品交換を必要としな
い制動装置の提供を目的としていス く課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
接触での制動として、半永久的に部品交換を必要としな
い制動装置の提供を目的としていス く課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
第1の発明の制動装置は、超伝導体に対する永久磁石の
磁束侵入量を制御して、回転体に適宜な回転抵抗力を与
えることにより回転体を制動するものであって、 回転体に永久磁石または永久磁石の磁束侵入を許容する
超伝導体のいずれか一方を設け、それと対向する位置に
前記いずれか他方を配置し、前記回転体に設けられる一
方部材に対する他方部材の離間距離を変位手段で可変す
ることに特徴を有する。
磁束侵入量を制御して、回転体に適宜な回転抵抗力を与
えることにより回転体を制動するものであって、 回転体に永久磁石または永久磁石の磁束侵入を許容する
超伝導体のいずれか一方を設け、それと対向する位置に
前記いずれか他方を配置し、前記回転体に設けられる一
方部材に対する他方部材の離間距離を変位手段で可変す
ることに特徴を有する。
第2の発明の制動装置は、超伝導体に対する永久磁石の
磁束侵入量を制御して、回転体に適宜な回転抵抗力を与
えることにより回転体を制動するものであって、 回転体に設けられかつ永久磁石の磁束侵入を許容する超
伝導体と、該超伝導体に対向配置される電磁石と、該電
磁石から発生する磁界強度を制御する制御手段とを具備
していることに特徴を有する。
磁束侵入量を制御して、回転体に適宜な回転抵抗力を与
えることにより回転体を制動するものであって、 回転体に設けられかつ永久磁石の磁束侵入を許容する超
伝導体と、該超伝導体に対向配置される電磁石と、該電
磁石から発生する磁界強度を制御する制御手段とを具備
していることに特徴を有する。
く作用〉
本発明における超伝導体は、永久磁石や電磁石から発す
る磁束の侵入を許容する性質を持ついわゆる第2種超伝
導体である。この超伝導体は、永久磁石からの磁束が侵
入すると、永久磁石に対して相対離間位置を保つという
性質を持つ。ところで、超伝導体を回転させる場合、当
該超伝導体に侵入した磁束の分布が回転軸心に対して均
一で不変である限り、侵入磁束が回転抵抗にならない。
る磁束の侵入を許容する性質を持ついわゆる第2種超伝
導体である。この超伝導体は、永久磁石からの磁束が侵
入すると、永久磁石に対して相対離間位置を保つという
性質を持つ。ところで、超伝導体を回転させる場合、当
該超伝導体に侵入した磁束の分布が回転軸心に対して均
一で不変である限り、侵入磁束が回転抵抗にならない。
しかし、磁束の分布が回転軸心に対して不均一になると
、侵入磁束が回転抵抗となる。
、侵入磁束が回転抵抗となる。
つまり、本発明は、超伝導体への侵入磁束が回転抵抗と
なりうろことに着目して、制動装置への適用を考えたの
である。
なりうろことに着目して、制動装置への適用を考えたの
である。
本発明によると、永久磁石または電磁石から発っせられ
る磁束を超伝導体に侵入させるのであるが、永久磁石ま
たは電磁石と超伝導体とは回転体の回転によって相対位
置が常に変化するため、超伝導体における侵入磁束の分
布が回転軸心に対して不均一になり、結局、侵入磁束が
回転体の回転を妨げる抵抗となって回転体を制動するこ
とになる。
る磁束を超伝導体に侵入させるのであるが、永久磁石ま
たは電磁石と超伝導体とは回転体の回転によって相対位
置が常に変化するため、超伝導体における侵入磁束の分
布が回転軸心に対して不均一になり、結局、侵入磁束が
回転体の回転を妨げる抵抗となって回転体を制動するこ
とになる。
特に、この第1の発明では、超伝導体に対する侵入磁束
量を、変位手段で超伝導体と永久磁石との相対離間距離
を可変することによって調整するようにしている。
量を、変位手段で超伝導体と永久磁石との相対離間距離
を可変することによって調整するようにしている。
また、第2の発明では、超伝導体に対する侵入磁束量を
、制御手段で電磁石から発生させる磁界強度を可変する
ことによって調整するようにしている。
、制御手段で電磁石から発生させる磁界強度を可変する
ことによって調整するようにしている。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第1図に第1の発明の第1実施例を示している。
図中、1は回転軸、2は回転軸1の軸端に取り付けられ
る円板状の永久磁石、3は永久磁石2に所定間隔離され
て平行に対向配置される円板状の超伝導体である。
る円板状の永久磁石、3は永久磁石2に所定間隔離され
て平行に対向配置される円板状の超伝導体である。
4は回転軸1をラジアル方向およびアキシャル方向に非
接触で支持する気体軸受装置である。5はエア供給源で
あり、このエア供給源5がら供給されるエアは、回転軸
1の中央付近に設けられたタービン羽根6に対して吹き
つけられて回転軸lを回転駆動する。7は回転軸lの回
転数を検出する回転計である。
接触で支持する気体軸受装置である。5はエア供給源で
あり、このエア供給源5がら供給されるエアは、回転軸
1の中央付近に設けられたタービン羽根6に対して吹き
つけられて回転軸lを回転駆動する。7は回転軸lの回
転数を検出する回転計である。
8は超伝導体3を保持する冷却槽で、この冷却1Bに充
填される液体窒素でもって超伝導体3が超伝導状態を呈
する【n昇温度に保たれる。9はこの冷却槽8を上下方
向に昇鋒させるリフトで、このリフト9により回転軸1
に取り付けられた永久磁石2に対する超伝導体3の前間
距1hが任意に調整されるようになっている。このリフ
ト9が請求項(1)に記載の変位手段に相当する。
填される液体窒素でもって超伝導体3が超伝導状態を呈
する【n昇温度に保たれる。9はこの冷却槽8を上下方
向に昇鋒させるリフトで、このリフト9により回転軸1
に取り付けられた永久磁石2に対する超伝導体3の前間
距1hが任意に調整されるようになっている。このリフ
ト9が請求項(1)に記載の変位手段に相当する。
そして、永久磁石2としては、適当な磁界強度でかつ磁
界強度分布が適当にばらついたものが採用される。超伝
導体3は、イツトリウム系高温超伝導体、例えばYB2
t Cus OXからなる基板の内部に常伝導粒子(Y
z Bat Cu、)を均一に混在させたものからなり
、永久磁石から発っせられる磁束侵入を拘束する性質を
持ついわゆる第2種超伝導体である。
界強度分布が適当にばらついたものが採用される。超伝
導体3は、イツトリウム系高温超伝導体、例えばYB2
t Cus OXからなる基板の内部に常伝導粒子(Y
z Bat Cu、)を均一に混在させたものからなり
、永久磁石から発っせられる磁束侵入を拘束する性質を
持ついわゆる第2種超伝導体である。
次に動作を説明する。
リフト9で冷却槽8を所定位置まで下降させることによ
り、回転軸1に取り付けられる永久磁石2に対して超伝
導体3を遠くに翻して、永久磁石2の磁束が超伝導体3
に全く関与しないようにしておく。この状態では、回転
軸1と一体の永久磁石2から発する磁束が超伝導体3に
全く関与しないので、回転軸1を所定の回転数で回転さ
せても回転抵抗を受けずに回転する。
り、回転軸1に取り付けられる永久磁石2に対して超伝
導体3を遠くに翻して、永久磁石2の磁束が超伝導体3
に全く関与しないようにしておく。この状態では、回転
軸1と一体の永久磁石2から発する磁束が超伝導体3に
全く関与しないので、回転軸1を所定の回転数で回転さ
せても回転抵抗を受けずに回転する。
このように回転している回転軸1を停止させるときは、
リフト9で冷却槽8ごと超伝導体3を持ち上げて回転軸
1の永久磁石2に対して接近させる。すると、永久磁石
2がまだ超伝導体3から比較的遠い位置に存在している
と、永久磁石2それぞれから発する磁束が僅かに超伝導
体3に侵入するもののほとんどが超伝導体3から反発す
る(マイスナー効果)。この状態では、回転抵抗力はほ
とんど働かない。そして、前記位置からさらに超伝導体
3を永久磁石2に接近させた位置では、永久磁石2から
発する磁束の一部が超伝導体3の内部に侵入することに
なる(トラップ現象)。この状態では、回転軸10回転
によって磁界強度分布が不均一な永久磁石2の場合、超
伝導体3が受ける磁界強度が常に変化させられるため、
超伝導体3における侵入磁束の分布が回転軸心に対して
不均一になり、結局、侵入磁束が回転軸1の回転を妨げ
る抵抗となって回転軸1を徐々に停止させることになる
。
リフト9で冷却槽8ごと超伝導体3を持ち上げて回転軸
1の永久磁石2に対して接近させる。すると、永久磁石
2がまだ超伝導体3から比較的遠い位置に存在している
と、永久磁石2それぞれから発する磁束が僅かに超伝導
体3に侵入するもののほとんどが超伝導体3から反発す
る(マイスナー効果)。この状態では、回転抵抗力はほ
とんど働かない。そして、前記位置からさらに超伝導体
3を永久磁石2に接近させた位置では、永久磁石2から
発する磁束の一部が超伝導体3の内部に侵入することに
なる(トラップ現象)。この状態では、回転軸10回転
によって磁界強度分布が不均一な永久磁石2の場合、超
伝導体3が受ける磁界強度が常に変化させられるため、
超伝導体3における侵入磁束の分布が回転軸心に対して
不均一になり、結局、侵入磁束が回転軸1の回転を妨げ
る抵抗となって回転軸1を徐々に停止させることになる
。
以上説明したような永久磁石2と超伝導体3とによる制
動作用を、第2図に示す実験結果に基づいて説明する。
動作用を、第2図に示す実験結果に基づいて説明する。
この実験では、四種類の永久磁石2を用いた。
すなわち、四つの永久磁石2の磁界強度はいずれも約1
000ガウスに設定されているが、回転に対する磁界強
度分布はそれぞれ約±25ガウス、約±50ガウス、約
±100ガウス、約±200ガウスとばらつきを持つ、
このような磁界強度分布のばらつきの異なる四種類の永
久磁石2を用意した。ちなみに、磁界強度分布のばらつ
き測定は、第1図において回転軸lの永久磁石2に対し
てホール素子を対向配置させ、回転軸lを回転させるこ
とにより行った。
000ガウスに設定されているが、回転に対する磁界強
度分布はそれぞれ約±25ガウス、約±50ガウス、約
±100ガウス、約±200ガウスとばらつきを持つ、
このような磁界強度分布のばらつきの異なる四種類の永
久磁石2を用意した。ちなみに、磁界強度分布のばらつ
き測定は、第1図において回転軸lの永久磁石2に対し
てホール素子を対向配置させ、回転軸lを回転させるこ
とにより行った。
そして、上記四種類の永久磁石を用いた場合について、
回転軸1を300Qrpmで回転させた状態にて制動開
始から完全に停止するまでに要する時間は次のとおりと
なった。まず、約±25ガウスのばらつきを持つ永久磁
石2の場合、第2図中のaで示すように50秒以上、約
±50ガウスのばらつきを持つ永久磁石2の場合、第2
図中のbで示すように約40秒、約±100ガウスのば
らつきを持つ永久磁石2の場合、第2図中のCで示すよ
うに約30秒、約±200ガウスのばらつきを持つ永久
磁石2の場合、第2図中のdで示すように約15秒であ
る。
回転軸1を300Qrpmで回転させた状態にて制動開
始から完全に停止するまでに要する時間は次のとおりと
なった。まず、約±25ガウスのばらつきを持つ永久磁
石2の場合、第2図中のaで示すように50秒以上、約
±50ガウスのばらつきを持つ永久磁石2の場合、第2
図中のbで示すように約40秒、約±100ガウスのば
らつきを持つ永久磁石2の場合、第2図中のCで示すよ
うに約30秒、約±200ガウスのばらつきを持つ永久
磁石2の場合、第2図中のdで示すように約15秒であ
る。
このように、永久磁石2の磁界強度が同一であっても回
転に対する磁界強度分布のばらつきが大きいもの程、制
動力が大きくなることが判った。
転に対する磁界強度分布のばらつきが大きいもの程、制
動力が大きくなることが判った。
なお、上記実施例では、回転軸lに永久磁石2を、それ
と対向する位置に超伝導体3を配置した場合を例に挙げ
ているが、本発明はそれのみに限定されず、永久磁石2
と超伝導体3との取付状況を前記とは反対として実施す
ることができる。具体的に、第1の発明の第2実施例を
第3図に、第3実施例を第4図にそれぞれ示している。
と対向する位置に超伝導体3を配置した場合を例に挙げ
ているが、本発明はそれのみに限定されず、永久磁石2
と超伝導体3との取付状況を前記とは反対として実施す
ることができる。具体的に、第1の発明の第2実施例を
第3図に、第3実施例を第4図にそれぞれ示している。
すなわち、第2実施例では、第3図に示すように、回転
軸1の下端に円板状の超伝導体3を取り付け、それと軸
方向で相対するように一個(またはそれ以上)の永久磁
石2を設け′るとともに、この永久磁石2を超伝導体3
に対して遠近変位させる変位装置9aを設けている。こ
の実施例の場合、超伝導体3への侵入磁装置を、変位装
置9aで永久磁石2の変位量を可変することにより調節
するようになっている。第3実施例では、第4図に示す
ように、回転軸1の下端において、外周全周を覆うよう
にリング状の超伝導体3を取り付け、この超伝導体3の
円周上の一ケ所(またはそれ以上)に径方向で対向する
ように永久磁石2を配置するとともに、この永久磁石2
を超伝導体3に対して遠近変位させる変位装置9aを設
けるようにしてもよい。
軸1の下端に円板状の超伝導体3を取り付け、それと軸
方向で相対するように一個(またはそれ以上)の永久磁
石2を設け′るとともに、この永久磁石2を超伝導体3
に対して遠近変位させる変位装置9aを設けている。こ
の実施例の場合、超伝導体3への侵入磁装置を、変位装
置9aで永久磁石2の変位量を可変することにより調節
するようになっている。第3実施例では、第4図に示す
ように、回転軸1の下端において、外周全周を覆うよう
にリング状の超伝導体3を取り付け、この超伝導体3の
円周上の一ケ所(またはそれ以上)に径方向で対向する
ように永久磁石2を配置するとともに、この永久磁石2
を超伝導体3に対して遠近変位させる変位装置9aを設
けるようにしてもよい。
なお、上記第2、第3実施例において、永久磁石2を複
数個用いる場合、それぞれ超伝導体2に面する側の磁極
が隣り合うものに対して互いに異なるように配置される
。例えば、四個の永久磁石2を用いる場合において、任
意の一つの永久磁石2の超伝導体3に面する側をN極と
すると、それの両隣りに位置する永久磁石2の超伝導体
3に面する側をS極とし、180度対向する位置の永久
磁石2の超伝導体3に面する側をN極とするようにそれ
ぞれ設定される。このようにすれば、隣り合う永久磁石
2の磁界強度の士の方向が反対となるために、両者のM
!L場変比変化が大きくなって大きな回転抵抗力を産み
出すことになる。
数個用いる場合、それぞれ超伝導体2に面する側の磁極
が隣り合うものに対して互いに異なるように配置される
。例えば、四個の永久磁石2を用いる場合において、任
意の一つの永久磁石2の超伝導体3に面する側をN極と
すると、それの両隣りに位置する永久磁石2の超伝導体
3に面する側をS極とし、180度対向する位置の永久
磁石2の超伝導体3に面する側をN極とするようにそれ
ぞれ設定される。このようにすれば、隣り合う永久磁石
2の磁界強度の士の方向が反対となるために、両者のM
!L場変比変化が大きくなって大きな回転抵抗力を産み
出すことになる。
第5図に第2の発明の第1実施例を示している。
第1図の気体軸受袋W4でもって支持される回転軸1の
下端に円板状の超伝導体3を取り付けて、この超伝導体
3に軸方向で対向するよう電磁石10を配置するととも
に、この電磁石10で発生する磁界強度を制御装置11
にて可変制御させるようにしている。つまり、この場合
、超伝導体3に対する侵入磁束量は、制御装置11にて
電磁石10の磁界強度を可変することにより調整するよ
うになっている。
下端に円板状の超伝導体3を取り付けて、この超伝導体
3に軸方向で対向するよう電磁石10を配置するととも
に、この電磁石10で発生する磁界強度を制御装置11
にて可変制御させるようにしている。つまり、この場合
、超伝導体3に対する侵入磁束量は、制御装置11にて
電磁石10の磁界強度を可変することにより調整するよ
うになっている。
また、第6図に第2の発明の第2実施例を示している。
すなわち、ここでは、回転軸1の下端において、外周全
周を覆うようにリング状の超伝導体3を取り付けて、こ
の超伝導体30円周上の任意の一ケ所(または数ケ所)
に径方向で対向するように電磁石10を配置している。
周を覆うようにリング状の超伝導体3を取り付けて、こ
の超伝導体30円周上の任意の一ケ所(または数ケ所)
に径方向で対向するように電磁石10を配置している。
そして、この場合、超伝導体3に対する侵入磁束量は、
制御装置11にて電磁石10の磁界強度を可変すること
により調整するようにしている。
制御装置11にて電磁石10の磁界強度を可変すること
により調整するようにしている。
このような第1.第2実施例の場合、回転している回転
軸1を制動するに際して、制御装置IIにより電磁石1
0で発生させる磁界強度をコントロールすることにより
、回転軸1を徐々に停止させることができる。特に、複
数の電磁石10を用いる場合には、隣り合う電磁石1o
それぞれを互いに異なる磁極に磁化させることにより、
超伝導体3に対して与える磁場変化の差を大きくするこ
とができ、大きな回転抵抗力を得ることができるように
なる。
軸1を制動するに際して、制御装置IIにより電磁石1
0で発生させる磁界強度をコントロールすることにより
、回転軸1を徐々に停止させることができる。特に、複
数の電磁石10を用いる場合には、隣り合う電磁石1o
それぞれを互いに異なる磁極に磁化させることにより、
超伝導体3に対して与える磁場変化の差を大きくするこ
とができ、大きな回転抵抗力を得ることができるように
なる。
なお、上記実施例において、回転軸lの支持構造や駆動
形態については特に限定されず、種々なものが考えられ
る。
形態については特に限定されず、種々なものが考えられ
る。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明の制動装置によれば、物体
相互の摩擦をなくして回転体を制動させることができる
ので、摩耗や発熱が全くな(て済み、結局、部品交換が
不要で寿命向上に貢献できる。
相互の摩擦をなくして回転体を制動させることができる
ので、摩耗や発熱が全くな(て済み、結局、部品交換が
不要で寿命向上に貢献できる。
第1図および第2図は第1の発明の第1実施例に係り、
第4図は制動装置の全体を示す縦断面図、第2図は回転
軸の回転数と停止時間との関係を表す図である。第3図
は第1の発明の第2実施例の要部を示す側面図、第4図
は第1の発明の第3実施例の要部を示す側面図である。 また、第5図は第2の発明の第1実施例の要部を示す側
面図、第6図は第2の発明の第2実施例の要部を示す側
面図である。
第4図は制動装置の全体を示す縦断面図、第2図は回転
軸の回転数と停止時間との関係を表す図である。第3図
は第1の発明の第2実施例の要部を示す側面図、第4図
は第1の発明の第3実施例の要部を示す側面図である。 また、第5図は第2の発明の第1実施例の要部を示す側
面図、第6図は第2の発明の第2実施例の要部を示す側
面図である。
Claims (2)
- (1)超伝導体に対する永久磁石の磁束侵入量を制御し
て、回転体に適宜な回転抵抗力を与えることにより回転
体を制動する制動装置であって、回転体に永久磁石また
は永久磁石の磁束侵入を許容する超伝導体のいずれか一
方を設け、それと対向する位置に前記いずれか他方を配
置し、前記回転体に設けられる一方部材に対する他方部
材の離間距離を変位手段で可変することを特徴とする制
動装置。 - (2)超伝導体に対する永久磁石の磁束侵入量を制御し
て、回転体に適宜な回転抵抗力を与えることにより回転
体を制動する制動装置であって、回転体に設けられかつ
永久磁石の磁束侵入を許容する超伝導体と、該超伝導体
に対向配置される電磁石と、該電磁石から発生する磁界
強度を制御する制御手段とを具備していることを特徴と
する制動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233554A JP2893291B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 制動装置 |
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