JPH04112167U - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JPH04112167U
JPH04112167U JP2477291U JP2477291U JPH04112167U JP H04112167 U JPH04112167 U JP H04112167U JP 2477291 U JP2477291 U JP 2477291U JP 2477291 U JP2477291 U JP 2477291U JP H04112167 U JPH04112167 U JP H04112167U
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宣雄 中谷
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光洋精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵補助機能を有するステアリング装置にお
けるホーンの作動用の電流が、操舵補助制御のために備
えられたトルクセンサの検出結果に悪影響を及ぼさない
ようにする。 【構成】 軸ケース2に収納され、その一端部を操舵輪
と連結し、その他端側に非接触型のトルクセンサ3を設
けた入力軸11を、該記入力軸11に外嵌して前記軸ケース
2に内嵌される第1部材である樹脂製の軸受本体40とそ
の一部が前記軸ケース2の内周面に接した第2部材であ
る金属製の導電部材41とよりなる軸受4にて支承し、入
力軸11に外嵌し、その一部が前記軸受4の導電部材41に
接した金属製のリング状部材である波板ばね5及び入力
軸11に外嵌し、その一部が波板ばね5に接した金属製の
リング状部材であるC型止め輪6にて、軸受4の軸ケー
ス2の外側への移動を制限してある。そして、その一端
側から入力軸11に所定の電流が流れるようになってお
り、この電流をC型止め輪6,波板ばね5及び導電部材
41を介して軸ケース2へ流すようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトルクセンサを備えたステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の操舵輪を操作する力を補助するパワーステアリング装置として電動式 のものがある。これは操舵輪に加えられたトルクを検出し、その検出トルクに応 じて操舵機構に設けた電動機を回転させる構成となっている。
【0003】 そして、このトルク検出手段として、例えば、操舵輪と連結している入力軸と 、操舵部と連結している出力軸とを連結しているトーションバーの捩じれに相応 して磁気結合が変わる磁気結合部を設けており、その磁気結合状態の変化に応じ て検出器本体の内部に設けたセンサコイルの電圧からトルクを検出する非接触式 のトルクセンサが用いられている。
【0004】 また、自動車には警笛を発する電動式のホーンが備えられている。このホーン の電気回路は、バッテリ電源,ホーン,ホーンスイッチ,前記入力軸,トーショ ンバー及び出力軸を直列接続し、車体にアースしたものである。ホーンを作動さ せる場合には、前記ホーンスイッチをオンすることにより、ホーン電流をバッテ リ電源からホーン及びホーンスイッチを経て、入力軸,トーションバー及び出力 軸に通流させるようにしていた。また、このとき前記ホーン電流は、前記入力軸 を収納する筒体には流れない構成となっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如きトルクセンサを備えたステアリング装置では、前述 の如くホーンを動作させるべく直流電流を入力軸に流すと、この直流電流が入力 軸及び出力軸回りに磁界を発生させるので、この磁界によってトルクセンサのセ ンサ出力にノイズが発生する等、トルクセンサの検出結果に悪影響を及ぼすとい う問題があった。
【0006】 本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ホーンの作動用の電流がト ルクセンサの検出結果に悪影響を及ぼさない構成のステアリング装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るステアリング装置は、金属製の筒体に収納され、その一端部を操 舵輪と連結し、その他端側に操舵トルクを磁気的に検出するトルクセンサを設け た操舵軸を、前記筒体内に設けた軸受にて支承し、一端側から操舵軸に所定の電 流を流すようにしてあるステアリング装置において、前記操舵軸に外嵌して前記 筒体に内嵌される樹脂製の第1部材とその一部が前記筒体の内周面に接した導電 材製の第2部材とよりなる前記軸受と、前記操舵軸に外嵌し、その一部が前記軸 受の第2部材に接した導電材製のリング状部材とを具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案にあっては、筒体と操舵軸との間に導電材製のリング状部材及び軸受の 導電材製の第2部材が設けられており、その一端部から操舵軸に流れた電流は、 リング状部材及び軸受における第2部材を経て筒体にも流れるようになるので、 トルクセンサの近傍の操舵軸の回りに発生する磁界は微小なものとなり、前記電 流はトルクセンサの検出結果に悪影響を及ぼさない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は本考 案に係るステアリング装置の構成を示す一部破断正面図である。
【0010】 図中11は操舵輪と連結された入力軸であり、該入力軸11は図示しない操舵機構 と連結された出力軸12とトーションバー( 図示せず)を介して同軸的に連結され ている。前記入力軸11と出力軸12との連結部には非接触式のトルクセンサ3が配 設されている。このトルクセンサ3は、前記トーションバーの捩じれに相応して 磁気結合が変わる磁気結合部(図示せず)を設けており、その磁気結合状態の変 化に応じて検出器本体の内部に設けたセンサコイル(図示せず)の電圧からトル クを検出するようになっている。入力軸11は、その一端部を前記トルクセンサ3 のハウジングと連結してある円筒状の入力軸ケース2内に内挿されており、この ように内挿された入力軸11の、入力軸ケース2の他端部での軸長方向外側の部分 の周面には、所定幅の溝部110 が周設されている。
【0011】 また、入力軸ケース2の他端部には、第1部材である樹脂製の円筒状の軸受本 体40の一部に電流導通用の第2部材である金属製の導電部材41を取付けてなる円 筒状の軸受4が、軸長方向外側から嵌め入れられている。前記溝部110 内の入力 軸11の他端側には電流導通用のリング状部材の一つであるC型止め輪6が嵌め入 れられており、溝部110 内におけるC型止め輪6と軸受4との間には、電流導通 用のリング状部材の一つである波板ばね5が介装されている。この波板ばね5に よって軸受4は入力軸ケース2の軸長方向外側への移動を制限されている。
【0012】 また、図中8は警笛を発するホーンであり、ホーン8作動用の電気回路は、バ ッテリ電源7,ホーン8,ホーンスイッチ9及び入力軸11の軸端をこの順に直列 接続してなり、バッテリ電源7からこの電気回路に通流する直流電流は、ホーン 8及びホーンスイッチ9を経て入力軸11に流れるようになっている。
【0013】 図2は軸受4の軸受本体40の構成を示す模式的正面図、図3はその模式的側面 図、図4は軸受4の導電部材41の構成を示す側面図である。軸受4の軸受本体40 は、図2及び図3に示す如くその一端部の外周を縮径してなる円筒状の円筒部42 の他端に該円筒部42よりも大径のフランジ部43を形成してなり、該フランジ部43 の軸長方向外側端面には所定幅の溝部430 が円環状に形成され、円筒部42の外周 面には溝部430 内からその軸長方向に延びる所定幅の溝部420,420,…が周方向に 3等配されている。また、導電部材41は、図4に示す如く溝部430 と略同寸の円 環状の基部411 の一方の端面に短冊状の柱部412,412,412 を周方向に三等配して 立設させた形状をなしている。そして、前述の如く構成された軸受本体40には導 電部材41が装入されるようになっている。
【0014】 図5は軸受本体40に導電部材41を装入した状態を示す模式的正面図、図6はそ の模式的側面図である。軸受本体40に導電部材41を装入する場合、溝部420,420, …内に導電部材41の柱部412,412,412 が入るように挿入され、これによって軸受 本体40の溝部430 内には導電部材41の基部411 が装入される。軸受本体40に導電 部材41が装入された状態においては、導電部材41の柱部412,412,412 が軸受本体 40の円筒部42の外周面に露出すると共に、導電部材41の基部411 が軸受本体40の フランジ部43の端面に露出するようになる。
【0015】 このように構成される軸受4は、図7に示される如く軸受本体40の円筒部42側 から入力軸ケース2に挿入される。図7は本考案に係るステアリング装置の軸受 4近傍の模式的拡大断面図である。入力軸ケース2に軸受4を挿入する場合、軸 受本体40のフランジ部43が入力軸ケース2の端面に当接するまで挿入され、軸受 4はフランジ部43によって入力軸ケース2の軸長方向内側への移動が阻止される 。また、波板ばね5は、その外周面が導電部材41の基部411 に接触し、その内周 面が入力軸11及びC型止め輪6と接触する態様で軸受4とC型止め輪6との間に 介装される。このように入力軸ケース2に挿入された軸受4は、その導電部材41 の柱部412,412,412 が軸ケース2の内周面と接触しており、基部411 が波板ばね 5と接触している。これにより、入力軸11とラック軸ケース2とは、C型止め輪 6,波板ばね5及び導電部材41を介して導電可能となっている。
【0016】 このように入力軸11と入力軸ケース2とがC型止め輪6,波板ばね5及び導通 部材41を介して電気的に導通可能となっており、また、入力軸ケース2は入力軸 11よりも電気抵抗値が小さいめ、ホーン8の作動のために入力軸11に流れる直流 電流Iはその殆どが、図7に実線矢符にて示す如くC型止め輪6,波板ばね5及 び導電部材41を介して入力軸ケース2に流れる。このようにホーン8の作動のた めの直流電流Iが入力軸ケース2に流れると、入力軸11側からトーションバーを 経て出力軸12側に流れる電流iは微少なものになり、ホーン8の作動用の電流に 起因する磁界によるトルクセンサ3への影響が抑制される。
【0017】 また、前述の如く軸受4の軸受本体40は樹脂製であるので装置のコストが低減 される。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、操舵軸と筒体との間に導電材製のリング 状部材及び軸受の第2部材が介装されているので、その一端側から操舵軸に流れ 出した電流の殆どが、リング状部材及び軸受の第2部材を経て筒体に流れ、操舵 軸に流れる電流は微少となるため、トルクセンサの近傍の操舵軸の回りに発生す る磁界は微小なものとなり、前記電流がトルクセンサの検出結果に悪影響を及ぼ さない等、本考案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るステアリング装置の構成を示す一
部破断正面図である。
【図2】軸受の軸受本体の構成を示す模式的正面図であ
る。
【図3】軸受の軸受本体の側面図である。
【図4】軸受の導電部材の構成を示す側面図である。
【図5】軸受本体に導電部材を装入した状態を示す正面
図である。
【図6】軸受本体に導電部材を装入した状態を示す側面
図である。
【図7】本考案に係るステアリング装置の軸受近傍の拡
大断面図である。
【符号の説明】
2 軸ケース 3 トルクセンサ 4 軸受 5 波板ばね 11 入力軸 40 軸受本体 41 導電部材 I 電流

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の筒体に収納され、その一端部を
    操舵輪と連結し、その他端側に操舵トルクを磁気的に検
    出するトルクセンサを設けた操舵軸を、前記筒体内に設
    けた軸受にて支承し、一端側から操舵軸に所定の電流を
    流すようにしてあるステアリング装置において、前記操
    舵軸に外嵌して前記筒体に内嵌される樹脂製の第1部材
    とその一部が前記筒体の内周面に接した導電材製の第2
    部材とよりなる前記軸受と、前記操舵軸に外嵌し、その
    一部が前記軸受の第2部材に接した導電材製のリング状
    部材とを具備することを特徴とするステアリング装置。
JP1991024772U 1991-03-19 1991-03-19 ステアリング装置 Expired - Lifetime JP2540125Y2 (ja)

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Citations (5)

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