JPH04111862A - 型枠パネル - Google Patents

型枠パネル

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JPH04111862A
JPH04111862A JP23193090A JP23193090A JPH04111862A JP H04111862 A JPH04111862 A JP H04111862A JP 23193090 A JP23193090 A JP 23193090A JP 23193090 A JP23193090 A JP 23193090A JP H04111862 A JPH04111862 A JP H04111862A
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column
formwork panel
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Takeshige Shimonohara
武茂 下ノ原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ11発明目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、壁・塀等のコンクリート構築物を構築する
際に型枠として使用される型枠パネルに関する。
〔従来の技術〕
従来より型枠の構築施工において、型枠相互を横方向並
びに上下方向に並べ、それらをクリップによって連結す
ることは公知である。
しかしながら、該従来技術によれば、型枠相互の組立て
に不整が正し、かつ、クリップによる締付は作業が煩雑
であるとともに締付は力が小さく、種々の点で問題があ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、組積み作
業が容易、かつ迅速になされ、かつ、不整の住しない型
枠パネルを提供することを目的とする。
口9発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の型枠パネルは上記目的を達成するため、以下の
構成(技術的手段〕を採る。すなわち、平板状の側面板
の片側面に支柱が縦方向に固設され、該支柱の柱頭部及
び柱脚部には支柱相互を連結する接合具が固設されてな
ることを特徴とする。
〔作用〕
この型枠パネルを使用してなされる型枠の組立て作業に
おいて、各型枠パネル相互は同一位相状態にして鉛直方
向及び横方向に並べられ、鉛直位置にあるパネル相互は
それらの支柱の接合具により固定される。
なお、側面板相互は所定間隔に対置されセパレータによ
り該間隔を保持される。また、横方向に相隣合うパネル
相互は横桟木によって連結される。
打設されたコンクリートの圧力は側面板によって受けら
れ、支柱にその応力は伝達されるが、支柱は鉛直に剛的
に接合されており一体となってこの応力に対抗する。
〔実施例] 本発明の型枠パネルの実施例を図面に基づいて説明する
(第1実施例) 第1図〜第3図はその一実施例の型枠パネルを示す。こ
の実施例においてはピン連結方法によるものを示す。
第1図はコンクリート打設用に使用する型枠を組立てた
全体構成を示し、第2図及び第3図は接合部付近の取付
は状態を示す。
図に示すように、この型枠パネルAは、平板状にして矩
形体をなす2枚の側面板1が互いに対向して配され、か
つ、各々の側面板1には2本の支柱2が所定の間隔を存
して鉛直状に固設されるとともに、これらの支柱2間に
は横桟木5が架設され、これらの側面板1相互をセパレ
ータ6にて所定間隔に保持してなる。しかして、支柱2
の上下両端には、上下に組積みされる他の型枠パネルB
と接合するための、連結部材3と保合部材4とからなる
「接合具」が配されている。
以下、各部の細部構造について説明する。
側面板1は、型枠の主体をなすものであり、薄肉の平板
体よりなり、鋼製・軽金属製(アルミニウム)・合成樹
脂製・木製等の適宜の素材が選ばれる。再使用の観点か
ら鋼製のものが推奨される。
なお、該側面板1は図示した矩形状に限定されず、角部
を切り欠いた態様のものを除外するものではなく、要は
実質的に平板状を保持すればよい。
支柱2は、内部に中空部21を有する角柱を主体とし、
側面板1に当接される側にはフランジ2aが張設され、
該フランジ2aに側面板lとの固設を図る取付は孔22
が穿設されている。該取付は孔22を介して釘、木ねじ
等が打ち込まれる。
接合具の一方の連結部材3は、くさび形状をなす連結杆
31と保合子30とからなり、連結杆31は平板状の頭
部301を有し、また、本体内には係合子30が挿通さ
れるくさび孔33を有する。
該連結杆頭部301は、必要によっては省略できる。
接合具を構成する他方の係合部材4は係合凹具41と係
合凸具42とからなる。本実施例では支柱2の脚部の中
空部21が係合凹具41となり、係合凸具42は支柱2
の頭部の中空部21に強嵌合して固定され、係合凹具4
1内に嵌まり込む。
そして、これらの係合凹凸具41.42には連結杆31
が貫入される連結貫入孔32が設けである。
連結部材3と保合部材4とからなる接合具は、ます、係
合部材4において、係合凹具41内に係合凸具42が嵌
装され、これらの連結貫入孔32を一致させ、しかる後
、連結杆31を貫入する。
連結杆31を貫入後、くさび孔33に係合子30が打ち
込まれる。
横桟木5は支柱2の側部に取付けた横桟木受51を介し
て側面板1の水平方向に配される。該横桟木5は、側面
板1の断面が薄い場合、コンクリートの側圧に対して側
面板1が変形し、更には破壊に至る場合があるので、こ
れを防止し、側面板1の補強梁として機能する。従って
、横桟木5の有無は側面板1の大きさと厚さ及び支柱2
との相関関係にあり、支柱2が側面板1に対して数が多
ければ横桟木5は適宜省略される。しかしながら、隣接
する他の型枠パネルBとの間に架は渡される横桟木5は
可及的残置されることが好ましい。なお、横桟木5と側
面板1との間隙には適宜幅木52が介装される。
セパレータ6は支柱2の上端部付近に穿設されたロンド
孔61にセパレーク本体すなわちロンドを相対向する側
面板1間にわたって貫入し、締付具62によって各々締
付ける。62aは締付具62の当接板である。該セパレ
ータ6によって相対向する側面板1相互は所定の間隔に
保持され、かつ、支柱2の崩壊が阻止される。
本型枠パネルの製作として、第1図に示すように、支柱
2は基本的に、側面板1の両端部より該側面板1の横幅
の4分の1の位置に固設される。
これにより、横桟木5が一定の長さに加工でき、経済的
であるうえ、更に千鳥配列が可能となる。
本実施例では側面板1枚に対して支柱2本を配したが、
前述のように現場の都合により、支柱2の本数を1枚の
側面板に対して、1本又は3本以上設け、横桟木5も支
柱2に対応して設ける場合と設けない場合があり、支柱
2は2本に必ずしも限定されるものではない。
また、支柱2の断面は、コンクリート側圧に対して抵抗
するため、断面性能のよい断面形状であれば任意の形状
を有することができる。例えば、第4図に示すように支
柱の断面形状において口字形の両端にフランジ2aを設
けることもできる。
支柱2と側面板11の接合は、各部材の材質によって異
るが、基本的には釘、木ねじ及び接着剤が好まれる。ま
た、第26図、第27図に示す手段も採られる。
支柱2と側面板1及びその他の部材は鉄、アルミニュー
ム、プラスチック、木及びコンクリート等が好ましいが
、製作と用途上可能であれば他の建築材料が適宜採用さ
れる。
更にまた、側面板1と支柱2とは全体を上記建築材料に
て一体に製作してもよく、あるいはまた支柱2と横桟木
5とを一体に作ってもよい。
次に、この型枠パネルを用いて実施される型枠の組立て
(組積み)手順について説明する。
最初に、本型枠パネルAを据え付けるための基礎を設置
する。該基礎には本型枠パネルAの支柱2と係合可能な
保合部材4の一方41.42を配する。
しかる後、該基礎の係合部材4に本型枠パネルの係合部
材4の一方を嵌合し、型枠パネルを横方向へと据え付け
てゆく。据付は後、連結杆31を係合部材4の貫入孔3
3内に貫入し、くさび孔32内に係合子30を打ち込む
次に、対向して設置された型枠パネルAの側面板1の支
柱2のロッド孔61にロッド本体6を貫入し、設計の壁
厚に合わせて側面板1の間隔を保持し、締付具62によ
って緊結する。この後、横桟木5を必要によって設置す
る。横桟木5と側面板1との間には、支柱2のフランジ
2aの板厚分だけのすき間が開く場合には、梁等のイン
サート材いわゆる横桟木幅止52が装入される。型枠パ
ネルA、B間には長尺の幅止52を設ける場合もある。
このようにして1段目の型枠パネルAが設置されると、
次に2段目の型枠パネルAの係合凹具41を1段目の型
枠パネルの係金具凸42に嵌合する。
以後、前述した順序に基づいてくり返し施工する。なお
、支柱2の上下両端に設けられた係合凹凸具41.42
の順序は必ずしも図の通りに限定されるものでなく、上
下が逆であってもかまわない。
本実施例の型枠パネルの各部の機能は、コンクリートの
打設圧が側面板1によって受けられ、横桟木5を介して
支柱2にその応力が伝達され、支柱2はセパレータ6に
よって変形及び崩壊を防ぐものである。上下に接続され
る型枠パネルBのコンクリート圧に対しては、接合具に
よって強固に連結されているので遊離することはない。
横方向に配される型枠パネルA、B相互の遊離は型枠パ
ネルを組積するとき、千鳥に組積みすればそれを防げる
(第1図の下段方向に図示)が、これが不可能であれば
横桟木5と桟木受具51と充分に固定すればコンクリー
ト圧による遊離は防げる。
このように本型枠パネルによれば簡単に組立てることが
でき、未熟練工による施工が可能となるうえ、施工効率
が向上する。
(第2実施例) 第5図に本発明の他の実施例(第2実施例)を示す。図
において、先の実施例と同等の部材については同一の符
号が付されている。第1実施例では標準的な型枠パネル
について説明したが、本実施例のものは高さも自由に調
整出来る異形型枠パネルを示す。
すなわち、壁などに本型枠パネルを設置する場合、標準
寸法ではおさまらない場合がある。この場合、寸法が短
かく、更に異った型枠パネルが必要となる。現場におい
て取り合せるため、工場において各々寸法の異る型枠パ
ネルを製作することは煩雑であり、現場において自由に
調整出来る型枠パネルを製作する必要がある。
本実施例の型枠パネルAは、連結部材3、保合部材4、
セパレータ6等の各部材は先の第1実施例のものと同じ
である。
本実施例においては、支柱2がその上端と下端とが分離
され、その間に木製の伸縮支柱23が嵌合されている点
を特徴とする。支柱2の上端及び下端の支柱中空部21
の断面に嵌合できる伸縮支柱23を挿入し、取付は孔2
2を介して釘及び木ねじ等が打ち込まれあるいは接着材
等で固定する。
支柱2が木製であるので現場おいて自由に高さを調整加
工でき、未熟練者でも作業が出来る。なお、伸縮支柱2
3に大きな応力が作用する場合には、鋼あるいはアルミ
ニューム等強度のある建築材料が使用される。
組積み施工において、第1実施例の標準タイプの型枠パ
ネルBを組積み後、最後のおさまり空間の寸法に合せて
側面板1と伸縮支柱23を作成し、該伸縮支柱23を支
柱中空部21内に嵌合し、該支柱2にフランジ2aの取
付は孔22を介して側面板1を固設する。このようにし
て出来た型枠パネルAを組積みする。
(第3〜第5実施例) 本発明は前述したように、支柱2の断面が任意の形状を
有するが、この断面形状と対応して接合具特には係合部
材4の構成も変化する。
その係合部材の変形の応用例を第6図〜第15図に示す
。図における符号は先の実施例に準しる。
(第3実施例) 第6図は支柱2の断面がH形の形状をした場合の実施例
(第3実施例)係合部材の係合状態を示す。
本実施例においては、支柱2の断面がH形の形状を有し
ており、この支柱2の上端部に係合凹具41と係合ずれ
止43が固設される。係合凹具41は2枚の矩形板によ
り構成されて、保合凸具42が嵌合可能な幅を有してお
り、それぞれに貫入孔32が設けである。この保合部材
4は必要により1枚でもよい。
型枠の組積み施工において、本型枠パネルAの係合凹具
41に、上方より組付けられる型枠パネルBの支柱2の
脚部即ち下端部の係合凸具42を嵌合し、前述の連結部
材3を各々の連結貫入孔32に貫入し固定させる。その
後の施工方法はその実施例と同様である。
上下に組積みされる型枠パネル相互の隣接する該支柱脚
部の前後のずれを防止するために、支柱頭部に保合ずれ
止43が設けられるが、適宜省略されうる。該係合ずれ
止43は矩形の形状を有しているが形状は任意でよい。
(第4実施例) 第7図及び第8図は支柱2が円形である場合の実施例(
第4実施例)の保合部材の嵌合状態を示す。
支柱2の頭部は円形の係合凹具41をなし、ひとまわり
大きい円形短管が巻かれている。柱脚部は円形の係合凸
具42をなし、それらの頭部と脚部に各々連結貫入孔3
2を有している。また、支柱2の頭部下方に桟木受具5
1を具備するとともに、該桟木受具51にはロッド孔6
1を有している。なお、ロッド61の位置は支柱2でも
よい。
桟木受具51は支柱2と係合するため、その中央は支柱
2に嵌合できる断面孔を有しており、その周辺は横桟木
5を係止するため矩形の形状をなす。
このように、桟木受具51は中央付近は支柱2に嵌合可
能な形状を有し、その周辺より張出した鍔は横桟木5を
係止できる構造となっている。
第9図及び第10図はこの円形断面の支柱2の脚部に配
した連結部材3の他の態様を示す。
この態様においては、連結部材3が支柱2に内蔵されて
おり、連結杆31が貫入孔32より突出している。連結
杆31は左右の両側に穿設され、連結ばね34によって
保持されているので、連結杆31は自由に開閉できる構
造となっている。このような連結部材3の構成において
、該連結杆31が係合凹具41の貫入孔32に達すると
、ばね34が作用して貫入孔32に貫入され、支柱2相
互は連結される。連結杆31は必要によって1か所また
は3か所以上に配される。
(第5実施例) 第11図〜第13図は更に別の実施例(第5実施例)を
示す。第11図はこの実施例の支柱頭部と柱脚部の係合
状態を示し、第12図は別の係合具を示し、第13図こ
の係合具を使用した場合の保合状態を示す。
第11図において、支柱2はH形の断面をしており、そ
の頭部と柱脚部のフランジ24が切除されている。この
部分はせん断心力のみで曲げ応力が発生しないため切除
しても差し支えないものであり、該切除部分により保合
具が取付けやすくなる。
この実施例の連結部材3は、型枠の締付けに使用される
公知のUクリップである。
第12図は同じく型枠の締付具に使用されているクリッ
プによる連結部材を示し1、連結杆31は折り曲げられ
、その端部に棒状の連結杆を有しており、連結ばね34
は矩形でコ字形をしており先端が少しく狭まっている。
このクリップを第13図に示すH形断面をなす支柱2の
ウェブに嵌合すると、連結ばね34のコ字形の先端車が
支柱頭部の断面厚よりやや狭いため弾性変形によって締
付けることができる。
(第6実施例) 第14図に更に他の実施例(第6実施例)をする。第1
4図は第11図と同様の支柱2の連結状態を示す。
本実施例においては、支柱2に形成した2つの連結貫入
孔32に連結杆31の先端を貫入し、ターンバックル6
3により締め付ける。ターンバックル63の替りに第1
6図に示す連結クランプ35でもよい。すなわち、連結
クランプを柱頭Iに固設し、同クランプの先端を第14
図の連結杆31の先端と同じにして支柱Jの連結貫入孔
32に貫入し締め付ける。その連結クランプを第15図
に斜視図にて示す。この場合、連結杆31を貫入する場
合とクランプ締付ける場合とクランプの回転が異ること
が条件である。
以上の第1〜第6実施例では、支柱2の頭部と脚部のい
ずれか又は両方に連結部材3を貫入するための連結貫入
孔32が設けてあり、この貫入孔32に連結部材3を貫
入して、隣接する型枠パネルBの支柱2を利用して支柱
2相互を締め付ける方法を基本としている。これを第1
類型と称する。
そして、この貫入孔32を利用して支柱2を締め付ける
他の連結方法もこの類型に含まれる。
(第7〜第10実施例) 次に、上記類型に属さない本発明の他の実施例を示す。
すなわち、支柱2相互の連結方法が圧着による方法(第
2類型)を示す。
(第7実施例) 第16図はこの第2類型に関する一実施例(第7実施例
)を示す。
第16図において、支柱2の頭部■に例えばスキー靴の
締付は金具に使用されているのと同じ構造原理の締付は
用のクランプ35が固設されている。更に、該頭部Iの
端部に連結幅上36が1が所又は数か所固設されている
。連結杆31は可撓性のある強度を有するワイヤ、チェ
ーン、ヘルド等で、そのワイヤの画先端に円形の連結輪
37が固設されている。このような連結杆31を支柱頭
部■並びに支柱脚部Jの連結幅上36に架は渡して連結
杆31の中央部を連結クランプ35に架け、該クランプ
35を締め付けると支柱2相互は互いに圧接により連結
される。柱頭I又は柱脚部Jのいづれかに係合ずれ止め
43を設けると便利である。
(第8実施例) 第17図及び第18図は別の圧着方法による実施例(第
8実施例)を示す。
第17図において、支柱2の支柱頭部■の両側に連結ク
ランプ35が固着されている。このクランプは窓のサツ
シュのタレセントと構造原理が同じであり、また、同タ
レセントを使用してもよい。
支柱頭部Iには連結杆31に相当する連結クランプがあ
り、それに嵌合対応する連結模30が脚部Jに固設され
ており、支柱頭部Iと支柱脚部Jを嵌合し連結クランプ
35を締付ける。その圧着状態を第18図に示す。連結
杆31は連結ピンを具備しているので自由に回転する。
支柱2の断面形状によって連結クランプ35は必要に応
じ1か所または3か所以上に配される。
(第9実施例) 第19図は更に他の実施例(第9実施例)を示す。
第19図は上下に接続される支柱2の支柱頭部Iと支柱
脚部Jの嵌合状態を示す。すなわち、支柱2には支柱頭
部■及び脚部Jの両端部に連結板38が固設されている
。連結板38は、図では矩形しているが、支柱の断面形
状にあわせる。また、取付は箇所も本型枠パネルの使用
に合わせ1か所または3か所以上設けてもよい。連結板
38の中央付近に連結杆31を貫入できる貫入孔32が
各々設けである。支柱端■、Jを衝合し連結杆31を貫
入締め付けて圧着させる。この場合連結杆31はボルト
・ナンドが使用される。
(第10〜第11実施例) 以下に、上記の第1類型・第2類型の実施例に属さない
更に別な実施例を示す。すなわち、連結具が差し込み方
法による場合の実施例を第20図から第27図に示す。
(第10実施例) 第20図及び第21図はこの類型に属する一実施例(第
10実施例)を示す。
本実施例の型枠パネルAは、側面板1にはその上端部の
2か所に係合凹具41が固設されている。
この場合光の各実施例と異なる点は係合凹具41と連結
貫入孔32を兼ねていることである。
また、支柱2は係合凹具41の芯上に位置し、その下端
部に保合6具42を具備している。この場合も前記同様
、係合6具42は連結杆31が兼ねている。支柱この断
面はL形断面をなし、横桟木5もL形断面を有しており
、その中央付近にロンド孔61が設けられる。係合凹具
41と支柱2の頭部は係合6具42を締め付ける関係か
ら、定の切欠き空間を有している。
組積みの施工方法としては前述と同様、型枠パネルAの
係合凹具41に型枠パネルBの係合6具42.31を嵌
合し、連結ナツト35を締め付けてなされ、両型枠パネ
ルA、Bは強固に連結される。
(第11実施例) 第22図〜第27図に更に他の実施例(第11実施例)
を示す。
第22図に示すように、この実施例の型枠パネルAにお
いては、その中央左半分に示す型枠部分りは側面板1が
化粧材として利用され、コンクリートが打設される側に
、支柱2、保合部材4、セパレータ6及び側面板1があ
り、埋殺しとなる。
上記と異り、支柱2、係合部材4、セパレータ6及び側
面板1は埋殺しとはされない。
第23図、第24図及び第25図は型枠パネルA及びB
の係合部材4の嵌合状態の各詳細断面を示す。
側面板1、支柱2及びセパレータ6の構成及びその目的
において、前述と異るところはないが、係合凹具の機能
が多少異る。すなわち、係合凹具41の表面板41aが
弾性変形する点である。もっと詳しくは、保合6具42
が、型枠パネルBの係合凹具41に嵌合された場合、係
合6具42のeの突出部だけ弾性変形して係合される。
保合後は、弾性変形のため係合凹具の表面板41aは直
ちに前の状態に復する。このため、係合6具42の突出
部のため型枠パネルAは型枠パネルBに強固に固定され
、両者は離脱することがない。
第25図の係合凹具41の表面板41aは弾性変形しな
い材質又は材厚をしており、保合6具42の突出部42
aがばねによって変形する構造となっている。係合凹具
41はすべて非弾性体であり、保合6具42の先端はピ
ン構造で突出部42aがとり付けてあり、その間は連結
ばね34によって構成している。突出部42aに力を加
えるとばねのため突出部42aは閉じ、力を取り除くと
突出部42aは開き、あたかも洗濯ばさみのようになっ
ている。このような機能を有する型枠パネルAの係合凸
部42を型枠パネルBに嵌合すると突出部42aは閉じ
、嵌合終了後はばねのため開き、係合凹具41の表面板
41に係合される。このため、両型枠パネルA、Bは強
固に連結され、離脱されることがない。
型枠パネルの使用用途の内、型枠専用としては第23図
、第25図のものが用いられ、化粧板用としては第23
図、第24図、第25図が用いられる。
第23図は表面板41aが内側に傾斜しているため、嵌
合後、係合凸部42に引張力が加わっても内側に変形す
るためた易く抜けることがない。
この拘束力を強くするための係合凹具41の中にモルタ
ル等を充填すると一層拘束力が増す。
第23図の表面板41aは係合凸部42の引張り応力に
対して拘束力がないため、拘束力を外部よりイ」与する
必要がある。このため側面板を化粧用として利用する態
様がよい。
第26図及び第27図は本実施例における側面板1と支
柱2の固設状態を示す。第26図は支柱2の内側端が広
って側面板1に埋込まれている。
すなわち、アリ接合状態になっている。第27図は支柱
2の内側端がL形になっており、側面板1に形成される
溝もこれに対応している。なお、この接合方法は本発明
の型枠パネルのすべてに適用されうる。
(第12〜第13実施例) 本発明は更に、側面板が型枠専用か化粧板用かの使用目
的により、以下の実施例の型枠パネルとして具体化され
、かつそれに対応して建築材料の材質も種々のものが選
択される。
(第12実施例) 第28図及び第29図にその一実施例(第12実施例)
を示す。
第28図は型枠パネルAを化粧パネルとして利用するも
ので、そのコンクリート打設側よりみた状態を示し、第
29図はこの型枠パネルAを組み立て、外側よりみた場
合の状態を示す。
側面板1の上端部に係合凹具41が2か所固設されてお
り、該係合凹具41の上方部に連結孔32が穿設されて
おり、その下方部に連結棒36が固設されている。
側面板1の左半分りは2枚の係合凹具41を有し、右半
分Eは1枚のものである。このように、係合凹具41は
化粧板の目的と大きさによって使い分ける。連結棒36
にフックを有するセパレーク6のロッドを架設して、公
知のターンバックル63で締め付ける。なお、ロッドの
寸法を正確にすると、ターンバックルの必要はない。更
に、ロッドの各所に公知のピン構造を設けると、両側面
板1とロッドを工場で組立て折りたたんだ後、現場にて
開けて取り付けることができる。
係合凹具41の真下の側面板1の下端に係合凸部42が
固設され、該係合凸部42にはぐ連結貫入孔32が設け
られている。側面板1の端部には隣接する型枠パネルB
と保合可能で、コンクリートの流出を防げる凹凸形状す
なわち側面板保合部11が形成される。これは先の各実
施例の側面板1にも適用できる。
本実施例の型枠パネルAの組積み手順は、下方に設置さ
れた型枠パネルBの係合凹具41に、本型枠パネルAの
係合凸部42を嵌合し、連結杆を貫入し、連結喫30に
て締め付ける。しかる後、セパレーク6のロッドを架設
し、ターンバックル63にて締め付ける。この要領にて
次の工程に進む。
第29図は各型枠パネルが「いも積Jになった状態を示
すが、係合具4が各型枠パネルの共通位置に対応して固
設されていると、千鳥状にも組積みすることができる。
このことは先の各実施例の型枠パネルにも適用出来る。
また、側面板1に応力が作用しない場合は第28図のよ
うに支柱を省略できる。
(第13実施例) 第30図は更に他の実施例(第13実施例)を示す。
本実施例の型枠パネルにおいては網を有する側面板1が
使用される。該側面板1は任意の形状を有する網を主体
とするが、その他穴あき板、打抜板、織物、布、紙等の
適宜の建築材料が適用される。網の材質は鉄、プラスチ
ック等ある程度強度のある建築材料で作られる。
側面板1には前述の第12実施例の支柱2が2か所固設
されており、該支柱2の各端部に前述の保合部材4 (
41,42)が固設されている。支柱2間には側面板1
の強度を増大させるため、L形の横桟木5が各々固設さ
れている。該横桟木5は、必要に応じ側面板10両端ま
で延ばして設けられる。係合具4には連結幅止にターン
バックル63が具備されている。このような型枠パネル
の係合部材4及び連結部材3は第30図に図示されたも
のに限定されるものではなく、先の各実施例の接合具3
.4を利用できることは云うまでもない。
しかして、このような型枠パネルは型枠用の埋殺し材と
して利用できる。使用用途として、建物の躯体は勿論、
地中構造物にも利用でき、また、第31図、第32図に
示す擁壁にも利用出来る。
一般の場合はセパレータ6のロッドを埋殺した後、側面
板l、連結具3及び係合具4を取り外すが、側面板1が
網の場合は、化粧板と同様に埋殺しとなる。本型枠パネ
ルが化粧用として利用される場合は、両側の化粧用側面
板1及び接合具(3゜4)が埋殺しとなる場合と、片側
の側面板1が型枠として使用され、該一方の側面板lが
取り外す場合とがある。これに対応して接合具も同様に
、埋殺しあるいは取り外される。
第31図は本実施例の型枠パネルを用いて実施される擁
壁築造の一態様を示す。同図は擁壁の築造断面を示す。
この築造態様において、擁壁表面側Fは化粧用の側面板
1を使用し、背面側Gには網状の側面板1を使用する。
施工方法としては、基礎7に各側面板1を保合部材4に
係合し、連結部材3を締め付け、セパレータ6を架設し
て緊結する。その後、擁壁の背面に栗石71を充填する
。現場の状況によって1段ごとコンクリートCを打設し
、このエフ 程をくり返す。
この場合、網状の側面板1を利用すると、経済的である
と同時に、コンクリートCが栗石71に流入し、躯体と
栗石71の付着が増し、擁壁の安定強度が増加する。こ
のとき、側面板1の網の目の大きさは栗石71が通過し
ない大きさにする必要がある。
セパレータ6の架設の仕方は第31図に示す並列状の方
法に限定されるものではなく、斜めにも架設出来る。こ
の方法を第32図に示す。
すなわち、第32図に示すように、型枠パネルへのセパ
レータ6を型枠パネルBの係合凹具41に架設するか、
また、型枠パネルAの係合凸部42に連結棒36を固設
し、この連結棒36に架設してもよい。このようにする
と、水平方向の荷重に対して抵抗出来る。
セパレータ6のロッドは線材、ロープ、鎖、打抜鎖でも
よい。G側の側面板1を省略し、支柱2のみで型枠は従
来の抜型枠でよい。
第31図のように水平に架設し、更に斜にも架設したい
場合は、連結棒36の長さを長くし2本のセパレータ6
を設けるとよい。このように現場の状況に応して種々対
応できる。
(第14実施例) 以上の各実施例では1枚の側面板に2本の支柱2と1本
のセパレータ6を使用する型枠パネルを示したが、本発
明はこれに限定されるものではない。
以下に更に別な実施例について述べる。
第33図に示す実施例(第14実施例)の型枠パネルA
は、1枚の側面板1に3本の支柱2と6本のセパレータ
6が架設され、これに伴って横桟木が省略されている。
このように、1枚の側面板1に1本又は2本以上のセパ
レータ6を設けることもできる。側面板1が化粧板とし
て利用される場合も同様である。なお、支柱2には前述
の連結部材3及び係合部材4が、その使用目的に応して
、各々組合せ固設されていることは云うまでもない。
(第15実施例) 第34図に示す実施例(第15実施例)の型枠パネルA
は、第33図の側面板1に隣接型枠パネルBに連なるよ
うに架設された横桟木2本を2か所に設け、セパレータ
6を支柱2の間に架設したものである。横桟木5は現在
普通に使用されている鋼製のパルプ材が使用されるが、
あるいはまた、他の強度のある建築材料でもよい。該横
桟木5の数も現場状況に合せて、1枚の側面板1に対し
て1本又は複数本、1か所又は数か所設ける。
ハ1発明の効果 本発明によれば、側面板に設けられた支柱に係合部材及
び連結部材からなる接合具が固設されているので、簡単
かつ迅速に、しかも不整を生じることなく型枠パネル相
互を組積みすることができ、施工効率の向上を図りうる
また、支柱が所望の強度をもって打設コンクリートの圧
力に対し対抗するので、型枠パネルを高く組積みするこ
とができる。更に、セパレータによってその間を緊結す
るためコンクリート打設圧に対しても充分安全である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の型枠パネルの各実施例を示し、第1図は
その一実施例(第1実施例)の型枠パネルの組立斜視図
、第2図はその接合具の分解の斜視図、第3図は接合具
の連結状態の正面図、第4図は支柱の別態様の断面図、
第5図は伸縮支柱を使用する本発明の他の実施例(第2
実施例)の斜視図、第6図は第3実施例は支柱の連結斜
視図、第7図は第4実施例の連結斜視図、第8図は第7
図のA−A線断面図、第9図は連結部材の別な態様図(
第10図のB−B線断面図)第10図は第9図の連結部
材の斜視図、第11図は第5実施例の支柱の連結斜視図
、第12図、は別な連結部材の斜視図、第13図は第1
2図の連結部材を用いた支柱の連結斜視図、第14図は
第6実施例の支柱の連結斜視図、第15図は連結部材の
別な態様図、第16図は第7実施例の支柱の連結状態の
斜視図で、第17図は第8実施例の支柱の連結部の斜視
図、第18図はその連結状態の側面図、第19図は第9
実施例の支柱の連結部の斜視図、第20図は第10実施
例の型枠パネルの斜視図、第21図はその連結状態の断
面図、第22図は第11実施例の型枠パネルの斜視図、
第23図はその連結状態の断面図、第24図は別な連結
部の断面図、第25図は更に別な連結部の断面図、第2
6図及び第27図はそれぞれ支柱を側面板に固設する態
様を示す断面図、第28図は第12実施例の型枠パネル
の斜視図、第29図はその組立斜視図、第30図は第1
3実施例の型枠パネルの斜視図、第31図及び第32図
はこの型枠パネルを用いて構築される擁壁の断面図、第
33図は第14実施例の型枠パネルの斜視図、第34図
は第15実施例の型枠パネルの斜視図である。 ■・・・側面板、2・・・支柱、21・・・中空部、3
・・・連結部材、31・・・連結杆、4・・・保合部材
、41・・・係合凹具、42・・・係合凸部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)平板状の側面板の片側面に支柱が縦方向に固設され
    、該支柱の柱頭部及び柱脚部には支柱相互を連結する接
    合具が固設されてなる、 ことを特徴とする型枠パネル。 2)請求項1において、対置された側面板1相互をセパ
    レータによって間隔を保持してなる型枠パネル。 3)請求項1において、横方向に隣り合う型枠パネル相
    互に横桟木が架設されてなる型枠パネル。
JP23193090A 1990-08-31 1990-08-31 型枠パネル Pending JPH04111862A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04118461A (ja) * 1990-09-07 1992-04-20 Shinichi Sadohara コンクリート型枠用パネル及びそのパネルを使用する型枠の組立方法
JP2002256700A (ja) * 2000-12-27 2002-09-11 Hideki Nakane コンクリート型枠およびコンクリート型枠用桟木ならびにコンクリート打設方法
KR100900575B1 (ko) * 2008-08-08 2009-06-02 이은수 다기능 거푸집

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