JPH04110973U - 細管の超音波探傷装置 - Google Patents
細管の超音波探傷装置Info
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- JPH04110973U JPH04110973U JP2254391U JP2254391U JPH04110973U JP H04110973 U JPH04110973 U JP H04110973U JP 2254391 U JP2254391 U JP 2254391U JP 2254391 U JP2254391 U JP 2254391U JP H04110973 U JPH04110973 U JP H04110973U
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換器等に使用されている細管は定期的に
その劣化状況を検査する必要がある。従来は渦流探傷法
を使用しているが余り精度がよくない。超音波探傷法は
精度がよいが、細管の内径が小さく、長さが長いために
多種類の探触子を管内の深い位置に送り込み、回転さ
せ、また媒体となる水を探触部に送り込むことは難しい
ために実用化できないでいる。これを実用化する。 【構成】 管内のプローブ20と回転装置40とを連結
するのに多巻き中空フレキシブルコイルを四弗化エチレ
ンで被覆したプローブケーブル30を使用し、プローブ
の送給には熱交換器の管板に取り付けたDCモーターと
ローラーとからなる送給装置50を使用し、プローブと
外部との信号の授受にはカーボンブラシを使用した。
その劣化状況を検査する必要がある。従来は渦流探傷法
を使用しているが余り精度がよくない。超音波探傷法は
精度がよいが、細管の内径が小さく、長さが長いために
多種類の探触子を管内の深い位置に送り込み、回転さ
せ、また媒体となる水を探触部に送り込むことは難しい
ために実用化できないでいる。これを実用化する。 【構成】 管内のプローブ20と回転装置40とを連結
するのに多巻き中空フレキシブルコイルを四弗化エチレ
ンで被覆したプローブケーブル30を使用し、プローブ
の送給には熱交換器の管板に取り付けたDCモーターと
ローラーとからなる送給装置50を使用し、プローブと
外部との信号の授受にはカーボンブラシを使用した。
Description
【0001】
本考案は細管の超音波探傷装置に関する。
【0002】
蒸気タービン等の熱交換器の細管は応力腐食割れやドレンエロージョン減肉等
により経年的に劣化する。それ故、割れや減肉の程度を非破壊的に定量評価する
ことは機器及びプラントの信頼性向上に極めて重要である。この熱交換器の細管
はその内径が約10mm程度と小さく、かつ管板面間の距離が10m以上と長尺で
あるため、これを検査するには通常渦流探傷法が用いられ、図6及び図7に従来
使用されている超音波探傷装置を説明する。
同図においてセンサーホルダー61には1個の探触子が装着され、ナイロンチ
ューブ62で被覆された単巻コイル状ワイヤからなるトルクケーブル63を介し
て、回転装置64に接続されている。トルクケーブル63の内部より水が供給さ
れると共に、超音波パルス信号がリード線により授受され、スリップリング65
より外部に取り出される。
【0003】
しかしながら上記した従来の超音波探傷装置には次ぎのような問題点がある。
(1) 1個の探触子のみ装着しているので特定の欠陥しか探傷できない。種々の
欠陥を検出したい場合は欠陥の種類に応じた探触子を装着したプローブを複数個
製作する必要がある。
(2) スリップリング方式で超音波パルス信号を外部に取出しているので、接触
不良が生じ複数の探触子を装着することができない。
(3) 単巻(1ストランド)のコイル状ワイヤをトルクケーブルに用いているた
めトルクの伝達が悪く、プローブの長さに制限があり、管板面より奥の方の細管
の探傷ができない。
(4) プローブの送給装置がないため、探傷時に作業員が容器内に入り、手動で
プローブを細管内に挿入する必要がある。
(5) 回転位置検出機能がないため、探触子の位置すなわち欠陥位置が特定でき
ない。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、一度に種々の欠陥を
検出し、管板面から離れた奥の位置の探傷も容易でかつ欠陥位置が特定でき、し
かも操作が容易な細管の超音波探傷装置を提供することを目的とする。
【0004】
そのため本考案は、複数個の超音波探触子及び細管の内面に接し検査対象の細
管と同心に保持するためのスタビライザーを有するプローブと、多巻の中空フレ
キシブルコイルを絶縁チューブで被覆してなり一端が前記プローブと接続してい
るプローブケーブルと、一端がDCモーターに接続し他端が前記中空フレキシブ
ルコイルと接続する回転軸と回転軸に取り付けられている複数個のカーボンブラ
シ及び目盛板と、前記DCモーター及び回転軸等を収納し前記目盛板の部分に拡
大鏡つきの覗窓を設けたケースとを有する回転装置と、前記回転装置のケースに
設けられた水入口からケース内にOリングによって水蜜に形成された空間及び前
記中空フレキシブルコイルの内部を経由して前記プローブに設けられた水出口に
通ずる水路と、DCモーターに接続する駆動ローラーと該駆動ローラーと調節可
能な所定距離を隔てて設けられた従動ローラーとからなり両ローラー間に前記プ
ローブケーブルを挟んでプローブケーブルを長手方向に動かす送給装置と、前記
複数個の探触子と前記複数個のカーボンブラシとを連結するリード線を具えたこ
とを特徴とする。
【0005】
このような構成によれば、細管に発生している各種の欠陥を一回の挿入操作で
検出することができ、複数本のリード線からの信号の授受もカーボンブラシによ
り容易であり、多巻きのコイル状ワイヤのために細管内でのプローブの回転は円
滑であり、管軸方向,回転方向の位置特定の精度がよく、探傷中に作業員が容器
内に立ち入る必要がなく、操作は容易である。
【0006】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図1はその系統図であり、超音
波探傷装置本体1にはペンレコーダー2、制御装置3が付随しており、回転装置
40と制御装置3,超音波探傷装置本体1との間はそれぞれケーブル4,4で接
続され、また検査対象である熱交換器の管板8に取り付けられている細管9内に
はプローブ20が挿入されており、媒質である水を検査部に送るために水タンク
5,ポンプ6,弁7が具えられている等の点は前記従来のものと同様である。
本考案の特徴は管板部に取り付けた送給装置50,プローブケーブル30及び
プローブ20と回転装置40の詳細構造にあり、以下順次図面について説明する
。
図2はプローブ20及びプローブケーブル30の詳細を示す縦断面図であり、
同図に示すように、プローブ20の先端部には3種の探触子21が組込れている
。本例では、図3に示すように、周方向斜角探触子21a,軸方向斜角探触子2
1b及び図示省略の分割型探触子の3種類で構成されている。
探触子21の前後にはプローブ20を細管9の孔と同心的に保持するスタビラ
イザー22が設けられている。またプローブ20は四弗化エチレンチューブ32
で被覆された多管コイルである中空フレキシブルコイル31からなるプローブケ
ーブル30に接続されている。
このような構造において、後述する回転装置40に設けられた水入口47(図
4参照)から給水された水は四弗化エチレンチューブ32でシールされた中空フ
レキシブルコイル31の中を通って水出口23から排水され、接触媒質として働
く。
また本例では7本のリード線24(各接触子2本宛及び共通アース1本)が探
触子21から中空フレキシブルコイル31内を通って後記する回転装置40の回
転軸42に取り付けられているカーボンブラシ43を介して電源及び信号ケーブ
ル4によって外部へ取り出されている(図4参照)。
図4は回転装置40の詳細を示す縦断面図であり、図示のように回転装置40
のケース45内にはDCモーター41が内蔵され、接続されている回転軸42,
中空フレキシブルコイル31を介して回転がプローブ20に伝達される。
回転軸42には目盛板44が取り付けられており、ケース45の対応する部分
には拡大鏡付の覗き窓46が設けられて回転位置を読み取ることができる。また
ケース45の一端部に取り付けられた固定片49には水入口47が設けられ、固
定片と回転部分との間はOリング48によって水の漏洩が防止されている。
図5は送給装置50を示す図であり、図示のように、プローブケーブル30を
駆動ローラー52と従動ローラー53との間に挟み、DCモーター51でローラ
ー52を回転することによりプローブ20が自動的に管に挿入,取り出しされる
。ローラー間隔はバネ55と蝶ボルト56により従動ローラー53の軸受54の
位置が調整されプローブ20の回転に支障のない程度の押込力が与えられる。送
給装置50には着脱可能なガイド57が取り付けられており、このガイド57を
図1に示すように検査対象の細管9周辺の管に挿入することにより送給装置をあ
らかじめ管板8に取り付けることができる。
【0007】
本考案によれば、次の効果を奏することができる。
(1) 従来2人作業であったものが1人で可能となり大幅な省人化ができる。
(2) 従来の技術ではプローブの長さが1〜2m程度のため管板面近傍しか探傷
できなかったが、本考案により熱交換器細管のほぼ全域が探傷できるので機器及
びプラントの信頼性が大いに向上する。因みに、従来はこの細管領域は渦流探傷
法を用いたために検出能,精度が余りよくなかった。
(3) 欠陥の周方向位置も特定できので欠陥評価が容易である。
(4) 多チャンネル方式のため一回の操作で多数の検査情報が得られ、大幅なコ
スト低減ができる。
要するに本考案によれば、複数個の超音波探触子及び細管の内面に接し検査対
象の細管と同心に保持するためのスタビライザーを有するプローブと、多巻の中
空フレキシブルコイルを絶縁チューブで被覆してなり一端が前記プローブと接続
しているプローブケーブルと、一端がDCモーターに接続し他端が前記中空フレ
キシブルコイルと接続する回転軸と回転軸に取り付けられている複数個のカーボ
ンブラシ及び目盛板と、前記DCモーター及び回転軸等を収納し前記目盛板の部
分に拡大鏡つきの覗窓を設けたケースとを有する回転装置と、前記回転装置のケ
ースに設けられた水入口からケース内にOリングによって水蜜に形成された空間
及び前記中空フレキシブルコイルの内部を経由して前記プローブに設けられた水
出口に通ずる水路と、DCモーターに接続する駆動ローラーと該駆動ローラーと
調節可能な所定距離を隔てて設けられた従動ローラーとからなり両ローラー間に
前記プローブケーブルを挟んでプローブケーブルを長手方向に動かす送給装置と
、前記複数個の探触子と前記複数個のカーボンブラシとを連結するリード線を具
えたことにより、一度に種々の欠陥を検出し、管板面から離れた奥の位置の探傷
も容易でかつ欠陥位置が特定でき、しかも操作が容易な細管の超音波探傷装置を
得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図1】本考案の一実施例に係る細管超音波探傷装置の
系統図である。
系統図である。
【図2】図1のプローブ及びプローブケーブルの詳細を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図3】図2の各種の探触子の詳細を示す図である。
【図4】図1の回転装置の詳細を示す図である。
【図5】図1の送給装置の詳細を示す図である。
【図6】従来の超音波探傷装置のプローブを示す図であ
る。
る。
【図7】従来の回転装置を示す図である。
【0008】
1 超音波探傷装置本体
2 ペンレコーダー
3 制御装置
4 ケーブル
5 水タンク
6 ポンプ
7 弁
8 管板
9 細管
20 プローブ
21 探触子
21a 周方向探触子
21b 軸方向探触子
22 スタビライザー
23 水出口
24 リード線
30 プローブケーブル
31 中空フレキシブルコイル
32 四弗化エチレンチューブ
40 回転装置
41 DCモーター
42 回転軸
43 カーボンブラシ
44 目盛板
45 ケース
46 拡大鏡付覗き窓
47 水入口
48 Oリング
49 回転片
50 送給装置
51 DCモーター
52 駆動ローラー
53 従動ローラー
54 軸受
55 ばね
56 蝶ボルト
57 ガイド
61 センサーホルダー
62 ナイロンチューブ
63 トルクケーブル
64 回転装置
65 スリップリング
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個の超音波探触子及び細管の内面に
接し検査対象の細管と同心に保持するためのスタビライ
ザーを有するプローブと、多巻の中空フレキシブルコイ
ルを絶縁チューブで被覆してなり一端が前記プローブと
接続しているプローブケーブルと、一端がDCモーター
に接続し他端が前記中空フレキシブルコイルと接続する
回転軸と回転軸に取り付けられている複数個のカーボン
ブラシ及び目盛板と、前記DCモーター及び回転軸等を
収納し前記目盛板の部分に拡大鏡つきの覗窓を設けたケ
ースとを有する回転装置と、前記回転装置のケースに設
けられた水入口からケース内にOリングによって水蜜に
形成された空間及び前記中空フレキシブルコイルの内部
を経由して前記プローブに設けられた水出口に通ずる水
路と、DCモーターに接続する駆動ローラーと該駆動ロ
ーラーと調節可能な所定距離を隔てて設けられた従動ロ
ーラーとからなり両ローラー間に前記プローブケーブル
を挟んでプローブケーブルを長手方向に動かす送給装置
と、前記複数個の探触子と前記複数個のカーボンブラシ
とを連結するリード線を具えたことを特徴とする細管の
超音波探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2254391U JPH04110973U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 細管の超音波探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2254391U JPH04110973U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 細管の超音波探傷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110973U true JPH04110973U (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=31908028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2254391U Withdrawn JPH04110973U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 細管の超音波探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04110973U (ja) |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP2254391U patent/JPH04110973U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950615 |